欲望とメダルとヒーローのアカデミア 作:ヒーロー好きの一般人
USJでございます。某テーマパークでございます。
ということで、本編どうぞ。
587:名無し
学校にマスコミが侵入、か。
588:スレ主
どう考えてもおかしいですよね?
というか、ただのマスコミが雄英バリアを破れるなんて…
589:名無し
ああ、スレ主の予測は正しい。この先…いや、すぐに悪意がやってくる。
掲示板の制限で原作ストーリーは話せないが、その時が来たときには話せるから掲示板でできるだけ情報提供はしておく。
590:スレ主
ありがとうございます。
とりあえずしばらくは、普通に授業受けながらやっていきます。
…あ、そういえばまたメダル開放されました!
591:名無し
おおまじか!流れというか残りのメダル的にもしかして…
592:スレ主
その予想通り、水棲系のシャウタ三種開放です!
593:名無し
キターッ!歴代稀に見るチート能力持ち!
594:名無し
ヴィラン終わったな、風呂入ってくる。
595:名無し
>>594 やめろ!フラグを建てるんじゃない!
596:名無し
というか、意外とメダルの開放スピード早いのな。もっと先でシャウタとか来るもんかと。
597:名無し
確かに。本編登場のコンボってほとんど揃ってきてるもんな。
598:スレ主
あー…まあ僕の成長が早いってことで!
とりあえず授業なんで行ってきます!
599:名無し
おー、いってらー。
◆◆◆◆
あのマスコミ侵入事件から数日たち、俺たちはそのことを半ば忘れながら日々を過ごしていた。
今日も今日とで学校に向かい、いつものように午前の授業を終えていた。
午後に入り、いつもならオールマイトが来る…のだが、今日はなぜだか相澤先生が姿を見せた。
「今日のヒーロー基礎学だが、俺とオールマイト、そしてもう一人の、三人体制で見ることになった。」
…なった…という口ぶりからして、当初は違う方向だったのだろう。それに、オールマイトが姿を見せないことにも違和感がある。
「はい!何するんですか?」
瀬呂がちゃんと挙手してから相澤先生に問えば、先生はオールマイトのように英単語が書かれたカードを見せながら言った。
「災害水難なんでもござれ、レスキュー訓練だ。」
おお、ここに来て初の戦闘以外がメイン。
「レスキュー…今回も大変そうだな…」
「馬鹿おめえ、これこそヒーローの本分だぜ!なるぜ腕が!」
「水難なら私の独壇場、ケロケロ。」
皆が訓練の話題で盛り上がる中、相澤先生の声で一旦静まる。
「おいまだ途中。…今回、コスチュームの着用は、各自の判断で構わない。中には活動を限定するコスチュームもあるだろうからな。」
そう言いながら例のアタッシュケースを壁から引き出し、先生は続ける。
「訓練場は少し離れた場所にあるから、バスに乗っていく。準備開始!」
救助訓練…ヒーローなら、救うものなら、確実に必要となる力。
「全力全開…だな…」
俺は思わずゼンカイ脳全開でつぶやきながら、コスチュームを手に取った。
と、そうだ。ここで一度俺のコスチュームを解説しておこう。
俺のコスチュームは…まあほぼほぼ原作オーズの火野映司っぽさをイメージした服装だ。
ラフな感じのシャツに、下もゆとりのある七分丈ズボン。これでもちゃんと機能があり、防弾、防寒、防火など、一通りの防御性のは揃えている。一応変身前に戦うということを想定してのことだ。
そして、懐にはあのオーメダルホルダーを収納するための内ポケットを内蔵してもらっている。ちなみにホルダーの方は自作だ。作ろうと思ったら徹夜した。春休みで良かった。
俺が中にあるホルダーの感覚を確かめていると、バスの方で笛の音がした。
「1-A集合!バスの配置でスムーズに座れるよう、番号順で二列に並ぼう!」
おお…うちの委員長いきなりやる気だな…てか二列って…あれか、修学旅行とかであるタイプのやつか。一番前は先生と一緒に座らされてクソ気まずいやつ。
◆◆◆◆
「こういうタイプだったか…」
「意味なかったなー!」
バスに揺られる中飯田が落ち込んでいるのも当然、ここのバスはいわゆる市営バスなどの席が端っこ同士で向かい合わせのやつだったからだ。てか芦戸追い打ちひどすぎやろ。
「私、思ったこと何でも言っちゃうの。緑谷ちゃん。」
「なっ!あっ、はい、蛙吹さん!」
「梅雨ちゃんと呼んで。あなたの個性、オールマイトに似てる。」
「!?そそっそうかな!?嫌でも僕はあの…」
どうした緑谷!?落ち着けって!お前どれだけ女子耐性ないんだよ!?
