御伽学園戦闘病   作:はんペソ。

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第七十八話

御伽学園戦闘病

第七十八話「第二陣」

 

來花はコトリバコをいつでも発動できるように握りながら相手の霊力を消費させる為自心像を召喚する

 

『呪・自心像』

 

前の襲撃と変わらず和服で顔には紙をつけている少年だ。自心像はエンマの側に近付こうとした瞬間姿を消す。だが來花の中に還ってきたわけではない。なら何処へ行ったのか?答えは地下だ、TIS陣の部屋に転送された。自心像はすぐに部屋を出ていこうとするが扉を出たところで再び部屋の中央に戻される、困惑していると佐須魔が近付き説明する。

 

「俺の能力の一つのゲートだね、でも來花が術を解除すれば戻れると思うよ。まぁそれより俺の能力の中でも結構扱いが難しいゲートを短時間で使いこなしたか…來花、負けたな」

 

上では來花がひたすら触手を避けている、だが來花は一つ疑問に思う事がある。何故飛べないのだろう、黄泉の国から現世に行った時は飛べたのに何故今ここでは飛べないのだろう。浮遊さえ出来れば回避も簡単になるのにと心の中で嘆くとエンマはそれを見透かし鼻で笑いながら説明する

 

「そりゃ現世では霊力が平均的に見て多いから霊として飛べたかもしれないけどこの世界ではそれぐらいが平均じゃないか」

 

來花は舌打ちをしてから霊力の無駄だと判断して自心像を解く。そして次の呪いを放とうとしたところで先手を打たれてしまう。

エンマは足をチーターにして歯をワニにして突撃してきたのだ、來花はあまりのスピードに避けれず右足の肉を少し持って行かれた。エンマはその肉を喰らう。

 

「吸収完了」

 

そう言ってニタァっと笑う、ほぼあの顔だ。來花はすぐに次の手を取る。

 

『呪・魚針雷』

 

すると上空からカジキが大量に降り注いでくる、エンマは何事もなく対策する。

触手で來花を掴み引っ張り上げる、そして來花を傘のような盾にして攻撃を防ぐ。來花はすぐに呪いを解除して自爆する事を避けた、だが触手に掴まれたままなのは変わらない。來花は遠くへ投げられる、受け身を取ってなんとか耐えたが左腕が折れている。

だが止まらずに次の攻撃をする

 

『呪術・羅針盤』

 

方位磁針の針のようなものが現れ周り出す、エンマは後ろに引くどころか前に突っ込み攻撃をくらうスレスレのところで空気になる。そして來花の正面で元の状態に戻り殴りかかる、來花はされるがまま吹っ飛ばされる。なんとか力を入れるが立ち上がる事ができたが右足が果てしなく痛く歩くことができない。もうこれ以外無いとコトリバコを上に投げ一か八かで唱える

 

『呪・コトリバコ-八壊』

 

コトリバコが空中で停止し黒い煙がエンマを包み込む、これで決まらなかったら負けだと腹を括り最大限火力を上げる。だが数秒後煙からある魚が飛び出し來花の心臓部を貫いた、その魚はダツだ。ダツの非常に鋭い口と触手の勢いで貫いたんだ。

來花は口から少し血を流しながら倒れた、すぐに莉子が来て中立陣の部屋に転送する。タルベと兵助の能力によりすぐに完治するが來花はもやもやが消えない、何故そんな浮かない顔をしているのかとルーズが聞くと來花は

 

「私達が負けた姿を見たら学園の子達は絶望というか諦めてしまうのではないか」

 

「大丈夫ですよ、あいつらはそんな事で諦めたりしませんよ。」

 

「そうか…」

 

來花は立ち上がりTIS陣の部屋へと戻る、するとテレビから血を拭くから待っててとエンマの声が聞こえる。

部屋の中央にいる佐須魔が手を招いている。そこまで行き座ってみると佐須魔が労いの言葉をかけてくれる、だが來花は少し悔しそうに勝てなかったと嘆く。だが佐須魔は笑いながら

 

「勝っちゃったら困るよ!俺を吸収したあいつより強いってヤバすぎるからな」

 

「そうだな」

 

來花も笑いを取り戻した所で灼が質問をしてくる。内容は何故二人ともすぐに決着が着いたのか、と言ったものだった。確かに二人の戦闘は三分もかからず終わってしまった、生徒会との戦いでは三十分はかかったのにも関わらずもっと強いはずのエンマと戦って時間が短かった理由を知りたかったのだ。

佐須魔が返答する

 

「本当に強いもの同士の戦いってのは速攻で終わるんだ。何故ならどちらかの隙を探すだけの簡単なゲームだからだ、強いって事は威力は十分だろう?なら隙を見つけてそこに打ち込むだけで終わる。それだけの話だ。だが襲撃の時とか遠征の時に時間がかかったのはお前ら行動がわけわからないからだ、完全にデータやセオリーだけで戦うやつってそういうのが分からない初心者には結構弱かったりするだろ?そう言う事だ」

 

「はえ〜」

 

灼はぽけ〜っとしているが納得したようで生徒会メンバーの場所へ帰って行った。そしてエンマが戦闘を再開すると声を上げる、その瞬間TIS陣部屋の[桐生 叉儺][フィッシオ・ラッセル][拓士 影]の三人が姿を消した。そしてテレビに三人が映る、ここからは人数非対称戦だ。

だがTIS重要幹部で唯一部屋の中に取り残された素戔嗚は何か嫌な予感を察知していた。

 

「さぁ来い、ボコボコにしてやるよ」

 

「何を抜かすかこの男は、妾が勝つに決まっておろう」

 

「久しぶりだな影」

 

「そう…ですね。頑張りましょう」

 

第三陣の戦闘は妙な空気感の中開始される

 

 

第七十八話「第二陣」

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