MUV-LUV大戦   作:土井中32

96 / 107

見つけたぞ、フリーダム…!(マイフリ確保)

まさか隣町のそのまた隣まで行く羽目になるとは思わなかった…!
ありがとう神様仏様イオン様。でも欲を言えばアクションベースも置いててほしかった(マイフリあっただけでもめっけもん)。

プラモ作るのなんて学生以来ですが、この連載を書ききった後でゆっくり作ろうかと思います(押し入れの中からこっちを睨む偉大な烈様から目を逸らしつつ)。

…ゆっくり作ろうかと思います!(あの構えでこっちを睨む烈様から全力で目を逸らしつつ)




83話 狂気の比べ合い

 

その一撃は、寸分違わず目標を撃ち抜いた。

 

「ハガネのトロニウム・バスターキャノン、カシュガルハイヴに直撃しました!」

「モニュメント消失、メインシャフト露出を確認!」

「カシュガルハイヴ、レーザー攻撃能力を喪失した模様。エネルギー反応変動ありません!」

「…テスラドライブ出力全開、同時に艦首回転衝角始動。スパイラルフィールド準備!」

「りょ、了解!」

 

一瞬呆けたものの、伊達に大鉄の下で鍛えられてはいない。

すぐに己の責務を思い出し、突入の準備にかかる。

…それでもやはり、気にはなる。

 

「ハガネがどうなったかわかるか?」

「重力ブレーキを作動させなかったらしく、バスターキャノンの反動で観測範囲より離脱。その後については…」

「きぼうに捜索を要請しろ、我々は託された任務を達成しなければならん」

 

敬愛すべき上官が、我々に力を与えてくれた天才科学者がどうなったか、すぐにでも知りたい。

しかし自分達は託されたのだ、人類の未来を。

ならばこの作戦をやり遂げねば、彼らにどやされてしまう。

 

「艦長、シロガネが我が艦後方に遷移しています」

「シロガネと回線繋がります」

『小野寺艦長、こちらシロガネ。我々も相乗りさせてもらう』

「北海艦長、予定ではシロガネは別で降下し、地上部隊の支援と二の矢になる予定では?」

 

予定ではシロガネはインド軍に合流し、カシュガルハイヴ地上の制圧を行うはずだった。

クロガネが失敗した場合は二の矢としてメインホールに突入する、という予備戦力でもある。

これはメインホールが如何に巨大と言えど、700メートルを超える戦艦2隻と搭載する機動兵器が展開して自由に動けるほど広大ではないから、という理由もあった。

 

『既に大前提は崩れた。事ここに至っては予備戦力など残さず全戦力を一気にぶつけ、重頭脳級殲滅を確実なものにすべきだ』

 

これだけのイレギュラーを起こされてしまっては、当初の作戦プランが成り立つかどうかも怪しい。

ならばこちらも予備部隊などという様子見などせず全軍を以て雪崩れ込み、確実な目標殲滅を狙う。

クロガネの混成2個大隊+DGGシリーズに、シロガネと特機2機+アメリカ軌道降下兵団第一連隊108機。

機動や射角に制限がかかることによる損害を無視してでも、質と数の暴力で何としてもこの一戦でケリをつける。そういう判断だった。

 

「…了解しました。ブレイクフィールド合奏用意!」

「了解、シロガネのテスラドライブと同調、艦首回転衝角によるスパイラルフィールドの形成、始まります!」

 

クロガネの艦首が、回り始める。

開発者以外、誰もが狂気の産物と思ったそれが、人類の命運を乗せて。

テスラドライブが発生させたブレイクフィールドを回転・正面に集中させ、その密度と強度を飛躍的に上昇させる。

 

「格納庫より連絡、SRXとR-GUNの収容と固定完了とのこと!」

「残存艦隊より降下兵団第2連隊の降下ポッド離脱を確認、大気圏へ突入します」

「操舵士、進路に注意。味方を巻き込むなよ。

 

クロガネ、突撃ィ!!」

 

地上に向かっていくつもの流星が降り注ぐ。

全てがカシュガルに向かって行く中、それを阻むように地上からいくつも光が立ち昇る。

 

