原作ストーリーの根本的なとこはあまり変えずにドーパントと絡んでいく予定です
W原作アンケートは、多そうなので、締め切りは9月いっぱいとさせていただきます
後書きのほうで、途中経過を発表します
Area 地球の本棚
「なるほど……誘宵美九の愛……夜刀神十香の愛…………鳶一折紙の愛……五河琴里の愛……それぞれ対象は同じだというのに全く違う……」
或守は、フィリップと共に地球の本棚にて今までのことを振り返りつつ、愛の形というものを振り返っていた
「確かにね……異性の組み合わせというものは違った物語が紡がれる……そのような通りは、一人の男性だけで無限の可能性を秘めている」
或守は、じっとモニター越しで士道達の様子を見ていてやはりふがおちないような顔をしていた
「でも……どれが「愛」にふさわしい意味なのか分からない……フィリップはどう考えますか?」
フィリップは、地球の本棚の愛に関する項目をじっと見つめつつも或守の返答に答える
「僕も、理解が苦しいところがたくさんある……
士道が何らかの形で動けなくなったときは僕が精霊を落とすしかない。
でも、僕も愛というものをあまり掴めない……データが膨大すぎるから」
フィリップは、大量の愛に関する項目の本棚をサッと仕舞うと或守の隣に座る
とフィリップは続ける
「やはり、分からないなら試してみるしかない……」
そのようなフィリップの言葉に或守は首を傾げる
「それは……愛の形成を実際にやってみるということですか?」
「……何、実験をする科学者が被験者を見ていて何も分からなければ、実際に自身で試してみることさ……例えば、僕らが違う観点で相手をみる……とかね」
或守は、その理論に賛成する 確かに、分からなければ、自分自身でやってみて答えを探せば良いのだ
「……じゃあ……まずは、君の名前を決めようか」
或守が再び首を傾げる。それが愛の形成にどのように関係するのか理解できなかったのである
「?或守で十分じゃないでしょうか」
或守がそのような言葉を話すと、フィリップがその考えを否定する
「いや、或守……君のその名前は、名前というより名字みたいなものだと思うだから、愛の形成にはあまりにも向いていないと思う」
すると、或守は地球の本棚から、すべての名字という項目の概念を洗いざらいに検索する
すると検索の証である、青い0と1で埋めた瞳から元の目に戻る
「検索完了……確かに、名字で呼ぶのは友人やクラスメートのあいだ柄で呼ばれるケースが多いですね……
なら、私に名前を付けてくれませんか?以前の夜刀神十香みたいに」
フィリップは、或守の体や服をじっくりと見渡すとその場に考え込んだ……前回はフラクシナスのクルーが手伝ってくれたため、案外早く決まったが、今回は一人で考えなければならないのをフィリップはへビーに感じた
「……ちょっと、しばらく考えさせてくれないかな?僕だけだとあまり自信がないからね」
「では、私はその時まで楽しみにしてます」
或守は微かな微笑みを浮かべながら、本棚から出るフィリップを見送った
この時の或守の笑顔は、機械で再現されたものではなく、彼女本人の心から笑ったように見えた
------------------------------
Area フラクシナス訓練スペース
今、俺の目の前には大量のマスカレードドーパントがシミュレーターで召喚されていた
そして、今、俺がCRユニットの技術を使って疑似的にWに変身している
フィリップのほうのソウルサイドは流石に表現しきれなかったが、自分が変身しているWは、基本的に体を動かすのは俺自身だ
ほとんどの場合はあまり問題ない
現在、俺が変身している形態は封印されてから大体2週間……5月上旬になって、最近、アクティブ化されたガブリエル(破軍歌姫)メモリを使ったシミュレーション訓練だった
俺は、直ぐ様敵の攻撃を避けて、メモリをガブリエルジョーカーにしたままマスカレードドーパントを殴る