「待てよ梅雨ちゃん、オールマイトは怪我しねえっぞ。似て非なるアレだぜ。」
ああ切島の声でめちゃめちゃ落ち着いてるあいつ。会話相手変わったからってさあ…
「しっかし増強型のシンプルな個性はいいな!派手でできることが多い!俺の硬化は、対人じゃあ強えけど、いかんせん地味なんだよなぁ…」
「僕はすっごく良い個性だと思うよ!プロにも十分通用する個性だと思う!」
「そうか?でも実際、プロって人気商売なとこあるぜ?」
うーん、でも硬化ってそれこそシンプルに強い個性なんだよな。固くすればするほど攻撃も効かないし自分の攻撃は通りやすいっていう。どっかのヘラクレスみたいに荒い!硬い!強い!だよ。…なんか牛丼屋みたいだな。
「しっかし、派手で強いって言ったらあれだよな!爆豪と轟と火欲!」
「…爆豪ちゃんはキレてばっかだから人気でなささそう…」
「んだとコラ出すわ!」
「ホラ。」
梅雨ちゃん言うねぇ。まじで言うねぇ。
「この付き合いの浅さで、すでにクソを下水で煮込んだような性格って認識されてるってすげえよ。」
「てめえのボキャブラリーは何だこら殺すぞ!」
うーん…言い得て妙だな…てか文字通りそうな気がしてきたぞ…
「もう着くぞ。いい加減にしとけ。」
おっと、済まねえ先生。
◆◆◆◆
「皆さん、待ってましたよ。」
訓練場についた俺たちを出迎えたのは、宇宙服のようなコスチュームに身を包んだ先生だった。
「スペースヒーロー13号だ!災害救助で目覚ましい活躍を遂げているヒーローだよ!」
「うわぁ〜!私好きなの13号!」
「早速、中に入りましょう。」
13号先生の案内で俺たちが入ったドームの中には、更に複数のドームやフィールドが点在していた。
「すっげぇ!USJかよ!?」
そのあまりの豪華絢爛さに驚きの声が上がる中、先生は解説を始めた。
「水難事故、土砂災害、火災、暴風、etc。あらゆる事故や災害を想定し、僕が作った演習場です。その名も、ウソの災害や事故ルーム!略して…USJ!」
(((((((((((ほんとにUSJだった…!?))))))))))))
