【二章完】ちょっと早めのエールちゃんの冒険   作:砂嵐36

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ー任務表ー
【ターゲット・美少女名鑑の美女たち】

ゼス各地が暴動で大混乱に陥っている
この隙を見逃すうちの兄ではない
彼の魔の手がゼスの美女たちに迫るのであった


52.エールちゃんは連れまわされる

「うむ、全員揃ったな!」

 お兄ちゃんはあたし達の前でえらそーに胸を張った。

「ウルザちゃんは寝込んでいるし、アイスフレームの作戦はしばらく中止だ。というわけで俺様の崇高な目的を果たすために出撃する!」

「崇高な目的って?」

「このゼス美少女名鑑に載っている女の子たちが、暴徒たちに狙われている!その前に俺様がおいしくいただ…助けてやるのだ!がははははは!」

「なら、ちょうどエエもんがあるで。ランスにプレゼントしよ思て高級うし車を買ってきたんや」

「おっ!気が利くな!よーし!出撃…」

「ただいまー」しゅたっ

「なんだ、かなみか。どこに行っていた」

「リア様からの使いが来たから、一時帰国するって伝えたでしょ…」

「む、そうだったな…まぁいい、では出撃!」

 

 というわけであたし達はお兄ちゃんの私利私欲のためにうし車で出撃した!

 

=======しばらく音声のみでお送りします=======

「最初の目標は『麗しき黒髪の才媛」こと四天王山田千鶴子だーっ!」

「何その恥ずかしいキャッチコピーは」

「名鑑に書いてあったのだ!王者の塔に…行くぞーっ!」

デッデッデデデデ!(カーン)デデデデ!(出撃の効果音)

「なにこの音?」

「高級うし車やからな。多機能なんや」

「うむ、暴動がひどいがうし車の機動力で回りこめたな」

「まだ火がついてる…危ないなぁ」

「こんなところに居ては危険だ。保護しなければ…ん?地図だとこの辺に塔があるはずなんだが」

「見当たらないねぇ」

「ああ、あれが王者の塔ですよ」

「どうみても廃墟じゃないか」

「ランス様、確かアニスさんが魔法を暴走させたって…」

「ああ、そういえば…じゃあ、千鶴子はどこにいるのだ?」

「さぁ…首都の宮殿とか…?」

「うーむ、ちょっと無計画過ぎたか。別のターゲットにしよう」

 

 

「次の目標は四天王パパイアだーっ!前は結局逃げられたからな!今度こそやる!」

「えー…あそこはやめとこうよ…だいぶおぞましいし…」

「一度決めたことを曲げたら男がすたるのだ。跳躍の塔に…行くぞーっ!」

デッデッデデデデ!(カーン)デデデデ!(出撃の効果音)

「塔の周りだけ人がいないね」

「なんか人を引きずったような跡がいっぱい…」

「あっ、血の跡も…」

「ま、まさかここら辺に居た暴徒はみんな実験に…」

「ふん、虎穴に入らずんば虎子を得ずだ!突撃!」

「虎子って誰でしょうか?」「さぁ…」

…………

「で、出口だ…よかった…」

「う…ううー…キモい…グロい……」

「…腰抜けちゃった…」

「…本当にいい趣味してるわ…」

「うう…えーん…ひっく…怖かったよー…」

「カロリアちゃん、そんなに泣きな…よしよし、しばらく一緒におったろな」(ぽんぽん

「うーむ、やはりパパイアはヤバい女だ。別のターゲットにしよう」

 

 

「次は四天王ナギだーっ!あったことはないが写真を見る限り凄い美人だぞ」

「…」

「どうしたの志津香?」

「いえ、別に…まだ確認が済んだわけじゃないから」

「何をごちゃごちゃ話しとるんだ。日曜の塔に…行くぞーっ!」

デッデッデデデデ!(カーン)デデry(出撃の効果音)

