【二章完】ちょっと早めのエールちゃんの冒険   作:砂嵐36

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ー任務表ー
【ナガールモールの救援】

氷軍が駐在する北部の大都市ナガールモールとは連絡が途絶えていたが
なんだかんだまだ陥落していなかったようだ
今後の連携のために通信機を届けよう


60.エールちゃんは再会する

 ゼスには光、雷、炎、氷。4つの主力軍がある。

 首都防衛を任務としていた光軍はマジノラインから侵攻してきた魔軍と正面から戦い、ほぼ全滅に近い被害を受けて再編中だ。

 南部琥珀の城を拠点とする雷軍は、琥珀の城を放棄して光軍の代わりに首都防衛に当たり、現在はゼス脱出集団の護衛の主戦力となっている。

 国境要塞アダムの砦を守る炎軍は、砦の防衛をほぼ放棄し、ゼス北東部を確保している。

 そして最後の一つ。ナガールモールを拠点とし、カラーの森やキナニ砂漠からの侵攻に備えていた氷軍だ。

 開戦直後にナガールモールと首都の連絡が途絶。かなり大規模な部隊が北部に向かっていったこともあり、おそらく陥落していると思われていたのだが…なんかどうも持ちこたえてるらしいんだよね。

 状況から見てゼス脱出集団に加わるのは厳しそうではあるけれども、通信は回復させておきたい…

 

 と、いう感じのことを千鶴子さんに説明されたあたし達は、うし車に魔法通信機を積んでナガールモールに向かっているのだった。

「うー、しかし邪魔だなこの通信機…捨ててしまおうか」

「ダメですよランス様…これを届けるのが今回の任務なんですから」

「なら男どもは降りろ!俺様にくっつくんじゃない」

「いやぁ、図体がデカくてすまんなぁ」

「ひぃぃ…おら、隅っこで小さくなるんで捨てないでほしいだす…」

「「「…」」」

「…ちっ」

 微妙に白い視線にさらされたお兄ちゃんは舌打ちしてそっぽを向いた。

 たしかに魔法通信機は馬鹿でかくてうし車の半分くらいを占めている。なんでもまだ試作版で、せいぜいゼス国内程度しか通信は出来ないが、将来的にはもっと小型化し、大陸の反対側…JAPANとでも通信ができるくらいにしたいそうだ。夢のある話ではあるよね。

 

 そうこうしているうちにナガールモールが見える場所まで到着した。うし車をいったん降りて、見はらしのいい丘に登り、あたりの様子を確認する。

「おお、景気よくやっとるな」

「ほんとだ、籠城ってわけじゃないんだね」

 ナガールモールは古い城塞都市であるらしく、街を割と立派な城壁がぐるりと囲っている。てっきりそれに引きこもって必死に防いでいるのかと思いきや、一部の歩兵軍を外に出して魔軍とわーわー戦っているみたい。あんまり装備は整ってるようには見えないけど結構互角に渡り合っていて、当然城壁からは魔法がバンバンぶっ放されて魔物兵をぶっ飛ばしている。

 それもあって魔軍は街を完全に包囲は出来ておらず、半月型に広がった布陣でゼス軍と戦っているようだ。

「見てきたけど、魔軍の反対側からなら安全に街に入れそうね。うし車で迂回しましょうか」

「ふん、つまらんことを言うな」

 しゅたっと偵察から戻ってきたかなみさんが告げるが、お兄ちゃんは偉そうにふんぞり返った。あー。この感じって…

「ランス様…?」

「ちょうどよく魔軍は俺様達に気付いておらん!後ろから突っ込んでズタズタにしてやるのだ!」

「ええ…あの数相手に?無茶よ!」

 まぁたしかに前線を見てみれば、魔物兵たちはゼス軍の方ばかり気にしてこちらには無防備だ。

「無茶でもやるのだ。そして氷の将軍のウスピラちゃんに礼として一発要求する!」

 お兄ちゃんはめちゃめちゃやる気である。うーん、なんかリーザス解放戦争の時を思い出すなぁ…

「突っ込むというなら、陣形を整えよう。やはりここは鋒矢の陣でだな…」

「がはははは!そんなまだるっこしいのは要らん!いいから俺様に着いてこい!突撃!」

「「「あー……」」」

 軍略書を片手に指図しようとするサーナキアさんを無視して、お兄ちゃんは剣を抜いて突っ込んでいってしまった。いつもながらすごい度胸ではある。

「んじゃ行こうか。まぁ陣形は…いつも通りって感じで。」

「そうね…」「ひー…またこういうのかぁ…」

 お兄ちゃんを放っておくわけにもいかない。あたし達はお兄ちゃんの後に続いて突っ込んでいったのだった。

 

