推しの子-芸能のルルーシュ-   作:我来也

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映画『グランツーリスモ』は4Dで観るとイイゾー


なんか今後アニメ以降の展開も書くなら、よくわからん神様のようなロリガラス女は出てくる予定だけど、出てルルーシュと会っても、、、

というより、そろそろルルーシュの行動理念を俺自身がしっかり決めておかないと…


13話

 アイの死亡はその日のニュースの中心になった。だが死んだのはアイだけではなかった。おそらくアイを刺したであろう犯人の男も事件の1時間後に自殺をしたのだ。

 アイドルがファンに刺され、犯人は自殺という記事はメディアにとって格好の良いものだった。

 子どもたちは戸籍上は斉藤社長らの子どもとなってるため問題はなかった。

 

 問題といえば、Twitterをはじめとしたsnsでの書き込み投稿の内容だ。同情的なものもあれば、逆行して目立ちたいのか冷めた書き込みをしてる奴もいる。様々な憶測で書き込みし、それが変に拡散されたのもあった。だがそれがあの子達に見られるのはまずいと思った。こんな醜く汚いものをまだほんの3歳児がみるものではない。だからアイが所持してた端末を全て俺が回収した。

 

 

 アイが、アイ達が住んでた家は引き払った。あのまま住んでると本当の犯人、アクア達の父親が俺たちに何かするかもしれない。そういう可能性があったからだ。俺たちがどこかへ引っ越した。その事実を作っておく必要があった。

 俺はこの世界での戸籍がない。だから俺では家を建てるのも借りることも出来ない。その為アイの代わりにあの子達を育てたいと言ってきたミヤコさんの力を借りて家を建てることにした。

 お金に関しては問題はない。事務所で得たお金と仕事の合間に俺が別名義を使って参加した将棋、チェスの大会で得た賞金がある。本当は裏社会の賭チェスの方が得られるお金は大きいが問題を起こす訳にはもう行かなかった為表舞台の公式大会で参加し賞金を得た。

 全額俺のお金で済むことが出来なかったが、ミヤコさんの助けもあり無事新居の問題は解決した。

 今この家にミヤコさんと俺と子ども達の4人で生活してる。ミヤコさんの旦那さんでもある社長はあれから家に帰っていない。

 

 葬式をしてきた。今まで姿を見せなかった社長が来ていた。このままでは社長の精神面も今後の健康面も良くない、色々考えたが社長とミヤコさんには伝えておこう。そう判断し、葬式後姿を消そうとした社長に一言声をかける。

 

「社長お久しぶりです。あの、この後お時間良いですか?大事な話があります。」

「今はそんな気分じゃねぇ。話すこともねぇよ。」

 

 俺は社長に近づき耳元で話す。

 

「アイについてです。それもとても重要なこと。」

「重要…?」

 

 話を聞く気に無かった社長が初めて興味を抱き始めた。俺はそれからミヤコさんを呼びこの後の事について話し始めた。

 

「それで重要な話って何だよ?」

「それは今ここでは言えません。先程も言いましたがとても大事な話です。そうですね、場所を変えて話をしたい。社長、ミヤコさん、この紙を」

 

 俺は2人に小さな紙切れを渡した。内容は至ってシンプル。日時と場所のみ記載されたもの。

 勿体ぶらずに早く教えろ。そう言いたそうな社長のイライラした表情を見せたが俺の雰囲気やここまでするような重要なこと、それもアイに関する何かだってことを理解したのか徐々に表情が落ち着いてきた。

 そしてお互い小さな紙切れの中身を確認した。

 

「…っ!?お前、これどういうことだ!?」

「悪いがここでは言えない。理由は何となく分かるだろ?」

「…信用してない。からですか…?」

 

 信用。そう、もしかしたらこの葬式の場にアイの殺害に関わった奴がいるかもしれない。そいつがいるかもしれないこの場で声を出してオメオメと情報を漏らすわけにはいかない。

 言葉にせず目線を向ける事で意思表示を示す。

 

「クソッ…分かった。じゃあその日に」

 

 

 

 

 

 

 

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 俺は葬儀が終わりルビーと一緒にクルマの中で少し話した後考え事をしていた。もう既に死んだ犯人は何のスキルもないただの学生だった。そんなやつが何故引っ越して間もない新居を特定出来たのか、そんな探偵じみた事ができたのか、加えて双子は想定外だったようだが子どもがいることを犯人は既に知っていた。

 奴は一度俺を殺してた奴だった。そういえば病院も何故特定出来た?それだけじゃないアイが産むつもりだっていう気持ちを何故知っていた?考えていくと答えが一つ思い浮かぶ。

 

 『情報提供者』がいるということ。そしてそれは誰か?確実なのはアイの身近な人、それもかなり近い存在。

 1番は親族。だがアイに親族はいない上に連絡先すら知らない感じだった。それは前世での病院で得た情報で分かっていること。

 なら社長か?病院に唯一来てたのは社長だったが、あれだけ大事にしてきた彼女にそんなことをするとは思えない。それに亡くなったと知った直後のあの表情や態度だ。違う。

 なら同僚か?仲は確かにそこまで良くなかったのは知ってる、恨まれてもおかしくはないが、病院の辻褄が合わない。妊娠のことは知っててもどこの病院に行ってるかは知らないはず。

 なら後は誰だ?ルルーシュか?正直1番謎が多い。時々見せる表情も何となくだが胡散臭さを感じてた。だけどあの時アイを何とか処置してた姿は嘘ではない。それにあの時のアイの言葉で初めてアイツは俺たちの秘密を知った。