「こ、これは…」

「死屍累々ってやつだなー…何人死んだんだ、こりゃ…」

「ひー…人が…人がこんなにいっぱい…ひー!」

「う…うう…」

「あっ、息がある暴徒がいるよ」

「おい、どうした!何があった!」

「こ、ここは危険だ…早く逃げろ…ここの連中、魔法使いのくせに…なんとかって指令を無視してガンガン攻撃してきて…うっ…」

「ああっ、しっかり…血がどんどん出て…エールちゃん、どうにか…」

「めんどいからヤダ」

「そ、そうですか…」

「たぶんここが最後のマナバッテリーだから本気の本気で守っているのね」

「なるほどな、ナギは無事だろうし、今犯す必要はないな。別のターゲットにしよう」

 

 

「次は四天王にしてデコ眼鏡王女マジックだーっ!今度こそ!今度こそやってやる!」

「そろそろあきらめたら?」

「うるさーい!弾倉の塔に…行くぞーっ!」

デッデッデデデデ!(カーンry(出撃の効果音)

「マジックはどこだーっ」「金目のものをよこせーっ」「腰に手を当ててこら男子!って叱って欲しい…あっ!眼鏡!眼鏡はそのままで!」

「すごい数の暴徒が押し寄せてきている」

「変態も混じってるね」

「こりゃ近づくの無理じゃない?」「うーむ…」

「あっ、女だ、女がいるぞ…」「しかも魔法使いだぞ…」「ちょっと太めの眼鏡っ娘も…」ざわざわ

「あっ、これは…」

「不味いわね…」

「ちょっと太めって何よ!」

「「「「女よこせーっ!」」」」「眼鏡ーっ!」

「誰がやるかーっ!」ずばばーっ「ぎゃーっ!」

「このやろー!やっちまえー!」

「うわっ石が…」「あだっ、あだだっ…ひーっ!」

「くそっ!いったん引くぞ!」

「ぜぇぜぇ…今はマジックちゃんに近づくのは無理そうだな…」

「お兄ちゃん、今は美女どころじゃないんじゃ…」

「女どころではない事態などこの世にないのだ。次に行くぞ!」

 

 

「次の目標は高級料亭サクラ&パスタの料理長マルチナ・カレーだ!」

「あ、オールドゼスの有名なお店ですね…一度行ってみたくて…」

「ぐふふふふ、料理も興味はあるがマルチナちゃんを美味しくいただいてくれるわ!サクラ&パスタに…行くぞーっ!」

デッデッデデデデ!ry(出撃の効果ry)

「ここがサクラ&パスタか」

「高級料亭だけあって立派だねぇ」

「トイレもピッカピカ…」

「うめーーーー食パンうめぇーーーー」「肉ー魚ーチーズーー!」「マヨネーズーーー!」

「暴徒も食料をむさぼってばっかりだ…今のうちにマルチナちゃんを探すぞ」

「あの扉の向こうにいるみたい」

「スコッタ?そこにいるの?いるなら名古屋ういろーを冷凍庫から持ってきてちょうだい!」

「いや、俺様はスコッタでは…」「早くして!」

「うーむ、聞いちゃいねぇ」

「おとなしくういろーを持ってきた方がよさそうだね」

「仕方ない…冷凍庫はこっちか…って寒っ!」

「そんで広っ!」

「なんだこのダンジョンみたいな冷凍庫は…」

「ゾンビとかも歩いてます…不衛生なんじゃ…」

「こんな寒いところ長居したくない。とっととういろーを探すぞ」

がさごそ

「あったかー?」

「お肉とか魚とか野菜はあったけどういろーは…」

「おっ!」

「どうした?見つけたか?」

「いや、ヘルマンの地酒を見つけたんでつい…」

「あん?ヘルマンの酒…?うわっ、ずいぶんきつい酒だな」

「こういう寒いところではこれが一番なんだぜ…っと」ぽんっ ごくっごくっごくっ

「うわ、ラッパで一気飲みしてる…」

「ヘルマン人ってのはこんなんばっかか」

「かー…きく。久々だなぁ…へへへ、もう1本くらい貰ってっていいかなぁ…」

「勝手にしろ」

「へへ…すまねぇな…ん?酒瓶の奥にあるこの四角いの、ういろーじゃないか?」

「おお、本当だ。早速持って行こう」

「やっと戻ってきたのスコッタ…さ、早くういろーを…」

「渡す前に君をいただきじゃー!」

「ひゃっ…誰よあんた…料理の邪魔しないで…あっ…あー!」

「作りかけの料理がもったいないし、申し訳ないから代わりに進めておこうかな」

「エールちゃんは触らない方が良いと思うな…」

 