「退け雑魚共がーー!」ずばーっ!「ぎゃああああ!」「人間!?こんなところに!」

「いい度胸だ、ぶっ殺…」「ファイアーレーザー!」びーっ!「どわーっ!」

「ちっ!奇襲してきたか!相手は少数だ、とっとと押しつつんで…」「三式弾!いっけーーー!」どーん!

「なんだこの変な武器は…」ちゅどどどどどどどーん!「「「どわああああああああああああ!」」」

 お兄ちゃんが単騎で突っ込んだところに志津香さんの魔法とマリアさんの砲撃が降り注ぐ!

「おっしゃあ!一丁暴れるかぁ!」「い、行くだす!」「よーっし!やるぞー!」

 あたし達近接組も突っ込んで、混乱をさらに拡大させていく!

「ふん!こんなところか。えーっと次は…あっちにするか。突っ込むぞ!」

「こらーっ!ちゃんとこういう時は効果的な場所を斥候で確かめて…」

「そんなまだるっこしいことしてられるか!続けー!」

 止める声にも構わずに適当に決めた方向に突っ込んでいくうちの兄!

「がはははは!ランス様参上!てめぇら全員皆殺しだ!」

「あーもう!どうにか連れ戻さないと…」

「どりゃあ!…いや、その必要はなさそうだぜ…ほら、見ろ」 

 るろんたを伸ばして放り投げたパットンさんがお兄ちゃんにぶち殺された魔物兵を指さした。

「あいつ、この辺のリーダー格っぽかったんだが…やられた瞬間、周りの連中があっちを見たんだよ。ちょうど隊長が突っ走っていった方だな。」

「それって…」

「ああ、聞いた話だが、こういう時混乱した兵士は思わず司令部の方を見ちまうんだそうだ。分かってやってるのか知らんが、大したもんだぜ」

「正直あてずっぽうな気がするけどね…」

 あたし達もお兄ちゃんに続いて敵に突っ込んでいく。図らずもサーナキアさんがやろうとしていた鋒矢の陣の形だ。

「ふざけるな人間がぁ!」

 あたしにも斧を振りかざした魔物兵が襲い掛かってくる!

「死ね!」ぶんっ!「よっ…こらしょ!」ずばん!

 しかし、振り下ろされる斧をステップでかわし、魔物兵の腕を足場に飛び上がって宙返り。天地逆の体勢で飛び越えざまに両手の剣で首筋を切り裂いた!

「がっ…ぐ…」ずずん…「よーし、うまくいった!次!」

 着地するあたしの後ろで崩れ落ちる魔物兵。結構強いモンスターではあるが、何度も戦ってみれば弱点も見えてくる。

 真新しいスーツの緑ザコは着慣れていないのか、斧を振り回す動きがワンパターン。見切るのは慣れれば難しくはない。

 装甲はそれなりに厚いけど、守られてない部分はそこまで硬くない。肩の装甲で守っている首筋のあたりも、上からならば狙いやすい。

 上位種らしい赤や青は流石に戦い慣れていて、そういうわけにもいかないんだけどね。

 とはいえ、そんな上位種たちもお兄ちゃん達の敵ではない。

「弱い弱い!とっとと経験値になりやがれ!」がきぃん!ずばっ!「ぎゃああああ!」

 お兄ちゃんががはがは笑いながら剣をぶん回して真正面から赤ザコを叩き斬り、

「鞭を食らえ!」ばしーっ!「痛ってぇ…なぁ!」がしっ「なっ…」「どうりゃあああああ!」ぶんっ!「うわああああ!」

 青ザコは振り回した鞭をパットンさんに無理やり掴まれ、逆に振り回されて地面にたたきつけられた。

 やっぱあの二人は強いなぁ…とはいえ、あたし達も負けてはいない。

「いくよっ…ニードルシャワーーー!」ぴゅぴゅぴゅぴゅ…どすどすどすどす!「どわーっ!針の雨!?」「目があああ!」

「火爆破!」「氷雪吹雪!」「ロッキートマホークブーメラン!」「Bスラッシュ!」「電磁結界!」

「エンジェルカッター!」

 どかーんびゅーっぶーんべちっばりばりーずばばばーっと敵集団は蹴散らされた!

