ここから、ドラゴンボールZのストーリー開始です。
エイジ764年
あたりは、荒野で周りには何もない。
タイムマシンでの出発は、カプセルコーポレーションからにすると、過去の時代のカプセルコーポレーションに到着してしまい、混乱を招きかねないため、ブルマさんから聞いたフリーザという奴らがくる場所の近くにした。
(ここは、あまり変わらないな)
荒野だから当たり前だが、未来も過去もそう変化はない。
気を探ってみると、この世界にはたくさんの気で溢れている。
自分の世界では、この世界の半分以下となってしまった。
あと、この近くで大きな気が2つ。その他にも多数の地球の人よりはかなり大きな気。
(この大きい気がフリーザか。確かブルマさんの話だとお父さんが地球に戻るまで3時間くらいあったから、その間に誰も殺されはしなかったけど、倒されてしまったって言ってたよね)
悟花は、少し考えた後、フリーザの方に飛んでいった。
「あいつがきた時にくやしがらせてやりたいから、地球人を皆殺しにしてやるんだ。」
(そうはさせない!)
フリーザは、多数の部下を向かわせたが、悟花が一瞬で全員を倒し、気づけばフリーザの前に人の山ができていた。
フリーザは、目の前に現れた悟花を見る。
「何か用があるのかな、地球人」
「あなたたちを殺しにきた」
「今なんといったんだ」
「あんたらを殺しにきたんだよ」
「ん?殺しに来たって、僕たちを?パパ」
そういって、フリーザとその父コルド大王は、悟花の発言を嘲笑う。
「何も知らないっていうのはいおものだな」
「知っているさ。あんた、フリーザでしょ?別に驚くことはないさ。あんたのことならなんでも知ってる」
「ふっ、それは光栄だな。こんな銀河の端でも僕の名前が知れ渡ってるとは。だが、残念なことに僕が宇宙一の強さを持っていることまでは知らなかったようだ」
「あんたがここで死ぬことも知っている」
そう言うと、フリーザは怒りを露わにするが、すぐに冗談だと思い、部下に片付けるよう指示する。
他のものは、他の地球人を殺すように指示するが、悟花がフリーザの部下に向けて、ストップの言葉をかける。
「おい、小娘言わしておけば」
「まあ、まてよこいつは俺の獲物だ」
そう言って、フリーザの部下はスカウターで悟花の戦闘力を測定する。
「戦闘力たったの5。ゴミめ。結構可愛いから残念だけど、フリーザ様のご命令だからな。ちょっと痛いけど、我慢しろよー」
その後、部下は悟花に向かって、機械を使いビームを繰り出すが、悟花は片手で全て弾き返した。
そして、そのまま部下を倒した。
それを見た他の部下も一斉に悟花にむかうが、一瞬で全員を倒した。
「少しはやるようだね」
「ふん、なかなかやるようじゃないか」
「次はあんた達の番さ」
「ほほう。こいつは驚いた。聞いたかフリーザ。今度は我々らしい」
「ふふ、身の程知らずだ。いいことを教えてあげようか。中途半端な強さを持ったら、返って早死にするんだよ」
「ふふっ、あなたのように?そんな姿にまでなって、よく、おめおめと地球まで来られたもんだね。わざわざ殺されるために」
悟花は、笑いながらフリーザを挑発すると、フリーザはむかついた様子で拳に力を入れる。
「減らない口だ。どうやらお仕置きが必要なようだね、パパ」
「お前をこれだけ馬鹿にするとは。それだけで、死刑に値する」
「もったいないけど、僕が死刑執行人になってあげるよ。光栄に思うがいい」
(とんでもない自意識過剰なやつだな)
「あんた達は、一瞬で私に殺される。わかっているさ」
「わかっている?随分ユニークな考えだね」
「始めから全力でくるのをオススメするよ。私は、孫悟空さんのように甘くない!」
『孫悟空』というワードに、フリーザとコルド大王は反応する。
フリーザがコルド大王に超サイヤ人の名前だと教える。
