デート・ア・ライブ ダブル・ボイルダー   作:天音/IA

11 / 59
さて、今回からオリジナル美九編となります!
至らないところありますが…十香編より引き続きよろしくお願いします


美九アナザービギンズ編
Mの訪問者/芸能界追放計画


Area 鳴海探偵事務所

 

「シドー!ここにいたのか!」

 

十香が来禅高校に来てから、大体3週間ほどたった……高校はあの空間震の後、自衛隊の復興部隊によって綺麗に修復されていた

 

現在、十香は学校帰りである 令音さん曰く、機器のメンテナンスが3日ほどかかるから、その間は検査がないというため、十香は俺の所に来たのだろう

 

俺は、今日は仕事の依頼もないのでのんびりとコーヒーでも飲みたい気分だった

 

「いらっしゃい、コーヒー、飲むか?」

 

「コーヒー?なんだ?それは」

 

俺は、近所のコーヒー店で買ったコーヒー豆を挽いたコーヒーをホットでコーヒーを注ぐ

「初めてのやつは、ちょっと苦いかもしれねぇ……ミルクと砂糖をいれるのをオススメする」

 

十香は、ひとまずブラックでコーヒーを飲んでみたものの、微妙な顔をする

 

「に、苦い…」

 

「……まだ、早かったか……甘いものを食べると口直しにはちょうどいいのだが」

 

十香は苦いと感じたため、すかさず目の前の砂糖とミルクを入れてもう一度飲んでいた

 

十香の隣のソファではフィリップは本を読みながら、何かしらの雑誌を読んでいる 俺は、フィリップが滅多に読まないだろう雑誌が気になり、チラリと記事を見てみる

 

フィリップは、何かしらのものに興味が湧くとそれを隅々まで理解しないと夜も眠れない面倒な体質を持っている

 

 

「……今度はアイドルか…」

 

「そうなんだよ!士道!アイドルは自分自身の歌声や容姿だけで沢山の希望を与えてくれる………仮面ライダーとは別ベクトルの希望……僕はなぜ、人はアイドルに惹かれるか分からないからね」

 

十香は、隣でフィリップの熱烈なアイドルへの知識の興味を聞いたときに疑問を持った

 

「……シドー、アイドルとは何なのだ?」

 

十香の疑問に少し俺は戸惑う………一般人的な知識はあるが、一人一人の名前は覚えていない

 

「あー……踊りながら歌う専門の職業だ……どっか、テレビでやってねぇかな………」

俺は適当にテレビのチャンネルを回すと、フィリップは俺の手からリモコンを取り上げる

 

「安心したまえ、DVDはここにある」

 

フィリップは、DVDをプレイヤーに読み込ませると何処かしらの全国ツアーかなにかの公演をやっていた

 

「って、宵待 月乃じゃねぇか!……確かプレミアもので売り切れ続出だと聞いているが……」

 

そこには、宵待 月乃が歌を歌い、観客はサイトリウムを振り、鮮やかなラインを作り上げていた

 

「おおっ……これが、アイドルなのか………結構いい曲を歌っているのだ………」

 

宵待 月乃……俺が以前の事件のパーティーで偶然出くわし、少し会話してサインを貰った人物だ

あれ以来、俺は彼女に興味をしめし、CDぐらいは何枚か持っている

 

今、歌っている曲はかなりアップテンポな曲である

観客は、それにつれてテンションも上がっている

 

「……すごいものなのだな………アイドルというものは………」

 

十香は、アイドルの歌う歌に魅力を感じられてしまったようだった

十香も曲自体に関する一般人並みの知識はあるようだ

 

……曲が分からないとそこから説明しなきゃいけない上に、どれがいいのか悪いのか分からないままだとつまらないからな

 

「シドー、フィリップ、他の曲はないのか!」

 

十香はすっかり彼女の歌にはまったらしく、フィリップは次の映像を十香に見せると画面にじっと見つめていた

「ったく………」

 