 

「次は美人所長…でもないんだったな。無職のエミだーっ」

「もうやってなかったっけ?」

「まあそうなんだが…せっかくだしな。琥珀の城に…行くぞーっ!」

デッデッデデデry(出撃の効果ry)

「琥珀の城に来たけど…」

「ぎゃははーっこの絨毯ふかふかだぜー!」べりべり「このツボはよくわかんねーから壊しちまえー」がしゃーん

「ここも暴徒まみれだな」

「うわーっランスが…ランスが来たーっ!もううちにひどいことをしないでくれぷるーっ!」

「あっ、ラドン」

「なんかぼろぼろだな…エミちゃんはどうした?」

「あ、あの部屋に…暴徒どもに連れ込まれて…助けようとしたけど私はすぐ魔力切れするスリープ以外ダメなんだ…ぷるるっ…」

「まあなんかそんな感じだな…」

「頼む!エミを助けてくれぷるーっ!」

「あーん?貴様どの面下げて…んー…まあいいか…ちょっと待ってろ」

がちゃ『(タグが面倒になるあえぎ声)』「…」ばたん

「普通に楽しんでたぞ。淫乱な娘でよかったな」

「よかないぷるーっ!うわーっエミーっ!」

「なんかどうでもよくなったし別のところに行こう」

 

 

「目標は体操少女ユズ・フィーラリアだーっ!ゼス体育館に…行くぞーっ!」

デッデッデry(出撃のry)

「ユズちゃんは体育館の中か」

「こんなときまでスポーツとは…ゼスは呑気だなあ」

「くそー。あけろー」がしがし「ユズちゃん…兄さまがきたからね…」はぁはぁ「そんなことよりブルマだろ」

「鍵がかかってて暴徒も入れないみたい」

「うむ、まずは冷静に鍵を探すぞ」

「「「「鍵が欲しければ我々の新体操選手選抜試験を受けていけ!」」」」ずらららっ

「うわっ、なにこの人たち」

「私は仮面試験官のザマランチ1号」「同じく2号」「総合力の4号」「そして5号!」

「3号はどうした」

「「「「ヤツの話はするなっ!」」」」

「複雑な事情があるんだね…」

「というわけで来るがいい!言っておくが女性限定だぞ!男の新体操は見たくないからな!まずは腕力から…」

「ならボクが行こう…ふん!」

「ぐえっ!…合格だ」

「次はジャンプ力だ!」

「これでも忍者だしね…はっ!」ぴょーん

「うむ!合格!」

「次は視力だ!」

「かろがやるね。えーっと、右…下…ハニー…」

「見事!合格だ!」

「最後はスマイルだ!輝く笑顔を見せてくれ!」

「よっしゃー!おりゃー!」(にこーっ

「掛け声はともかく見事なギザ歯美少女!合格だ!というわけで鍵を渡そう」

「あたしたち体操しに来た訳じゃないけどいいの?」

「いいんだ、この暴動で志願者が誰も来なくて気が狂いそうだったんだ。この際誰でもいいから試験したかった…その辺の暴徒で妥協しなかったことをほめて欲しい」

「そ、そうなんだ…」

「細かいことはいい!体育館に突撃だーっ!」がちゃっ

「きゃっ、お兄さん誰…?」

「がはははは!君を助けに来たのだ!さあそこの体育倉庫にゴー!」がばっ

「きゃーーーーいやーーーーー」

「早速おっぱじめてる…」

「おっ、鍵が開いてるぞ。ユズちゃんはどこだー」「いないぞー」「まあ皆かわいいし誰でもいいや!」「ブ、ブルマ…ブルマがいっぱい…すばらしい」どやどやどやどや

「きゃー。貴方たち何よ!」「出てって!」

「ランスが鍵空けたから暴徒が入ってきたな…」

「まあ遅かれ早かれではあるし…」

「近寄んないでよ!クラブ攻撃!」ばきっ「ぐわっ!」

「見よ、本場のフラフープの舞!それそれそれー!」ぶんぶんぶん「ぎゃー!」

「格闘新体操奥義、黒バラ吹雪!」びゅおおおっ「うわーっ痺れる…」

「クラブやらフラフープやらリボンやらで結構戦ってるし、大丈夫じゃない?」

「新体操女子は強いんだなぁ」

 

