【カオ転三次】終末を約束された世界で心のままに生きていく   作:緋咲虚徹

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016:行く年来る年

 弦の弾かれる音が響く、高く低く、リズムを刻み緩やかに、時に激しく鋭く奏でられる音に混じり、硬質な靴音がステップを刻む、淀みなく止まる事なく流れる様に、三味線の旋律と靴音で奏でられる音が陰鬱な世界を切り裂いていく。

 

「スライムニキの分析は相変わらず的確ですね」

「うむ、時間を掛けたなら彼らでも問題なく攻略出来ただろうが、年末だけあっていくつもシャドウ異界の発生が重なっては時間こそが貴重だ」

「ただの力押しでは厳しい、正しい手順を探るには時間が掛かる。だから久遠が前線で支えつつ私が複数絡まったシャドウを順に回って崩していく、と」

 

 よくもまあこんな絡まり方をした物だと呆れるが、どうやらスライムニキが軽く調べた所、クリスマスシーズン特有の嫉妬クラスタの集会みたいなところでマヨナカテレビが発生し、まとめて取り込まれたのではないかという話で、傍目にはリア充に見える後輩氏のパーティではシャドウが強化されてしまうし、スライムニキのパーティでも偵察途中から強化され始めた気配を感じて撤退することになったとの事で、そんな中にまた新しくシャドウ異界が発生した物だからこっちまで救援要請が来たというわけである。

 実際に入ってみたところ、どうやら複数人で行動しているだけでもシャドウの強化条件に入る用で、更にそれが男女だったり仲睦まじい複数人だとより顕著になると言ったところだろうか、私の場合は久遠との二人で傍目には女二人って事で強化も控えめなのだろうと感じられる。

 まあ私が両性なのは一応影響している様で、じわじわと強化率が上がっている様にも感じるが、今のペースであれば対処可能な間に攻略を完了出来るだろう。

 

「さて、だいぶ絡まりはほどけたかな?」

「【会心波】!ああ、手応えが変わってきた。そろそろ攻撃が本体に届くぞ」

「なら元は嫉妬クラスタと言う事ですし、この手の相手ならこれが良いですかね〝破魔の雨*1〟!」

 

 三味線の高音を弾くのに乗せて、破魔属性の全体魔法と銃属性を金行で代用した全体銃撃魔法を重ね合わせた技を放つ。

 レベルが20を越えたことで安定する様になった【マハンマオン】の破魔属性と銃撃属性を合わせる事で、魔を打ち払う破魔矢の概念を上乗せした弾雨が降り注ぎいくつものシャドウが絡み合っていた塊がついに弾き飛ばさればらける。

 

「ではこれで止めと行こう、〝剛波斬*2〟!」

 

 パワースラッシュの振り抜きに会心波を重ね合わせた事で威力の高まった斬撃が飛翔し、シャドウをまとめて切り捨てる。

 どうやらそれできっちり止めになった様で、異界が崩れていく中を【トラエスト】で脱出し、派出所へと攻略の報告へ向かう。

 

「有珠さんお疲れ様です。異界の攻略終わったので報告に来ました」

「お疲れ様です探求ネキ、結構な数のシャドウがでるって話でしたけど、どうでした?」

「内部映像はこんな感じでしたね、とりあえず情報の方もこれから入力しておきます」

 

 技術部の機械系専門組から借りている異界内でも稼働するカメラで撮影した攻略の一部始終を再生しつつ、確認出来た情報を派出所に置かれているパソコンに入力していく。

 

「何というか、激しい戦闘なのは見て分かるんですけど、三味線の音もあってミュージックビデオにしか見えないですね。覚醒してればまた感想も違うんでしょうけど」

「数は多かったですけど、レベルは倍ぐらいこちらが高いですからね、レベル差があって範囲攻撃持ちなら正面戦闘自体は問題無い感じでした。攻略手順としては、塊になってるシャドウの一部分に弱点が表出していて、順に潰さないといけないギミックでしたから、後輩氏のパーティが前面で抑えている間にスライムニキパーティが効率的に動けば攻略は出来た、ぐらいの感じかと思いますね」

「それ十分に対処困難な案件なんですけどね?まあ探求ネキに対処して貰えたのでそこは良いとして、頼んでいた物って出来ました?」

「ええ持ってきてますよ。思えば悪魔やメシアンにその手の絡めて使う奴多いですから、対策は必須ですよね」

 

 情報入力操作も終わったところで、有珠さんから頼まれていた物を取り出して机に並べる。

 