すると、マスカレードドーパントの腹を叩くと衝撃波が渡り、そのまま遠くへと吹き飛ぶ……なるほど、音の波を使って殴るのを強化しているのか
「でりゃあ!」
俺が、回し蹴りをすると衝撃波が俺の周りに現れ、囲んでいたマスカレードドーパントを容易く吹き飛ばした
俺は、ジョーカーメモリをメタルメモリにスロットを変える
Gabrielle Metal
この場合のメタルは、メタルシャフトが出てこないが……代わりに巨大な鍵盤とパイプが出てくる
「……演奏開始!」
俺は、鍵盤を敵陣の中央で引き始める……俺は一時期バンドにはまっていたことがあり、鍵盤とギターはよく引いていたため、演奏は普通にできる
鍵盤で重々しい曲調でひくと周りのドーパントは音を出すパイプにより思いっきり吹き飛んだ
そして、軽やかに引き出すと、周りのマスカレードドーパントは混乱し始め互いを殴りあう
俺は、鍵盤の中央にあるマキシマムスロットにガブリエルメモリを差し込む
Gabrielle MAXIMUM DRIVE
俺は、鍵盤をつかって更なる旋律をひき出すと、周りの空気から大量の振動波がでて、訓練スペースからいるマスカレードドーパントを殲滅させた
ちなみにマキシマムドライブの時に使った楽曲は、「誘宵美九」としてのデビューソング、「モノクローム」のサビの部分を速めにひいた旋律だ
「……ふぅ……良かった……久々にひいたから鈍ったかと思った……」
あの巨大な鍵盤をつかうと強力なドーパントには向かないだろうが、先ほどのような雑魚の殲滅ができる……鍵盤楽器を取り出すべきか否かをぼんやりと考えながら、訓練スペースから出ると琴里がタオルを渡してくれた
「お疲れ様……士道、貴方まだ鍵盤ひけたのね……」
琴里は意外な顔を見せながら軍服を羽織りながら、相変わらずチュッパチャップスを舐めている
「……何……ギターは、中学時代の軽音部で散々やったし、鍵盤は俺がお前と一緒にピアノ教室に通ってただろ?」
「うぐ……」
琴里は、苦い顔をする 確か、8年ぐらい前、琴里が小学生低学年、俺が小学生高学年の頃に親がピアノ教室に通わせようと琴里を誘ったのだが、当時の彼女は、かなりのお兄ちゃんっ子であり……
「お兄ちゃんと一緒じゃないと嫌なのだ!」
とか言われたので渋々ピアノ教室に2年半ほど通っていたのだが、むしろ俺が技術を上達させてしまい、それに拗ねた琴里はピアノ教室を止めてしまうことがあった
……彼女にとって苦い黒歴史なのだろう
「……そういえば、司令が本部にいた頃もよくピアノを練習してましたよね?私、今でもその光景と曲調は覚えて…………いたぁい!」
神無月は、案の定、琴里に殴られてしまう……琴里は確かに下手ではなかった気がするが……恥ずかしいのだろうか
「……さて、士道、訓練で汗でもかいたんじゃない?あっちに大浴場があるから入ってきたら?」
妹の割には気のきいたことをしてくれる
現在、俺は学校指定の体操服で訓練を受けていた
ここの半袖は吸水性に特化したせいで、汗がベタベタと染み付き、気持ち悪いのである
(スポーツウェアは持ってはいたのだが、最近干している時に下着ごと風(折紙)がかっさらってしまったため予備がない……
ちなみに下着は余分に所持している)
「着替えは、こっちが持っていくから、先にシャワーを浴びてていいわよ」
隣では令音がカタカタとコンピューターで先ほどの戦闘データを打っていて、こちらを見ておらず、それを琴里がチュッパチャップスを舐めながら戦闘データを見つめていて、神無月は先ほどの殴りで戦闘不能で撃沈していて、幸せそうな顔をしている……最近の彼は殴られる回数が多いのではないかと考えつつ、俺はシャワールームへと、向かっていった
ただ、その5分後……びっくりするほど素直な妹を疑わない自分の性格を後悔した
琴里が俺を見送ると無線機でとある人物に通信をしていた
「……こちら琴里、士道がそっちに向かったわよ」
[はぁ〜い!了解しましたぁ〜!]
