ドラコ・マルフォイに転生した男〜暴走と原作改変を添えて〜 作:サクラモッチー
ドラコ、ロンと友達になる。
俺とロンが友人になってから数週間が経ち......................今日は、ロンの実家である、ウィーズリー家に訪れている。
最初、俺がウィーズリー家に行くことにパパンは反対していたものの、ママンが、ドビーと一緒に行くことを条件に、無事にウィーズリー行きが決まったのである。
ドラコ「ほら、これが河童っていう魔法生物でね、主に日本の川に暮らしている水魔の一種らしいんだ」
ロン「何か、猿みたいな生き物だね」
ドラコ「まぁ、現にニュート・スキャマンダーも猿っぽいって本に書いてるからなぁ」
ロン「そうなの!?」
そして今現在、俺は、ロンとドビーと一緒に、魔法生物の本を読んでいる。
と言うのも.................ハリポタ世界に転生してからの俺は、魔法生物という、ファンタジックな生き物の存在に魅了されてしまったのだ。
だって、空想上のモンスターが実在するんだよ!?
興奮しないはずがないじゃないか!!
モリー「うふふ。楽しそうでなによりだわ」
ロン「あ!!母さん!!」
嬉しそうにそう言いながら、ロンの部屋に入って来る、ロンのお母さん。
その手には、たくさんのお菓子が入ったお皿を持っていた。
モリー「そんなみんなにお菓子の差し入れよ〜」
ドビー「ど、ドビーの分もあるんですか!?」
モリー「もちろんよ!!だって、あなたはドラコちゃんの友達でしょ?だったら、尚更お菓子を用意しないとね」
ドビー「は、はわわ!!ありがとうございます!!」
ロンのお母さんの言葉に対し、嬉しそうにそう言うドビー。
よかったね、ドビー。
ロン「母さん!!ドラコは凄いんだよ!!魔法動物のことを聞いたら、まるで学者さんみたいに詳しく教えてくれるんだ!!」
モリー「まぁ!!そうなの?」
目を輝かせながら、そう言うロンのお母さん。
ドラコ「あ、はい。と言っても...........好きで調べているだけなんですけどね」
ロン「好きでここまで調べられる人はいないよ!!」
ドビー「流石はドラコ様です!!」
ドラコ「え〜?そうかな?」
なんか嬉しいな。
モリー「あら?これは...........?」
俺の近くにある何枚かの紙に気がつき、その紙を拾うロンのお母さん。
ドラコ「あぁ。それは原稿ですよ」
ロン「原稿?何の?」
ドラコ「えっと..........確か、日本と魔法生物との関係性を書いたやつだったはず」
俺の言葉を聞き、目を丸くするロン。
ロン「ひょっとして...........本を作っているの!?」
ドラコ「うん、そうだよ」
俺がそう言うと...........ロンは目を輝かせながら、こう言った。
ロン「凄い!!凄いよドラコ!!まさか、本を作ってるなんて思わなかったよ!!」
ドビー「ドラコ様は、かねてより日本と魔法生物との関係性に興味を抱いていたのでございます。なので、その関係性を調べた結果、書籍化するという流れになったのでございます」
誇らしげに胸を張りながら、そう言うドビー。
ロン・モリー「「日本と魔法生物との関係性?」」
ドラコ「日本という国は、万物すべてに魂が宿るという考えを持っているんです。だからこそ............日本に住まうマグル達は、フィクションの存在として、魔法生物を受け入れ、身近な存在となったんです。それに..........」
ロン「それに?」
ドラコ「日本に生息している魔法生物.................いや、妖怪は、どの魔法生物よりも美しいから、ネタにしたかっただけなんですけどね」
うっとりとしながら、そう言う俺。
ロン「妖怪?」
ドビー「ドラコ様曰く、日本に生息する魔法生物のことを指す、マグルの言葉でございます」
ロン「...........日本って、不思議な国だね」
ドビーの話を聞き、思わず、そう呟くロン。
...........うん、そこは俺も思った。
ドラコ「そう。だからこそ面白いんだよ」
ロンに向けて、俺はニッと笑いながら、そう言った。
モリー「ドラコちゃんって、何だかウチのお父さんに似てるわね」
ドラコ「え?そうですかね?」
モリー「そうよ!!好きな物に関することで、目を輝かせるところが特に似ているのよ」
ロン「あ、確かに」
そういや、ロンのお父さんってマグルオタクだったっけ。
ドラコ「でも、俺が今書いている物は、あくまでマグルの本とか、魔法動物学の本を調べまくって書いてるだけで、本物の妖怪とは会ったことが無いから、いつかは日本に行ってみたいんだよね」
ロン「それがドラコの夢なの?」
ドラコ「うん、それが俺が夢」
そもそも、前世の俺は日本人だしな。
ロン「その夢...........叶うと良いね」
ドラコ「.................あぁ」
ロンと友達になれてよかった。
そう思う、俺なのだった。
本作のドラコは、前世がオタクだったために、魔法動物&日本大好きな魔法族となっています。
ちなみに、ドラコの書いている本のタイトルは【妖怪大国ニホン〜いかにしてニホンは魔法動物の楽園となったか〜】です。