ブレイクアクションの銃が好きすぎて金ないのにポチちゃった。
東京にある某所。都市部から離れてるがそれでも地方都市のような街並みな為生活しやすい場所だ。
俺たちはその街にある、とあるアパートに着きインターホンを押す。
「よぉ、ルルーシュ。早く入れっ。」
そう社長に急かされて俺とアイは急いで中に入る。
俺たちが急に連絡しお邪魔することになったからだろうが、突貫工事のような部屋の掃除整理整頓の有り様だ。
はぁ、日頃から部屋の掃除関係はしとけよ…。
「それより、お前の隣にいる方はもしかして…」
「あぁ、社長の想像通りだ。アイ、帽子とサングラスを取りな。」
「はぁ〜〜い!佐藤社長お久しぶりだね。」
アイが帽子とサングラスを社長の前で取る。
あれから10年近く経った。あの頃と違い若さはどうしても減ってしまった。だが大人としての魅力を感じる女性となって社長と再会した。
「あっ……あ…アイなのか…?」
「やだな〜佐藤社長、私を忘れるなんて酷いなー。ごめんね?こんなに遅くなって。」
「あぁ…!アイっ!!!」
社長がアイに強く
”事務所の社長とアイドル“そんな仕事としての関係だけじゃない。そこにはまるで親子のような絆があるのだろう。もっともそれは社長の一方的な想いだけかもしれないが。
でも、それでも良いのだ。誰かが想い続けてる。それだけで生きていていいんだって思う。
なぁロロ、お前がこんな俺を最期までずっと想い続けて助けてくれたから、こうして今も生きることができてる。C.C.、お前と俺は共犯者だった。俺は俺なりにC.C.の願いを本気で叶えてやりたいと思っていた。C.C.お前は俺のことどう思っていた?
俺たち、共犯者だけじゃない別の関係になれただろうか?
ふっ、あり得ないな。そんな事を考えてたらアイツ絶対バカにするだろうな。
────────
「社長、今回アイと一緒にここに来た理由は数日間アイをここに住まわせてほしいのと、音楽フェスの関係者との繋がりを持ってたら俺に紹介して欲しい。」
アイのプロデューサーになってからそれなりに芸能関係者と繋がりは作ってきた。が、ライブフェスの主催者等の繋がりを俺はまだ作ってない。精々ドーム関係者だ。
ライブフェス関係者との繋がりを欲しい理由。答えは単純、新生B小町のデビューライブの出演とアイの復活ライブに向けて根回しをしたいからだ。特にアイに関しては復活ライブをしてからテレビやドラマなどのメディアに出演すれば良い。
新生B小町もテレビなどのメディアからライブデビューしても良いが、あくまで彼女たちは“アイドル”だからライブデビューしてから色々メディアに出演するべきだろう。
いや、そうしたらライブを観にくるお客さんが来ないのでは…?やはりある程度世間に知ってもらう必要があるか。
どの道早いうちにコネを作っておかなくては…。
「あぁ別に構わねぇが。」
アイの数日間社長の家に住まわせる事と、後日にはなるだろうがフェス関係者との繋がりを得るチャンスは出来た。
よし後は新生B小町のオーディションを始めることだな。
「アイ、後日一緒に不動産屋に行って正式に住む場所決めるぞ。あと、ここでもあまり外出は控えろよ?」
「はいはい、分かった分かった!でも早く来てね?」
「はいはい。────社長しばらく頼んだ。」
「────了解。」
────────
俺は社長の家を後にし約1週間振りに家に帰り着いた。
外は既に暗くなっており日中にはそんなに無かった雲も段々集まってきた。これは夜には降るな。
「あっルルーシュさんおかえりなさいー!」
帰り着くと顔をひょこっと覗き出したルビーが挨拶をしてくる。
「ああ、レッスンの調子はどうだ?」
「あぁ〜…それがねぇー…」
と、アイドルに向けて頑張ってレッスンをしてるルビー達に挨拶がてら最近の近況を聞いてみたが、反応を見るからに色々四苦八苦してるようだ。
有馬もいるから引っ張っていくと思うが、まだアイドルとして本気で活動していくつもりはまだないのか、それとも女優とアイドルの違いに有馬もまだ試行錯誤中なのか、俺が思ってたより進行具合が遅い。
「ダンスと歌唱力は勿論だが、最後までライブが出来る体力と笑顔。それが努めれるように頑張れよ。」
ルビーの肩に手を置き、一言そう伝えた。ルビーなら適当にこんな風に言っておけば良いだろう。
「う、うん!えへへ」
なんか嬉しそうだし問題なさそうだな。
あとは、アクアに近況報告を聞こう。
「アクア、”今ガチ“の経過はどうだ?」
「……最新話、まだ観てないのか?」
まだ観てなかった数話は飛行機の中で観たが、そういえば昨日だったか?