「そうか、貴様もあいつの仲間か」
「あったことはない。知っているだけ」
「ほお。知っているだけ」
「あんたたちは、さっきこう言ってたよね。あの超サイヤ人が帰ってくるまでに、地球人を皆殺しにして、悔しがらせてやろうと」
「確かに言った。貴様もその1人だ。最も貴様が部下を殺してくれたおかげで、フリーザ自ら手を下さないといけなくなったがね。」
「あは、誤算だったね」
「なあに、地球人の掃除をするくらい僕ならあっという間にしてやるさ」
フリーザの言葉をすぐさま、悟花が否定する、驚いた反応をする。
「私が言った誤算とは。超サイヤ人は孫悟空さん1人じゃない。ここにもいるということよ」
「なに!?」
フリーザとコルド大王は、驚く顔をするがすぐに、ハッタリだと高笑いをする。
悟花は、その様子を見て余裕の表情を見せ、少しずつ気を高める。
徐々にあたりの空気が変わり、フリーザ達も驚く表情をする。
「はああああああああああああ!!!」
そして、悟花は、超サイヤ人になった。
黄金に輝く悟花を見て、フリーザは怯えたように後退る。
「あの目・・・あの目だ!」
「何を怯えているのかな?」
挑戦的な表情で、悟花はフリーザに語りかけると、フリーザはその態度に逆上して奇声を上げながら、悟花に向かって気功波をうつ。
悟花がいた場所は、大きなクレーターを作っており、あたりは砂埃と、瓦礫が上空から落ちてきていた。
フリーザとコルド大王は、今の攻撃で悟花は死んだと思い、余裕な表情をしている。
しかし、少し時間が経つと砂埃がはけてきて、無傷で同じ場所に立っている悟花を見て、フリーザは驚く。
「私を侮って、力を出し惜しみしてる余裕は、あんたにはないんじゃないの?私に殺されるんだから」
「口の減らない小娘め!くらえー!!!」
怒りが爆発したフリーザは全力で、コルド大王も地球がなくなる危機を抱くほどの気功波をうつが、悟花はそれを抑え込んだ。
あたりに、エネルギーが分散されて飛んでいく。
フリーザは、攻撃が効かないことに苛つきが増している。
「残念だったね。勝負は一気につけた方がいいいんだよ。自分のその自意識過剰なところが、命取りになるんだから」
「ふん、では望み通り一気にかたをつけてやろう」
そう言って、フリーザは地球を破壊するエネルギーを打ち込む。
エネルギーは、悟花にまっすぐ落ちていくが、すぐにそれは悟花によって片手で戻され、さすがのフリーザも驚く。
「どうしたのかな?これで終わり?」
フリーザは、悟花が持ち上げているエネルギー玉に気功波をうち爆破させた。
そして、2人とも今の攻撃で悟花は死んだと、思い込んで余裕な態度でいたところを悟花は、崖の上から眺める。
「フリーザ!!!」
悟花は、そういって、フリーザとコルド大王に向けて気功波をうつと、2人はそれをかわす。
「この程度でオレを・・・!」
「はあああ!!」
飛んで気功波をかわしたフリーザの上空で、悟花は次の攻撃を準備しており、新たな気功波でフリーザを消しとばした。
その後、この状況に驚いているコルド大王も、同じように消し飛ばした。
(ふぅ・・・やっと終わった)
戦い終わった悟花は、超サイヤ人を解き一息つくと、戦いの途中からこちらの様子を見ていた(気付いてた)Z戦士を見る。
(あの人たちが、お兄ちゃんの仲間だった人達・・・お兄ちゃん・・・)
初めて見るZ戦士と、4年前に亡くなった兄の悟飯を見て、まさか会うと思っていなかったため、一瞬涙ぐみそうになるが、グッと堪えて笑顔で話しかける。
「これから、孫悟空さんを出迎えに行きます!一緒に行きませんか?」
悟花の発言にZ戦士は驚いた表情をする。
「なんで、なんでお父さんのことを?」
「こちらです!もうじきこの近くに孫悟空さんは着くはずです。孫悟空さんが着くのはあと3時間後です。私に着いてきてください!」
