繋ぎの話ですな。
感想・評価よろしく。
◇◇とある宿のベッド◇◇
「あのですねカズマさん、サキュバスは人間と同じに見えるかもしれませんがこれでも悪魔なんです。分かりますよね?女神が天敵なんだって、カズマさんのパーティーにもいるでしょう?女神の真似事をしている人が、あの青い髪の変な人ですよ………名前は分かりませんが女神や天使はみんなあんな風に私達を襲ってくるんですよ?あれ?今女神全員はそうじゃないだろって思いました?違いますよ?悪魔だって聞いたらアイツらは一応ひと狩りいこうぜみたいにやってくんですよ?その恐怖があなたに分かりますかねぇ?」
マジギレされた。確かに悪いのは俺だけど、そんなに怒らなくたっていいじゃないか。確かに悪いのは俺だけどさ、なんかさ、そんなの忘れてたし。だしだし。
「とにかく!!もうあんなイカれた鬼畜行為はやめてくださいよ?カズマさんにはまったく反吐が出ますよ!」
やっと説教が終わった。てか、エリス様、かわいかったなぁ〜。暖かかったなぁ。また会いたいなぁ。
「ププッ、ていうかカズマさんってああいうのが好みなんですか?もしかしてカズマさんって夢見がちな男の子ちゃんなんですかぁwwww」
なんだこいつ!いきなり痛いところを突いてきやがったぞ!!そういえばあれって全部ロリーサに見られてたんだよな。見とれてた顔もガチで緊張して赤くなってるところも見られてたんだよなぁー。恥ずかし過ぎるぞおい!!
「もしかしてカズマさんってエリス教の信者さんww?神様を良いように使うとかエロ猿ですねwww」
あそうか、ロリーサは俺がエリス様に何度も会ったことがあるって知らないのか。というかエリス様の本当の姿も知らないよな。たぶんあの夢のエリス様のこともエリス様に似た架空の女の子とでも思っているんだろう。エリス様と俺の関係は普通とは少し違う。まぁ、違うって言っても何回か話したことがある程度だけど。だから断じて俺はイカれた教徒などではないのだ。それよりもちょっと弁明しとこう。馬鹿にされてばっかじゃ俺の名が廃るってもんよ。
「いや、俺は理想を見せてくれって言ったんだ。それが多分あの姿で再現されたってだけだろ。第一俺はエリス教じゃないしな。多分あの、安心する感じが欲しかったんだよ。わかんないけど」
ふ〜ん。と何かを考えるロリーサ。やっぱりこうして見るとロリーサも健康的なロリで結構かわいくもある。
「カズマさん。それってつまり、あの夢で起こったことは全てカズマさんの理想上のものってことですよね?じゃあカズマさんはあの銀髪の女神エリスみたいな人が好みだってことじゃないんですか?」
「え、うん、まぁ、そうだろうな。実際、パーティーの女どもがうるさくてああいう女の子が好きってのはあるよ」
陽キャの女子怖いし!!日本人男子はやっぱり清楚が一番なんだよな結局!裏切らないし、社会で溜まったストレスを包み込んくてる人を求めてるのかもしれない。
「じゃあカズマさんああいう人に恋しやすいんじゃないですか?」
ああいう人、ロリーサはこう言ってるけど、俺の場合エリス様に似てる人じゃなくてあったことがあるからこの場合エリス様本人に恋心を持てるかどうかって話なんだろう。
「どうなんだろうな。まぁ、たぶん好きになることは、できる。というか、前から気になってはいたし」
「…………え?ガチです?カズマさん今あの夢の本人がいるみたいな言い方じゃないですか?あの女神もしかしてモチーフがいるんじゃないです?どうなんです?!」
小さい勘違いは続いてるみたいだけど、まぁ面倒なことになるよりかはそのままにしておいた方がいいだろう。それよりも、俺は今、閃いたぞ。俺の理想を叶える方法を。
「まっ、もしかしたらロリーサもいつか会えるかもしれないぞ?俺、頑張ってあの人この街に連れてくるから」
「ファァァァッッ!!!応援してますよカズマさん!………あでも、彼女さんが出来てもお店の利益には貢献してくださいよ?カズマさん私の姫客なんですから」
「あぁ、楽しみに待っててくれよ……!」
ていうか姫客ね、王子じゃないんだね。なんか他に正式名称がありそうなもんだけど。
「じゃあ、またなロリーサ!」
「は〜い!応援してますよ〜♡」
身支度を整え、俺たちはとある宿から旅立った。どんな旅になるか今からワクワクが止まらない。ロリーサのやつも語尾に久しぶりの♡がついていた気がする。縁起がいい。なんてったって俺は、あの女神様を狙う狼だから。縁起のいいものには巻かれてみようと思う。
俺は帰路についた。内に秘めた気持ちが周りにバレないか心配になりながら。俺は決めた。俺は、エリス様を本当のメインヒロインにするために、少し頑張ってみようと思う。
───────あの夢で起こったことは全てカズマさんの理想上のものってことですよね?