大丈夫なのそれ、色々と。怒られないかな。
「おい13号、オールマイトは?ここで待ち合わせのはずだが…」
「あー先輩、それが…」
オールマイト…風邪でも引いたのかな…
相澤先生がオールマイトの不在について尋ね、それに13号先生が意外と短く答えてから、授業は開始された。
「えー始める前に、お小言を一つ、二つ、三つ、四つ、…」
あー増えとる。めちゃめちゃ増えとる。
「皆さんご存知とは思いますが、僕の個性はブラックホール。どんなものでも吸い込んでチリにしてしまいます。」
「その個性で、どんな災害からも人を救い上げるんですよね!」
ヒーロー好きの緑谷が13号の功績を挙げるも、当の本人は思っていたのと違う言葉を返した。
「ええ。しかし、簡単に人を殺せる力です。みんなの中にも、そういう個性がいるでしょう。超人社会は、個性の使用を資格性にし、厳しく規制することで、一見成り立っているように見えます。しかし、一歩間違えば容易に人を殺せる行き過ぎた個性を、個々が持っていることを忘れないでください。相澤さんの体力テストで、自身の力が秘めている可能性を知り、オールマイトの対人戦闘訓練でそれを人に向ける危うさを体験したかと思います。この授業では心機一転、人命のために個性をどう活用するかを学んでいきましょう。君たちの力は、人を傷つけるためにあるのではない、救けるためにあるのだと、考えて帰ってくださいな。以上!ご清聴ありがとうございました。」
13号の、ヒーローとしても、人としても立派な考えに生徒一同が称賛の声を上げる中、相澤先生が口を開いた。
「よし、そんじゃまずは───」
と、そこまで言ったときだった。
不意にドーム内の電灯が消え、中央の広場にある噴水が不規則に水を止めだした。
…そしてそこに、どこかブラックホールにも見える黒い歪みが起きた。
「…っ!?一塊になって動くな!13号、生徒を守れ!」
唐突に告げられた相澤先生の指示に、俺たちは一瞬ソレに対する違和感を忘れた。
「なんだありゃ?また入試の時みたいに、もう始まってんぞパターン?」
あのブラックホールのようなものが幅を広げて、そこから幕をくぐるかのようにして出てきた多くの人影を見て切島がつぶやき、緑谷が動こうとする中、俺たちはこの状況の真実を知った。
「動くな!…あれはヴィランだ…!」
相澤先生がゴーグルを掛けた。それはつまり、訓練でも、ましてや遊びでもない、本当の戦いが始まろうとしていることを、俺たちに嫌でも伝えてきた。
◆◆◆◆
あの霧からヴィランが出終えた頃合い、今度はその霧そのものが縮まって人の形を取った。
「13号に、イレイザーヘッドですか…先日頂いた教師側のカリキュラムでは、オールマイトがここにいるはずなのですが…」
「…やはり先日のはクソどもの仕業だったか…」
あの霧ヴィランがいった言葉、そして相澤先生の反応からして、マスコミたちの侵入の原因となったのはアイツラなのだろう。そして、そのドサクサに紛れてカリキュラムを奪った。
「どこだよ…せっかくこんなに大衆引き連れて来たのにさぁ…オールマイト…"平和の象徴”…いないなんて…子供を殺せば来るのかな…?」
最後に現れた、体中に手のようなものをつけたヴィランの言葉に、俺たちはいま起きていることが並の事態ではないと理解する。
「はぁ!?ヴィラン!?ヒーローの学校に入り込んでくるなんてアホすぎるぞ!?」
ある意味ではもっともとも言える切島の声が響く中、八百万が口を開いた。
「先生、侵入者用センサーは…」
「もちろんありますが…」
「現れたのは、ここだけか、学校全体か…何にせよセンサーが反応しないなら、向こうにそういう事ができるやつがいるってことだ。」
「…だとすると、今の状況はめちゃんこまずいな…下手すれば学校からの増援も望めない、そして学校から隔離されているゆえに学校側が事態を目視することも難しい…」
「ああ。アイツラはアホだがバカじゃない。こういう状況を狙った…これは用意周到に考えられた奇襲だ。」
轟の声に俺も乗っかり、この状況がいかにまずいかということをクラス全体が把握する。
「13号、学校に連絡試せ。センサーの対策も頭にある連中だ。電波系の奴らが妨害してる可能性もある。上鳴、お前も個性で連絡してみろ!」
「!っす!」
相澤先生の指示に13号先生と上鳴がつぶやく中、緑谷が叫んだ。
「相澤先生は!?イレイザーヘッドの戦闘スタイルは、個性を消してからの捕縛だ!正面戦闘は…」
「…一芸だけじゃヒーローは務まらん。」
相澤先生はそう言い残すと、捕縛布と髪をなびかせながらヴィランたちの元へと駆けていった。
そこで先生は、想像以上の獅子奮迅を見せた。
ゴーグルで誰の個性を消しているかを明かさず、捕縛布と鍛え上げた体術で異形系を含めたヴィランをなぎ倒し、落とし、縛り付ける。
「すごい…多対一こそ、先生の得意分野だったんだ…!」
「分析しとる場合か!行くぞ緑谷!」
「っ!うん!」
分析で突っ立っていた緑谷を無理やり引っ張りながら避難に移らせ、あともう少しで出口…というところで。
「───させませんよ。」
俺達の前に、あの霧のヴィランが現れた。
「はじめまして、我々は
…オール…マイトに…?