俺は備え付けのキッチンの冷蔵庫から昨日、自分が食べたいから作ったケーキを取り出し、フィリップと十香に配膳する

 

「……ふぅ…十香も落ち着いたことだし、宵待 月乃の歌声を聞きながらゆったりしてるのもありだろう」

 

……その時だった……

 

ピンポーン

 

事務所のベルを鳴らした人がいたのだ 俺はすぐさまウトウトした気分をもとに戻し、残りのぬるくなったコーヒーを飲み干すと玄関にむかった

 

「はーい……お前ら、テレビを一旦消せ」

 

「で、でもシドー……」

 

十香は名残惜しくも最後までライブの場面を見ていたが………俺はリモコンを取り上げ、テレビを消した

「仕事なんだ、あとで俺の家で見ような?」

 

「う、うむ」

 

十香を説得した俺は玄関にむかっていった

 

……ドアを開けるとサングラスに白いマスクをした俺と殆ど変わらない身長をした紫紺の髪で、スタイルが服の上からでもわかるような素晴らしい姿をした女性が立っていた

 

「鳴海探偵事務所……というのはここですか?……!」

 

サングラスの女性は俺の顔を見ると安心したようで、泣き崩れそうな顔をしていた気がした

 

「ああ……」

 

俺は女性に肯定の言葉を言うと、彼女はサングラスとマスクを取り外したら、誰より先に驚いたのは後ろにいた十香が驚いた

 

 

「宵待 月乃……!?」

 

流石の十香も先ほどの映像で見ていた宵待 月乃を忘れるわけがない

 

しかし、彼女はDVDとは違うとても弱々しい声で俺に抱きついてきた

 

「なっ……!」

 

十香は驚いて、半分不機嫌になって精神が不安定になりかけたが、フィリップがそれをやめるようになだめる

 

「……どうしたんですか?」

 

「……助けてください………貴方が最後の頼みの綱なんです………私、アイドルまだ続けていたいんです………!」

 

抱きついてきた宵待 月乃は、胸が俺の体に当たっているが、気にすることないため一旦俺は、十香のストレスのためにも距離を話す

「まあ……詳しい話はコーヒーとケーキを食べながらでもしようか」

 

……この時、俺はこの事件はとんでもない方向へと進んでいってしまうことは、俺もフィリップも……もちろん十香も少しも考えていなかった

 

------------------------------

 

彼女の本来の名前は誘宵美九、彼女のバッグには沢山の雑誌が中に入っていた

 

そこには、麻薬所持、妊娠疑惑、未成年喫煙や飲酒と言った、疑惑がかけられていたのである

もちろん、本人はどれも手につけたことがないと否定している……タバコのニコチン中毒者特有の臭いも、そのように疑われる画像はどこにもなかった

 

「……私、マネージャーから、テレビ局のディレクターが私を気に入っているから「よろしくやりなさい」って言われて………」

 

「む……シドーどういうことだ?」

 

十香が先ほどの美九の言葉に疑問をもったようだ……しゃあない………茶を濁すか………

 

「十香、お前がもし、どっかの薄汚い考えをもつおっさんが、お前にデート誘われたらどうおもう?」

 

 

十香は、げげんな顔をして首を横にブンブン振った

 

「それは……流石に私も嫌だぞ!……!なるほどそういうことか………」

 

「ふふ………純粋でいいですわねー…彼女は」

 

「だろ?」

 

美九は、少し遠い目をした感じをしていたが、少し笑ったような感じがした

 

「警察には、伝えたのかい?」

 

「……はい……一応私の家を家宅捜査して麻薬がないのは確認できたのですが………もうすでにマスコミに伝えるのが遅くて……」

 

 

「マネージャーの家とかの捜査は?」

 

「……はい…疑いがあるので一応されました………しかし、それといった証拠がないんです………」

 

美九はさらにコーヒーカップを両手で握りながら腕震えさせて続ける

 

「……事務所すら庇って貰えない………耐えられなくて一度は自殺も考えた……だけど、ふと目にしたんです………貴方の渡した名刺が………貴方の最後の頼みの綱だと思ってここに来ました」