そう言って、悟花は悟空が着く場所に飛んでいく。その姿を見て、1番に悟飯がついていき、その後ほかの人達もついてくる。
(きてるな・・・本当は、未来を変えるのは最低限にするためにも、みんなに会わない方が良かったかもしれないけど、フリーザにやられるのを見過ごすことなんて、できないよ)
しばらく、飛んだ後、ブルマからもらった高性能の腕時計を見て、位置を確認する。
(573-18220・・・このあたりかな)
この辺りだと目星をつけて、着陸すると同じようにZ戦士も着陸する。
それぞれが怪しむ目で悟花を見るが、悟花は物怖じせず、胸ポケットからポイポイカプセルを取り、冷蔵庫を出して、ジュースをすすめる。
「私、いただくわ」 「僕も!」
そう言って、ブルマと悟飯が真っ先に動く。
(ブルマさんは昔から変わらないんだなあ。お兄ちゃんは、子どもだからかわからないけど、少し違う感じだなあ。今は7歳くらいだよね)
その後、ブルマと悟飯に高評価だったジュースに、クリリンも誘惑に釣られて飲む。
「あなた、どこかで会ったかしら?」
「あ、いえ」
(お母さんに顔が似てるってブルマさんに言われてきたから、バレないようにしないと・・・)
「どうして、お父さんのことを知ってるんですか?」
「私も話に聞いてきただけで、しっかりと会ったことはないんです」
「じゃあ、なんで3時間後に悟空がここに来るって知ってるんだ?」
「それは、すみません。言えないんです」
この発言に、ベジータが反応し、強い口調でせめる。
「言えないってのはどういうことだ。貴様は何者だ。どうやってあんなパワーを身につけた」
「すみません、それも・・・」
悟飯が、フリーザを倒した時に超サイヤ人だったことを確認し、肯定する。
「ふざけるな!サイヤ人は、俺とカカロット、この地球は孫悟空というらしいがな、それと地球人との混血であるそこのガキ。この3人しかもう残っていないんだ。だから、貴様がサイヤ人であるはずがないだろ!!」
このベジータの発言に、Z戦士が一斉に悟花を見る。
悟花はいたたまれなくなり、下を向く。
「でも、実際、超サイヤ人になってフリーザを倒したっていう事実が・・・」
「ふん!どうだかな」
ベジータのイライラがあたりの空気をピリつかせ、緊張感のある空気になっていたが、それを壊したのは未来の妻であるブルマであった。
「孫くんのこと知ってるって、あなたどこから来たの?地球?宇宙?」
「すみません・・・それも言えないです」
「それも秘密ってことね。それじゃ、名前も歳も全部秘密ってわけ?」
「名前は言えませんが、歳は17歳です」
「へ〜17歳ね。お肌がピチピチして若いとは思ったわ!ま、私もまだまだ若いけどね!」
(あはは・・・ブルマさんほんと、変わらないな。いや、過去の方が元気はあるかな)
名前を言えないことで、天津飯やヤムチャがまた不信感を抱くが、和ませてくれたのはブルマであった。
「ね!もう質問はやめましょ。困ってるじゃない。この子は地球を救ってくれたのよ!」
「はい!」
ようやく悟花にとって緊張の質問タイムが終わり、各々、悟空が到着までの3時間を待つことになった。
そして、3時間が過ぎたことを確認する。
「3時間が過ぎました。そろそろ孫悟空さんが到着するはずです」
「え!ほんと!?」
悟花が伝えると、それぞれが気を探っていると、徐々に地球に悟空の気が近づいていることが感じられた。
「ほんとだ!感じるぞ!」
「え!じゃあ、あの子の言ってた時間も場所もズバリだったわけ?」
「お父さんだ!お父さんの気だ!」
悟飯の言葉の後、悟空が乗っている宇宙船が現れ、地球に着陸した。
それぞれがその場所に向かっていき、到着すると大きなクレーターの中心に宇宙ポットがあった。
(お父さん・・・)