口調こそ丁寧だが、その奥にあるものは悪意のみである奴の言葉に皆が驚き、恐れ、動揺した。
「本来ならば、ここにオールマイトがいらっしゃるはず…ですが、なにか変更があったのでしょう。…まあ、それとは関係なく、私の役目はこれ。」
そう、長々と演説を続ける霧ヴィランに向け、13号先生が指を向けたとき。
「その前に俺たちにやられることは考えなかったか!」
その前に二人の人影が現れ、その霧ヴィランへと殴り、爆発を仕掛けた。
…だが。
「───危ない危ない。そう、生徒といえど、優秀な金の卵。」
「駄目だ…どきなさい二人とも!」
…そうか、先生の個性じゃ、あいつ単体を狙おうとしても前にいる二人までが…!
「私の役目は、あなた達を散らして────嬲り殺す!」
そう叫んだあのヴィランは、体の霧を俺たちの周囲に送り込んだ。
「なんだ!?」
最後に聞こえたのは、クラスの誰かの叫び声だけだった。
◆◆◆◆
「どああああああっ!?」
視界が晴れると同時に目に入ったのは、急激に近づいてくる硬い岩肌だった。
…いや、俺が今いるのは空中、そして空中にいる物体は重力によって下へと落ちる。つまり、近づいているのは俺の方で。
「あぁぁぁぁぁぁいでっ!?」
盛大に、俺は体を地面へと打ち付けた。
…そしてそうなったであろう奴らは、俺の他に三名いた。
「!火欲!」
「おい大丈夫かよ!?」
「私達が言うことではありませんけれど…」
「耳郎上鳴八百万!お前らまでここに…」
あたりを見渡せば、そこはあたり一面が岩、山の山岳地帯だった。
「ここ…USJの山岳エリアか…?」
「恐らくそうかと…」
「さっきの霧、あれがワープ系の個性だったんだ…それでウチらを…きっと、他のみんなも…」
「バラバラにされてるってわけか…なんだよめちゃくちゃじゃねえか…」
俺たちが現実を認識する中、俺の耳に複数の足音が聞こえた。複数というのが生ぬるいほどの、多くの足音が。
「!なんかくる!」
「耳郎も聞こえたか!?何人ぐらい!?」
「…!やばい…下手したらウチらのクラスぐらいの人数いるかも…」
「やばいつったって…まだわかんねえよ!先生たちかもしれないだろ!?」
「いえ…この状況で、楽観的観測はすてるべきですわ。」
俺たちが会話する合間に、とうとうその足音の主たちが俺たちの元へとやってきた。
「おお、結構人数いんじゃねえか!」
「しかも女が二人か…なあ、殺す前にちょっと遊んどいてもいいよな?」
「大丈夫だろ!最終的に殺っちまえばいいんだ、その前にちょっとヤっちまうぐらい大したことねえよ!」
「男の方も軟弱そうだし、死柄木さんたちには感謝だなぁ!」
…あー…なるほど…俺が一番嫌いなタイプか。
「…上鳴、二人を頼む。」
「は?頼むって…」
「悪い…ちょっと今…最っ高にキレたとこでさ…八百万、壁か何か作って隠れとけ。お前と耳郎から先に狙ってくる可能性が高い。」
「で、ですが…」
「いいから今は隠れてて!」
俺は無理やり二人を後ろに下がらせ、ドライバーを取り出した。
「おいおい!女の前だからってカッコつけてんじゃねーよ!ガキの分際でよ!」
おぉ…俺の地雷ばっか踏むなコイツラ。
「…おばあちゃんは言っていた。」
「はぁ?」
「男がしてはならないことが2つある。食べ物を粗末にすることと…女の子を泣かせることだ。」
「それがどうした!そんなの過去の古い考えだろ!」
「生憎、温故知新って言葉もこの世にはあってな。どっちにしろ、お前らが俺たちを殺そうとするんなら…俺らは思いっきり抵抗させてもらう!」
そう言って内ポケットからオーメダルホルダーを取り出し、コアメダル三枚を取り出す。
そしてベルトに装填し前面パーツを傾かせ、オースキャナーを取り出してメダルをスキャンした。
「変身!」
タカ!