「重光線級による迎撃です、クロガネに集中してます!」

「頭を押さえられてる間に再展開してやがったのか!」

「怯むな!クロガネを、シロガネ級を作った博士を信じろ!」

 

カシュガル以外のハイヴからも攻撃が集中するも、クロガネは揺るがない。

最初からこういう状況になっても無事に降下できるようクロガネは設計されている。

艦首に展開されたスパイラルフィールドは、モニュメントとメインシャフトを破砕し無理やり削り開けるための装備だ。当然その強度もそれ相応。

超重光線級ならいざ知らず、いまさら重光線級複数に攻撃された程度で止まるはずもない。

 

そして、戦っているのは彼らだけではない。

 

『攻撃を光線属種に集中、突入部隊を掩護しろ!』

『どこ見てやがる、お前らの相手は俺たちだァ!』

『こっちはこっちで何とかする、親玉の首は任せたぞ!』

 

カシュガルからのレーザーを避けるためハイヴ内に退避していた部隊が再び地上に展開、無防備な重光線級に喰らいつく。

クロガネに集中していた光の柱が次々と消える。もはや地球最大のドリルを阻むものはない。

 

「目標メインシャフト、このままメインホールに突っ込む!ビビッて舵切るなよ操舵士!」

「一文字が根性見せて俺が見せないわけにいかないでしょう!チキンレースで鍛えたクソ度胸見せてやりますよォ!」

「そ、総員対衝撃防御ォッ!?」

 

数多の流星の中、一際大きい光が地の底へと突き刺さった。

 

 

-----------------------------

 

 

メインホールに突っ込んだ時の衝撃で意識が飛んでいたらしい。

慌てて無線をいじれば、そこはえらい喧噪だった。

 

『…状況報告!』

『現在地はカシュガルハイヴモニュメント直下、メインホールと推定』

『ブレイクフィールド解除、シロガネを本艦後方100メートルに確認』

『メインホール床面に艦首が刺さっている模様、立て直して水平に戻します』

『艦載機発進させろ、BETAは待ってはくれんぞ!』

 

その言葉と共にカタパルトやハッチが開き、次々と戦術機が発進していく。

一機だけ、例外を除いて。

 

「…小野寺艦長、なぜ自分たちだけ艦内待機なのでしょうか?」

「応急修理したばかりのR-GUNも出撃しているのに、私たちだけ待機というのは…」

 

そう、俺たち凄乃皇・終式組だ。

 

『先ほども言ったはずだ、君たちは切り札なんだ。今はまだ温存しておきたい。”敵”が見つかるまでその元気を溜めておいてくれ』

「…了解しました」

「はーい」

 

とりあえずそう返して、マイクをミュートにする。

 

嘘ではない。

だが100%本当でもない。

 

凄乃皇を起動させてから異様に鋭くなったカンがそう告げているが、自分たちが戦える時間が短いことも事実だ。

不安がないわけではないが、みんな精鋭中の精鋭だ。イレギュラーもあったが、桜花作戦(あの時)とは比べ物にならないくらい戦力は充実している。だから大丈夫だと自分に言い聞かせる。

 

「やっぱりなんかそわそわしちゃうよね、ここに来ると」

「別の世界とはいえ、未来を勝ち取るためにたくさん失った場所でもあるからな…」

 

前の、2周目の世界。俺はここで守りたいもののほとんどを失った。

 

委員長、彩峰、たま、美琴、…冥夜。

00ユニットとなっていた純夏も、ここで機能を停止した。

あの作戦で生還できたのは、俺と霞だけ。

そこまでやって俺が、人類が手に入れたのはわずか30年の猶予。

そして俺はその後を見届けることもできなかった。

 

一度だけ、九郎に俺が消えた後どうなったのか聞いたことがある。

 

「紆余曲折あったが、最終的には統一政府立ててBETAの創造主にカチコミかますところまでいったよ」

 

…その紆余曲折のところはついぞ教えてくれなかったが。

まあ何となく想像はつく。きっとまた内ゲバになったんだろうと。

それでも、最終的には統一政府を作ることに成功し、BETAの創造主の元へ行けるだけの科学力まで到達した。

それだけで、意味はあったのだと思うことができた。

 

