小説を書く余裕がなくなってしまったわけです.......
その分、いつもと少し多めでやっていきたいと思います
Area ???
鞠奈は不機嫌だった。今日は気分晴らしに一人で散歩に行こうと考えて
いつもの修道服ではなく、私服で可愛らしいワンピースを着ていた
しかし、背後から不細工な男....おそらくミュージアム社員なのかタキシード
姿でその手には花束が握られていた
「僕と結婚してください!鞠奈お嬢様!」
「アンタ.....しつこいわね!あたしはアンタに用はないの。とっとと消えて」
そういった鞠奈は男を無視して歩き去ろうとしていたところ呼び止められる
「待ってください!僕は有能な男です!あの養子になった須藤霧彦よりも......!
後悔はさせません!僕らきっと、最高のパートナーに......!」
「ハハハ、冗談きついね。そのブサ面を鏡でもう一度確認してからプロポーズするんだね」
鞠亜は体に触れようとしたその男をバッと振り放すと、その男は花束を投げ捨て、態度を変えた
「お高くとまりやがって......!」
Masquerade
ガイアウィスパーを鳴らして、ガイアメモリを首に差し込もうとしたとき、一筋の
電光が走り、マスカレードのメモリをそのまま破壊してしまった
「!?」
すると、鞠奈の指先にはビリビリとほとばしる電流が流れていたのだった
「ねぇ、知ってる?落雷にまともに当たると、死ぬか重度の記憶障害が起きるんだってさ」
「ひぃいいいい!?ぎゃあああああああ!!!!!」
男は自分の武器がなくなったとたん、腰抜けになって逃げようとしたところ、鞠奈の
発した超高電圧の電気によってその男がいたとされる場所には落雷の跡かと思われる
黒焦げになってしまった地面だけが残されていたのだった
「あーあ.....こんな生活嫌になってくるな。皆あたしのことは見てくれない......
しかも、あたしは時崎じゃなくて元々「或守」だし......もう来人の代わりは疲れた
......」
鞠奈はそのようなことをつぶやき、この場を離れて行ってしまった
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Area ラジオ局
「今日も元気に笑顔で送って言っちゃいますよぉ~!誘宵美九のディーバネティック
ワールドっ!」
この中のラジオ局は天宮の中で一番大きく有名なラジオ局であり、Nack8と
呼ばれるチャンネルであり、関東内一位を誇るラジオ番組のコーナーである。
ただ、美九本人は夜はテレビに呼ばれることが多いのでラジオは主に昼の
時間帯で行われるようだ
「では、まず、このコーナー、天宮ミステリーツアーからです!
ペンネーム、親友がリア充過ぎてつらいさんからっ
《美九さん、僕は目撃しちゃいました。骸骨男、助けて!仮面ライダー!》
またまた来ちゃいました、恐怖の目撃情報。本当に多いですよね、
この街はどんな奇怪人に好かれているんですかね?」
週に2回ほどで毎週土曜日昼と水曜日の放課後付近の時間帯
今日は土曜日の昼でありラジオ局の1階には熱狂的なファンが
たくさん集まっている
「では、気分取り直して、本日の出だしは私の最新シングル、
Go☆サマーガール!初夏にぴったりのこの一曲!きいてくださいね?」
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Area 鳴海探偵事務所 Side 士道
「キタ――(゚∀゚)――!!.....おっしゃぁ!美九の新曲だ!」
「何もそこまで騒ぐ必要はないと思うんだよね......ねぇ、琴里ちゃん?」
「そうそう、いくら精霊と仲良くしろといったけど、これじゃあただのキモオタよ」
「あ.....悪魔」
美九本人が直々に宣伝してきたラジオ番組。これは、俺はバイクに乗っている間に
基本聞くような番組なのだが、今日は何もない休日の日。こういうときは彼女の雑誌
を読みながら美九本人を知るための絶好なチャンスでもある。
確かに、アイドルでベタベタと男(つまり、俺)を触ってくるなんてのはスキャンダル
ものにしかならないのだが、彼女の力が無意識に働いているせいか、マスコミはそのことが
あってもかなり静かな様子だ
琴里はチュッパチャップスの棒をプッと吐き出し、俺の眼球へと発射させると
それが直撃して突然の痛みに襲われる
「あああああっ目がっ......目があああ」
「はっ......とんだラピュタ王ね」
そのような日常茶判事を繰り返しているときに曲の音量が小さくなり
美九のボイスが聞こえてくる
[電話リクエストコーナー!もしもしお名前は?]