悟花は、物心つく前になくなった父と初めて会うため、ポーカーフェイスではいるが、心臓はバクバクと緊張していた。
宇宙ポットの扉が開き、悟空は仲間がみんないる状況に「あれ?なんでおめー達がここにいるんだ?」と、困惑した様子になった。
みんなが喜んでいる中、悟空は仲間のもとに飛んでいき、疑問を投げかけた。
「どうしてオラがここに着くかわかったんだ?おめー達」
「この子よこの子。この子がここに帰ってくるって教えてくれたの!」
「お父さん、この人知ってるんでしょ!」
ブルマ、悟飯の発言に、悟空と悟花は初めて目が合った。
「ん?誰だ?」
「この子のこと知らないって全然?」
「ああ、全然知らねえ」
「この子、孫くんがこの時間にここにくるってこと知ってたのよ」
「ほんとか?妙だな。フリーザ達はオラの宇宙船発見して、いつオラが地球に着くかわかってたみたいだけどよ。それにしてもフリーザ達倒したの誰だ?すげー気だったぞ。ピッコロか?それもとベジータか?」
「フリーザは、そいつがやったんだ。あっという間にな。貴様のように超サイヤ人なって」
「超サイヤ人に?へー!そいつはすげえや!若いのによ!オラ達以外にサイヤ人がいるなんて知らなかったなあ!」
(すごい明るく素直な人だなあ。お兄ちゃんが素でいる時に似てるかも)
悟空の発言に、ベジータが否定をするが、あっけらかんと悟空が返し、ブルマに相変わらず軽い人だとせめられる。
「悟空さん、実はお話があります」
「オラにか?」
「はい、2人だけで」
そう言って、遠くの方を指差すと周りが動揺し、軽い文句を言うが、悟空は明るくかわし、悟空と悟花は離れた場所に飛んでいった。
そして、2人きりになりお互い向き合う。
「そういえば礼を言ってなかったな。フリーザを倒してくれてありがとな。やっぱりオラが甘かったらしい。あいつはナメック星でやっつけとくべきだったんだ」
「フリーザ達は、本当はあなたが倒すはずだったんですが、時間的な関係でやむおえず私が」
「ああ。フリーザ達の宇宙船の方が速くてぬかれっちまったんだ。ちっとも反省してないようだったからやっつけてやろうと思ってたら、おめーが現れて」
「あなたが、到着するまで3時間ありましたからね」
「いや、そーでもねえ。新しい技を手に入れたんだ」
「新しい技?」
(そんなこと、お兄ちゃんからもブルマさんからも聞いてない・・・)
「そう!いわゆる瞬間移動ってやつ」
悟空はそう言って、ウィンクをした。
ヤードラット星人という種族から教えてもらったんだと悟空は、悟花に伝え、悟花は驚いた顔をした後、自分の行動に後悔し、手を握りしめながら俯いた。
「悟空さんがそんな技を身につけてたなんて知らなかったです。宇宙船に乗って3時間後に着くのとばかり。私は・・・無意味に歴史を変えてしまったのかも。そのせいで、悟空さんだけに会う予定が、みんなとも会ってしまった」
「歴史?どういうことだ?」
「その前にお伺いしたいんですが、悟空さんは自分の意思で自由に超サイヤ人になることはできますか?」
「ああ。最初はダメだったけど、苦労してやっとできるようになることができた」
「今ここで、なっていただけませんか?お願いします」
悟花の発言に悟空は驚いた表情を一瞬するが、すぐに了承し、気を勢いよく高め、超サイヤ人に変身した。
(すごい・・・お兄ちゃんにそっくりだ。ブルマさんもお父さんとお兄ちゃんは、性格は全然違うけど、顔は似てるんだと言ってたもんな)
「これでどうするんだ?」
「私も、超サイヤ人に」
そう言って、悟花も同じように気を高めて超サイヤ人になる。
初めて自分以外の超サイヤ人を見る悟空は、驚いた表情で「そっくりだ・・・」と呟く。
「失礼します」
この言葉に悟空は一瞬驚いた顔をし、悟花は悟空にめがけてパンチをするが、悟空が全く微動だにしないため、顔に当たる寸前でとめた。
