デート・ア・ライブ ダブル・ボイルダー   作:天音/IA

28 / 59
遅れて申し訳ございません......ちょっと大学生活や一人暮らしのことで
ワタワタしていて最近やっと余裕ができ始めたってところですかね

デート・マテリアル。小説のためにも買ってみたのですが......

公式でダブルネタを見てしまうとは......w
詳しくは付属小説の「精霊カンファレンス」参照してください

これからも亀更新ですがよろしくお願いします


狂気なるH/雪男の正体

Area 研究施設内

 

施設入り口前、俺と十香、四糸乃が合流する。

 

[十香ちゃん、今から君に装置を送る。受け取ってほしい]

 

フィリップが通信で十香に転送されたのは中央にUSBスロットの穴が空いた簡素な

タブードーパントが所持していたようなものに、十香のイメージカラーである

きれいな紫色のガイアドライバーだった

 

「む、なんなのだ、これは?」

 

[それは、十香専用のフェアリーメモリの制御装置よ。それを使えば、封印された精霊の力が

半分ぐらい問題なく使えるようになるわ。ただ、このドライバーは

サンダルフォンメモリを制御するためのもの。他のメモリを使ったり、使いすぎたりすると

と、壊れて封印された霊力が暴走状態になってしまうかもしれないわ。十分に注意すること。いい?

士道、十香にサンダルフォンメモリを]

 

「うむ、分かったのだ」

 

「ほら、受け取れ」

 

士道がメモリを十香のもとに投げると、十香はサンダルフォンメモリを上に掲げて鳴らす

 

Sandalphone

 

「来い......鏖殺公(サンダルフォン)!」

 

サンダルフォンを装備した十香は以前のような制服と霊装が半々になっているものではなく、今度は

ちゃんとした霊装だったが微妙に色の配色の一部が変わっていたり、頭の髪留めがなかった

 

「十香はこのまま基地に体当たりしてギリギリまで囮になってくれ。不味くなったらフラクシナス

に戻れ。できるな?俺と四糸乃はよしのんの救出、その後、ガキ共を探す」

 

「分かったのだ!」 「分かり.....ました!」

 

[シン、子供達を見つけたら、通信が可能なところまで移動してくれ。全員まとめてフラクシナスに

転送させよう]

 

「あぁ.....助かる」

 

[さあ、私たちの戦争(デート)を始めましょう!]

 

 

琴里の号令とともに三人はそのまま研究所の入り口へと足を運び、

二人が移動している間、十香はサンダルフォンを

使い、扉を真っ二つに切り裂いた

 

「せああああああ!!」

 

ウゥー!!!ウゥゥゥゥゥゥ

 

研究所のサイレンが流れると同時に扉を破壊したときに生じた煙の中に二人が紛れ込んだと同時に

転送装置で十香の周りには大量のマスカレードドーパントが転送される

 

「侵入者です!これは......「プリンセス」!?プリンセス、プリンセスが攻めてきました!」

 

「えぇい!うろたえるな!たかが精霊にドーパントが簡単に負けるはずがない!」

 

「邪魔をさせるかぁぁぁ!」

 

十香は襲い掛かるマスカレードの群れを一閃し蹴散らしていった

ある者に対しては素手で、ある者に対しては精霊のオーラのようなもので吹き飛ばし、

ある者にはサンダルフォンで切り捨てていた

 

 

-----------------------------------------------------------------

 

「さて、やってきました、研究所施設っと......」

 

「士道さん......」

 

マスカレードの大群を十香がひきつけている間、二人は研究施設へと足を踏み出していった

カプセルの中には得体のしれない化け物や、ゾンビみたいになってしまっている人間型の試作

ドーパント。ミュージアムのものだと思われるが、それを関連づけられる決定的な証拠が見つかって

いない。

 

「四糸乃、隠れろ!」

 

「こっちだー!」

 

軽く破壊行動をしているためなのかかなりの人数が侵入者の排除を優先している。本来ならば

ASTのほうに依頼をするところなのだろうが、この研究施設自体が違法の塊であるため、日本の

自衛隊を呼ぶわけにはいかないのである、そのため、研究施設内のボディガードである

マスカレードドーパントが大量に押し寄せているのだ

もちろん、そのような危険を冒すわけにはいかないのである

 

マスカレードの大群からなんとか気づかれずに済んだ二人はそのまま走って行く

 

---------------------------------------------

 

一方、十香はある程度マスカレードドーパントをなぎ倒していると、サーっと

マスカレードドーパントが後へと引くように見えた

 

「......?なぜかかってこないのだ?」

 

コト......コト......コト......

