他の作品のもちゃんと執筆しないとね…
1話
世界を壊し世界を創った。
『ゼロレクイエム』
世界の全てを掌握すると共に世界中の怒りと憎しみを一身に受けた。
独裁者。悪逆皇帝。魔王。
嘘と言う名の仮面に隠れ
手にした反逆の果実は
怒りと悲しみ。絶望と憎悪。
その全てが、俺のものだ。
人々の「明日を望む」願いという名のギアスに自らかかり「魔王」として大切な者たちに、そして世界の人々に命をかけて「平和な明日を迎えろ」という
世界に渦巻く憎しみや悲しみや怒りは、ルルーシュの血とともに清算された。
これで世界は軍事力ではなく、話合いと言う一つのテーブルにつくことができる。
明日を迎えることができる。
それが、ゼロ・レクイエム。
────────
────どういう事だ?
ルルーシュは今目の前の現実に驚きを隠せないでいる。
バカな。確かに俺は
なぜ俺は街中にいる?この街並みはなんなんだ?あれはどう見ても日本語…。つまりここは日本という事、しかし俺の知ってる日本は租界とゲットーに別れていたはずだが、ココまで栄えていない。それにガラス越しで見えたが俺の服装…これはどう見ても死ぬ直前まで着てた皇帝の時の服…。なぜ出血で染み込んでたはずが綺麗になってる…?
────考えろ…。
15通りの可能性があるが…、1番の原因はおそらく俺がCの世界を壊したことが大きいだろう。あれで世界の理が乱れ俺の魂と肉体が俺がいた本来の世界ではないところに流れ着いたか…。これが1番あり得るだろう。俗に云う
────異世界転移か。
馬鹿馬鹿しいと思ってるが、あの世界でもギアスというオカルト地味たものがあったし、神根島での一件もある。ならまずは受け入れてそれからどうする?
俺はあの世界でするべき事はした。今を生きる者たちにスザクに世界を託した。あの結論に間違いはないし未練はない。強いて云うならC.C.との約束を守れなかったことくらいだ。
戻る世界はない。ならこの世界で生活をするしかない。
しかし、俺はこの世界でどう生きていこうか。元々いた世界では父・シャルルを殺して、母・マリアンヌを殺した犯人を見つけ仇を討つことと、妹・ナナリーが幸せに生きていける優しい世界を作るために抗って生きてきた。
だがそれは果たした上にここは別世界…。まずはこの世界について色々調べる必要がある。
街中を見渡すと大小違いはあれど、基本は同じ。ならインターネットか本か新聞紙などの媒体があればいけるか。なら国や県、地域が管理してる図書館に行くのは確定したが流石に土地勘がないから分からない…。
なら…
「すみません、よろしいでしょうか?」
「ん?どうしました?」
「近くの図書館にまで案内して頂いてもよろしいですか?」
「はい、わかりました。こちらです。」
よし、ギアスは問題なく使える。あの世界にいた時はギアスのオン・オフの切替が出来なかったが、今では切替が出来る。正直助かる。
────────
無事図書館に辿り着き過去の新聞や世界史、この日本の歴史を調べ尽くした。
あの世界とのも大きな違いはブリタニア帝国の存在や日本の地下資源『サクラダイト』の発掘の有無、そしてそこから始まる
どこの世界や国を見ても上級階級のやつらの汚職や権力を振りかざして好き放題してるのは一緒か。
だがそれを知ってどうする?あの時みたいに世界と闘うか?いや馬鹿か。俺は既に死んだ身でありこの世界の住民ではない。俺という異分子が関わるべきではない。
じゃあどうする…?
まだそこを考えるのは早いんだろうか、今後のことについて色々思案してると、とある人たちの声が聞こえた。
「おい!お前んとこのガキが俺のスボンと靴を汚しやがったがどうしてくれるんだ!?ああ?」
「ご、ごめんなさい。で、でもこの娘はわざとじゃないんです…!」
「確かにルビーも悪かったけど、おじさんだって非はあるんじゃないですか?」
「コ、コラ!アクア!アンタもそこは『申し訳ございません。』でしょうが!本当に申し訳ございません…!そこはクリーニング屋で綺麗にしてお帰り致しますので…!」
「うぐっ…ヒック…ごめん…なさい……!」
自分の力と権威をはき違えたヤツがっ。
この時ふと俺はかつて自分が言っていた言葉を思い出した。そうそれはホテルジャックの時…
────強いものが一方的に弱い者を殺す事は断じて許さない。撃っていいのは撃たれる覚悟があるヤツだけだ!
何かをやり遂げるには決意が必要だ。そうだ、覚悟を決めろ。正義を行え。
そう新たに決意し一歩を踏み出す。何かあったとしてもギアスをかければなんとでもなると思ったからだ。しかし途中で面白い情報が聞こえた。
「これからとある場所でチェスがあるのに…時間に間に合わなかったらどうしてくれるんだ!?ただのチェスじゃないんだよ!」
ほぉー、これはこれは…!
「おい」
「あっ…?な、なんだ?何処かの貴族か王族様ですか?すみませんが今こちらは色々と立て込んでまして」
「これは失敬。私はアラン皇子、見ての通りイギリスの王族だ。」
「は、はぁ…。皇子様が何故こちらに?」
「決まってるでしょう?妻の迎えに来たんですよ。」
「えっ?」「はぁっ!?」
────流石にこの嘘は無理が過ぎたか…?なら強引に話の主導権をこちらが握るしかない。
そう思っていたが意外なことに帽子を深々をかぶりサングラスをかけていた地味な服を着た女性が意外な行動をしてきた。
「もぅ〜!アランったら迎えにくるのが遅いんだゾ〜☆お陰であの人が前を見てないせいでもあるのにルビーが悪いことになってるんだからー!」
そういって彼女は俺の近くに来て分かりやすい状況説明をしてくれてる。
「はいはい、でもルビーも非が全くないわけじゃないだろう?でもルビーの起こした問題は元を辿ると俺の問題でもある。どうでしょう?ここはお互いの過失を認めて穏便に済ませたいのですが…それとも先程あなたが言っていた“チェス”でもして勝負をしませんか?あなたが言っていたチェスは裏社会で行われてる“賭チェス”のことでしょう?」
「賭チェスのこと知ってるのか。なら話は早いついて来い。いくら皇子様といえど、あなたから話をふっかけてきたんですから逃げないで下さいね?」
「えぇ、もちろん。」
基本的にストーリーはゆっくりだと思います。
急ぎたいんだけどね、なんでだろうね。