「楽勝楽勝!…むっ!これは…女の匂い!」

 バカ笑いをしているお兄ちゃんが弾かれたように振り向いた先には、数体の魔物兵に守られてる女の子モンスターがいた。薄紫色のショートヘアに軍服姿で、こちらに軍配を向けて何か叫んでいる。

「あれは…バトルノート?指揮官型の上級モンスターよ!」

「バトルノート?あたしも見たことはあるけど…うーん…なんかちょっと違うような…?」

 マリアさんの言葉にあたしは首を傾げた。具体的には軍服がちょっと立派で、髪が短くて持ってるのが扇じゃなくて軍配だ。

「そういわれると確かに違うような気がするな…」

 パットンさんの視線の先で、お兄ちゃんが魔物兵を蹴散らして女の子モンスターに襲い掛かっていた。

「がーははははは!かわいこちゃん発見!」

「むっ…お逃げ下さいエーデルガルド様!ここは我々が…」

「邪魔だ雑魚がーーーーーーーーーーー!」ちゅどーん!「「「「ぎゃあああああああ!」」」」

「お前たち!? くっ…この私をそうやすやすとは討てると思うな!元マエリータ隊の実力を…」

「いや、殺しはせん…ただたっぷり楽しませてもらうだけじゃーーーーーーーー!」がばーっ!

「えっ…きゃっ…こんなところで人間相手になんて…いやーーーーーーーー!変態ーーーー!」

 そのままタグが面倒になる感じの行為をおっぱじめた。ここまだ戦場なんだけどね。もう突っ込む気にもなれない。

「エーデルガルド様!人間め!なんてことを!」

「今すぐ引っぺがせ!」「お助けするのだ!」

「あ、近くの魔物兵が寄ってきた」

 忠誠心が高そうだしめんどくさそうだなぁ…と、思った瞬間。

「必殺! ヒゲサイクロン!!!!!」 ぎゅるるるるるるる!

「「「どわああああああああ!!!」」」

 突然そいつらの真ん中に身の丈2mほどの何かが回転しながら飛び込んできて、魔物たちを吹き飛ばした!

「あれは…闘将!?」

 全身を装甲で覆った鋼の人形。志津香さんの言葉通り、身体は確かに闘将なのだが…

 その闘将には無機質な頭部の代わりに、透明な容器に入った人間の首が据え付けられている。

「ふははははは!他愛無い!」

 その生首は容器の中でやたら立派なヒゲを揺らして笑い、こちらに視線を向けた。

「どこの御仁かわからぬが…礼を言わせていただきたい!貴殿らが敵司令部を攪乱してくれたおかげで戦局は有利に傾いておる!」

「え、えーっと…どういたしまして…」

「それよりあなたは…?」

「おお!申し遅れた!ワシは宇垣…うがっ…う…ひ…」

 ヒゲの人の視線が急にうつろになり、闘将の腕がだらりと垂れた。

「え?どうしたの?」

「大丈夫ですか!?」

「ひ…ひもじい…」

「「「「「へ?」」」」

「ひもじい…にんじん…にんじんたべたい…」

 うつろになったヒゲの人はボーっと突っ立ったままでぼそぼそとつぶやきはじめた。

「これって…」

「ああ、パパイアの塔にいた嬢ちゃんと似たような状態だな…」

「まさかこの人もパパイアの犠牲者…?」

「宇垣様ーーーーーーーーーー!」

 あたし達が話しているところに、部下らしいゼス軍の人が走り込んできた。

「ひもじい……」

「あーやっぱりにんじん切れしてる…はい、どうぞ宇垣様。にんじんです」ぽちっぱかっ

「ぽりぽり…うまうま…はっ!ワシはいったい!」

 おつきの人が首元のスイッチを押して透明な容器を開け、口元ににんじんを差し出すと、宇垣?さんはにんじんを食べて復活した。

「いくら好機だからって一人で突っ込むのは危険だと言いましたでしょう!」

「ううむ、不覚…しかしじっとしていられなくてな…」

「あのー…」

 恐縮そうにする頭を髭のおっさんに挿げ替えた闘将というなかなか珍しい光景が目の前で繰り広げられていたが、いつまでも眺めているわけにもいかない。あたしは意を決して声をかけた。