 

 なら残る可能性は俺たちの父親…。それが一番可能性が高い。アイの交友関係の狭さを考えると“芸能界”にいる可能性が高い。

 アイを殺した父親が芸能界にいる。毛髪から遺伝子検査でもすれば俺とそいつは血縁関係者である以上、DNAは一致する。

 なら俺は必ずそいつを見つけ出してこの手で殺す。

 その為には俺も芸能界に正式に入り、見つけ出す必要がある。ルルーシュの元で務めるのが良いか、お世話になった五反田監督の元で演技指導や動画編集等の裏方を研くか。

 悩んだ末俺はルルーシュと監督の2人の下でお世話になることを選んだ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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 約束の時間、約束の場所に3人は揃った。平日の午前中ということもあり子ども達は幼稚園に預けてる。場所はどこか?それは彼女が手術をした病院だ。どうしてここか、それはすぐに分かること。

 

 俺は2人を案内する形である部屋の前まで来てドアを開ける。

 

「…っ!?嘘…だろ?アイ…?なのか…?」

「…っ!?本当にアイなの…?」

 

 そこにはチューブに巻かれ未だ醒めてない彼女、アイがいた。そう彼女はあれから一命を取り留めていたのだ。

 

「ルルーシュ、何でお前“死んだ”と嘘を言ったんだ…?」

「そうする必要があったからだ。」

「何の必要だ!?」

「斉藤、お前も気付いてるんじゃないのか?情報提供者の存在に。」

「っ!?」

「黒幕は自分の手を汚さず、わざわざ彼女に恨みを持つファンに情報を提供して殺した。つまりこれは計画的で彼女に狙いを定めた殺人計画なんだよ。────だが、もしこれで“彼女が一命を取り留めた”と報道してみろ?どうなると思う?」

「それは…」

「それはな、今度は確実に殺す為に直接そいつが手を下す可能性がある。お見舞いといえば普通に案内される。もし黒幕が彼女の子ども達の父親なら尚更だ。────だから俺は彼女を守る為に、敢えて黒幕の計画が上手くいったように錯覚させる為、嘘の情報を病院の医師と相談し流した。偽物の死体とお墓を作りお前らにも真実を言わないことでお前らの行動や表情が本物だと、本当だと相手に確信させる必要があった。」

 

 例え今相手が殺す事がないとしてもそれが何年後か再び殺す為に何重にも計画を練る可能性がある。それに彼女は母親だ。子ども達も危険に晒すことになる。それは避けねばならない。

 

「子ども達にはいつ伝えるんだ?」

「いつかは伝えるつもりだ。だが当面の間は伝えるつもりはない。アイが目覚め無事を確かめたらとしか。」

「それで良いの…?」

「今はそれしかない。黒幕を早く捕まえたとしても、アイが目覚めないのであれば伝える意味が無い。」

 

 心臓が動いていてもずっと昏睡状態なら、例え生きているとしても見方によっては死んでるのと似たようなものだ。なぜなら意識が醒めないのだから。

 いつ目が醒めるのか期待や不安に駆られる日々を送るよりかは、受け入れ気持ちを整理し現実を歩んでいった方がマシだ。

 分かってる。きっとこの選択は間違ってはいないけどそれが良き選択ではないことくらい。でも俺はとっくの昔に覚悟を決めてるんだ。撃たれる覚悟も、撃つ覚悟も。

 

 

「だが社長、ミヤコさん、世間では彼女は死んだ事になってる。だからその事を忘れず行動してくれ。社長はこれまで通り芸能界から、俺たちの前から失踪し酒飲んだりしてひっそりと生活してくれ。」

「え?ちょ…まじか。」

「ミヤコさんは子ども達の面倒を頼む。後は、俺たちの情報しか登録してない携帯端末が欲しい。俺は契約する事ができない為どちらかに頼みたいが…。」

「ならそれは私が。契約した記録が残るなら私が契約した方がまだ自然だと思うの。」

 

 社長はアイの死後、葬式以外では姿を消してた。それなのに端末の契約をしかも3台するのは不自然だ。しかしミヤコさんなら問題ない。残りの2台は子ども達用だとすれば自然だ。それに使用目的はちょっとした連絡のみ。子ども用の携帯でも構わない。

 

「よし、ならその事はミヤコさんにお願いしよう。仕事にしろアイにしろ何かあればこの携帯で連絡を取るようにしよう。俺もミヤコさんも仕事で困った事があったら斉藤に連絡するから忘れないように。」

「分かったよ。それじゃ失礼するよ。────アイ、生きてて良かった。目が醒めて落ち着いたら今度こそ一緒に酒を飲もうな。」

 

 そう言って社長は退出し俺たちは病院を後にする。

 アイは生きている。だがその事実を外部に知られる訳にはいかない。それは社長やミヤコさんも同じ。だから例え真実を知ったとしても俺たちは病院に行く事をしなかった。黒幕だけじゃない、芸能関係者に俺たちが病院に行くところを見られる危険性があるからだ。

 だから俺たちもアイは“死んだ”そう思い込ませて生活をしていく。




叙述トリックってあんま人気ないんかね?

前回の話をupしたらお気に入り数減ったんだが…w

まぁ叙述トリック俺好きだから今後も活かせそうな話があったらいくらでも使うゾ。
だから気楽に読んでくれ
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