「な、なぜ避けるか受け止めるかしなかったんですか」
「殺気がなかったからな。止めると分かってた」
(すごい。そんなところまで瞬時に見破り判断できるなんて)
「なるほど。次はとめませんからね」
「わかった」
そう言って悟空は、人差し指に集中して気を高める。
「はあ!!」
悟花は悟空に目がけてパンチを連続して行うが、全て悟空の人差し指で防がれた。
最後に他のパンチよりやや力を加えたパンチも止められ、少し距離をとりお礼を言いながら超サイヤ人をとくと、悟空も同じように超サイヤ人を解いた。
「出したパワーはフリーザと戦ったときに近いものを出してたんですが」
「おめーが本気を出してなかったからな。出してたらきっと敵わないさ」
(お父さんは、やっぱりすごい人だ。この一瞬戦って、少し話しただけで、みんなを救ってくれる、そんな気がする)
「あなたなら信じることができる。お話しします。これからお話しすることは、すべてあなたの心の中にしまっておいてください」
「ああ、わかった。安心して喋ってくれ。オラ、口はかてーほうだ」
「この時代のあなた達には信じられない話ですが、私はこの時代より少し先の未来からタイムマシンに乗ってやってきました」
「未来から!?タイムマシンに乗って!?」
悟空は驚いた表情で言う。
「はい。是非、あなたに知ってほしい重大なことがあってきました。
そして悟花は、人造人間のことを詳しく説明した。レッドリボン軍のこといつどこに現れるか、圧倒的な強さで殺戮と破壊を繰り返し、未来はめちゃくちゃになってること。
「フリーザを一瞬で倒した超サイヤ人のおめーが怪物っていうくらいだろうからな。相当なもんなんだろうな」
「はい。立ち向かったんですが、なにしろ相手は2人。1対1でも逃げるのがやっとです」
「まてよ。相手が2人っておめーの味方は?」
悟花の発言にすぐ疑問を持ち、悟空はすぐさま尋ねる。悟花は、その質問に対し、悔しい表情で答える。
「いません。私の時代には、戦える戦士は私しか今いないんです。3年後の戦いで、ベジータさん、クリリンさん、天津飯さん、餃子さん、ヤムチャさん、ピッコロさん。みんな殺されてしまったんです。かろうじ逃げ延びた孫悟飯さんは、悟飯さんは戦いを教えてくれた師匠でもあったんですが、4年前に・・・もう1人、私とほぼ実力は同じの戦士はいるんですが、私を庇って今はずっと意識がない状態です。あなたも知っているように、ピッコロさんが死んでドラゴンボールもなくなり、誰も生き返ることができなくなってしまったんです。年月をかけ楽しみながらジワジワと人々の命を奪っていく人造人間のせいで、私のいる時代は地獄のようなものなんです。強すぎる。強すぎるんですよ奴らは!!」
悟花は目尻に涙をためながら、悔しさをあらわにするが、今の話を聞いて悟空が疑問を投げかける。
「まてよ!オラは?オラもやられちまったのか?」
「あなたは戦ってないんです。あなたは、今からまもなく病気に侵されてしまうんです。そして、死んでしまう」
この発言に、悟空は「え!?」と、ひどく驚く。
「ウイルス性の心臓病です。さすがの超サイヤ人でも病気には敵わなかったんです」
「参ったな、仙豆も病気には効かねえのか。くっそー!死んじまうのか悔しいな!戦いてーよそいつらと!!」
悟空は、そう言って悔しそうに言葉を発しており、それを見て悟花は驚く。
「戦えないのがそんなに残念なんですか。恐怖はないんですか?」
「そりゃあ、こえーけどよ、すげー強い奴らなんだろ?やってみてーよ!」
(やっぱり、お兄ちゃんやブルマさんが言ってた通りの人だ。これが、サイヤ人っていうんだろうな)
「あなたはやはり本物のサイヤ人の戦士だ。悟飯さんや、ブルマさんが言ってた通りの人だ。頼もしい人です。来て、本当によかった」
