エリス様と戯れるのが世界で一番の喜び   作:糖分ピーチ

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 エリス様濃度が高い
 オリキャラ出るけど一話限りの脇役です。
感想・評価よろしく


第3話 何事も勢いが大事なのかもしれないね

 

 ◇◇天界 エリスのカスタマーセンター◇◇

 

 

 やぁみんな、俺だ!

 

 今俺は死に、天界でエリス様と向かい合って座っている。なぜ死んだかって?そんなことわざわざ知りたい?どうでもよくない?たぶんそのうち何となくわかってくるよ?めんどくさいなぁ、今目の前にエリス様がいる。それだけで十分、そうだろ?壺を理不尽に脳天に落とされるなんてわざわざ話すことじゃないよな。

 

 「あの……カズマさん、またお亡くなりに……」

 

 「まぁ……エリス様に会えたんですから死んだ意味もあるってもんですよ」

 

 「うふふ、ありがとうごさいます。カズマさんとお会いするの私も楽しみにしてるんですよ?」

 

 あぁ!あああああああ!!!!ジンジンくるぅぅううう!!なんだこの包まれる幸せはぁ!包容力!幸せ世界のトリックルームはドリチンのように包まれています!!下ネタ言ってごめん!

 

 あぁ、楽しいな。エリス様のこんなところをもっとたくさん見てみたい。そう思ってる自分がいることに気づくのは必然だった。

 

 「でもカズマさん?お亡くなりになるのは本当は良くないことなんですよ?少し気をつけてください!」

 

 プンプン怒っててかわいいなぁ………ちょっと、攻めてみようかな。うん、やってみよう。

 

 「でもエリス様?今回は俺のせいじゃないんですよ?アイツらが壺を俺の頭の上なんかに落とすからで……あっていうかエリス様に会えたからチャラですね。エリス様綺麗ですね。はいかわいいです」

 

 「そ、そんな早口でまくし立てたって何も出ませんよ?まったくもう………」

 

 ちょっと照れてる!?まさかこれはいけるのではないか?例のあのお店で幾度となく注文したがエリス様が女神だという理由で断られリクエストの通らなかったアレが!!今日ここで俺は男になれるのかあァッ!!

 

 おっと、少し取り乱してしまった。俺の今回の目的はただ一つ、エリス様と仲良くなることなんだ。ここからの言葉は慎重に選ばなければいけない。じわじわゆっくりいこう。…………よしっ!あの夢みたいにハグできないか聞いてみよう!

 

 「エリス様!折り入って話があります、聞いてくれますか?」

 

 「……っどうしたんですかカズマさん?!いきなりそんな、頭を上げてください!」

 

 「エリス様。ひとつ、俺の願いを聞いて頂きたい」

 

 ゴクリ……そんな表情をエリス様がしている。緊張してるのだろうか、あ〜いまから言うことを言ったらエリス様どんな反応するんだろ〜照れる?照れちゃう?気になるぅぅぅぅぅぅ!!!

 

 「エリス様に抱きつかせて下さぁぁぁあいい!!!」

 

 静寂、あれ?これミスった?もしかしてもう生き返らせたりしてくれない感じ?あれ?あ、これもうダメだな。よし、死のう。新しい人生を歩も…………う?

 

 「しょ、そんなことできませんよぉ……」

 

 い、今起こってることをありのまま説明するぜ!?エリス様が座りながら足を内股にしてスリスリして手を膝に置き俯いてプルプルしてやがる!!なんかこれは……トイレに行きたいけど恥ずかしくて言えないシチュに似ててエロい!!それもかなりエロい!!とにかくエロい!!しかもあんまり拒絶な感じじゃない!数々の俺の経験からわかる!これはいけるぞォォォ!!!!