あの世界でもそこまで行けたのだ。

ならばこの世界は、もっとよくできるはず。

事実地球連邦が発足し、桜花作戦を遥かに上回る戦力を以てカシュガルのメインホール(ここ)に来ることができている。

 

勝てる、いや絶対に勝つ。そしてこれ以上犠牲なんて出させない。

せっかく手に入れた”もう一度のチャンス(三度目の正直)”。俺にはない科学力で力を貸してくれる新たな仲間がいて、これで前より多く失うなんて認めるわけにはいかなかった。

 

「…九郎さん、無事かな」

「純夏も感じたろ、あの砲撃は間違いなく九郎が撃った。俺たちを信じて託してくれた。なら俺たちも信じるべきだ、絶対に生きてるってな」

「…うん、重頭脳級なんてパパっとやっつけて、九郎さんを迎えに行こう!」

 

純夏の気分が上向いたのを感じる。

ツインコンタクトでサイコドライバーの領域に片足突っ込んだ影響か、互いの思考や感情が五感を通さず分かるようになってしまった。

だからさっきまで純夏が九郎の安否で気分が沈んでいたのもすぐにわかった。

口に出さなくても伝えられるが、あえて口に出すことで自分にも言い聞かせる。

そうだ、なんだかんだで毎回死にそうな目にあっても結局生き残ってる奴だ。だから今回も大丈夫。

もしも大丈夫じゃなくても。今この場を放り出して探しに行ったら、それこそあいつにぶっ殺される。

だからさっさとぶっ壊れたクソBETAを正真正銘のスクラップにして、一刻も早く探しに行くのだ。

 

そこまで考えた時、通信が騒がしくなる。

 

『緊急!アンノウン出現、ひとがたッ!?

 

直後、メインホールの一角が吹っ飛んだ。

 

 

-----------------------------

 

 

幸いにも、その爆発に巻き込まれたものはいなかった。

しかしその光景を目にしたものは、一様に自身の目を疑う。

 

BETAの新種、それも人型がそこにいたからだ。

 

『あの時の人造BETA!?』

『いや、サイズは一般的な戦術機のそれだ。それに形状にも差異がある』

 

基本のシルエットが人型に酷似しているのは変わらない。

しかしそいつは頭部がなく。代わりに背中から一対の光線級が生えていた。

両腕は要撃級のそれで、腰からは円筒形の何かが生えている。姿勢もやや前に傾き、完全な人型とは言い難い。

しかしその形状から、これが何を模しているのかは一目瞭然だった。

 

『戦術機をコピーしたのか…!』

『さながら幻影(シャドウ)級、或いは戦術機(ファイター)級といったところか?』

『首がないから首無し(デュラハン)級でもいい気がしますが』

『呼び名なんぞどうでもいい。目下の問題は…』

 

そう、問題は。

 

『あれがすでに量産されていることだ!』

 

それが大勢で、雪崩を打って襲いかかってきている、ということだ。

何体かが背中に生えた目玉からレーザーを放ち、それを背にこちらに突っ込んでくる。

 

『迎撃、叩き潰せ!』

『撃ちまくれ!近づけるな!』

 

この場に光線級程度のレーザーでダメージを負う機体などない。

すぐにシロガネ級2隻含む遠距離武装を持つものが攻撃を加える。しかし。

 

『弾かれてる!?』

『センサーに重力反応、ラザフォード場だ!』

『だめだ、半端な火力じゃ抜けない!』

『武装変更、艦砲クラスじゃないと抜けんぞ!』

 

イレギュラーが発生することは想定されていた。しかし量産されたバリア持ちともなれば、さすがに若干の動揺が生まれる。

そしてその間隙を突かれた。後に首無し級と呼ばれるそれは脚力任せに跳ね。

 

『飛んだ!?』

 

腰の円筒部から何かを吐き出しながら、彼らの予想以上の飛距離を稼いで見せた。

後になって腰のパーツが圧縮空気を吐き出す跳躍補助装置であり、戦術機のように飛べるわけではないことがわかるが、今は重要なことではない。

迎撃を抜けた個体がクロガネに迫り。

 