そして、胸元に大事にしまっていた、今回の時空の旅の大本命である薬を取り出し、悟空に渡す。
「あなたの薬です。この時代では不治の病でも、未来では特効薬ができてるんです。これで、あなたは死なずにすみます」
「ほんとかー!やったー!早くそれ言ってくれりゃいいのによー!」
薬があると知り、悟空は喜びを露わにする。
その様子を見て、悟花は嬉しい気持ちになるが、少し複雑な気持ちも混ざっていた。
「本当はこんなことはまずいんです。歴史を変えてしまうことになるんで。でも、あんな歴史なら・・・あなたなら、必ずなんとかしてくれると信じてます。そのことだけを信じて、ブルマさんと・・・いや、ブルマさんも苦労してやっとタイムマシンを完成させてくれたんです」
「そういや、おめーブルマとは知り合いなんだな」
「あ、はい。とてもよくしてもらっています」
「おめーよく見たらどっかで会ったような気もするんだけどよー。そういや、名前聞いてなかったな」
(やっぱり、お母さんにそっくりとまではいかなくても、似てるって言われるから、お父さんはそう思っちゃうよね)
「すみません。今はまだ名前は言えないんです。一つ言えることは、この時代で私とあなたは会っていません」
どこか引っかかると悟花の顔を見て、ずっと考えてた悟空はその言葉に、考えることを1度やめた。
「そっか。じゃあ、この時代ではオラは生き残って、おめーと会えたらいいな」
その言葉に悟花は涙が出そうになるほど、嬉しくなった。
物心つく前になくなった父に、この時代の私はずっと一緒にいられるかもしれない。
羨ましい気持ちはあるが、人造人間にやられっぱなしじゃなくて、平和な時代を作りたいという私達の願いが叶った世界を想像するだけで、嬉しい気持ちになる。
トランクスも、ベジータと会ったことがないため、ブルマ曰くプライドが高く強くなることだけを考えていることから、もしみんなが生き残った時代だと、ベジータにトランクスは扱かれるんじゃないかという、世界だって想像できる。
「はい!私もみなさんに会いたいと思います。では、私はこの辺りで失礼します。早く未来にいるブルマさんを安心させてあげたいので」
「ああ!これ、助かったって伝えてくれ!変わるといいな、未来」
「はい。悟空さんの力を知って希望が見えました」
「また会えるか?」
「わかりません。タイムマシンの往復分のエネルギーを得るにはかなりの時間が必要なんです。もし、それまでに生きていられたら、必ず応援に来ます。私の仲間も回復できたら、一緒に。また、3年後に」
悟空は、悟花のその言葉に「そういえば」と呟き、「ちょっと待っててくれ!」と、消えた。
(え!?消えた!?あ、これがさっき言ってた瞬間移動かな。それにしても、どこにいったんだろ。むこうのみんなも驚いているし)
そう言って、考えているうちに悟空は帰ってきて、袋を渡してきた。
悟花が中を見てみると、仙豆が3粒入っていた。
「これって!」
「仙豆だ。おめーの仲間が回復できないってことは、そっちの時代には仙豆がねえってことだろ?持っていけ。カリン様が最近ちゃんと作ってなかったらしいから、3粒しかねーけど」
「本当にありがとうございます!私の時代では、4年前に仙豆はなくなってしまってたんです。これで、回復させてあげることができます」
悟花は、嬉しくて泣いた。
これで、トランクスを治してあげることができることに。
「ああ。2人とも生きろよ。いい目標ができた。こっちもそのつもりで3年間びっちり修行する」
そして、悟花はグッドサインをし、その場を離れていった。
書きながら、本来はトランクスはセル戦後に復活させる予定を変更させました。
原作の流れを重点に置き、オリジナル要素を加えていけたらと思います。