高江side
「何だったのよ」
今、嵐のような2年生の先輩が帰って行ったのだが真姫ちゃんは愚痴っていた。
高「まぁ、嵐のような先輩だったね」
「本当よ」
高「で、作曲はどうするつもりなんだい?」
僕は真姫ちゃんが手に持っている歌詞について聞いて見ることにした。まぁ先程あそこまで賑やかになった原因なんだ気にはなってしまうのだ。
「私は……」
高「まぁ、そんなすぐには答えなんか出ないか」
やっぱり真姫ちゃんは悩んでるようだった。昼間はあんなに拒否してたのにこんなに悩むなんて気持ちの変化が大きい出来事だったのだろうさっきの会話は。
「そういえば、練習してるって言ってたわね」
高「そう言ってたね」
「貴方は行くの?」
高「見に行きたいけど1人は嫌ならそう言えば良いのに……」
「うぇえ!?そ、そんなわけないでしょ……!?」
高「見事な程に分かりやすい動揺だね」
真姫ちゃんが練習を見に行きたそうに自分に行くか聞いてくるので弄ってみたら分かりやすい動揺を見せてくれた。本当に反応が面白い子だ。
高「まぁ、興味はあるから行くけどさ。それに練習の光景を見てそれで決めると良いんじゃない?」
「最初からそう言えばいいのよ」
うん、やっぱりこの子は可愛いね。歌もピアノも出来て美人で可愛いとか最強だね。
ーーーーーー
真姫ちゃんと僕は影から見ていたのだが、その光景に僕は驚愕した。
「もぉぉぉぉダメぇぇ~~~……!」
「もう……動かない……」
「ダメです。まだ2往復残っていますよ!」
ぐったり座り込んでいる少女が2人、仁王立ちしている少女が1人居た。いやシュール過ぎて凄い光景だ。真姫ちゃんも軽く驚いているしな。
高「なんかシュールだね……」
「えぇ……」
うん、あの仁王立ちしてる子の練習メニューらしいがこんなになる練習メニューって怖いね。
「海末ちゃん……休憩しない?」
「休憩しても良いですが、それは諦めるという事になりますがいいですか?」
高「わーお、鬼指導者や……」
「もぉ、海未ちゃんの悪代官!」
「それを言うなら、鬼教官のような……」
西「どっちも失礼かと……」
うん。聞いてたけど、鬼教官とか悪代官とか凄いネーミングセンスである。まぁ、自分も怖いなぁとは思ったけど中々ユニークな言葉選びをする先輩達である。まぁ言い方はあれだが文句は言っても練習に戻っているので本気でやっているのが伝わってくるね。
「きゃああああああああああ!!!!」
高「なになに!なにが起きたの!?」
真姫ちゃんの悲鳴が聞こえたので慌てて練習風景から真姫ちゃんの方に向き直ると胸を後ろから掴まれていた。巫女服を着ている人に……。どういう状況だい?