 

十香の目の前にはタキシードに首に白いスカーフを巻いた紳士の若い男の人が

現れる。精霊を前に、なにも武器を持たず、スカーフを締めなおした彼は十香にお辞儀をする

 

「こんにちは、プリンセス......いや、夜刀神十香さんようこそ、我々の研究所に」

 

そのことを聞いてまず驚いたのは他でもない、インカム越しに聞いていた琴里である

 

[どういうこと!?十香が精霊だっていうことは極秘事項なのよ!?DEM社すらまだ懸念段階なのに]

 

「ぬ......どうして私の名前をしっておるのだ?」

 

「いやですね、言えるわけないじゃないですか」

 

精霊の目の前だとわかっていながら、男性は体からあふれ出る得体のしれない何かを

十香からも感じていたのである。すると、男性は自分のビジネス鞄から十香の持っている

のと少し色が違うドライバーを取り出した

 

「この感じ......嫌な予感がするぞ」

 

[気をつけなさい、十香、あのドライバーからして精霊と互角以上に戦えるメモリを持つ幹部のはずよ!]

 

「姉さんに足止めするように言われてしまいましたから......少し眠っていただきますよ?」

 

NAZCA

 

金色に輝いた特別なガイアメモリをガイアドライバーのスロットにいれると、青い騎士に

マフラーを巻かせていた その剣を構えた後に、十香も自分のサンダルフォンを握りなおす

 

「シッ!」

 

「ふんっ!」

 

ナスカドーパントが身を屈めながら懐までステップ移動させて剣をふるう

十香も負けずにサンダルフォンを振り上げ、ナスカの剣を弾く

 

ガキィン!バキィン!ガキィン!ゴキィン!

 

「こいつ......私より速いではないのか!?」

 

剣と剣がぶつかり合う中、お互いの剣はそれぞれぶつかり合って決定打が見られない

ナスカドーパントは速い剣を見せている一方で、十香は一つ一つが力強い一撃をだしている

 

(相手は大剣だというのになんという速さ!それでいて体力は底知れず......

剣術の速さはこちらのほうが速い。しかし、僕が隙を狙おうにしても確実に刀身で

防がれてしまう.....願わくば撤退に持ち込んで侵入した二人を探したい)

 

(ぬ、こいつ、戦いになれているのか?......剣の動きも私から見ても無駄がない

しなやかな動きと攻撃を防ぐタイミングがメカメカ団のソレを超えているのではないのか?)

 

「ふん、メカメカ団よりも少しはやるようだな」

 

「私達、「家族」をあんな玩具と比べてもらっては困りますね」

 

十香の放つ霊力とナスカドーパントの放つオーラがぶつかり合い、空気の中で電気が走るような

険悪な雰囲気が漂ってくる

 

「貴方達は残りの侵入者を捕えてきなさい!」

 

今まで、ハイレベルな戦いで唖然としてしまっていたマスカレードドーパントたちはそれぞれ

我を取り戻し、大勢が研究室の奥のほうへと駈け出して行った

 

「待て!!っぐ!」

 

ガキィン!

 

ナスカドーパントと十香の剣が再びぶつかる、お互いの刀身をぶつけたままそのまま動かなくなる

 

[十香、大丈夫!?]

 

「あぁ、大丈夫だ、私はいいからシドーの援護をお願いするのだ!」

 

(少しでもリキを入れてしまうと四糸乃やシドーが潰されてしまう......どうすればいいのだ?)

