ミリシアル最終聖戦記 作:NO SIGNAL…
オルクス
情報局庁舎
情報局局長室では、スシリアが机に向かって作業をしていた。
「今日の情報整理はこれで良いかな。明日からは溜まっていた代休で1週間は休めるし帰ったら晩酌でもするか」
現在の時刻を確認するため壁にかかっている時計を見る。
「夜の2時か。もう、切り上げるとするか」
スシリアは帰り支度を始めた。
「第四の国家綱領…あの文字ばかし頭の中に浮かぶ。それに“大審判”とはなんだろう」
彼の手が止まり彼の頭の中には第四の国家綱領や大審判の正体が気になりすぎていた。
「てっきり単なる標語だと思っていたが、何かしらの形のある作戦のように思える」
ミリシアル国家再生政府が掲げる政策も思い出し関連づけていった。
「最高機密情報のアンロックキー…」
今亡きシュミールパオ・エレナの後始末の際に手に入れたアンロックキーを思い出す。
「第四の国家綱領が気になりすぎてクレイハム司令官には、アンロックキーは損傷したって嘘の報告した物。これを使えば第四の国家綱領の中身が見られるが、やめておくべきか」
彼の中で見るか見ないかで葛藤が生まれていた。
「いや、情報局長で信頼されている私ですら隠すのはおかしい」
先日のメリマキサの納得いかない答え。
その正体がわかってきた。
「見ても知らないフリをすれば大丈夫だ」
スシリアはそう言い帰るついでに第四の国家綱領などの機密データが保管されている情報局内にあるデータセンターに足を運んだ。
警備の人間やデータセンターを管理する職員と会うが、情報局の長である彼を疑うはずもなく難なくデータセンターに侵入する。
閲覧履歴が残らないように工作をし閲覧する準備ができた。
第四の国家綱領を共同管理しているドミスト、クレイハム、メリマキサは寝ているので好都合である。
アクセス拒否と言う文字からアクセス権限の承認の文字に代わり閲覧できるようになった。
「よし、これで閲覧できるはずだ」
隠し豪や遠隔地の前哨基地を通じて、ミリシアル軍は生き残り、我々の最終命令を確実に実行する。
東京、ラグナ、オタハイト、エストシラント、ル・ブリアスに、果ては星の裏にきのこ雲が立ち込めた後でも、我が兵士は深淵から現れ、継続している命令に従ってヴァラシナに進軍し、国家的復讐を果たす事だろう。我々はラヴァーナルと言う国家の痕跡を存在から全て消し去る。そして我々の兵士は爆発で生き残って光翼人を、それがか弱い老人であれ、ただの泣き虫の子供であれ、四肢を欠損した男であれ、小さな命を宿した母子であれ、迅速に終わらせるのだ。