 

 「お願いですエリス様!俺の人生はここで終わったんです!アクアもなんか知らんけど蘇生してくれないし!たぶんもう愛想つかされたんだ!俺の人生はいつもこうだ!初恋の子はよく知らん先輩にいつの間にか盗られてるし!誰に告白しても喜ばれたことなんてたった一度もない!!もう俺にはエリス様しかいないんです!助けてくださいよ………こんな人生もう嫌なんですよ……」

 

 これぞ俺の考えた(今思いついた)エリス様専用攻略法!その名もゴリ押し理責め懇願ver.666だ!さぁさぁ戸惑ってるぞォ!あと一息でこれは落ちるね!!アクアが本当に蘇生を早くしてくれないのが心配なのは内緒だぞ!

 

 「エリス様しかいない……いや、エリス様がいいんですよ!!」

 

 「ぁぅ……/////じゃ、じゃあ一回だけ……ほんの一瞬ですよ!?それで限界です!」

 

 「よっしゃキタァ!!ありがたいございますエリス様!それじゃ早速ベッド用意できます?」

 

 「ふぇ?なんで……」

 

 え?「ふぇ?」だと?この人いまなんて言った?かわいい!何だこの生き物は?女神か?いや女神なのか?女神に決まってるよなぁ!!!てか承諾してくれたぞ!もうありがとう!

 

 「なんでってそりゃあこんな硬い椅子じゃあ俺のエリス様への愛を示しきれませんよ?お願いしますよエリス様〜」

 

 「あ、愛って……もうわかりましたよ……」

 

 パチンッ……ボフンッバフンッキュイッ

 

 エリス様が指を鳴らしたら不思議なきらきらエネルギーが固まって膨張してベッドの形に収まった?!しかもキングサイズ!なんて不思議魔法だ!かわいいにもほどがあるッ!!

 

 「じゃあカズマさん。ここ座ってください?」

 

 「え?」バフンッ

 

 「え?」

 

 エリス様に座れと言われる前にいつの間にかベッドに飛び込んでいる自分がいた。そそくさと掛け布団の中にまで入りながらエリス様を説得してみようと思う。

 

 「……『え?』じゃないですよエリス様。何してるんですか、エリス様もはやくぅ〜はやくぅ〜」

 

 「なっなんでカズマさん掛け布団の中に入ってるんです?!抱き合うのは座りながらでもできるじゃないですか!」

 

 「ナニヲイッテルンデス?俺はエリス様と恋人イチャイチャ朝チュンハグをしたいって言いましたよね?ちゃんと聞いといてくださいよぉ」

 

 「言ってませんよそんなこと!あれ、言ってませんよね?なんで真顔でこっち見てるんです?!」

 

 「エリス様、だめですか?俺もうあの世界に戻れないかもしれないんです。実際アクアもまだ蘇生してくれないし。もうエリス様しかいないんです」

 

 「…えっと……じゃ、……じゃあ本当に、今回だけですからね?」

 

 「また今度もやるつもりだったんですか?!ウッホォォォイイイイ!!やったぜェ!!!」

 

 「またそんなこと言って……ほんと調子いい人なんですから……」

 

 エリス様がシーツの中へと服をそのままに入ってくる。あ、やべ。カズマさんのカズマさんがやばい。まぁ……いいか!!こんな美少女と同じベッドに入れるなんて嬉しすぎる。こんなにも幸せでいいのだろうか。なにかバチが当たりそうだ。

 

 「カズマさん、どうぞ……」

 

 少しシーツに顔を隠しながら上目遣いでこちらの動きを待っている。だか、ここで終わる俺ではない。まだまだいける!ここで終わってはもったいない!!

 

 「何してるんですエリス様?早く服を脱いでくださいよ」

 

 「もしかしてからかってます?さすがにそれは私も……ってそんな堂々と脱がないでくださいよぉ!!」

 

 「え?言いましたよね?俺はカップルのイチャイチャ朝チュン裸で迎えちゃったぜってのをやりたいって言いましたよね?もう忘れたんですか?」

 

 赤くなった顔を隠してチラチラ指の隙間から見るこの仕草ァ!!!たまらないねぇ!!頑張れ俺!オアシスはあと少しだぞ!