「精神系状態異常無効を基本に、洗脳や魅了と言った思考誘導、錯乱や発狂のような精神影響を防ぐ方向で強化した髪飾りや額当てになります。一段落ちる効果ならネックレスでもいけるんですけど、この手のは可能な限り強化しておきたいですからねぇ」

「わぁ!ありがとうございます!私としても響さんの後輩パーティを疑いたくなんて無いんですけど、メンバーの特徴というか、能力的に気を張ってないといけない物で……」

「一側面に過ぎないとは言えペルソナが〝メイヴ〟とか警戒しますよね。まあ男性職員の数も今は少ないですし、気を付けていれば良いんでしょうけど、今後他の派出所が造られる場合も考えるとある意味助かった話ではありますかね」

 

 ある意味ハニトラ対策の一環ではあるけど、霊能的な洗脳や誘惑は気を付けるだけでどうにかなる物でも無いのが辛いところ、特に洗脳はメシアンの常套手段であるわけで、派出所というか外部組織を作るなら真っ先に想定して対策を講じなければいけない部分である。

 まあ私を含めて地方依頼を請ける人や山梨支部以外に住む人らに関して、その辺の対策は自己責任な部分もあって今まで意識されてなかった訳だけど、少なくとも未覚醒な〝俺ら〟に派出所とかの外部で勤務して貰うなら最低限必要な備品だし、外部協力者に干渉されて蟻の一穴なんて事になっては困るわけで。

 

「今回のはとりあえずの応急処置として、今後は制服みたいな形で着用義務のある支給装備といった感じにするべきですかね」

「それなら、身分証とか名札みたいな付けているのが当たり前の物が良いですかね?」

「詳しくはスライムニキも交えて相談するとして、ちひろさんにも私から話しておきます」

「分かりました。では響さんが戻ってきたら、そちらには私から伝えておきますね」

 

 と言うわけで、ヘルプを請けた序でに頼まれていた装備品の受け渡しも完了して山梨支部へ帰還し、ちひろさんに洗脳や魅了対策に関するあれこれを伝えて置いたので、財界ニキや政界ニキなども含めて対策を講じてくれるでしょう。

 こちらは一段落したとして、年の瀬も近付いてきた事で、新年に向けた準備もあれこれと始まっており、私が関与してる中だとおせち料理用の食材確保、御神酒用の酒造がメインだろうか。

 その内食材確保に関しては農業部としての準備なので大部分は他の人にも任せられるんだけど、酒造に関しては開始時期が遅かった事もあって、基本的に私の特性ありきで新年に間に合わせようと言う段取りだから私がいないと話にならなかったり……。

 

「壺中天地が無ければどうしようもなかったですけど、そもそも酒造なんて来年にでも出来れば良いかなぐらいしか考えてなかったんですよね。壺中天地が出来るまでは」

「そうは言うたかて、酒造り出来るんなら無理しぃでもしはるんやろ」

「そりゃ出来るならやりますよね。スクナヒコナの権能引っ張ってきた神の酒造りでどんなのが出来るか楽しみですし」

「だよね~、私も楽しみ!酒樽の調子は私も確認してるけど、今のところ順調だよ」

 

 仕込みやらの工程も終わって発酵中の各酒樽の様子を確認しながらの雑談相手は酒造り仲間でもある鬼灯さん*3とハクネキ。

 鬼灯さんは【鬼女】や【妖鬼】系の悪魔変身能力に覚醒したデビルシフターであり、見た目某運命の酒呑童子な女の子でふたなりという、ある意味同好の士と言うこともあって今回の酒造りに誘った訳だったりする。

 まあ若干バイの気がある私とは違い嗜好はノーマルらしいので若干の違いはあるけど、一度聞いてみるのも有りかな?そろそろ新年だし()。

 もう一人のハクネキは〝俺ら〟の中ではよく知られた酒好きで、酒造関連の責任者として動いているのもあって協力して貰った感じ、年明けからは本格的に酒蔵を運営して大々的に酒造したいとの事。

 

「うちも楽しみやねぇ、どんな味がしはるんやろ」

「霊能的な感覚だと良い感じに出来てはいるみたいですね。今回は星霊神社での神事に使用する分って事での限定酒造許可らしいので、どんなに良く出来ていても販売は出来ないんですけどね」

「作れる量も少ないしね。まあ正式な酒造免許となると色々手続きもあるから、一応運営の方からは一月には許可取れるって話だし、酒蔵にする予定地での建設は始めてるよ」

「そもそも、これについては元々販売なんぞする気もないんやし、今回は関係あらへんわな。酒米の方、納得いっとらんのやろ?二人とも」

「まあね、秋に収穫された分から一部種籾を買い付けて、探求ネキの管理異界で時間加速させて何とか数を揃えたってだけだし」

「その時に、仕入れて貰った酒造好適米*4の品種改良はしてますけど、現状私が用意した冷温泉(霊泉)で育てたってだけで、概念的な適応はまだですし、可能なら心白の大きさとか特性とか収穫量とかも改良したいですからね」

