仮面ライダーディナイト〜ヤンデレストーカーの見聞録〜 作:鐘楼卿(ベル卿)ベルフェスティフ
ステインの“個性”で動けなくなった飯田と緑谷の前に、轟が現れる。
ステインは、遅れてきた轟と私を見て目を細める。
「と、轟君に神代さん!?」
「次から次へと…ハァ…」
面倒そうなしぐさのステインを横目に轟は言う。
「何でって…こっちの台詞だ。数秒、“意味”を考えたよ。一括送信で位置情報だけ送ってきたから。意味無くそんなことする奴じゃねぇからな、お前は。“ピンチだから応援呼べ”って事だろ。大丈夫だ、数分もすりゃプロも現着する」
「そういって交戦許可も取らずに行こうとしたバカはどこのどいつだ?」
「ウグッ…スマン」
「まぁいい。結果を出してからだ」
「ああ」
そして両手を構え、
「ここで一番いいのは…こいつだな」
KAMENN RIDE G・DEN-O
「さて…ステイン。お前を殺人及び傷害罪、公務執行妨害で逮捕する!なんてな」
「してみろ…本物のヒーローはオールマイトだけだ…オールマイト以外に捕まる気は……ない!!」
そして、轟に動けない二人の退避をするように言ってから、私は戦いを開始する。
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「ハッ!シッ!」
「鈍い。お前の言う【本物】はその程度か?」
ステインはナイフを的確に、しっかりと刺突してくる。が、避けやすいほうだな。
的確な予測の元撃ち込まれる刺突。だからこそ、微妙なズレを作ったり作らなかったりするだけで簡単に外れる。
「五月蠅い…まだだ…贋物は…排除…する…!」
「フム…まず何をもって贋物となす?」
「今のヒーローは…すべてに対価を求める…だから本物は…オールマイトだけだ!!」
「その程度か…ならば貴様にはライダーの歴史を与えよう」
ATTACK RIDE RIDERWORLD
月彦に無理行って作らせたカード群は約100枚。私のATTACKRIDEにできないことはほとんどない!
そしてハルバードにはエネルギーがまとわれる。
「死ぬまで味わえ…しっかりと。だ!」
右腕をそのエネルギーで切り裂くと同時に、ステインが気絶する。
「神代!戻ってき…た…が……遅かったか」
「ああ轟。爆轟にはやったし、おまえにもついでにやっておこう。
そしてハルバードの刃先をチョンッ!と触れさせると、轟は消耗がないからか頭の痛みを訴えるだけで済んだようだ。
「グッ…ガァッ……これ…は…」
「ライダーの歴史だ。これは、実際にあった出来事…彼らもまた、ヒーローである」
「昭和とか平成とか…だいぶ古いな…」
「五月蠅い!平成は古くない!」
「落ち着け落ち着け」
轟に抑えられているうちに緑谷とヒーローたちの声が聞こえてくる。
「おおーーーーい!!ようやく動けるようになったから来たよーーーー!!」
「おせぇぞ!もう全部終わったっぽい!」
緑谷とヒーローたちは一気に足を止め、面白いような驚き顔を見せてくれるのであった。
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