 

 

『撃ち抜け、アルト』

『させるわけなかろう』

『斯衛の守り、この程度で抜けられるものか』

 

赤鬼に両断され。

青鬼に貫かれ。

錆鉄の巨人の杭にぶち抜かれ、直後に食らった衝撃ではじけ飛んだ。

 

 

 

『報告。一定以上の威力か格闘兵装なら抜ける模様。近接戦に覚えのあるものは格闘兵装での対処を推奨』

『タイプSは前に出ろ、格闘戦は俺たちの専売特許だ!』

『実弾系の方が通りがいい、レールガンへの転換急げ!』

 

伊達に各戦線でエースと呼ばれていた者たちではない。

動揺をすぐに飲み込み、目前の敵へ対処する。

 

『こいつら行動がパターン化されてるぞ!』

『手が届かない距離ならレーザー一択か!撃っている間はバリアを使えないことも理解してないようだな!』

『腕力はこちらとそう変わらん、そして腕を振った後のフォローが遅い!』

『恐れず飛び込め、対人戦より楽だぞこいつら!!』

 

タイプSが懐に飛び込み、両手に生やした光の爪で切り刻む。

ガーリオンが大口径狙撃砲を連射で寸分違わず同じ場所に叩き込み、ラザフォード場を抜いて大穴を開ける。

DGGシリーズとソウルグレン・シグマがその馬鹿げたパワーでラザフォード場ごと薙ぎ払う。

 

未知の種であれどあっという間に対処方法が確立され、危なげなく討ち取っていく。

しかしそれで終わらせるわけにはいかない。

 

『重頭脳級は見つからないか!?』

『未だ発見の報なし!状況から推測するに健在なのは間違いないのですが…!』

 

首無し級は言ってしまえば雑魚だ。

本命を狩らなくては増援にいずれ押し潰される。

シロガネと米軍の降下兵団第一連隊がメインホールに繋がるドリフトを押さえてくれているが、後ろを気にしながら推定100万にも達するBETAをいつまでも押しとどめられるはずもない。

一刻も早く目的を果たすためあらゆる手段で捜索が続けられるが、ハガネの砲撃とクロガネのスパイラルフィールドをまとっての突撃で瓦礫だらけのメインホールには、それらしいものが見当たらない。

頭脳担当が焦る中それに気づいたのは、この場で唯一戦闘に参加せず静かに探っていた二人だった。

 

「…ッ!武ちゃん!!」

「捉えた!隆聖少尉、10時の方向距離2000!」

『ッ!そこかァ!!』

 

SRXがそのゴーグルから熱線を吐き出し、指定された場所を薙ぎ払う。

爆炎が上がり淡い期待を持つ者たちの中、撃った本人と捉えた二人だけは感じていた。

 

「総員警戒!本番はこれからだ!!」

 

煙の中から、それが姿を現す。

 

『で、でけぇ…!』

『超重光線級、いや、母艦級よりも上か…!?』

『各部に見られるパーツを見る限り、こいつもキメラのようですね』

 

腹から下は、おそらく母艦級。

胴体は超重光線級から。

左2本、右1本の腕は重光線級と突撃級の合成。

胴体に合わせたサイズの要撃級の腕で形造られたはさみが、右から生えている。

そして、明らかに人の顔を模した頭部が、胴体の上に鎮座していた。

無理やりに例えるならば蛇女、ラミアだろうか。

もしもこの場に九郎がいたら、それをこう呼んだだろう。

 

 

 

ジュデッカ、と。

 

 

 

「凄乃皇より各員へ!そいつが重頭脳級だ!」

『あれが!?』

『なるほど、首無しが戦術機を模したのならあれは特機を模したもの、というわけか』

『何でもいい!総員攻撃を集中、ここでスクラップにしてやれ!!』

 

即座に火線が集中され。

それを、まさしく蛇のようにヌルリとすり抜ける。

直撃コースはラザフォード場で弾きながら。

 