 

士道は、立ち上がり、ハンガーにかかったコートを着ると自慢の帽子を被ると美九の手を包み込む

 

「……大丈夫だ、この町、天宮の人を泣かせはしねぇ………大船に乗ったつもりで待っていな……十香、悪いが、美九のケアをしてくれないか?……俺はこの人を救いたいからな」

 

十香は、あの時、自分にも向けられた、真面目であるが優しい目をした彼を見ると十香も自分にもやれることをやってみることにした

……十香に見えた美九の泣き顔が自分に似ていたからというのもあったらしいが………

 

------------------------------

 

Area アイドル事務所

「……だから、言っているでしょう!警察はお帰りくださいと!」

 

「……くらぁ!警察に何を言っとるんじゃあ!」

 

美九に伝えられたアイドル事務所にハードボイルダーで行くと、二人の刑事がアイドルのマネージャーらしき人物に聞き込みをしているのを目にした

 

「刃さん、どうしたんですか?」

 

刃野警部と……真倉警部が美九のマネージャーに聞き込みをしている

 

「刃さん、何やってるんすか?」

 

「いやぁ……宵待 月乃、知っているかい?……最近彼女に良くない噂が流れてるけどな………」

 

「……そのようだな」

 

刃野は、肩たたき棒を叩きながら、少し表現しずらい顔で考えて続ける

 

「……実は、ストーカー殺人が起きているんだ」

 

その言葉……特に「殺人」という言葉に彼は敏感に反応する

 

「……実は、マスコミで結構彼女、叩かれてんのよ………だが………それでも町で見かけたら近づいてきて励まそうとした輩がいたらしいんだ」

 

「……熱狂的なファンだな…そいつらは」

 

そのような言葉にピクリとマネージャーは反応するのが見えたが気にしないことにする

 

刃野は少し躊躇いながら士道に伝える

 

「……だが、何処かに潜んでいる同じ化け物のようなやつがその宵待 月乃を励まそうとするファンや彼女を庇おうとする連中を次々殺そうとしているやつがいる」

刃野さんはバッグから資料を取りだし、士道にその時の資料を見せる

 

現場はほとんどの場所は路地裏といった美九が通らないような場所を狙っている

後ろには被害者のリストをざっと見る……士道はその被害者リストの生存者というマークと死亡者マークがある……規模は100人を越えている………

 

「……中には殺されるを免れた連中がいる……で、そいつらは皆、腕が骨折していてな……しかも、不思議なことに被害者全員が「原因不明の失声症」だ」

 

 

「何……?」

 

失声症……要するに精神の苦痛……もしくは物理的な理由で話せなくなる病気だ

腕が折られ、かつ声を失う………まともなコミュニケーションがとれるとは思えない……できるとしたら………口パクだろうか

 

「……しかも、マスコミ連中にはこのような脅迫状が送られている」

 

俺は、その綺麗なカードで書かれた脅迫状を読んだ

 

「宵待 月乃に真実を伝えた時、ワタシは彼女の一番大切なものを奪い、貴方の命も奪います……そして、関係者の大切なものを奪います……なるほど………」

 

……恐らく、その脅迫状を送りつけた奴のせいでマスコミが彼女についての情報を停滞させてしまっているのだろう………非難の目しか見られないのは「かばう人を無理やり消したからだ」

 

「……ありがとう、刃さん」

 

俺は、資料を綺麗に纏めて刃野警部に返す

 

「……殺されたくなきゃ………月乃に近づくなよ?……まあ、お前さんには無駄なんだろうが………」

俺は、さらに情報を得るためにこの場から離れようと考えようとしたときに、金髪の綺麗な髪をした美少女が現れた

 

「あら、月乃さんのマネージャーさん?月乃さんは帰ってきてないのかしら?」

 

きらびやかなレーザーコートを決め、ハイヒールを履いた彼女は美九と同じぐらいのプロポーションの人が現れた

 

「おおっ……ネイちゃん……そーなんだよ、また何処かに行っちゃったんだよ………」

 