 

「がははは、次は測定不能巨乳女子アナのフィネー真田ちゃんがターゲットだ!ゼスTVに…行くぞーっ!」

デッデッry(出撃ry)

「うわー高い放送機材がたくさん…」

「うーむ、ゼスはやっぱり金持ちなんだなあ」

「しかし、いちいち扉を空ける使い捨てカードを取りに来るのが面倒だな」

「たくさん持っていこう」

「このポスターは『大番長』…?…新番組でしょうか?」

「うーんすっごくすっごく面白そう…でもちょっと古いからリメイクしないかなぁ、無理かなぁ」

「何を言っとるんだ…さっさとフィネーちゃんを探しに行くぞ」

「あっ、あそこにいるよ」

「や、やめてください…」

「げへへへ、すげえ乳だ…」もみもみ

「ああ、俺はこの乳を揉むために産まれてきたんだ…」もみもみ

「俺様の乳になにしとるんじゃー!」ずばばーっ「「ぎゃーっ!」」

「た、助けてくれてありがとうございま…」

「礼はいいから乳を揉ませろー!」「きゃー!助かってないー!」

=============================

 

「よし、最後はゼス共同銀行の新頭取、コルミックちゃんだーっ」

「えー…そろそろ帰ろうよ…疲れたよ…」

「情けないことを言うんじゃない。ゼス共同銀行に…行くぞーっ!」

デry(出ry)

「もうこの音オフにしてええ?」「いいぞ」

 というわけであたし達は前に来たことがあるイタリアのゼス共同銀行にやってきた。

 あたし達がズルキ親子を成敗したおかげで経営陣はまともになり、ちゃんとした銀行として再生の道を歩むために頑張ってるのが今回のターゲット、美人頭取のコルミックさん…らしいのだが。

「うおおおっ!金!金はどこだーっ!」「うるせぇ!俺のだ!」「うるせぇー!お前が死ね!」「この金はあたしが見つけたんだ!あたしのものだよ!誰にも渡さないよっ!」

 ものの見事に暴徒まみれだった。

「うーむ、ここも暴徒だらけだ…まぁコルミックちゃんはズルキのアホ親父が居た部屋のあたりに居るだろう。行くぞ」

「はいだす…あれ?」がちゃがちゃ

「何やっとる、早く開けんか」

「それがその…前に侵入したところのドアが開かないだす」

「ん?あー。こりゃ駄目ね。コンクリで固められてるわ」

「あー。こっちはズルキのお楽しみゾーンだったからな。厄介なものは封印したというわけか」

「どうするのお兄ちゃん?」

「ふふふ、俺様は物持ちがいいのだ…おい、シィル。鍵を出せ」

「えっ?は、はい、ランス様。えーっと…どうぞ」ごそごそ

「がはははは、これこそがアイスの街はタイヤキ通りの3-3、グレートな俺様の…家の鍵を出してどうするんじゃー!ここに来た時に拾った銀行マンの鍵を出せ!」ぐりぐり

「ひゅ、ひゅみまへーん!」

 ほっぺにおうちの鍵をねじ込まれたシィルさんが出した銀行マンの鍵であたし達は金庫室へと足を踏み入れ…

がちゃ「あっ、開いたぞー!」「逃げろーー!」「わっ!」

 扉を開けたとたん、向こう側から傷だらけの暴徒たちがわっと押し寄せてきた。

「なんだお前ら!」

「お、お前らも早く逃げろ!ここはモンスターだらけだ!ひー!」

 暴徒たちはそれだけ言ってとっとと逃げてしまった。

「モンスターねぇ…あ、ほんとにいるね」

「えーと、まじしゃんに…マスターやもりん?でかいのはプロレス男だな」

 確かにいくら暴徒がたくさんいるって言っても素人じゃきついモンスターばかりだ。一番強いモンスターを放って警備員代わりにしているのかな。

「ふむ、これならきっとコルミックちゃんは無事に違いない!行くぞ!」

 暴徒には絶望的なモンスターであってもあたし達にはどーってことない。マスターやもりんをまじしゃんとまとめてボコボコにし、外人プロレス男も

 

