ミリシアル最終聖戦記   作:NO SIGNAL…

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原作ロシア最終聖戦記で好きなところは予告編のカチューシャの音が大きくなっていくところ


HARMONY AND PEACE

1680年10月10日

日本

KHK(国民放送協会)東京オリンピック特別番組

 

『本日10月10日、雲一つない空の下の首都東京で新世界初の第1回国際オリンピック開催を迎えました。我が国にとっては41年ぶりのオリンピックであり、東京での開催は実に65年ぶりです。2本のキールアーチが特徴的な霞ヶ丘新国立競技場内に、近代オリンピック発祥の地ギリシャのギリシャ文化保全活動協会の選手団を先頭に各国選手団と旧世界連合選手団が祖国の旗や民族衣装を着て入場しました。大ラヴァーナル帝国やアニュンリール共和国を除き、ロデニウス王国連邦やアルタラス王国などの先住国家、12000年前からの友邦ムー連邦、帝政セレネアが属するエリュシオニア大陸国家群、冷戦で対峙していたグラ・バルカス帝国も参加。特にグラ・バルカス帝国の参加は大きく、我が国と核戦争一歩手前で睨み合っていた日グ冷戦の雪解けを実感させられます。

世界の皆さん、こんにちは』

 

『会場では天皇陛下がオリンピック開会を宣言し、オリンピックの象徴であるオリンピック聖火が聖火台に明るく灯されました。最新のプロジェクションマッピングやドローンと日本古来の伝統文化やクールジャパンによるパフォーマンスが披露され、ブルーインパルス(第4航空軍第11飛行隊)が青い空に巨大な五輪の輪を描き選手や観客を魅了しました。現在世界はいつ大きな変化があってもおかしくない状況下で開催された平和の祭典オリンピックは、平和の息吹きを運んでくれる希望として願うばかりです。そんな恒久平和を実現するために時には困難に直面する事でしょう。しかし、我が国と世界はそれを乗り越える事を信じています。

こんにちは、こんにちは。

今日は、この世界の歴史に名を刻み未来永劫語り継がれる事になるでしょう。その次のオリンピックも開催される事を願うばかりです」

 

 

 


東京

霞ヶ丘新国立競技場

特別観覧席

 

招待された各国の国家元首が座る特別観覧席では、競技場内で陸上で競技している選手を観戦していた。

 

「5年前まで核戦争一歩手前まで睨みあっていた我々が、今こうして肩を並べてオリンピックを観戦しているのは感慨深いものです」

 

「仰る通りです。冷戦での対立による二極化はもちろんの事文明圏と言う壁で国家が区切られていた世界が、それらの壁を乗り越えスポーツで競い合う。正に平和の祭典として相応しい物です」

 

日本国内閣総理大臣の西武一とグラ・バルカス帝国執政大臣のジョネディフが会話していた。

 

「しかし、平和の祭典であるオリンピックを世界の脅威であるラヴァーナルに対抗するために利用する事になるとは、オリンピズムに相反しているのは嘆かわしい限りですが」

 

西は記念すべき東京オリンピックが政治の道具になった事に、複雑な気持ちになりながら憤っていた。

 

「西総理、お気持ちはわかりますがこの世に綺麗事なんてありません。貴方もこの界隈に入って嫌になる程実感してるはずだ」

 

ジョネディフは同情しつつも現実は残酷であると言う事実を西に伝える。

 

「ジョネディフ大臣の言う通りです。私も特務機関で活動している時も人間の汚い側面や綺麗事は建前だと言う事、政治家になって内部の醜い権力闘争や汚い金の動きも見てきました。しかし、例えそうだとしても理想を実現するのは我々政治屋の仕事でもあると私は考えています」

 

「...財閥の経済危機で帝国が滅亡しかけて私は悲観的になってたのかもしれませんな。その理想を実現するにはまた多くの血が流れる事になるでしょうが、西総理が描く恒久平和が実現するように我が国も協力する事を約束しましょう」

 

「それはありがたい話です」

 

そんな2人に近づく人物がいた。

 

「お二方よろしいでしょうか?」

 

「おお、カルサンディナ皇帝でしたか」

 

西が声の主の名前を言う。

カルサンディナは帝政セレネアの女帝で第203代皇帝だ。

彼女も東京オリンピックにVIPで招待された1人である。

 

「西総理この度はオリンピックに招待して頂き感謝します。国家や身分と言う壁を超え、人種や種族の壁を越え、同じ空の下で武器で人を殺すのではなくスポーツで競い笑い、親しみ、交流を深めていくオリンピックは正に平和の祭典と言っても過言ではありません」

 

「滅相もありません。今やこうして私とジョネディフ大臣と肩を並べてるのは貴国のおかげでもあります」

 

「次のオリンピックも無事開催できるよう、平和な世界を目指していきたいものですね」

 

「ところで16日に先進国10カ国による首脳会談が開かれますが、ミリシアルに対して何かしらの情報をお持ちですか?」

 

西はジョネディフとカルサンディナにミリシアルに関する情報はないかと聞く。

 

「ミリシアルですか?我が国は彼の国に軍事支援やインフラ整備に協力していますが」

 

「グラ・バルカスも財閥傘下の鉱業会社が資源を定期的に輸出していますが、厳しい監視下で国家の内情は不透明なところが多いです」

 

「実は先日、特務機関が手に入れた情報なのですが、ミリシアル国家再生政府内では怪しい軍事計画が進んでいるようです」

 

「失礼を承知で言いますが、科学文明国の日本政府が魔法文明国のミリシアルに対して、そのような活動をしているのは驚きです」

 

ジョネディフは相変わらず高い日本の諜報力に関心し、カルサンディナは率直な感想を述べた。

 

「しかし、西総理が言う軍事計画に話はスキュラが獲得した情報と合致しているかもしれない」

 

「と言いますと?」

 

「ミリシアル政府の上層部が“大審判計画”なるものを実行する準備をしているとの事です。計画の中心人物はドミスト国家元首、クレイハム国家再生委員長、メリマキサ国家綱領最高責任者の3人です」

 

カルサンディナはそう言い懐から名を挙げた3人のミリシアル上層部の魔写を出す。

 

「ドミスト氏は知っていますが、これが計画の中心人物ですか...西総理、マジマジと見ていますが何かありましたか?」

 

ジョネディフは、クレイハムの魔写とメリマキサの魔写を、何か思うところがありながら見ている西に尋ねる。

 

「あ、いや、この2人どこかで会った事あるような気がしたもので思わず見入ってました」

 

「世の中には同じ顔が3人いると言いますからな…大審判作戦ですか。何やら穏やかな話ではありませんな」

 

「現状、情報が不足しているため断定はできませんが、心得ておく事に損はありません」

 

「首脳会談ではこの大審判計画の存在を議題に、各国間でのホットラインの整備を提案しましょう。ミリシアルが何か大きな事をはじめた際に対処するためにです」

 

「分かりました。しかし、我が国のためにも世界のためにも、それらの緊急連絡を使わざる得なくなるような事態が起きない事を祈るばかりです」

 

 

 

 

 




話読んでればある程度わかることをわざわざ聞いてくるんだろか?
ggrksみたいな感じで疑問に思うなら一旦見返せばいいだけの簡単な作業なのに...それすらもしないのか
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