すると、モザイク音声のような人の声が聞こえてきた
[もしもし、俺の名前はMr.クエスチョン。一番目の質問だ。なぁ、教えてくれ。
君の好きな数字は?]
[9ですけど?]
[じゃあ、プレゼントするよ、9の数字をね.....窓の外を見てごらん]
このモザイク音声に少し引っ掛かりを感じた。この番組ではモザイク音声を
使うことはないのである。わざわざ電話をかけるのにモザイクをかける必要性は
普通はない
[ちょっと変わった質問でしたね......でも、どんなプレゼントをしてくれるんですか?]
ゴゴゴゴゴゴゴ........
「なんだ、この音.....?」
すると何か大きな物が崩れる音がした。俺は窓の外を見ると、俺は少し動揺してしまった
「なっ......!?」
「ラジオ局の近くだ!」
工事中だった風力発電所の風車がポッキりと折れ、その数字が9の字に曲がって
崩れだしたのであった
「士道!」
琴里が大きい声を出した時には、消防のサイレンが鳴り響くと同時に
俺はソフト帽を被って玄関の外へと出て行った
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Area ラジオ局
.......依頼がなくとも探偵は自ら危険に飛び込む場合がある。それは、
か弱き乙女に災いが降りかかった時だ
俺が到着したころにはたくさんの報道陣が美九の周りにネタを求めて殺到していた
「美九さん!さっきの電話の主が犯人ですよね!?」
「まき沿いで何人かが怪我をしました!今のご心境は!?」
[士道、美九の精神に異常があるわ、早急に対処なさい]
マスコミが騒ぎ立てる中、美九は嫌な顔をしてマスコミから遠ざけようとする
「あーはいはい、マスコミの皆さん、大変恐縮ですが取材は終了ですよー
退いた退いた!ほら、美九、いくぞ」
「あ、ちょっ!?」
「美九さーん!?」
俺は、美九の腕を強引に引っ張り、マスコミの波から美九を遠ざけることに成功させた
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Area 駐車場
「だーりん!助かりましたぁ!......どうしようかと悩んでたところだったんですよぉ~」
「まぁな、何も知らねーのにしつこく聞いてくる連中が悪いからな」
駐車場に来た俺達。美九は全力で走って疲れてしまったのか、少しだけ息が荒い
精霊になった以上、ある程度の身体能力が上がっているため普通の人だと
さらにきついペースだったのだろう
「だーりんも、この爆破犯を捕まえに?」
「あぁ、前にもあんな事件あったからな。ストーカーが絡んでいる以上國男みたいな屑野郎
に絡まれたら俺も困るしな」
「美九!よかった......無事だったのね!」
すると、駐車場に一台のタクシーが到着し、扉をあけると一人の20代
くらいの女性が足にギプスをしながら松葉杖を使って体を支えながら
歩いてきた
「昴さん!?ダメですよ!?病院で安静にしないと!!」
「テレビを見てたら急に臨時ニュースで美九が出てきたものだからびっくりして
無理言って病院から出てきたのよ......!!っ~!!」
俺はギブスを抑えて痛がっている昴さんという人を美九と共に支えていた
「もう!朝っぱらから事故と言い爆破事件と言いなんて厄日なの!?」
「だ.....士道さん、こちらは暮林昴さん。私のマネージャーさんですっ」
「あ、どうも、俺は鳴海探偵事務所の五河士道です」