高「何やってるんですか?」
「な、何すんのよ!?」
「まだ発展途上といったところやなぁ」
「はぁぁ!?――――って」
高「あぁ、ごめんごめん。もう見ないから安心しなさい」
まぁ、そりゃあ自分がセクハラっぽい事をされているのを見られたくもないだろう。しかも異性だしね。
「なんで見てたのよ!!」
高「いや隣から悲鳴が聞こえたからセクハラされたのかと思って……まぁセクハラみたいなものだけども」
いや、後ろから急に現れてこんな事されたら女子はみんな怖いと思うんだけど。ていうかどうやって出てきたの?シャドーダイブでも使えるの?まぁあれ別の空間から出てくるから使えたら人間じゃないレベルだし違うと思うけど。
「でも望みは捨てなくても大丈夫や。大きくなる可能性はある」
高「人の話を聞いてないね」
「何の話ぃ!?」
「恥ずかしいんなら、こっそりという手もあると思うんや」
あれ、この人は先輩達を応援してるんだな。絶対何かを裏で動いてそうな雰囲気がするもん。巫女の人は言いたい事を言ったのか階段を上って行った。まぁ普通に何を考えているか気づかないだろうなぁ、真姫ちゃんも分からないような表情をしているし。
高「あの人も何かに関わっているのかもね……」
「そうなの?」
高「まぁ、最後の発言でそうだろうなぁって」
だって最後の発言だけ真面目だもん。それにその言葉が真姫ちゃんにぴったり過ぎるしね。
「……」
「そろそろ帰る?」
「えぇ……今日はありがとう」
僕がそう言うと真姫ちゃんも無言になる。何か思う所があったみたいだから帰るか聞くと頷きお礼まで言ってくれた。さぁ明日にはどうなってるだろうね。
高江side out
道夫side
「いってきまーす!」
道「お、今日も朝練の時間で出てきたな」
「もっちろんだよ!」
昨日と同じ時間に穂乃果の家に迎えに行こうとしたら自分から出てきた。本当に穂乃果が早起き連続で出来るとは驚きだ。これからもこの早起きが続きそうで、ひとまず安心である。まぁ俺も寝坊魔だから俺も気をつけなきゃだな。
「お姉ちゃーん!あ、道兄もおはよ〜」
「ん?」
道「雪穂おはよう」
練習に行こうとしたら雪穂が挨拶をしてきた。2階から手を振って挨拶してくれるとは嬉しいものだな。
「お姉ちゃーん。これお姉ちゃんのー?宛名がないんだぁ。μ'sって書いてあるけどー」
雪穂がCDを手に持って見せてきた。雪穂からの言葉と手に持ってるCDで全てを確信した。穂乃果も俺と顔を見合わせた後に確信を持った表情をする。その後に穂乃果は家へと戻るがこれは雪穂からCDを受け取りに行ったんだろうな。
道「やはり作ってくれたか……」
穂乃果が戻ってきて、俺も穂乃果の手元にあるCDの封筒を見ると、裏にはμ'sの文字があった。
「あっ……これって……!」
道「そういことだろ」
とにかくこれは海末やことり、他のマネージャー達にも見せなければだ。でも曲が出来たのはかなりライブに向けて前進出来るな。
道「とりあえず学校でみんなで集まって聴くぞ」
「うん!」
いつもの学校に向かうのに、俺も穂乃果も足がリズム良く早足になっていた。
道「よし、じゃあセットするぞ?」
「「うん」」
「はい」
翔「頼む」
西「楽しみだね……」
学校の屋上。授業も終わり、曲を流す為の確認を全員に聞くと、同意した。屋上に持ってきたパソコンにCDをセットして再生すると当たり前だが音楽が始まった。
「この歌声、やっぱり……!」
イントロが始まり、歌声を聴くと穂乃果が俺の方を向く。俺が頷いてやると良い表情を見せてくれた。本当にこの笑顔に救われる気がしてきた。
「凄い、歌になってる……」
「私達の……」
「私達の……歌……」
翔「すげぇな」
西「うん」
昨日の昼には、あんな反応をしていた西木野がやってくれるとは急展開だよな。穂乃果の見る目も作詞をして貰えるカリスマ性も本当に凄いよな。
そして西木野が作った曲が完璧過ぎて言葉が出てこない出来だったのだ。これでライブをやるのに必要な物は揃ったな。後は彼女達の頑張り次第だという事である。
「わぁぁ~……あっ……」
穂乃果が何かに気づいたようで何かを確認している。俺もそれに気づき穂乃果の見ている画面を見るとスクールアイドルのランキングを見ていた。へぇ〜……こんなランキングもあるんだな。
「票が入った……」
翔「誰かが興味を持って票を入れたんだな」
海末が票が入った事を口に出す。票が入るという事は応援されたというだ。嬉しいがそれは同じ土俵に立てたという事だ。
道「これでお前達も同じ土俵に立てたって事でいいんだよな?」
西「そういう事だね」
穂乃果達も票が入った事で感動してるようだが、それは俺たちにやるべき事が決まったって事だ。そのやるべき事とは……。
「さぁ、練習しよう!!」
「うん!」
「ええ!」
そう、練習あるのみなのだ。後1ヶ月でどんな出来になるのか楽しみである。
オリキャラが喋る時に名前がいるかどうか教えてください
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いる
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いらない