目の前にいるのは美九の同期のアイドル、ネイ・アイフィールという日本人とイギリス人のハーフであり、美九と同じぐらい人気だった

 

「月乃さんのマネージャーさん?あんな、意気地無しの薬漬けなんか放っておきましょ?私のマネージャーになってくださいな?」

 

俺はいつの間にか、体がやつの方に向いていた

 

「……てめえ………言っていいことと悪いことの分別ができないのか?」

 

俺は、ネイの方に睨み付けるとネイはどうでもいいような……いや、軽くあしらっているような顔をしていた

 

「別に私が何て呼ぼうが勝手でしょ?あなた……誰に口聞いてるか分からない訳でもないわよねぇ?」

 

「……俺は、相手が誰であろうと、敬意を払うか払わないかは俺の裁量で決める………あいつを罵倒するなら俺はお前に敬意を払わない」

 

少し、目が笑うような感じをさせて見下すように睨み付けるとネイは事務所のほうへと歩き出した

「私があの出来損ないの役を変わるわ……スケジュールを変更なさい」

 

ネイは、美九のマネージャーにカツカツとハイヒールを立てて指を指して命令する

 

「えっ……で、でもぉ……」

 

流石のマネージャーもそれは出来ないとネイに対して首と手を横に振る

 

「なあに?」

 

にっこりとした邪悪な笑みをマネージャーに向けてしまうと精神が弱い彼はプレッシャーに負けてしまったようだ

 

「ひっ……はい………」

 

「……貴方たちも、さっさと去りなさい 目障りよ」

 

そのような冷たい言葉をかけられた俺達は、その場を去ることにしたのであった

------------------------------

 

Area 地球の本棚

 

先程の士道の電話で、有益な情報を送られたため、僕、フィリップは十香に美九さんを任せ、地球の本棚に潜り込んだ

 

「……さあ、検索をはじめよう……検索内容は、ストーカーの正体………キーワードは……宵待 月乃」

 

すると、本棚が絞り込みをスタートさせる その隣で或守が愛の本を朗読していた

 

「……ストーカー殺人」

 

すると、本棚がさらに絞り込み、数百の本棚が数十個に減る

 

「誘宵美九……そして、アイドル事務所をキーワードに追加……駄目だ……絞りこめない…」

『……やっぱり、キーワードが足りないか………いや………』

 

士道は、何かを思い出したかのように僕に電話で伝えてみる

 

『失声症を入れてみてくれ』

 

僕は言われた通りに検索をしてみるが、本が少なくなったが、まだ絞りこめない………

 

『……俺が囮になって直接会うしかないか………?』

 

「……うーん………敵は隠蔽を得意としている以上、あまりおすすめはできない………」

 

僕は地球の本棚で悩んでいると、外でドタドタと走ってくる音が聞こえた

 

『フィリップ!大変なのだ!すぐ来てくれ!』

 

十香の騒いでくる声が聞こえてくる…僕は本に熱心な或守に手を振ると或守も気づいたのか、手を振ってきた

そして、僕はひとまず地球の本棚から出ることにした

 

------------------------------

 

Area 鳴海探偵事務所

 

「どうしたんだい!?十香ちゃん!」

 

フィリップは、そのままガレージの階段をかけ上って探偵事務所のほうに入ってくるとまず目にしたのは目を真っ赤にして泣いていた美九の顔だった………十香はそんな彼女をなだめるために背中を擦ったり抱き締めたりしていた

 

「うぅ………フィリップさん………私のメールにこんな脅迫状が………」

 

彼女のスマートフォンを覗いてみるとパソコンで送ったと思われるメールが映された

「……明日のライブ、出演を辞退しなければ、貴方の大切なものを奪う………!……この筆記体は……」

 

フィリップは、スマートフォンを取り出して先程、士道から送られてきたメールの画像と照らしあわせる

 

「……筆記体が同じだ………つまり……マスコミに送られてきた脅迫状と一緒だ………」

 