「士道、女性免疫力強化プログラム……開始よ」
後ろで不敵な笑みを浮かべていた彼女に一瞬でも振り向いたら、未来は変わっていたのかもしれない
------------------------------
Area 大浴場
「ふぃー……運動後の風呂は格別だなー」
俺は、大きな風呂に入る……やはり、ハードボイルド以前に俺は日本人であるからして……体の芯から暖まる感覚は格別だった
……周りには誰もいないからこの大きな風呂場を占領できるのはそれだけでも気分が良かった
すると、パサリと服が置かれる音が聞こえる……確か、クルーが俺の服を持ってきてくれると聞いていたので気にしないでおく……すると、そのクルーと思われる人物も服を脱ぎ始める音が聞こえる
……風呂に向かっていた人物についでに渡すように伝えたのだろうか……琴里も忙しいからな……
カチッ
ん……?カチッ?こんな音は男性の服にあっただろうか……ここのズボンは一度はいたことがあるが、ホックの音はこんな音ではない……(これでも音感はいいほうだ)
……男性の下着はあんなタイプを見たことがない……すると俺はとんでもないシルエットが見えたのだ
「!?」
明らかに「女性」のように長い髪のシルエットが遠くから見えたのだ……しかも「青い」……ここで髪が青い男性は俺ぐらいしかいない……すると、タオルをつつみながら「彼女」が入ってきたのだった
「だーりん!お背中流しに来ましたぁ〜!」
…………数秒間、俺は思考を止めた……その後、何かが込み上げて来そうな気がして、とりあえず落ち着くことにする
「……落ち着け……俺は思考をとめて女子風呂に入ったか……?違う……どう考えても男子風呂場のはず……女性のは赤い風呂場……対してこっちは青いから間違えてはない……間違えてない……」
「どうしたんですか?だーりん?あっ!タオルを忘れたから上がれないんですか?しょうがないですね〜」
……待てよ……確か、美九は確信的に俺のことを呼んで入ってきた……つまり、俺が風呂場に入っていることを知っている……それを知っているのは……
俺は、頭の中でも面白そうに笑いこけている琴里の姿が思い浮かんだ……あの野郎……あとで覚えてろよ
「はい、だーりん、タオルを巻いて体を洗いましょうね〜」
「……わ、悪いすでに体を洗っ……」
「嘘はダメですよ〜?さっきまであっちで見ていたのですから〜」
おそらく、心からの笑顔を俺にたいして向けているのだろうが、タオル一枚姿の彼女を直視できなかった
「ほら、早くあがってくださいよ〜もしくは、全裸で洗ってもらいたいですか?」
美九は、バスタオルをそのままパッと外そうとするが、俺は必死に大声をあげる
「わー、わー!分かった、分かったから、洗ってもらえばいいんだろ!?」
「ちぇ……」
なにがだよ!!はだけた瞬間、俺は多分血の海を作り上げてしまうだろう
美九は、がっかりしていそうな顔をしながら、椅子に座った俺のところに向かった
「だーりん、動いちゃダメですよ〜?」
ほとんど、諦めた俺は大人しく美九の奉仕にのることになった……これは、先ほどの訓練より大変ではないのだろうか
とろーり
美九は恐らく、手にボディソープを垂らすとそれをまんべんなく俺の背中に伸ばす……彼女の白い手はすべすべだったとでもいっておこう
そして、問題になったのはここからだった
ムニュ
?なんだ、この感覚……まるでスポンジのように柔らかい感触が背中にタオル越しに行き渡る
……その感触は妙に生々しい感触だった……何をしでかしているのだろうかと後ろに首をロボットのようにギギギと振り向かせると…………
「気持ちいいですか?だーりん♪」
……なんと、美九がタオル越しで自分の豊満な二つのメロンのような果実をスポンジ変わりに押し付けていたのだ……あーなるほどだから、柔らかかったんだ………………
「だーりん?あれ、きゃああああ!?凄い鼻血の量ですぅ!」
[馬鹿!やり過ぎよ!?救護班!急いで!輸血しなさい!]
その時、周りの様子が慌ただしくなったところで意識を手放したのだった
------------------------------
Area 鳴海探偵事務所
その後、士道達は探偵事務所に一旦戻り、貧血気味で、かつのぼせた状態で椅子に深く座って伸びきっていた。士道の頭に、冷えピたを張り付け終えた美九が全力で謝っていた
「ごめんなさい……〜だーりんが死にかけるとは思ってなかったもので……」
「……シドー、大丈夫か?」
隣で十香が高めの椅子に座りながら士道が伸びているのを観察すると、気を利かせて、冷たい水をコップに入れる
「ああ……サンキュー……全く……どうして琴里のやつは非日常的なシチュエーションを用意するんだろうな……」
「まあまあ……精霊さんやドーパントに関わるだけでだーりんの生活は非日常ですから〜…」
コンコン
すると、タイミングが悪いのか、良いのか、お客さんが入ってきたのだ
「……面倒になるから美九は十香とガレージに行ってろ」
……そう、美九はこれでも前のいわゆる「月乃時代」から人気のアイドルであり、今でもシングルだけでオリコン上位に食い込んでいたので、顔を見せるとファンが襲いかかるという事態になってしまう
美九は、十香と共に、フィリップのいるとされる地下へと移動していったのだった
そして、士道はお客さんに入ってもらうように、返事をしたのであった
すると、入ってきたのは、30代の男性がスーツ姿で入ってきたのだったが、士道には見覚えのある人物だった
「お久しぶりです、士道くん」
「貴方は……川口先生!」
先生と呼んだその人物……その先生の名前は、川口博人(かわぐちひろと)
彼は約五年前、士道の小学生6年……つまり、大火災の年の担任だった先生である
当時、担任を初めて任された年であって、若いイケメンの担任として絶大な人気を誇っていた教師であり、すでに五年もたった今でもその面影は崩れていなかった
「やはり、貴方は探偵を続けているのですね。先生も影ながら新聞を見ながら士道くんのことを応援してましたよ?