俺はまだ観てない事を伝えると、アクアはpcで何かを検索し画面を俺に見せる。
それはとある書込みのネット掲示板とSNSのTwitterのつぶやきだ。内容は当事者からしたら目を背けたくなるような酷い内容だった。
俺が観てた時まではそこまで酷いコメントはなかった。だが“たった1話”更新しただけでここまで炎上するなんて、一体どんな内容だったんだ?
「何が起きた?」
「まぁ、色々あって…最終的なトリガーがこれ。」
アクアがあるシーンを観せてくれた。それは物語の最後のシーン。黒川あかねと森本ケンゴが何か話していたらしいがそこにモデルの鷲見ゆきが参戦し上手い誘い文句を言い森本ケンゴを連れ去ろうとしたところ、黒川あかねがそれを阻止した際、爪で彼女の頬を引っ掻いてしまったらしい。
黒川の性格上そんな事をするような人とは思えない。つまり事故だ。だから本来ならこれが起きた後すぐに謝罪だったり鷲見もきっと大丈夫だと言って許していたと思う。だが問題は彼女らではない。
製作陣がよりによってそのシーンをカットしてる事だ。これでは黒川がただの性格の悪い奴でしかない。
その前のシーンを飛ばして観てみると人気の組み合わせの鷲見と熊野が話してる時に割って入って少しでも目立つ努力をしてるのが分かる。
だがコレでは普通の人からすれば人気の組み合わせの人たちを邪魔してると思われても仕方ない。
てか何でアクアを狙わない?アイツと仲良くして新しいカップリング候補としてやっていけば良いじゃないか。というよりアクアも何で黒川にアプローチをそこまでしない?彼女が劇団ララライだって教えただろ!?
「今黒川はどうなってる?」
「それがLINEでこれを送ったけど、熊野が返信したんだが全然帰ってこない。既読は全員分ついてるって熊野が言ってたが」
LINEの内容は熊野とMEMが心配して大丈夫かの確認だった。食事はちゃんと食べてるのか?と。
それに対して「ご飯を買ってくるね」と返信してたが、熊野の台風来てるから外出するなと返信したが帰ってきてない。
台風来てるのか。ついさっき日本に帰ってきて天気予報やニュースを見てなかったから知らなかった。
いや、今はそんな事はどうでもいい。黒川の精神状態、黒川がLINEを送ったのが 22:29分 10分経つ。 最悪のことを想定するとこの10分の間はマズい。
「アクア、悪いがそのLINEグループ今すぐ俺を招待しろ。そしてその後すぐに黒川に電話をかけろ。」
「分かった。」
そして俺はそのLINEグループの仲にいるMEMを友達追加しLINE通話をする。
『ルルーシュだ。アクアから事情を知った。黒川の住所を知ってたら住所を教えろ。』
『ここだよ。LINEで送ったから!────でも、さっき家にお邪魔したけどまだ帰って来てないみたい…』
MEMは俺の事を知ってる上に変な理由で黒川の住所を尋ねて来たわけではないと判断してくれたのかすぐに住所が送られて来た。
それだけでなくこんな天気の中、黒川が住んでる家にまで行って確認してくれた。大幅に時間短縮した上に貴重な情報も得られた。
アクアの方を見たがアクアの表情から察するに電話は出なかったようだ。
「アクア、全員にグループ電話にすぐ出るようにしろ。俺が指示を飛ばす。」