 

 「た、たしかに言ったかも…………しれませんね。信徒の願いを無下にする訳には行きませんし。よしっ!私もうどうなっても知りませんからね!!ふんぬっ!!」

 

 不思議マジックでエリス様の衣服が!エリス様も顔が赤くなってる目がグルグルしてる!たぶんエリス様今正気じゃないな………深夜テンションっていうか………後で大丈夫かな………。それに脱ぐ姿を目に焼き付けたかったけど……もうそんなこといいや!もう俺が俺を止められん!!ていうか俺はエリス教の信徒というわけではないけどね!!

 

 「エリス様、今度こそいきますよ?」

 

 「はい。どうぞ、カズマさん」

 

 お互いの距離が近づく、近くで見れば見るほど綺麗な顔をした女の子にそっと触れて自分の身へと寄せる。、

 

 「あっカズマさん、その……」

 

 「ん、どうしました?エリス様」

 

 「私からも、近づきたいです」

 

  「え?あ、えっと…その、どうぞ」

 

 そっとエリス様の片手が俺の後ろへと伸ばされ、もう片方の手は俺の体とベッドの間を通って背中へと回される。甘い匂いが鼻腔をくすぐる。今、実体のある女の子と抱き合おうとしているのだと実感させてくれる。

 

 「んっ……」

 

 ピトッ

 

 胸と胸が触れる。続いてお腹が、腕が脚が全身が、空気を挟む余地のないほど密着し合う。何十秒何分間そのままに動かずしていただろう。まぁムードを壊すようで悪いが実際のところは30秒と言ったところだろう。しかし、それが何分何時間までに感じるほど充足感のあるものだったというのは言うまでもない。が、やはりここまで密着し合うとやはり気づかれしまうもので……

 

 「あの、カズマさん。お腹になにか暑いものがあるんですけど……これって、その……」

 

 「はい、おれの珍珍ですね。エリス様の綺麗な体を見て元気がでてしまいましたよ」

 

 「ち、珍珍さんですか……そうですかそうですか、私を見て……」

 

 エリス様が至近距離で目を合わせながら嬉しそうに目を細めて笑みを浮かべる。背中に回された手の力も少し強まった。

 

 またしばらく二人とも無言でお互いの体をさすり合った。手のひらで撫で、足を絡めて体温を共有し合う。自ずとこの後のことが考えよぎってしまう。この女神様ともっと分かり合いたい、そう想ってしまう。その柔らかそうな唇に視線が吸い込まれる。俺の手が自然と下の方へと下がっていきそのぷにぷにのお尻に着地する。

 

 「ひゃっ!」

 

 「エリス様。俺、ちょっとこれ我慢できないかもしれません。いいですか?」

 

 「カズマさん、これだけは聞いてください………どうやっても私は女神です。そしてあなたは人間、許されるべきことではありません。でも、どうしてでしょうね。天界の規則やルールなど、忘れてもいいような気がしてくるんです。おかしいですよね?わたし、清純で真面目が売りなんですよ?」

 

 「それ、誰が決めたんです?女神大魔神とか?もしそうなっても多分許してくれるんじゃないですか?」

 

 「女神の長、ヘーラーさんが決めてるんですよ?ほんとにあの人怖いんです。わたしがミスするとすぐ意識が足りてないって怒ってきて……」

 

 ヘーラー?誰だそいつは。wikiで適当に調べた女神みたいな名前してるな。オリキャラは出し続けると良くないらしいですよエリス様。

 

 「何そのブラック企業あるあるみたいな職場環境……転職した方がいいんじゃないですか?ハローワーク行けば多分見つかりますよ?エリス様なら」

 

 「ふふっ、カズマさん。大丈夫ですよ、ヘーラーさん綺麗だし根は優しい人ですから。……ちょっと緊張してません?何だか声の調子が硬いですよ?」

 

 「こんな素敵な人とこんな距離で、しかもこんな格好でお話してたら緊張で硬くもなりますよ、声色もそういう所も………ねぇ?エリス様?」

 

 「もう……セクハラは、いけませんよ?」

 

 バタンッ

 

 いきなりドアが勢いよく開いた音がした。おかしいな、この部屋にはドアなんて……はっ?なんか暗い場所に亀裂が入ってドアが出現してる!