最近のアイドル汚職事件、テレビディレクター洗脳事件を暴いたじゃないですか」
ちなみに、前回の事件のことは、ラタトスク側で情報操作させ、「精霊」に関係するものを除かせたもの……つまり、ドーパントの事件として処理されている
「まあ、いろいろ苦労あったんですよぉ……」
「あはは……おっと……この話をしている場合ではありませんでした……実は、士道くんに依頼をお願いしたいんですけどいいですか?」
士道は、額に張られていた冷えピたを剥がし、残りの水を飲み干すと目付きが真面目になった
「……具合、悪そうですけど、大丈夫ですか?」
「大丈夫です」
……かの真面目そうな教師に先ほど風呂場で逆セクハラされてのぼせたなど口に裂けても言えなかったのである
「実は……私の担任しているクラスの生徒を初めとして、天宮第一小学校の生徒……五年生と六年生の生徒が十人ほど行方不明なんですよ。最初は病気か家出だと思って警察に問い合わせたんですけど……この数週間捜索しても見つからなくて……」
行方不明……つまり、誘拐事件の類いだろうか……子供の誘拐は目立ったことではない……身代金を要求するのが妥当だと士道は考えつつもメモをとり続けていた
「……そして、私はみてしまったんです……大きな雪男みたいな怪物が、気絶したうちの生徒をさらったのを……そして、雪男は「ユキのショウジョはドコだ」と言いながら、うちの生徒を何処か連れていってしまったんです」
「何ですって……?」
士道は、目を疑ってその雪男とやらのことを考える
本来ならば助けにいくべきだと思うのだが、ドーパントの戦闘能力は未知数だ
触るだけであばら骨を折る怪物もいれば、殴ったら体がちぎられる怪物だっているかもしれないからだ
それ以前に雪男の呟く「ユキのショウジョ」というキーワードも引っ掛かっていた
「……士道くんなら、そのような類いを解決してくれると、知り合いの刑事さんに教えてもらいました……お願いします……!お金は最低五万ほど払いますので……」
士道は、ひそかにこのお金は十香の胃袋に消えるだろうな……と思いつつ、メモ書きすべきものを書き終えた
そしてそのあと、士道はスタッグフォンでフィリップに連絡をかける
すると、フィリップは何故か慌てた表情で電話を返してきたのである
「士道!助けてくれ!神社でドーパントに女の子がさらわれた!」
「おまっ……ガレージにいなかったんじゃなかったのかよ!」
「考え事の気分転換に近くの神社にいったら、女の子がドーパントにさらわれたんだ!」
「わーったよ!今いく!」
士道は、電話を勢いよく切ると、ジャケットを羽織り、帽子をかぶって玄関に飛び出す
「仲間から、女の子がさらわれたと知らせが来たので、今から向かいます……
空間震が来た場合は他の仲間が地下シェルターに案内するのでそちらに行ってください」
「分かりました……士道くん、気をつけて」
……嫌な予感を感じた士道は、雪男の可能性があるドーパントが少女をさらった現場にハードボイルダーで全力で向かいにいったのだった
現場に近づくにつれて、雨が降ってきてそれが強くなってくる
士道は、ハードボイルダーの改造した機能の一つであるCRユニットを生かした雨避けバリアを張った……湯冷めして風邪をひいたら洒落にならないからだ
目の前には雪男らしき怪物が幼い少女を担いでるように見える……そして、彼の攻撃をフィリップが避けているのを確認し、アクセルを踏んだのだった
その時、もう一人の少女がハードボイルダーが通りすぎるのをじっと見ていた……すると、手についているウサギのパペットは、生きているかのように流暢に話をしはじめたのだ
『……あれは、なんなのかな?四糸乃、行ってみようよ』
「でも、よしのん……なんだか危なそうな雰囲気……なんだけど……」
『だぁいじょうぶだって〜よしのんがついてるじゃないか!』
……その姿は、青い髪の少女とウサギのパペット……その姿は独り言のように見えるが、高度な腹話術?で、会話しているようにも見えた
アンケート途中経過報告
ミリオンコロッセオ
(6票)
天宮第二タワー
(7票)
闇の害虫駆除
(6票)
ウィルス感染車
(6票)
美九ストーカー
(10票)
美九ぶっちぎりですね……多分、一つはこれに確定になると思います……
では、残りの4つも見ていきますと……なんと天宮タワーが1票差で2位、そのほか3位となっています
まだまだ、どの話も逆転可能ですねー
9月末まで延長しますので、お早めにお願いします