「ハァッ!」
俺はトラクローを展開すると、ひしめくヴィランたちへと向かっていった。
「何だあいつ!?」
「姿変えやがったぞ!?」
「そっ…それがなんだ!どうせハッタリだ!」
ヴィランたちが、新フォーム登場時のやられ役っぽいセリフを吐きながら迎撃体制に入ってくるが、俺は奴らが拳を振り上げたその瞬間、右足と左足を駆使して高速で奴らに蹴りを入れる。
「ぐああっ!?」
「がはっ!?」
地面に着地した俺はトラクローで、更に向かってくるヴィランたちを迎撃。右から迫ってくるでかい腕のヴィランの大振りなパンチを回避すると、そのまま左右の爪で右から左へと切り裂く。
そして、真後ろから足音がしたのが聞こえると、左足を後ろに突き出して吹き飛ばし、振り向くと同時にジャンプで接近して上空へと蹴り上げる。
「なんだこいつ…ただの生徒のはずだろ!」
「すごい火欲…あれだけの人数相手にやり合ってる…」
「…情けねえ…俺たち隠れてしかいねえ…」
「ですが、火欲さんが言うことが本当なら…」
俺がクローと足でひたすらに奴らを処理しているさなか、あそこの三人は何やら話しているようだった。
「次はこいつだ!」
俺は左腰のオーメダルネストからメダルを取り出して、トラと入れ替えスキャンした。
タカ!
新しいメダルを使って、亜種形態タカウバへとフォームチェンジした俺は両肩にあるウナギウィップを手に取ると、眼の前にいるヴィランたちに向けて振るった。
「ハァァッ!」
「「「「「ぐぎゃあああああああ!?」」」」」」」
ウナギウィップは奴らに触れた瞬間電気を放ち、ヴィラン集団の一部を一瞬で行動不能へと追い込む。
「すごい…でもウナギで電気…?」
「おそらく、鰻は鰻でもデンキウナギが由来の力…」
「おいおい…俺の役目ないじゃん…」
三人が話す中、俺はとっとと終わらせるためにオースキャナーを取り出して、再度メダルをスキャンした。
俺はバッタレッグの力で高く高く跳び上がると、上空から地上に立つ大勢のヴィランめがけて、長く伸ばしたウナギウィップを縦横無尽に振るった。
「ハァーーーーーーッ…セイヤーーーーーーーーーーーーーーーーーーーッ!」
「「「「「「「「「「「「「「「「があああああああああああああああああっ!?」」」」」」」」」」」」」」」」」
自然界の雷に匹敵する威力の電気と、それを宿す鞭の物理的威力に打たれたヴィランたちは一斉に叫び、その後沈黙。
俺は着地すると、三人のもとに急いだ。
「大丈夫?みんな!」
「大…丈夫…だけど…」
「すげえなお前…あの人数をたった一人で…」
「それに最後の大技…あの規模で私達に掠ってもいないなんて…」
まあ、仮面ライダーは一対多が多いしね。そりゃあ訓練してますよ。
「まあ俺のことは置いといて、とにかく急ごう。多分広場にみんな集合すると思うから、俺たちもそこを目指そう。」
「うん、流石に私達だけじゃ不安だもんね…」
「今は、合流を優先しましょう。」
「ああ、とっととUSJから抜け出したいぜ…」
「それは同感。…とりあえず俺が見てみるから、合図したらついてきて。」
そう言って俺は、一度全体を把握するために高く跳躍して周囲を見渡した。
…だが、俺の強化された視界は、その光景を否応なく目に捉えてしまった。
…黒い異形のヴィランが、誰かをボロボロに追い込んでいる姿を。
Count the medals!
今望司が使えるメダルは!
タカ
ライオン
トラ
チーター
クワガタ
カマキリ
バッタ
サイ
ゴリラ
ゾウ
シャチ
ウナギ
タコ