俺は、だーりんと言いかけた美九に「隠せ」というテレパシーを込めた睨みを美九に
送ると、それに美九は感じ取ったらしく普通に名前で呼んでくれた
その後、俺は昴さんに自分の名刺を取り出して差し出した
「貴方のことはマスコミで聞いているわよ、五河士道君。私は暮林昴
美九のマネージャーを担当させてもらっているわ。美九が世話になっていたようね
私からも感謝するわ......士道君はこの爆破事件も担当するつもりなの?」
昴さんは俺の名刺を財布にいれると、彼女は自分の名刺も差し出してくれた
彼女の質問に対して俺は強く首肯した
「えぇ、以前の汚職事件もありますし、友人である彼女をほおっておくわけには
いきません」
「あの街で有名な探偵さんが担当してくれるなんてすごく頼もしいわ。
それで折り入って依頼をお願いしたいのだけどいいかな?」
「何ですか?」
「見ての通り交通事故でけがしちゃってね、マネージャーの仕事
ができなくなっちゃったのよ。代わりの人にお願いしようと思ったんだけど
赤羽根君......私の後輩なんだけど、彼は他のアイドルのマネージャーも
やらないといけないから手が回らないのよ」
「なら、赤羽根さん以外の人にやってもらうのはダメなんですか?」
「残念だけど、マネージャーできるのは私か彼しかいないのよ。
私達の事務所はこう見えてかなり小さいからねぇ.......本題なんだけど、
士道君、事件が終わるまで臨時マネージャー兼ボディーガードを任せられないかしら?」
突然の要求に俺は首を思いっきり横に振って否定の意志を見せた
「いやいやいや、マネージャーなんてかなり重要な仕事じゃないですか!?」
「お願いよぉ.......!依頼料も弾むし、なにより事件のヒントになるかもしれない
じゃない......!」
「だ.....士道さん、私からもお願いしますぅ~。爆破犯なんて近くにいたら落ち着いて
眠れやしませんよぉ~」
俺は苦い顔をした。しかし、かつての彼女のマネージャーのような人を雇ってしまうのも
俺としてあまり都合のいい話ではない上に、美九が目を輝かせているのである。ここで
あえて断って彼女の機嫌を損ねたらそれでこそ本末転倒ではないかと考えた
「あー分かりました。事件が収束するまでですよ?」
「ありがとう!恩に着るわ士道君!」
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Area ラジオ局
俺は次のラジオ生放送の日、マネージャー兼ボディガードとして内部にいることに成功した
傍には刃さんと真倉が逆探知用の装置が装備される
「逆探知しかけました!」
「いいですか?今度やつから電話が来た時にできるだけ話を引き延ばしてください」
「分かりました。頼りにしてますよぉ~刑事さんっ」
「お任せください、姫」
刃さんは案の定優しい(おそらくお世辞)の言葉をかけられて鼻の下を伸ばしている
美九が部屋に入ろうとしているところに俺は美九の肩をそっと叩く
「ほらよ、水筒。中には冷やした紅茶が入ってるから」
「ありがとうございますっ、士道さんっ!」
「刃野さん、鼻の下ものすごく伸びてますよ」
鼻の下を伸ばしながら刃さんはガッツポーズをしながら嬉しそうにしている
「変なこと言うんじゃないよ!お前は!いいか、今度犯人から電話が来たときは......」
「犯人の手掛かりをつかむチャンスってか」
「そう、そして姫のハートをつかむチャンス......って士道!?