「むっ、これは失礼した! ええと、どこまで話したか…うむ!ワシは宇垣さくら!いやスーパー宇垣!死の淵から蘇った…戦うゼス外務長官である!!!!」

 スーパー宇垣は、あたし達の前でびしっとポーズを決めたのだった。

 

 そのあと説明を聞いたのだが、この宇垣さんは本物の?外務長官であるらしい。そういえば名前は聞いたことがあった。なんでも長官の中ではまじめに仕事をしているまともな人だとか。

 んで、彼は魔物の襲撃に出くわして重傷を負い、近くの跳躍の塔に担ぎ込まれたのだが、その時点でもう手遅れだったそうだ。

 

ほわんほわんほわん(回想の音)

===============================================================

『…あーこりゃ駄目ね。手の施しようがないわ』『ケケケケケ、残念無念、また来世ー!ってね!』

『そんな…どうにかなりませんか!?』

 研究室に運び込まれた宇垣の前で、四天王パパイアは肩をすくめ、ノミコンはゲラゲラ笑った。

『ん-。ここがカイズのど真ん中で司教クラスの神魔法使いが複数人いればどうにかなったかもねー』

『ぐっ…そうか…』

 寝台に横たえられた宇垣が薄く目を開けていた。

『宇垣様!?しっかり…』

『いや…もとよりこの命はゼスに捧げた身…仕方のない事だ…しかし…この国難の時に…もう王のために、ゼスの民のために…働くことができないとは…無念…がふっ…!』

『宇垣様ーーー!』

 力のない声で呟き、血を吐く宇垣に縋りつく部下。

 それを暑苦しそうに眺めていたパパイアが、ふと表情を変える。

『ん-…そんなにまだ戦いたいなら、方法はなくもないけどー?』

『そ、それはいったい…』『うふふふふ…』

===============================================================

ほわんほわんほわん(回想終わりの音)

 