「つまり、これからもっと味が良くなるゆうことやね」

「そうとも言えますね。来年は神社の敷地内に水田を用意して簡易異界も造るかな、財界ニキや政界ニキ達も欲しそうな顔してたから、多分販売可能な状態まで持って行くよう働きかけてきそうですし」

「既に今作ってる奴だけでも新年の神事に使うからって理由で、融通して欲しい話は来てるね。一月から稼働予定の分については、先にある程度納得いく品種まで改良してからだけどね」

「穀物と酒造の神の力引っ張ってきて米から造る酒や、そりゃ欲しいやろな」

「ま、それも今回の酒造が何処まで上手く行くかに寄りますけどね」

 

 そんな会話から数日経って出来上がった酒は、ギリギリではあるけど文字通りの神酒に分類出来る様で、ハクネキはもちろんのこと、鬼灯さんを初めとした霊的味覚を備えるデビルシフター組にかなり喜ばれた。

 喜ばれたのは良いのだけど、神変奇特酒(神便鬼毒酒)の製造を期待するのは止めて貰って良いですか?あれ八幡大菩薩由来の品なので……。

 ともあれ、その後品種改良された酒造好適米は元の品種から一部もらって〝彦名錦〟、その酒米で酒造された日本酒は〝蓬莱山〟として、オカルト界隈で人気を博する事に成るが、それは未来の話。

 

「アル社長、追加分ここに置いておきますねー」

「ありがと、オタ社長*5の方のもあるわね」

「それにしても⑨ニキ*6と大妖精ネキで金銀お嬢様ですか、高嶺ネキは男装して執事っぽくなってますし、楽しんでますよね」

「探求ネキも、って思ったけど、普段着がコスプレみたいな物よね」

「霊能的な意味を持たせた対魔装備*7と言って下さいよ。まあイメージしたのが大正ロマンな劇団の一人ですし、コスプレと言われたら否定出来ないですけど」

 

 水色の和服に赤紫の袴、紺色の大きなリボンでポニーテールに結び、濃緑色の編み上げブーツという若干2Pカラー的な感じであり、コミケ会場にいる身としては浮いていないが、これが普段着と言われたら首をかしげるのも現代的には分からないでもない話。

 

「お三方、交代しますので昼食など行ってきて下さいな」

「あ、探求ネキ、もうそんな時間ですか。それなら大ちゃん高嶺ネキ行きましょうか」

「りょうかーい!探求ネキはまた後でね~!」

「ああ、尊い……」

 

 まあ私の服装については兎も角、売り子の交代時間なので三人に声を掛けると、約一名危なげな気配をしていたが揃って会場の奥、方向的に屋上だから多分レイヤーの会場方面へと歩いて行き、それに釣られたのか或いはそれが目的なのか、カメコらしき連中がぞろぞろと続いていく。

 

「これもまた年末の風物詩ですかねぇ。あ、私はレイヤーじゃないので撮影は禁止ですよー。これただの普段着なので、そもそもレイヤー会場以外での撮影は禁止ですからねー」

 

 宇宙猫顔してるのは〝俺ら〟以外の同好の士なのか、或いはガイア連合に参加していないタイプの〝俺ら〟かなど、益体も無い事を考えつつ、商品を売りさばいていく。

 やはり人気は⑨ニキと大妖精ネキの写真集、続いて私も参加することになったドラマCDやメイドロボ研究所が作っていたアイギスフィギュア、そしてその他同人誌やアクセ、何となく作って持ち込んでみたお守りも地味に売れている様子。

 結局追加で持ってきた分も含めて見事に完売し、早々に片付けを終えて撤収、後は適当にぶらついて良さそうなのを探したりして私の冬の祭典は終了した。

 そして大晦日も過ぎて星霊神社の社殿とショタおじに二年参りして微妙な表情を拝んだ後、折角富士山のお膝元にいるんだから御来光拝もうぜ、と言う連中で一般の登山道とは別の道を駆け上り、そろそろ日の出に差し掛かるぐらいの時間になっていた。

 

「去年はかなり慌ただしい一年になりましたけど、今年はもっと忙しくなりそうですねぇ」

「新年初めから慌ただしく富士山を駆け上って言う台詞じゃないわね。後、瑞樹ちゃんの場合は、分身使って方々に手を出しすぎなだけじゃない?」

 