お前、どうして姫に水筒渡してたんだ!?」
「また邪魔にきやがったのか!?探偵!!」
「俺は、今は姫の臨時マネージャーだぜ?図が高いなぁ、三下刑事」
俺は今朝昴さんから渡された首にぶら下げている入局許可証を二人にちらつかせると
刃さんは悔しそうな顔をして俺を見ていた
「くそっ!どうしてお前には可愛い助手がいるっていうのにこんなに
女性人気が高いんだよ!?」
「それは、俺の美貌がついに世間から認められてきたというわけさ」
俺は余裕を持ちながら、優雅に自分も持ってきた紅茶の水筒を飲み干しながら
Mrクエスチョンの電話というのを待っていた
「刑事さん、クエスチョンから電話が」
すると、三人が言い争っていたところ、途端に真面目になって話を聞きだした
美九が先手をきって話し始めた
「もしもし」
[美九、昨日のプレゼント、気に入ってもらえたかな?]
「どうしてあんなひどいことするんですかぁ?流石に怒っちゃいますよ?」
[二番目の質問だ......]
俺はインカムを小突き、フラクシナス内のフィリップに合図を送った
ただ、目の前には刃さんや真倉刑事がいるのであえてスタッグフォンを使って
電話をかける
「フィリップ、ラジオ聞いているか?」
[えぇ、もう地球の本棚に入ってもらっているわ]
琴里が代わりにフラクシナスの艦長席の通信でそのことを伝えてくれた
[なぁ、教えてくれ......君の好きな色は?]
美九は答えるべきなのか、戸惑ったような顔をして俺のほうを見てくると
Mr.クエスチョンが分かっているかのように質問に答えた
[青だろう?今度は君に、青い色をプレゼントしてあげるよ]
「どうせまたひどいことをしちゃうんですよねぇ......?
そんなのならいりません!」
[フフフ......]
「何がおかしいんです!?」
キィンというマイクの反響音がさえぎわたる中美九の苛立ちの声が
部屋全体に響き渡った
フラクシナスにおいても精神状態が不安定にあると思われるため
警告音がインカム越しに聞こえてくる
[っ.....士道!美九の機嫌が悪化してるわよ!]
俺は窓をドンドンと叩くと美九がこちらを向く。そして俺は落ち着くように
うでを上げ下げするようなジェスチャーを伝えると彼女は落ち着きを見せた
[好きな色......それだけじゃあ、キーワードが足りない......いや、待てよ
......?もしかしたら......士道、今から僕の言うことをMr.クエスチョンに
正確に伝えるんだ]
「よし、分かった」
俺は、走り出すと放送室の中に入るとマイクを使って大声で話す
「おい、クエスチョン野郎!」
「生放送中だぞあの馬鹿!」
刃さん含めるラジオスタッフが俺が入ってくるのを遠ざけようとするが俺はそれを
押しのけてドアをバタンと閉めてしまう
[誰だ、貴様は!?]
「お前はファン失格だ!お前が美九の本当のファンならば、3番目と4番目の質問の
答えも併せてプレゼントするはずだ」
[ふざけたことをいうな!俺だって当然そのつもりだ!]
「っ......音楽!」
ディレクターがとっさに指示をするとマイクの音が切れる
「逆探知失敗しました」
「くそ......」
美九は心配した目をこちらに向きつつも期待の目を俺のほうに向けた
「だーりん、さっき彼に対していった三番目と四番目の質問ってどういうことですか?」
マイクを切っている今、会話は二人にしか聞こえないため俺が考察を立てる
「おそらくだが......クエスチョンの質問には元ネタがあると睨んでいる
それをフィリップが見つけて確認したんだろうな.....美九、一番目の質問
と二番目の質問が聞かれていた特集記事はどれだったか分かるか?」
「うーん......インタビューの記事が多すぎてどれがどれなのかいちいち覚えてられませんよぉ~」
「だよな、すまん。だが、これでフィリップに確信が持てたはずだ。もうじき尻尾を掴んでやる」
「応援してますねっ、頑張ってください!」
[士道]
するとフィリップからインカム越しで通信が届く
「どうだ?」
[謎が解けた......やつは真っ青な水しぶきを上げる。恐らく噴水の勢いのように
場所は......]
