ミリシアル最終聖戦記   作:NO SIGNAL…

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日本で大審判作戦は難しい
特にヒュドラシステム
ギリシャ神話の怪物が元ネタだけど日本だとヤマタノオロチとなるのでオロチシステム
うん全くかっこよくない
やっぱりこう言う名前は海外の神話の方が相性がいい
日本神話は相性悪い


国家再生政府と極みの雷炎龍

1682年2月5日

オルクス

ミリシアル国家再生政府

 

北ミリシアル地方のミリシエント二重帝国を制圧するため、クレイハム達軍上層部は作戦会議を開いていた。

 

「ミリシエント二重帝国は2000万人の人口を有し人的資源に恵まれていますが工業力は我が国に劣る軍閥です。戦力に関してはミリシエントは歩兵120万、機甲師団3個で陸上戦力中心の軍です。また、二重帝国が保有する航空戦力は120騎の風竜のみとされてましたが、風竜以外の航空戦力を保有している事が明らかになりました。内訳としては大祖国戦争時に鹵獲したと思われるラヴァーナル製戦闘攻撃型天の浮舟“ジャタユ”40機、日本製の11式防空戦闘機8型“紫電”28機、制空戦闘型天の浮舟“エルペシオ”15機、7式戦略爆撃機53型“富嶽”8機です。恐らく占領した地域で高純度赤発魔石を確保できた事で天の浮舟を稼働できたのかと思われます」

 

「旧ミリシアル解放戦線軍が誘導魔光弾を隠し持っていたから二重帝国も保有している可能性はあるね」

 

「対する我が軍は歩兵戦力100万、機甲師団10個、天の浮舟1300機です。通常戦力同士の戦いなら我々に軍配が上がります。しかし、敵にはエモール三龍の生き残りイヴァンが使役する“極みの雷炎龍”がいるのが厄介です」

 

極みの雷炎龍と呼ばれたそれは、今は亡きエモール王国が使役していた体躯にして1000mの大きさを誇る黒い龍だ。

極みの雷炎龍が放つブレスはグラ・バルカスによって引き起こされた世界大戦で同国が有するレイフォル州のダイジェネラ山要塞を山ごと消し飛ばし、南方大戦では旧アニュンリール皇国の海軍港や空軍基地を街ごと消し飛ばすなど恐怖の象徴として恐れら、日本ですら脅威と見做され皇族が住まう東京や札幌だろうとお構いなしに 国内での核兵器使用(べルカ式国防術)も辞さないほどである。

 

「こんな物が出されたら、我が軍は全滅するどころか国家再生政府は一発で機能不全に陥ります。そうすればミリシアルは二重帝国によって支配されるかもしれない…」

 

極みの雷炎龍の圧倒的な攻撃力に会議に参加していた将校達は頭を悩ませていた。

 

「ですが、極みの雷炎龍がその強力な攻撃力を発揮するのは制空権が優勢である時だけです。世界大戦や南方大戦での極みの雷炎龍の活躍は戦争の行く末が確定し制空権が優勢な状況でした。防御力に関しても対空誘導魔光弾が直撃して傷を負っていると言う記録もあります。我が軍には音速の2倍で飛行可能な天の浮舟を大量に保有し圧倒的な空軍力を有しています。制空権を確保さえすれば極みの雷炎龍を撃破することは可能です」

 

この言葉にお通夜状態だった将校達の顔色が明るくなっていく。

 

「極みの雷炎龍は図体が大きいだけのパル・キマイラみたいな感じだね」

 

「問題は極みの雷炎龍がどこにいるかと言う事だけです。二重帝国領内にいるのは確かですが、我々やラヴァーナルに対する牽制で定期的に国境沿いの領空を飛行しています。開戦時に制空権を確保しても戦力が配置されてない場所に出現する可能性もあります」

 

「厄介だな。奴が巣に居たら分からないぞ」

 

クレイハムの言葉に空軍長官が前に出る。

 

「それに関しては空軍にお任せください。制空権の確保後、偵察型・早期警戒型天の浮舟を動員し警戒体制を構築。極みの雷炎龍を捕捉次第攻撃部隊を出撃させ対空誘導魔光弾で目標を撃破します」

 

「完璧だ、それで行こう。二重帝国に勝利すれば長く続いた統一戦争は終結する。身を引き締めて行こう」

 

1682年11月17日にミリシアル国家再生政府がミリシエント二重帝国に宣戦布告した。

 

 

 

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