ロリーサはそう言っていた。
あの夢は俺の理想の塊だ。
なら、どうして俺は学校でエリス様を再現したんだろう。俺は前世に、ていうか、学校に憧れをまだ持ってるってことなのかな。俺の初恋も、学校なんてものに最初からいっていなければ破れることもなかったかもしれないのに。そしたら俺は引きこもらなかった。俺の引きこもりはあの失恋によるものだから。詳しく知りたいならwikiでも読んでくれ。今俺が思い出すことじゃない。でも、それでもあの失恋が無ければ、この世界に来ることだって無かったのかもしれないよな。
◇◇カズマ邸 広間◇◇
カシャーン!!
大きくスプーンの音が鳴り響く。いかんいかん、さっきっからぼーっとしてしまう。エリス様のことを考え過ぎだ。すると、前に座るダグネスが心配そうにこちらを覗いてくる。やっぱりこういうところは優しいんだよな。パーティーの中で誰が早く結婚するって言ったらたぶんダグネスが一番最初だろう。
「なんだ?カズマもしや具合でも悪いのか?」
「あぁ、そうみたいだ。考えたいこともあるしちょっと寝てくるわ。ほいっ、残飯処理班。くれてやるよ」
「だだだだ誰がガバガバ性処理班だ!?私だって乙女だぞ!」
な、なんだこいつ。マジでキモイぞ。なんだ?今も俺の心配なんかせずに喧嘩してるアクアやめぐみんとは違うなと感心していたところなのに。何が壺だよアイツらなんの喧嘩だ。
「お前、その変態性を直したら多分結構モテると思うぞ?」
「なっ失礼な野郎だ………さっさと寝ろ……」
え、何この反応。変態にいきなり乙女される筋合いはないぞ?うん、さっさとエリス様のこと考えよ、それがいい。うん。
◇◇カズマの部屋◇◇
ばふんっ。
ふかふかのベッドに顔を埋めて今後の方針を立てる。いや妄想する。やっぱり、どうにかして会う必要がある。ならば、死ぬしかない。こちらには駄女神がいる。死んでも大丈夫だ。それは特に問題ない。ならば、問題は、どうやってエリス様と話すかだな。う〜ん何か共通の話題でもあればいいんだけどn
「「たのもぉぉぉぉぉおお!!!!」」バァァァン!!
勢いよく扉をぶち蹴ってやってきたのはめぐみん、そしてアクア。嫌な予感がするてかそんな強く扉開ける必要ある?
「な、なんだお前ら……何しに………」
その二人の両手がひとつの壺を抱えていた。どうせさっきの喧嘩の勝敗どうこうやらどっちの所有物とかそんな話だろ絶対。めんどくせー。
「ちょっとカズマさん聞いてよ!めぐみんがゴチャゴチャ……」
「聞いてくださいカズマ!アクアがゴチャゴチャ……」
仰向けに寝る俺の横に大きい壺を持った二人がやってくる。てかそれ持つ必要ある?重くない?落として割れるのがオチだぞ?ん?待て待てなんか傾いてない?先端こっちに向いてますがな!ちょまちょまちょまちょま!
パリィィィィン!!
体の前で焦ってパタパタ手を羽ばたかせてみたが、なんの効果も発揮せず。簡単に俺は死にました。それはもう簡単に。てかこれでエリス様と会えるくないか!?あっでもなにか話せばいいかわからねぇ!!やばいこれはまずい!!
暗くなる意識の中、俺の脳はフルスピードで走り続けていた。それはもう電気信号が交差しすぎて発電しちゃうレベルでね。
…………何言ってんだ俺。
「カ……マ………ん………ズマさ………カズマさん!意識取り戻してください!」
あなたとの出会いは突然に、やってくる
もう書いているあと三話分を短期間で投稿して序章的な話は終わりです。序章的な話は全部文字数が少なめです。第二部的な話から増えていきます。エリス様濃度が次の話から格段に爆増してきます。次の話で大体の雰囲気は分かってくれるでしょう。ロリーサがメインキャラ面してますがそんな訳ありません。演出上の何とかってやつです。ちなみにこの小説でのダグネスは変態なこと以外結構しっかりとしてます。原作でもそうだっけ?アクアとめぐみんはただのわがままな人達です。原作でもそうだっけ?
それでは感想・評価お願いします。高評価渇望系男子です。僕はがめついのです。