「分かった、オーシャンパークだな?琴里、俺のバイクと俺を回収してくれ
転送装置で向かいたい」
[分かったわ。人目のつかないところまで移動なさい]
俺は、そのままフィリップの推理を聞いた後に転送装置の手配を頼むと
そのまま放送室から飛び出していったのであった
Side out
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Area オーシャンパーク
「きゃあああああ!!!」
オーシャンパークには遊園地エリアとプールエリアとで二つに分かれている
鞠奈は遊園地エリアでめんどくさそうな顔をしていた。
遊園地の近くのカフェでのんびりコーヒーでも飲もうかと考えていたところ
遊園地エリアで大きな悲鳴と破壊音でうるさくてたまらなかったのだ
警備員は警備どころではなく、遊園地内部にはあっさりと鞠奈はチケットなしで入る
ことができた
「いったいどこのどいつよ!あたしの休日を邪魔する奴は!?っ!!」
鞠奈は危険を察知するとその場から人間とは思えないほどのジャンプ力で
ドーパントの攻撃を避けた
私服のワンピースから普段の修道服のような姿に戻った彼女は攻撃してきた
主をさっと見る見た目はとても硬く、力強そうな岩男のような恰好をしていた
「下級ドーパントか......ふっ、所詮は私か来人のまがい物ね」
「お前、何言っている?俺は今美九さんのために忙しいんだ!また後にしてくれ!」
「嫌よ。下級ドーパントごときがこのあたしの休日を邪魔したんだからそれ相応の
対価ぐらいは貰わないとねぇ......?」
鞠奈は小さな箱を取り出すと、その中から何本もののガイアメモリが顔をのぞかせていた
どれにしようかとメモリの名前を見ながら見ていたところ鞠奈は近づいてくるもう一つの
かげに気づき、とっさに簡易型のギジメモリを取り出し腰にあったスロットに差し発動させた
Invisible MAXIMUM DRIVE
鞠奈はそのまま姿をくらまして一旦トイレの陰へと逃げ出した
「っ!?消えただと......?まぁいい、俺は続きをするまでだ」
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[オーシャンパークは夏限定でオープンするプールエリアがある。その準備のために
遊園地エリアの地下には用水路が通っている。やつはそこをたたくだろう]
「なるほどな......!あいつか!」
Cyclone Joker
フィリップはフラクシナス内のブリッジにて、士道は遊園地内部で走りながら
メモリを鳴らした
「[変身!]」
ガイアメモリからなり響く音楽とともに士道とフィリップはWへと変身した
辺りは、水のパイプラインを壊されていたせいか水浸し状態にあった
「お前!何やってるんだ!?」
Wはドーパントの胸板を殴った。しかし、あまりにも硬すぎるため強化された拳でも
かなりの激痛が走った。サイクロンジョーカーは格闘戦が有利であるはずなのだが
逆に押されていっているのである
「あたっ!?こいつ、相当タフだぜ......しかも、なんて馬鹿力なんだ!」
しかし、肝心のドーパントはあまり攻撃してこない。こちらの攻撃があまり
効かないがゆえに余裕を持っているのだろうか。ここで、静かに攻撃を耐えていた
ドーパントから声が聞こえた
「お前が仮面ライダーだな?」
Wは攻撃してこないことを怪しく感じ一旦距離を取ってドーパントに対して答えた
「あぁ.....それがどうした」
「俺は美九さんのために、仮面ライダー、お前をわざわざおびき寄せたんだ」
フィリップは美九のことではなく、仮面ライダーに用があると聞いて
首を傾げながら質問した
[どうして仮面ライダーを?]
「単純さ......お前が美九さんをそそのかしたっていうのは分かってるんだ!