『こっちよりも遥かにデカいくせになんだあの機動性!?』

『押さえつけろ!足を止めねば火力の集中すらできん!!』

 

DGGシリーズが足を止めるために飛び掛かる。

が、重頭脳級はそれにとんでもない方法で対処した。

 

腹が開き、そこから首無し級が大量に飛び出したのだ。

 

『ッ!ヌウン!!』

『射貫けトロンべ!』

『天上天下無敵剣!!』

『ええい、ギガ・サークルブラスター!』

 

突然ではあれど、そこは切り札を任される者たちである。即座に切り払い、撃ち払う。

しかしそれは十分な隙でもあった。

巨大な拳が膂力と質量、そしてラザフォード場を伴って彼らに迫る。

 

『伊達に最強の盾は名乗っていない!!』

 

ジガンスクードがその拳の前に割り込み、受け止め。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

全員まとめて吹っ飛ばされた。

 

『纏めて殴り飛ばした!?どんなパワーしてやがんだ!!』

『それ以前にどういう構造してるんだあいつは!?まだ出てきてるぞ!』

 

開いた腹からは、途切れることなく首無し級が飛び出してくる。

とてもではないが、母艦級の腹に収まる数とは思えなかった。

 

「…生産してる?」

「体内にBETA生産設備を内蔵してる?あれ自体がハイヴそのものってこと?」

「学習したんだ。固定基地では戦力を集中されて対処しきれない、ならば常に動き回ることで戦力の集中をさせない。そういうふうに…!」

 

ハイヴ、巣としての機能を押し込めた移動基地とでも言うべき存在。

 

「しいていうなら、移動基地(ハイヴ)級…!」

『それが事実なら、ゆゆしき事態だな。もしも取り逃せば、我々はあれと鬼ごっこをすることになる』

『神出鬼没の移動基地と、か…!』

 

恐らくは母艦級の大深度掘削能力も備えているであろうそれ。

討ち取るために決戦級の戦力を必要とするのに、神出鬼没でどこに現れるかわからない。

そしてひとしきり暴れた後、奴はこちらが戦力を集める前にさっさと逃げてしまうのだろう。

そんなことを繰り返されては、ましてや量産などされようものなら、人類は自分を守るのに手いっぱいになりまともな連携すら取れなくなる。

そして繰り返されるゲリラ戦の前に、人類は徐々に疲弊していくことになるだろう。

 

「…小野寺艦長、出撃許可を願います」

『白銀特務少尉…!』

「ここが、俺たちを投入するべきところだと愚考致します。今この場であれを討ち取るために、投入することこそが」

 

今すぐにでも飛び出したい。あいつを叩き潰して戦っている皆を助けたい。

だがそれではだめだ。コントロール不能な超戦力が世界にどれほどの影響を及ぼすか、あの場で言われたではないか。

だから自分を押さえつける。仮にも今の自分は軍人なのだから、と言い聞かせて。

 

『…分かった。凄乃皇・終式の出撃を許可する。仮称・移動基地級を必ずこの場で撃滅せよ!』

「「了解!!」」

 

凄乃皇・終式の収まるハンガーが移動、上部のエクストラハッチへ運ぶ。

ハンガー固定用のロックが外され、凄乃皇が自立。

床が上昇し彼らは二度目の、この世界では初めてのオリジナルハイヴ攻略に挑む。

 

「T-LINKツインコンタクト、TTD起動!」

「出力90%で安定、カウントダウン開始」

 

九郎が設けた活動限界までのリミットは、10分。

それを超えれば天下無敵のスーパーロボットも、そこらの第三世代機と大差ない性能しか発揮できなくなる。

 

「返してもらうぞBETA、お前たちが奪ったものを」

「私達のたどり着きたい場所に、あなた達は必要ない!」

 

「「この600秒で奪い返す!人類の未来を!!」」

 

 

人類の切り札と、BETAの最凶が激突する。

勝つのは人類か、BETAか。

勝者が決まるまで、あと599秒。

 

 





シリアス「まだだ、まだ終わらんよ!」
ギャグ「ステイステイ、まだだ、まだ…」


今週の更新は以上です。

  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。