「つまり、犯人は同じ人である可能性が高い……そういうことか?」

 

十香は、珍しく頭を働かせ、フィリップにいうと、それに首肯する

 

「ああ……だけど…この両方の脅迫状に、美九の大切なものを奪うと書いてあるが……美九さん、心当たりあるかい?」

 

「いえ………確かに嫉妬する人も少なからずいたでしょうけど………私の大切なもの……分からないです……この脅迫状、どこのなんですか………?」

「これは、マスコミに送られたものらしく、マスコミが深く信じているせいで、美九の批判しかできないでいるんだ………」

 

それは、先程の士道のメールだった………それを読んだ美九は目を開いた

美九は、「知って」しまったのだ……自分を庇ってくれる人がいないのではなく、「動けない」ことを

 

「それだけじゃない………君を味方しようと近づいてきた人は全員、謎のストーカーに殺されかける……もしくは殺されている……」

 

味方を全て潰して、自分を芸能界……アイドルから蹴りだそうとしている人物を

 

「そんな………どうして、こんなことを………!私はただ、歌が歌いたかっただけなのに………!どうすればいいんですか!」

十香は、その場から崩れ落ちる美九を支え、そっとささやいた

 

「大丈夫なのだ………美九、シドーはそんなのでへこたれる人物でない………」

 

「でも……それだと、士道さんまで殺されちゃうんですよ!」

 

「……大丈夫なのだ……彼は私の様に絶望から沢山の人を救ってきた……そして、これからもだ!だから、絶望するな!」

 

「……!」

 

十香なりの励ましに美九の諦めかけた心は持ち直すことができたのだった

しかし、この光景を盗撮していたハエ型のカメラが窓に止まっていたのをフィリップは気づいてしまった

 

(……!あれは、フラクシナスで使われているカメラに似ている……!)

「!」

 

 

バチン!

 

フィリップは、手でそのハエを叩いた後、その残骸を十香達に見せた

 

「……これは……!」

 

そのハエの機械を見た美九でも容易く理解することができた

 

「ああ……しまったな……撮られていた」

 

「何!?では、私達は……!」

 

「……完全にマークされただろうね……どうする?それでも、明日……ライブをやるのかい?」

 

 

「……少し、考えさせてください」

 

美九は、選択を迫られていた……彼女は、頭を働かせているのか、じっとしている……犯人はライブをファンを殺してまでも邪魔をするつもりだ

ファンや士道、フィリップ、十香に危険を晒されたくなかったのだ

 

ガチャン

 

「おおっ、シドーお帰りなのだ」

 

士道は、帽子を被りながら美九の座るソファーの隣に座った

先程の話はドア越しで聞いていたのだ

 

「士道さん……」

 

帽子を外し、それをひょいっと壁の帽子かけにストンとかける

 

「………私………どうすれば………!」

 

美九は、士道の顔をそっと覗いた……その顔は初めて彼を見たときの仕事の顔だった

 

「……お前は、歌うこととファンを得ること……どっちがやりたいんだ?」

 

「えっ……?」

 

「俺達の危険だの考えるなよ?……ファンだってこういうことは百も承知だ………ライブに来ることはどういうことをいってんのかぐらいはな」

 

美九は、難しい顔をする……彼の目は真面目だった……しかし、それでも優しさが何処か隠れていた……そんな目に吸い込まれそうな気がして目を反らす

 

「……ファンがお前に望むのは醜態を晒すことじゃねぇ、お前の歌を……声を……聴くことじゃねーのか?」

 

「…………」

 

美九は少しハッとした……自分は何を考えていたのだろうか………ファンが命をかけてまで自分の歌を聴こうとしている……

このような暴動があったのに関わらず、残ってくれたファンは沢山いた……チケットのキャンセルが多いと聞いていたが、それでも行こうとしているファンの期待を裏切るところだったのだ

 

「……私………やります……ライブを」

 

「……任せな……お前のライブ……絶対に成功させてやる」




活動報告にて、残りの2つの選択肢が同着のため、再投票をお願いしますー
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。