ドラコ・マルフォイに転生した男〜暴走と原作改変を添えて〜 作:サクラモッチー
ドラコ、ハリー・ポッターと出会う。
ガタンゴトン、ガタンゴトン。
ホグワーツ急行内に響く、心地よい音。
その音をBGMに、俺達は楽しげに雑談をしていた。
ハリー「.....でね、今年の誕生日プレゼントが一個少なかったから、ダドリーが怒っちゃったんだ」
ロン「誕生日プレゼントを36個も貰うなんて...........君の従兄弟は凄いなぁ」
ドラコ「だけど、ハリーにはプレゼント一つ渡さないなんて................その人達は、本当に君の親戚なのかい?」
俺がそう言うと、ハリーはビックリした様子で、こう言った。
ハリー「.................もしかして、怒ってるの?」
ドラコ「当たり前さ!!だって..........同級生になる人が、あんな酷い目に遭って、怒らない人間なんていないよ!!」
ロン「そうそう!!僕達とハリーは友達だもんね!!」
ダドリー達のことを聞き、プリプリと起こる俺とロン。
一方、そんな俺達の言葉を聞いたハリーの目には、涙が浮かび..........
ハリー「あ、ありがとう.......」
と言った。
ドラコ「ところでハリー。君は...........こういうのには興味はないかい?」
ハリー「これは..........!?」
俺がハリーに手渡したもの、それは...........クィディッチの選手が写った、動く写真であった。
ハリー「何これ!?カッコいい!!」
ドラコ「これはクィディッチ。魔法界で人気のスポーツで、マグルで言うところのサッカー..........みたいな感じかな?」
ハリー「クィディッチ.......」
キラキラと目を輝かせながら、動く写真を見つめるハリー。
ロン「珍しいね、ドラコがクィディッチの話をするなんて」
ハリー「え?そうなの?」
ロン「そうだよ!!ドラコはいっつも魔法生物の話ばっかりするんだ」
ハリー「魔法生物!?」
魔法生物と聞き、ハリーは、更に目を輝かせた。
...........可愛い。
ドラコ「ハリー!!君も魔法生物に興味があるのかい!!」
ハリー「う、うん!!」
ドラコ「なら良かった!!ちょうどこの本を持ってて良かったよ」
そう言うと、俺はポケット中から、杖とめちゃくちゃ小さな本を取り出すと
ドラコ「エンゴージオ!!」
魔法を掛け、その本を元の大きさに戻すのだった。
ドラコ「これは俺の好きな本、【魔法生物大百科】だ!!魔法生物のことなら、なんでも載ってるんだけど...........日本の魔法生物だけは、何故かごくごく一部のやつしか載ってないから、そこが不満点かな」
ハリー「は、はぁ.......」
ロン「ドラコ、ハリーがビビってる」
ドラコ「あ、ごめん」
主人公をビビらせるなんて...........何やってんだ!!俺!!
ドラコ「もちろん、ドラゴンも載っているよ」
ハリー「本当!!」
ドラコ「本当さ。だって、これは魔法生物の本だからね」
ハリー「じゃ、じゃあ!!トロールやゴブリン、スライムも実在するの!?」
興奮気味に、そう尋ねるハリー。
その目は、さっき以上に輝いていた。
ドラコ「もちろん、トロールやゴブリンは存在するよ。ただ...........残念なことに、スライムは魔法界には実在しない生き物なんだ」
ハリー「そっか.......」
残念そうに、ハリーはそう呟いた。
ドラコ「俺のオススメは、雪女だ!!」
【魔法生物大百科】のページを巡り、雪女のページを見せる俺。
ハリー「雪.....女?」
ドラコ「日本に生息する魔法生物でね、その名の通り、雪や氷を操る存在...........ま、要はジャック・フロストの女版さ」
ハリー「なるほど!!」
俺の説明に対し、納得したような声を上げるハリー。
..........良かった、ハリーにも魔法生物の魅力が伝わったみたいだ。
ハリー「綺麗だ..........」
ロン「でも、雪女ってアレだろ?雪で出来ているから、火とかが苦手なんだよね?」
ハリー「えぇ!?そうなの!?」
ロンの言葉に対し、目を丸くするハリー。
ドラコ「あぁ。現に、マグル達の間に伝わる昔話には、風呂に入った雪女が溶けた...........ということが書かれているぐらい、雪女は熱に弱いんだ」
ハリー「はぇ.................そうなんだ」
ロン「そういえば、暑いのが苦手なら、雪女は夏の間は一体どうしているんだろう?」
ドラコ「そう!!そこが雪女の最大の謎なのさ!!」
俺の声に、分かりやすくビビる二人。
...........ごめんよ。
ドラコ「夏の間、雪女がどのように過ごしているのかは、あのニュート・スキャマンダーでさえ、解明できなかった!!だからこそ、俺は日本に行って、魔法生物の研究をしたいんだ!!ついでに言えば、日本のマグル社会を体験したい!!」
ハリー「な、なんかカッコいい!!」
ロン「いつ聞いても、ドラコの夢はデカいよね」
ドラコ「夢は大きく...........だからね!!」
だって俺、前世が日本人だし.................どうせだったら、日本に行きたいんだよな。
あと、久々に日本食を食べたいし。
そんな会話をしている時、ある少女が現れた。
ハーマイオニー「そこ、座ってもいい?」
おいおい、ハリーの次はハーマイオニーかよ!!
【オリジナル魔法生物その1】
雪女
危険度:XXX
生息地:日本
雪と氷を操る魔法生物。
見た目は、美しい女性の姿をしてあり、人の言葉を喋ることができる。
肉体そのものが雪で出来ているため、火やお湯などの熱いものが苦手。
しかしながら、人を凍死させるほどの力を有している。
基本的に、人と接触せずに山奥で生活しているものの、夏に入ると、その姿を消すため、あまり研究が進んでいない。
〈ドラコ・マルフォイの落書き〉
雪女の名称はユキムスメ・ユキオナゴ・ユキジョロウ..........などなど雪と女に絡めたものが多い。
.................どんだけ女好きなのさ。