 

----------------------------------------------------

「よし、走るぞ、四糸乃」

 

「は、はい!」

 

四糸乃は少し息を切らしているが、いつドーパントが迫ってくるか分からないため

立ち止まっているわけにはいかない

 

「いたぞ!」

 

「捕まえろ!」

 

「チィ!」

 

マスカレードドーパントに変身した研究員達は二人を捕まえようと挟み撃ちにしようと

前後から迫ってきていた

 

「邪魔だぁぁぁぁぁ!!」

 

士道は、マスカレードドーパントを背負い投げで前方に投げるとドミノの

ようにドーパントが倒れこんでいった

 

二人は倒れていったドーパントを踏みつけ、途中で殴りながら奥へと進んでいく

 

Joker

 

士道がガイアメモリを鳴らしながら研究施設を走る

対するフィリップもフラクシナスの中でサイクロンメモリを鳴らす

 

Cyclone

 

Cyclone Joker

 

風に包まれる中、ダブルに変身しながら走る。となりで平行して走っていた四糸乃も

あまりの風の強さに驚きを隠せずにいた

 

「どらぁ!」

 

ダブルの重い脚力で壁を蹴り破った後、目の前にはよしのんであるサドキエルが

ポッドの中にクリスタルごと収納されていた

 

「よしの.....うぐ!?」

 

四糸乃はその場でうずくまってしまう。体の光が弱弱しく輝いて

いるところにダブルが四糸乃の安否を心配する

 

「おい、大丈夫か!?」

 

[多分、精霊の霊力が少なくなってきているんだ。早く元に戻さないと四糸乃が消えてしまう!]

 

「わかってらあ!でもどうやってこのクリスタルをぶち壊せば......」

 

ダブルは適当に操作パネルを展開させ、何か情報がないかと片っ端から端末を開いていく

しかし、フィリップの解析能力を使っていてもめぼしい情報が見当たらない

 

「その捕獲装置はパスワードでの開閉でしか精霊を無事に取り出せませんよ」

 

「誰だ、お前!」

 

ダブルが後ろを振り向くと、白衣を着た初老の男性が眼鏡をくいっとあげつつ中に入ってきた

 

「申し遅れました。私は元DEM医療研究チーム所属、現フェアリーメモリ研究最高責任者

のエレファス・神居・ルーセス......またの名を......」

 

Hunter

 

エレファスと名乗った男は金色のメモリ......つまり幹部クラスのメモリをなんと、

ドライバーを使わずに直接コネクターにメモリを接続したのである

 

「ハンタードーパントといいます。以後、お見知りおきを」

 

[馬鹿な!?なぜドライバーを使わない!?]

 

「私の友人にガイアメモリを直接差し込むとより強くなれると唱えた人がいましてねぇ......

直接差し込むのが好みなんです ふふふふふ」

 

ハンタードーパントは纏っていた白衣を床に投げ捨てたあとに不敵な笑みを中で作り上げる

そのことにダブルが反応する

 

 

「お前か......雪男の援護をして、よしのんを捕まえた奴は!」

 

「えぇ。この作り上げた捕獲装置フェアリークリスタルは外と中の霊力を

ある程度まで.......量産型フェアリーメモリの

ために資料が欲しくてね。ですが、私の同僚がオリジナルフェアリーメモリの

設計図を持って行った上に削除してしまいましたからねぇ......最初からやり直しですねぇ

。ですが、貴方がこちらから来てくれるとはだいぶ助かりました......さあ、こちらに

フェアリーメモリを渡してもらいましょうか?」

 

「断る!お前、精霊.....いや、何の罪もない少女を捕まえてどうするんだ!?」

 

「愚問ですねぇ。霊力をカラカラになるまで吸引し、ASTに引き渡し、研究費としての

賞金をたんまりと貰う。ククククク、実験材料が手に入り、研究費を貰え、空間震の

被害を押させることができたと人々から感謝される......三度おいしいとはまさにこのこと!」

 

[DEMに所属しているのはどうしてこんなに頭が逝っている人ばかりなのかしら......!

士道!構うことないわ!さっさとそいつをふっとばしてよしのんを助けなさい!]