......だから俺はお前を許せない!」
士道側は何の事だか分からないという頭の後ろをポリポリと掻く仕草をした
「何言ってんだかわかんねぇな。仮にそうだとしてお前はどうするつもりだ?」
「なぁ......そこで俺とお前、どちらが美九さんの隣にふさわしいか勝負を
しないか?聞いてんだろ?俺と美九さんのやり取りをラジオで」
士道は気味悪さを体で感じ取り、フィリップのほうに対応を投げた
フィリップのほうは即答だったようだ
「......なぁ、どうするフィリップ」
[受けてたとう。それで他の人の危害が減るかもしれない]
「というわけで、何の勝負をするんだ?」
「......俺は近いうちに美九さんのラジオでまた質問をする。
単純なことだ。お前がその質問の答えを探すんだ.....
お前が先読みしたということは、お前が俺の話そうとした質問
ののせてある雑誌を見ていたんだろう?
そして、ラジオで最後にいたあの男......お前の知り合いなんだろう?」
フィリップの推理を逆に読まれていた。さっきの質問が怪しいとみて
ゆさぶりをかけてみたのがミスだったようだ
[っ......]
「図星のようだな、今度は美九さん本人にも分からない質問をしてやる
......もし、当たったらおとなしく捕まってやる。外れたら......
二度と美九さんと会えないように俺が......!」
「逃がすか!?っぐああ!」
すると、ドーパントは腕だけを残して体全体をボールのようにしてWをジェットコースター
のローラーに弾き飛ばすとそのまま遊園地の外へと逃げて行ってしまった
「くそっ、逃げられたか」
Wが悔しがっている中、物陰で見ていた鞠奈は興味深そうな顔で覗いていた
「ふぅん......あれがW......ね」
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Area 鳴海探偵事務所
[突如恐怖に包まれましたオーシャンパーク、またもMr.クエスチョンと名乗る怪物が
ラジオ番組での予告を実行したのです。一部では誘宵美九の番組を中止すべきとの......]
ブチっ
イラッとしたのか士道は番組のニュースが写っていたテレビの電源を落とした
「美九は悪くないっていうのによ......」
「まぁまぁ、仕方ないですよぉ、あそこまでの被害があった以上ファンの方にも迷惑
になりますから......ね?」
「といって、ストレス発散のごとく、十香をいじるのはよくないからな?」
美九は落ち着かせるために士道にコーヒーのお替りを淹れてあげる。
フィリップは先月号の雑誌を読みながらうなずいていた
傍では十香がぐったりとソファーの上でうなだれているのが見えた
先ほどの美九の過度なスキンシップによりいろいろ疲れていたのだ
「......なるほど、ウィンドライフ6月号雑誌の最後の質問で憧れたりする人は誰かいますか
......の答えが仮面ライダーだったというわけか」
「んで、見ていて綺麗だと思っているものが噴水だから水しぶきってことか」
琴里は今回の調査結果の紙を見ながらもチュッパチャップスを舐めていた
「ふぅん......明日は注目スイーツの取材ねぇ......」
「結構タイムリーな話題だな」
スイーツの事件が終わってからあまり時間がたっていないのである。
この街は事件がいっぱいで探偵家業としては忙しい限りである
琴里は資料をざっと見終わるとキャンディのなくなったチュッパチャップスの
棒を取り出して士道に伝える
「士道、明日はラタトスクのボディーガードも通行者に紛れて同行させる
つもりだわ。気を付けなさい」
「分かった......問題は、クエスチョンの問題か......鬼が出るのか、
蛇が出るのか......」
「ぬ、シドー、鬼と蛇が出てくるのか!?どこだ!どこにいる!」
十香はソファーからバッと飛び起きると
慌てふためいて辺りをきょろきょろと見回すと、ぽかっと軽く頭をたたいた
「ふぎゃ!」
「たとえだよ。何が出てくるのか分からねぇっていう意味。十香
お前にも美九の護衛でついてきてもらいたい。クエスチョンが
俺達のことを分かっている以上、仲間がくるかもしれないからな」
「分かったのだ」
フィリップは、ふぅと窓をチラリと見上げると、少女のような影が