 日の出を待ちながら銘々好き勝手に寛いでる間にふと浮かんだ思いを口に出してみると、柔らかく笑みを浮かべる美波さんにバッサリと切り捨てられる。

 

「つってもまあ、慌ただしかったのも忙しくなりそうなのもその通りだろ。ま、俺みたいな修行勢だと素材回収ぐらいしか手伝えてねえがな」

「いやいや、槍ニキみたいに素材回収してくれるのって技術部としてはありがたいんだぞ?まあ中にはレベル的に扱いきれないのもあって、その度ブートキャンプする羽目になったりはするけどよ」

「扱う物が物だ、俺らにも相応の霊格が求められるのは仕方あるまい。エドニキも俺達と一緒にもっと修行場異界へ潜るか?」

「エドニキは、ドモンニキや私の次ぐらいには技術部に所属している中で潜ってる方じゃないです?基本的に戦闘向きじゃない性格な人も多いですし、戦闘より神話体験的な生産を増やす方向でのレベル上げルートを構築するぐらいのつもりで、試行錯誤する方が良いんじゃないですかね」

「生産のみでのレベル上げルートの構築、と言うのは考えて見るのも良いかもね」

 

 そうやって適当に会話に混じったり、別のグループと連んだりしている内に時間も到来し、雲海の向こうから輝きが溢れ出す。

 

「今年も面白い一年になってくれると良いですねぇ」

「そこは面白い一年にしていくぐらいの方が良いんじゃない?いっそ書き初めでもして願掛けする?」

「一年の計は元旦にあり、ですしそれも良いですね」

「御来光参拝登山マラソンの次ぎは書き初めか?やっぱ今年も慌ただしいな!」

 

 槍ニキにちゃかされて軽やかな笑いが一帯を包む。

 いずれ来たる破滅に向けて、それでも出来る事を積み重ねて行く私達だからこそ、笑い合える日常ってのも大事にしたいものである。

 

「と言うわけで神主、本殿の前の広場使って書き初めして良いですか?」

「おっけ、分身の方に連絡入れて回覧と準備任せたから、山降りたら希望者で書き初め大会にしようか」

「それなら餅つき大会の場所も近くに持ってきて年始めの神事にしちまうか?確か元の予定はやりやすい様、食堂の横だっただろ」

「なら去年ギリギリで完成したお酒も奉納しますか。まだ色々と不満点も多いですけど、星霊神社で初めて酒造したお酒でもありますし」

「お?その後はもちろん振る舞い酒だよな?」

「元々販売用じゃないですから好きに飲んで良いですよ」

「よっしゃ!そんじゃさっさと降りようぜ!!」

 

 多分飲兵衛だろう連中が一気にテンションを上げ、流石にその流れには乗りきれなかったのか、ちょっと面食らったショタおじが飲兵衛共に担ぎ上げられて下山していく。

 

「うーん、これって日本酒以外にも酒造してる事とか話したら大変な事に成りそうですね……」

「それ絶対にバレて大変な事に成るから、試作品とかでも良いから少しずつ出していった方が良いわよ」

 

 そう指摘しながら笑っている美波さん、多分半分ぐらいは自分も飲みたいで、もう半分は催淫系霊薬の素材になりそうって所だろうか。

 

「なら栗焼酎も出しますかね。どの製法が最適か実験中なので、味の感想ぐらいは聞き出しますか」

「あの探求ネキ、なんで栗なんです?米焼酎なら分かるんだけど……」

 

 何というか妙に手下口調というか一歩腰が引けてるのは少し前に美波さんの弟子としてスケベ部に正式所属したカズフサニキ*8、ショタおじの厳しい修行を乗り越えるだけのガッツが有り、更にはパッシブで【黒子の歩法】と言う隠密、【浮足玉の脚】と言う地形ダメージ無効化、【光玉の目】と言うダークゾーン無効化のスキルに覚醒した有望株。

 本人の自己評価低いみたいだけど、ぶっちゃけスキルカード作成出来る様になって、式神のスキル選択対象に入れられるだけでもかなり助かるんだよね。

 後個人的に、【黒子の歩法】は某運命のアサシン先生みたいな〝圏境〟に通じる気配があるし、【浮足玉の脚】は〝軽気功〟【光玉の目】は無明を見通す意味でいくつかの神通力に至る端緒と出来そうな気配があって、房中術の修行序でに解析させて貰っていたり――そんな事やってるから引かれるんじゃないかって?