 

「言われなくてもわかってらぁ!」

 

ダブルが拳を構え、ハンタードーパントに対して仮面越しからにらみつける

 

「おっと、今回戦うのは私じゃない。フェアリーメモリとガイアメモリの複合タイプの

プロトタイプと戦ってもらいましょうか!セフィラビースト!」

 

「ぐぁぁぁぁぁあああ!!」

 

腹太鼓をバンバンと鳴らしたセフィラビーストと呼ばれた雪男は理性の欠片もない状態で

まるで雪山にいる野生動物みたいな雄たけびをあげていた

その雄叫びは、周りの壁をめり込ませ、ガラスの実験器具を次々と壊していく

 

「精霊は戦うたびにその周りに僅かながら、霊力が残留します。

私は、強力な肉体を使用者に与えるビーストドーパント......

完成系である製品版よりももう少しメモリ容量に余裕のあったプロトタイプのもの

にその残留したプリンセス、ハーミット、ディーヴァ、プリンセスの反転体の霊力を

注ぎ込んだメモリです

つまり、これさえあれば誰だって精霊並みの力をだせるわけですよ!」

 

[なるほど、霊力とガイアメモリを複合させた、地球の本棚に存在しないメモリというわけだったのか

......しかも、一体に複数の異なる霊力を......もし仮にあれがフェアリーメモリと同等の

力を有しているならば......かなりまずいぞ、士道、このままだと使用者の命も危ない]

 

「どういうことだ!?」

 

[いいかい、フェアリーメモリを二本同時に使えないのは、霊力同士の反発作用が強すぎるからだ。

その異なる霊力が何種類も同じ体内に入っているとなるとかなりの負担が

かかるはずだ......霊力に驚くほどの耐性がある士道ですら二種類は危険すぎるんだ。

一般人が取り込んだ場合、最悪、霊力が暴走してシェルターを軽く吹き飛ばす

威力の爆弾となるだろう]

 

その恐ろしい計算結果に対して士道だけでなく琴里ですら青ざめてしまう

 

[なんですって!?そんなことしたら地下なんか一発で崩れて下敷きじゃない!?]

 

そう、ここは地下の研究所。空間震などには耐性があるが、研究所内部からの爆発は

少なからずともこの施設はただでは済まさないだろう

地下が地盤沈下すれば、ここの階にとらわれているであろう子供達や地上にいる人々

は大怪我だけでは済まないだろう

 

「何かいい方法ないのかよ!」

 

[とにかく、あれを刺激しない程度に霊力を少しずつ消滅させるしかない!]

 

「貴方にはその弱り切ったハーミットを守ることはできますかね?

この混沌とした霊力の化け物の前で」

 

「あああああああ!!!」

 

Cyclone Trigger

 

ジョーカーメモリとトリガーメモリを取り換えたダブルは四糸乃を抱えながら

その場からジャンプしつつ、銃の引き金を打つ

しかし、疾風の弾丸をもろに三発受けてもびくともしなかった

 

「流石にこれはやばいな......どうする?」

 

[或守!セフィラビーストの弱点分析を頼めるかい?]

 

{承知しました}

 

地球の本棚からフィリップは或守に救援を要請する。それと同時にフラクシナスからも

琴里の通信がかかる

 

[二人とも、あの捕獲装置の解析をするから、どうにか刺激しないように持ちこたえて!]

 

「注文がデートよりも難しいな、おい!」

 

Heat Trigger

 

ヒートトリガーに変身したダブルはセフィラビーストに先ほどよりも威力の高い

ブラストをステップ移動しながら打っていた しかし、ハンタードーパントもそれを

見過ごすはずがなく自前の弓を使ってダブルの標準を狂わせる

 

ザシュ

 

「!??ぐあああ!!!!」

 

「私がいつ戦わないといったんですかねぇ!!」

 

弓はダブルの肩を貫通させ、骨に突き刺さり、熱い鉄板を押し付けられたような

凄まじい痛みを感じる

 

[士道!カマエルだ!]

 

Kamael Joker

 

フィリップの声とともに辛うじて二本のメモリを入れ替え、カマエルメモリの

恩恵により肩の骨のヒビは炎とともになくなる

しかし、士道の体力を少しずつ削られていくのは明らかだった

 

霊力が残りわずかの四糸乃、ダブルの前に立ちはだかる危険なセフィラビースト

とその援護を的確に穿つハンタードーパント。十香の前に立ちはだかるナスカドーパント

 

果たして、三人は四糸乃と子供たちを救えるのだろうか

 

 

 

 

 

 

 

 

  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。