使える
だけど協力してくれた。全員、迷う事なく。
MEMから教えて貰った黒川の住所をpcの地図サイトで開き分析する。
場所は住宅地。黒川の「ご飯買ってくる」という内容を鵜呑みにした場合この周辺の店をまずは調べないとな。ショッピングセンターはこの辺りではもう閉まってある。この時間でも空いてるのはコンビニくらいか。歩いて5分のところが1店と8分のところにもあるな。しかも方向が真逆。
どっちだ…?いや落ち着け。そもそもコンビニに長時間いるやつはまずいない。もう出てるはずだ。なのにまだ帰って来てないならコンビニの先の何かに向かったはず。
周辺を調べる。店舗、建築物、土地の高低差、交通量、周辺の明るさ、細い路地や山があるか、全てを調べ分析する。
そして通話で皆に指示を飛ばす。
「これより黒川あかね捜索作戦を開始する。作戦目標は黒川あかねを生きてる状態で見つける。ただそれだけだ。」
「「「「「了解!」」」」」
「
「はいよ!」
「
「わ、わかった。」
「
「わかった!」
「
「おぅ!/了解」
あと可能性が高いとするなら山だが黒川家から歩いても1時間以上かかる。この天気の中行くとは考えにくいが…いや死ぬつもりの人間なら行ってもおかしくないのか?
僅かな可能性があるならそれを捨てたらダメだ。
気付けばミヤコさんだけでなくルビーといつの間にかお邪魔してた有馬がいた。2人はあれだろう。少しアイドルの自主トレでもしてたのだろう。2人とも運動着だ。だが汗をかいてただろう服は乾いてしまってる。おそらく俺が皆へ指示を飛ばす前あたりからここにいたのだろう。不安そうな表情をしている。
「ルルーシュさんも捜しに行くんですか?」
「ああ、俺は最寄の山へ向かう。」
「はぁ!?馬鹿なんですか!?この天気で山に行ったら危ないでしょ!ミイラ取りがミイラになってどうするんですか!」
「そうだよルルーシュさん!自分から死にに行くようなことは辞めて下さい!自分の命も大事にしてよ!」
有馬とルビーが語気を強めて言う。最もだ。普通なら行かない。行くはずもない。だからこそ俺が行かなくては。コードを継承した俺はC.C.や皇帝と同じ不老不死。不老はこの10年近く経っても老けてないことから証明されたが不死はまだ確認してない。がおそらく問題ないはずだ。
「問題ない。ここから歩いて1時間はかかる。加えてこの天気と黒川の精神状態を考えるとこれより遅くなる。まだ最後の連絡をして30分も経ってない。つまり山に向かったとしても入ってない。今から俺が走っていけば、ぎりぎり入らないところで黒川を救けることが出来る。」
「っ。だとしてもルルーシュさんはさっき皆へ指示を飛ばしてましたよね?指揮官みたいに。電波の届かない場所へ向かったらダメじゃないですか。」
「ミヤコさんと連絡用の携帯がある。これはほぼ100%電波を拾うから問題ない。PCでLINE登録も済ませてグループ通話も繋げてる。何かあればミヤコさん経由でこっちに知らせればいい。それに────────王様から動かないと、部下がついてこないだろ。」
セリフ長すぎて読みにくかったと思うけど、許して
日経ランキング82位でした。ありがとうございます。
コメントや評価、お気に入り登録嬉しいです。