 

 「あーエリス君いるか?ちょっとここの資料の確認をお願いしに来……」

 

 バチンッ

 

 たくさんの紙束がそこらに散らばる、バチンッて、書類の出す音か?エリス様に丸投げするであろう物の量が多すぎて破裂音なってますよ?普通ドサッとかじゃないのです?

 

 「お前達、そこで一体何をしているんだ……?」

 

 「ヘ、ヘーラー様……これは、そのえっと……」

 

 声の発生源であろう女性の方を見る。エリス様の言っていた通り顔は綺麗で整った顔立ちをしており、腰まで伸びした青髪をストレートに伸ばしている。まぁ。その表情は驚愕に変わってしまってはいるが。

 

 「お前、まさかアレか?最近エリスと下界に降りたアクアが共謀して何度も生き返らせてる男がいるというのだと情報が入っていいたが……」

 

 「え、えっと……」

 

 「が、そんなことはどうでもいい、どうしてお前らは裸でそんなことをしている?もしや抜け駆けなんて訳じゃあないだろうなぁ?どうして、私よりも早くそんな経験を積もうとしやがって……エリス様よぉ!お前には罰が必要なようだよなあ!!」

 

 すると、いきなりはるか上からなにかアクアの声がいきなり聞こえてきた。

 

 「カズマ〜適当に生き返らせといたから後で戻っといて〜今ちょっと手が離せない状況だから〜それじゃエリスよろしく〜!」

 

 空間に青白く光った魔法陣が作られた。いつも生き返る時に使う魔法陣だ。馴染み深い。しかし、それを見て女神長さんは俺とは他のことを思っているようで……

 

 「閃いたぞぉ!お前達を一緒に下界へと下ろしてやるよ!そこのお前も死んだってことは随分と危険なところにいるんだろ?そこに服を着ていないエリスが一緒に行けばどうなるかな?女神の力も一部なくなるかもしれないなぁ、お前に守りきれるのか?イチャコラしやがってこのクソ野郎どもが!!」

 

 もしかしてこの女神長自分がそういうことに縁がないからって必要以上に怒ってたりしないか?!

 

 「ぐはっ!」「ひゃっ!」

 

 殴られた、俺だけ、エリス様はただ担ぎ上げられただけなのに……この恨みだけは一生忘れない、まぁ……ちょっと美人だから許してやらなくもないけど?

 

 「おつかれさ〜ん!どこに出るかは知らんがお前達に未来はないぜ!!ギャッハッハァ!!」

 

 だんだんと女神長の姿が小さくなっていく。安っぽいキャラだったなぁ………多分もう会うことはないな。うん。間違いない。俺とエリス様は魔法陣によって高く上げられていく。この感覚は間違いなく蘇生の時の感覚だ。女神長さんは危険なところで俺が死んだと思っているようだけど実際は家の中でぽっくり逝っただけ、何も心配することは無い。………でも待てよ?みんなの前で俺死んだよな?あれ、これやばくね?もしかして俺、肉体が生き返っても社会的にまた死ぬ感じ?

 

 あーでも、エリス様と勢いで結構仲良くなれた気がするし、エリス様もどうやら下の世界に降りてくれるみたいだし、結果オーライなのか?

 

 MISSION:1『通常クエスト』

 

 

 

──エリス様とお近づきに!──

 

 

完 




 深夜テンションのエリス様、残業が溜まっていたのでしょうか。段々と行動がおかしくなります。正気に戻った時どう思うのか楽しみです。
 文のテンションが一貫されないのは私の力不足。こういうのをグッピーなら死んでるって言うらしいですな。
 この話からエリス様が大量放出されます。右打ちを永遠にできるように頑張りたい。左打ちの時間も退屈にしないように工夫したいですな。意味伝わってる?それではまた。
感想・評価よろしく。感想・評価よろしく。感想がないと一人相撲で寂しいなぁ。感想が来る小説を目指しまする。



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