     外人プロレス男●VS〇パットン・ミスナルジ 

         1分18秒 TKO 衝撃パンチ

 

 という感じで下して奥に進み、最後の番人であろうZガーディアンもボッコボコにして銀行内部に踏み込んだ。

「む…くんくん…匂いがする。間違いない、この奥に居るな。皆、ここで待っとれ」

 ほどなくお兄ちゃんがある部屋の前で足を止め、中に踏み込んでいく。

「がはははははは!」

「いやーっやめてください…!」

「君を助けに来たんだからこれくらい当然だー!」

「んあっ…そ、そんな…」

 中から聞こえてくるのはスーパー非道タイムの声。まぁいつものことではあるけど…

「あ、あの男はずっとこんな調子なんだな…本当に…」 

 まだ慣れてないのか、サーナキアさんは顔を引きつらせている。

「まぁ、そのうち慣れますよ。しばらくかかりそうですし、ゆっくり待ちましょう」

「…そうするしかないか…ん?この本はなんだ?」

 サーナキアさんは足元に落ちていた立派な装丁の本を拾い上げた。

「これは…兵法書だな。噂に聞いたことがある。戦場に赴くものに必要な知識の宝庫だ。貴重な本なんだが…なんでこんなところに?」

「暴徒がどっかから持ち出して落としたのかもしれませんね」

「うーん…まぁどこに返すのかわからないし、ボクが預かっておこう。皆の役に立つかもしれないし」

 本を大事そうに抱えるサーナキアさん…うーん?なんか本から魔力を感じるような気が…まぁいいか。そんな大したもんじゃないだろう。

「がーははははは!えがったえがった!さて、帰るぞ!」

 お兄ちゃんがすっきりした顔で部屋から出てきて、あたし達は帰り支度をし始めた。

 

 そして、ちょうどこの瞬間。ついにマジノラインが停止し、魔軍が侵攻を開始したのだが…この時のあたしたちには知るよしもなかったのだった。




いつも読んでいただきありがとうございます。

よろしければ、評価感想など頂けると大変うれしいです。

以下、妄想です。

兵法書
けっこう有名な書物。
戦闘指揮についてのイロハがわかりやすく書いてあり、この本の内容を完全に理解すれば軍師Lv0程度の指揮能力を得ることができる。

 ただし今回サーナキアが拾ったのは呪いの兵法書と呼ばれるマジックアイテム。
熟読することで誰でも一時的に軍師Lv1相当の指揮能力を得ることができるが、一定期間が過ぎると手元から消えてしまう上に、ちょっと頭がパーになる代物。
 将来的に彼女は無論このデメリットを受けてしまったが、どうせ頭を使っても結局正面突撃しか思いつかない性格なのであまり影響は出なかった。

ユズ・フィーラリア
Lv28/28
スポーツLv2

 世界超人大会で新体操部門でLP5年、6年と2連覇しているゼス新体操界のホープ。
魔法は使えないので二級市民ではあるが、一級市民や企業に多くのパトロンを持つ名誉一級市民。
 とはいえ、主人にレオタードの代わりにブルマの着用を強いられてはいる。
 別に体目当てとか言うわけではなく、「神の威光は手に触れられないからこそ輝くもの」らしい。成年したら運動神経のいい男と結婚させるつもり。
 新体操選手はザマランチの試験を突破したものたちばかりで、レベルも力もそこそこあるので戦えばその辺の暴徒くらいは蹴散らせるが、彼女は性格がおとなしいので襲われる一方であった。
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