短めですが投稿します。
ちょびちょび書いていましたが評価高くてびっくりしました。
ありがとうございます。
【ヘスティア・ファミリア】では各団員に個室が設けられている。
もう使われていない水路に作られた研究施設の中にあるイメージだ。
部屋にはそこに住んでいる団員の趣味が詰まっているが、それはリリルカも例外ではない。
原作では、趣味はなかったに等しかっただろう。
あるとすればファミリアに関することやベル君に関することだろうか。
ここでは心に余裕ができたからか趣味が増えている。
部屋には自分で組みたてたのだろう壁一面に銃が飾ってある。
組み立てている途中であろう物体が作業台上にあった。
CQCなどの近接格闘術は教え込んだが、やはり遠距離攻撃手段が安心するのだろう。
なにか趣味があるのは素晴らしいことだ。
しかし、私に影響されたのかロマンに傾倒しているようだ。
最近は大口径で反動や重量など身体への影響度外視の威力特化の拳銃を組み立てようとしていた。
普通に完成させて自分で普通に扱っていたのは、うん。
育てすぎたと少し後悔したものだ。
それはそれとして。
いま私は18階層の【リヴィラ】にいる。
詳しく言うとその中の【デスペラード社】の土地だ。
「具合はどうだ?」
そして目の前にいるのは先日、試作型の【プラズマキャノン】に似た機構を使った兵器を使って義体の半分を吹っ飛ばしたアーディである。
近くにいるのはそれに巻き込まれて擬態の四分の一を吹っ飛ばしたモンスーン。
2人とも新しい義体に切り替えたところだ。
「前のよりゴツイね」
「こっちは小さくなったのに馬力が上がってますね…?」
「どちらも馬力を上げた。それと試験的に一つ機能を追加している」
アーディの方は少し装甲を追加し、モンスーンの方は機構が複雑なためそもそもを小型化した上で馬力の上昇を図っている。
もちろん馬力を上げようと思えば燃費が悪くなり、長時間の稼働ができなくなる。
なので、原作よろしく魔石を握りつぶしたら動力が回復するようにした。
流石に自己修復ユニットはないので傷の回復はない。
その代わりに何とか血液中の魔力を吸収できるようにして高周波ブレードの電力を回復できるようにした。
「つまり…モンスターを斬ればいいってこと?」
「あるいは魔石を砕けばいいんですね?」
「そういうことだ。それで目標はどうした」
「…おそらく逃げられたかと」
「だろうな」
火力は高いとはいえ、
サイボーグは燃料電池に魔石を使っているため、あれらと似たような存在ではある。
しかし、あれらは精霊が作った存在だ。
似たような存在なだけでスペック自体は大幅に負けている。
今のままのサイボーグでは勝てない、それは当然の話だ。
「よくやった」
まあ、研究材料の調達は検討がついている。
過去に苦い想いをさせられた上に解剖しても特に罪悪感もない悪党だ。
気にしなくてもいいだろう。
「あとは【ロキ・ファミリア】に任せても……」
いいだろうと続けようとした。
殺人事件は起こっていない。
ただの未遂でハシャーナは生き残っている。
ボールスに話しているだろうし、報告通りなら今頃レヴィスの捜索に移っているだろう。
それにそろそろ【ロキ・ファミリア】が来る。
問題ないように思えるが、ひとつ思うことは協力してくれるだろうか。
宝玉の胎児は既に回収されているため、そこは問題ない。
今頃、もう地上に届いているだろう。
いやー、研究材料になるだろうか、分けてもらえるだろうか。
そこは今はどうでもいいが、問題はひとつ。
順調にいきすぎてて協力してくれるのかどうか。
お人好しだから協力してくれるし、私が関わってるのでしてくれるとは思う。
しかし原作からの流れから変わりまくっているのでアイズがレベル6になるかどうかも少し怖いところだ。
再生能力凄かったから襲撃してくれているはずだが。
ちょっと不安になってきた。
「あとは任せろ」
少し考えた後にカッコつけて言ってみた。
もう既に原作は散々壊してきてはいるが根幹は壊れていないだろう。
……壊れてないよね?
ということで祈ります。