 私見た目ロリ側だから、肉体的なのは心に来るって言われて〝神交法〟による霊感的な房中術限定だし、レベル差による霊質の影響が出ない様注意はしてるんだけどね*9

 

「偶然出来てしまった火栗あるじゃないですか、危険物で終わらせるのもどうかと思ったので、活用法の一つとして焼酎やリキュールにしてみようかなーと」

「あれって廃棄されたのでは?掲示板だと実験場からいつの間にかなくなってたってコメされてましたし、そんな感じになったのではって流れでしたけど」

「私の壺中天地の方へ移しただけですね。環境を整えてみたらより甘さを増した結果火力も上がりましたが」

「やっぱ危険物じゃないですか!!」

 

 まあ、環境の整った火栗なら火力的に【アギラオ】ぐらいの威力か【マハラギ】程度の威力と範囲にはなるから、危険物認定自体は何も間違って無いんだよね。

 しかしながら、完熟した火栗を適切に処理するとかなり美味しい栗だし、魔法道具や霊薬の素材としても効能が高いから、扱いが難しいってだけで廃棄する選択肢はなかったりする。

 

「まあ技術部の扱う物で、危険物じゃ無い物の方が少ないから今更じゃないかな」

「ああ、時々爆発とかしてるのってそう言うことか……」

 

 下山しながらのちょっとした会話で何やらSANチェック入ったりしたみたいけど、まあ強く生きて欲しい、ガイア連合の七割ぐらいはノリと勢いで生きてる連中だし。

 

「ちなみに残り三割の内訳は?」

「ツッコミ属性の常識持ち二割、何かしらのガチ勢が一割って所じゃないですかね」

「ガイアしてるなぁ……」

*1
【精密射撃】+【コンセントレイト】+【マハンマオン】+【ラピッドニードル】

*2
【物理プレロマ】【物理ブースタ】+【チャージ】+【パワースラッシュ】+【会心波】

*3
『霊能力者、鷹村ハルカは改造人間である。』様より、初期のオフ会から参加しているとの事かつ無戸籍状態の頃にくそみそニキと知り合ったとの事から、瑞樹の事もありこの時期には覚醒していることにして、酒と鬼はコンビだよねと言う事で参加して貰った。

*4
心白と呼ばれる米粒の中心部にある白色不透明なデンプン部分が食用米より大きい品種の米のこと。食用米の旨みの素となるタンパク質や脂肪が少ないため、食用には適しない。

なお、酒造的に酒米とは、酒造好適米と酒造適正米(酒造にも食用にもある程度適性を持つ)を合わせた総称。

*5
『【カオ転三次】DRUG FATE』様より、メイドロボ研究所とアニメ関係のアル社長はそれなりに仲が良いだろうって事で、グループ統合の先駆けとして共同ブースでの出店。

*6
『【カオ転三次】DRUG FATE』様より、冬のコミケで金髪ゴスロリお嬢様になってたので、こっちでは元の銀髪を活かした銀髪碧眼、大妖精ネキが変化で金髪碧眼に変えての金銀ゴスロリお嬢様のツーショットになった。

*7
女性用装備〝大正ロマン〟前世においてモンスターなどと戦うキャラクターから衣装を参考にすることで、〝俺ら〟の中での共通認識による戦闘衣装としての概念強化を試した作品群の一つ。

女性型式神装備として改良が進んだ装備シリーズでもあり、シリーズ名の〝大正ロマン〟も概念強化の一部になっており、〝葛葉ライドウと同じ時代の戦装束〟と言う概念も組み込まれている。

今世において、葛葉ライドウが実在していた事も影響したのか、思いのほか強化率が高くなったシリーズでもある。

*8
『【R-18】アビャゲイルの投下所第二支部【カオス転生ごちゃまぜサマナーN次創作】』様より、連合の名前安価後辺りに加入しているらしいので、スケベ部関連で面識有る感じに

*9
レベル差が20近く有る相手の魂魄と触れ合うとか普通にビビる。絶対に襲われないと分かって居ても、成獣の虎を撫で回せと言われてビビらない方が少ないよねって話。




 今作における各種米の位置づけとしては、
 ヒノエ米:食用米、食用及び食料系霊薬としての加工には最適だが、発酵の工程を含む加工には向かない。
 キクリ米*1:酒造適正米、食用や食料系霊薬の加工も悪くなく、発酵の工程を含む加工もいけるが、突出したところは無い。
 彦名錦:酒造好適米、食用や食料系霊薬の加工には向かないが、発酵の工程を含む加工には最適。

*1
『【カオ転三次】故郷防衛を頑張る俺たち』様より、本家に登場するヒノエ米より味は落ちるが酒への加工はしやすいとの話から、この位置づけに。

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