通り過ぎるのが見えた。しかしとても見覚えのある様な姿であったが
それが誰なのか分からなかった
「よろしくお願いしますね!十香さん!」
「うむ!泥船に乗ったつもりで任せるのだ!」
「.......」
「おいおい、それだと沈んじまうだろ......どうした?フィリップ?」
士道は苦笑して突っ込みなおした後にフィリップの様子を見るとぽかんとしていたため
士道が聞きなおすとフィリップはハッと我に返り普段のそっけない態度で反応した
「いや......なんでもない」
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Area 和菓子屋
「マネージャー君、今度は手荒な乱入をしたら、昴くんにいいつけるからね
あと、美九のボディーガードさんは邪魔にならない程度で」
「分かったの......だです」
十香は敬語が苦手なのかぎこちない口調でディレクターに話していた
何回も士道がくぎを押していた結果である
士道も反省したような態度でペコリと礼をする
「はい、反省してます」
「それでは、本番参ります!3、2、1、スタート!」
「午後一時になりました!誘宵美九のディーバネティックワールド!今回は
特別企画!天宮の甘ーいものベスト3を食べ歩きしたいと思いますぅ~!」
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「おいしぃ~!このもっちりとした食感がさいっこうです!」
「元祖風花饅頭に恥じぬよう、両親共々頑張っていきたいと思います!」
「その笑顔もさいっこうです!ありがとうございますぅ~!」
和風の美少女の笑顔に美九はトロんとした目でデレデレしているが
それ以外はほどんど普通の表情を保っている。ポーカーフェイスまでとは
行かないが、彼女も頑張っているほうなのだろう
「なぁ、私も食べたくなってきたぞ」
十香が小声で士道の耳元に囁くと士道は頭を抱えていた
「事件終わったら3件全部行ってやるから我慢しとけ」
「分かった!約束だぞ?」
「声でけぇ!聞こえたらどうするんだ!」
すると、その会話が少女に聞こえていたのだろうか、にっこりと笑顔でこちらを向き
「スタッフさんの分も持ってきますね!」
と聞いた瞬間に十香は目を輝かせていたのか饅頭を心待ちをしていた
「どんどん食べて、たくさん宣伝してくださいね!」
「「「ありがとうございます!」」」
十香は食い意地を張っているのか真っ先に二人分を取って片方を士道に渡そうとするが
手を振っていらないというジェスチャーをした
「シドー、食べないのか?」
「あぁ。俺は仕事で来てるようなものだしな。俺の分もくえよ
それじゃあ足りないだろう?あとでくるからその時に食べても
遅くはないだろ?」
「なら、ありがとうなのだ、シドー」
「っ!?ゲホッ......ゲホッ喉に詰まらせてしまいました!」
「大丈夫ですか!お茶です!」
「あ、ありがとうございますぅ......」
「はい、CM入りました!」
笑顔が絶えない中、駄菓子屋の受話器から一本の電話がなった
「はい、毎度ありがとうございます!.....えっ?Mr.クエスチョン?」
「来たな......フィリップ!」
[奴と勝負だ]
美九が少女から渡された受話器を取るとMr.クエスチョンが話しはじめた
[やぁ、美九。今のは受けたよ、大爆笑だ]
「貴方に褒められてもうれしくありません!」
[なぁ.....教えてくれ......君の一番好きな景色.......そして、
君が最も好きな女性を教えてくれ]
「ふぇ!?景色は......天宮ビーチから見る夕焼けですけど、好きな女性......?
えっとぉ......たくさんいすぎてぇ......」
[皆も言わなくてもわかるさ。まずはそうだな、景色からプレゼントしてあげよう]
[美九が一番好きな女性ですって......!?]
琴里はこのことを聞いて、困惑したような顔をしたのが目に見える。美九の好みの女性というのは
あまりにも多すぎて検討のしようがないのである
[なるほど、美九の一番好きな女性......これが仮面ライダーに対する挑戦状というわけか]
この難題を前に士道と琴里は同時に頭を抱えてしまったのであった