「そういうわけで、こうなったというわけだ」

「いや、どういうわけよ」

 説明を終えた宇垣さんにあたしは思わず突っ込んだ。

「そう言われてもな…その後どうなっても戦いたい、と答えたら気が遠くなってな…気が付いたらこうなっていたのだ。一部始終を見ていた部下も教えてくれんし…」

「……………すみません、ちょっと私の口からは…」

 先ほどにんじんを食べさせていた部下の人は顔を真っ青にして首を振った。うん、まぁだいたい分かった。だいぶおぞましいことをやったんだろう。

「人間の生首と闘将を繋ぎ合わせるとかとんでもないことするわねあの人…」

「正気の沙汰じゃないわ…」

「わはははははは!そう言わんでくだされ!ワシは感謝しております!ちょっと不便なところもあるが、ゼスの為なら何のこれしき!」

 宇垣さんはびしっとポーズを決めている。まぁ本人が納得しているならいいか…

 あたし達がこうやって暢気に話している間にも、ゼス軍は指揮系統を失った魔軍を一方的に押し込んでいる。しばらくは安全だろう。

「ふぃー…えがった。お前ら何して…どわっ!なんだそいつは!」

 戻ってきたお兄ちゃんが驚く。

「なんなんだこの変なオッサンは…」

「お帰りお兄ちゃん。あの女の子モンスターは?」

「おう、なかなか良かったぞ」

「そうじゃなくて、その後どうしたの?」

「あん?その辺に適当に放り出しといたが」

 タグが面倒になる行為が行われていた草むらのあたりを見るが、もうそこには女の子モンスターの姿はなかった。

「あー、もう逃げてる。結構厄介そうだったのに…」

「がはははは、また来たらまたとっ捕まえて犯すまでだ」

「隊長の方ですかな?ワシは宇垣と申す」

 がはがは笑うお兄ちゃんに宇垣さんが声をかけた。

「軍の方々には見えんが…義勇兵ですかな?かなりの腕をお持ちのようだが、なぜここに?」

「あーはい。あたし達はゼス脱出集団に加わってる義勇兵で、ガンジー王に頼まれてナガールモールに通信機を届けに来たんです」

「なんと!王もご無事なのだな!ありがたい!では早速こちらに…」

 お兄ちゃんに代わってあたしが説明し、宇垣さんが喜んで立ち上がったところで。

「おーい、宇垣長官。こっちはだいたい片付いたが…なにかあったのか?」

 後方から、聞き覚えがある声がした。

「おお、勇者殿。こちらはガンジー王からの使いでな。通信機を持ってきてくれたそうだ」

「勇者はやめてくださいって言ってるでしょう。もう俺は…ん? げっ」

 後ろの人物があたしに気が付いて、少し後ずさりする。

 『げっ』とはなんだ。『げっ』って…あたしはことさらにゆっくりと振り向き、にっこり笑う。

「お久しぶりですね、アリオスさん」

「あーうん…久しぶりだねエカル…いや、エールちゃん…」

 元勇者、アリオス・テオマンは引きつった顔であたしに笑い返したのだった。

 




お読みいただきありがとうございます。

よろしければ、評価、お気に入り、ここすき、感想など頂けると嬉しいです。

アリオスについてですが、所属がゼスであること、開戦当初にいきなり村が滅んでいることから、彼の故郷は第二次魔人戦争において最初に魔軍に蹂躙されたゼス北部、砂漠沿いの地域ということにしています。

以下、妄想です。

スーパー宇垣
Lv31/31
魔法1 魔鉄匠1 ヒゲ2 格闘0

瀕死の重傷を負った外務長官宇垣さくらは、マッド科学者パパイア・サーバーの改造手術を受け蘇った!鋼のボディに頑固な魂!戦え!スーパー宇垣!

という感じで復活した外務長官。
戦闘能力の方は闘将ボディで力任せに暴れるだけだが、それだけでも十分な脅威である。
キャロットと同じ技術で生かされているためにんじん不足に陥ると呆けてしまう。
本人はゼスのために戦えることを喜んでいる。

闘将を入手したものの壊れていて動かないし、なんか面白い使い方ないかなーと思っていたところに宇垣が運ばれてきたので、早速頭部を切断、宇垣の首を接続していろいろと怪しかったりおぞましかったりな改造を施した結果、なんとちゃんと動き出した。
改造にはパパイアがこっそり研究していた汚染人間の知識も利用されており、手術の過程で最低でも3人の生きた人間を『消費』している。(宇垣は知らないが部下は見ていた)

当然こんな改造は無茶であり、パパイアも動かないか、最低でも正気を失うだろうと思っていたが、なんと大成功してしまった。
本人が持っていた魔鉄匠技能の影響かもしれない。

カミーラダークの後は外務長官に復帰した。
第二次魔人戦争においては、キナニ砂漠から侵攻してきた魔軍に立ち向かい、レッドアイの闘神に敗れて機能停止した。
その機体は後に回収され…


R10カード
アルティメット宇垣
HP5000
AT5000

戦闘スキル
全力突撃
宇垣Uボンバア
※AP5 8倍攻撃、自身ダウン

キナニ砂漠で回収されたS宇垣のボディをミラクル、アム・イスエル、闘神Σ、ポピンズ達、マリア工房、正気のパパイア、そして突然現れたオアマ博士が寄ってたかって魔改造…修理した姿。
レッドアイが放棄した闘神ボディをベースに頭に超ヒララ合金ドリル、顔にヒゲ、肩にはエイトバイエイト64連装チューリップ砲、通称マリアデストラクターを搭載し、取れた片腕を白色破壊光線砲に換装、股間にはビッグブラスト(ディバイダーも可)を装備したまさに究極の宇垣。
もはや死ねず、輪廻には戻れないほど魂をいじくられているが本人は喜んでいる。

終戦後はゼスの守護神として地下に封印された。
いずれゼスに危機が訪れた時、ヒゲの魔神が蘇るであろう。
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