ミリシアル最終聖戦記   作:NO SIGNAL…

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時系列が早すぎるので修正します。


覆われし大国

中央暦1672年4月20日

日本国首都東京

首相官邸閣議室

 

計画停電で必要最低限の電気しか付けてない薄暗い閣議室には伊野らが一堂に介していた。

 

「九条大臣、富士山噴火の状況を説明してくれ」

 

災害対応省の九条明里が報告を始める。

 

「はい、4月18日13時30分に富士山宝永火口が噴火、噴煙は上30kmにまで達し富士山を中心に半径80kmにまで広がりました

 

4月18日、日本の象徴にして最高峰の富士山が突如として噴火した。

富士山の噴火は1707年の宝永大噴火から実に330年ぶりの事であった。

富士山噴火の際に噴出した噴煙は宝永大噴火の20kmより高い30kmにまで達し、更に噴煙は関東・中部地方にまで広がり太陽光が遮られていた。

 

「この噴煙により関東・中部地方の気温は低下。噴煙が成層圏にまで到達したため寒冷化はしばらく続くでしょう」

 

「…そうなると農作物に影響が出るな」

 

農務水産大臣の稲屋が苦い顔をした。

 

「それだけではありません。噴火の際に噴出した噴石、火砕流、溶岩が周辺地域を壊滅する被害が出ています」

 

「被害が出た地域は?」

 

「富士宮、富士吉田、御殿場、富士、裾野、沼津、鳴沢、南部、身延、小山など16市町村です。死者は確認できただけで3万人ですが、80万から100万人にまで増えて行くかと思われます」

 

富士山周辺の16市町村には約240万人の住民が住んでいたが、最終的な総死者数は80万から100万人とされ総人口の半分と算出している。

死者が100万人にまで膨れ上がるのは、富士山噴火の予兆を確認した政府は、各市町村に対して避難命令を出し住民は避難途中の上想定以上に早い噴火だった為である。

噴火する前の報告では、合わせて180万人以上の住民が一斉に移動していたとされる。

無事に避難できた住民は僅か20万人のみとなった。

 

「交通機関についてですが降灰による影響で、鉄道は全線運転を見合わせ、航空は全便欠航と緊急着陸、道路は一部車両を除き通行を禁止にしています」

 

視界不良や鉄道設備の不調などで新幹線、特急、在来などの鉄道は運転を見合わせ、航空機はジェットエンジンが火山灰を吸引し飛行中の民間機は周辺空港へ緊急着陸し国内・国外線は全便欠航、高速道路や一般道はスリップや渋滞が多発し一部車両を除き通行禁止になった。

 

「電気はご覧の通り噴火のよる影響で関東・中部において計画停電を実施。水道に関しては一部地域では断水を実施しております」

 

火力発電所に大量の火山灰が吸引した事により停止、原子力発電所も噴火する前から地殻変動を察知し稼働を停止しと事により発電能力は大幅に低下し、病院などの重要施設に電力を供給する為計画停電を実施している。

水道に関しては対策が講じられていなかった地域では水が汚染した事により浄水処理が機能せず断水を実施していた。

 

「これらの影響により関東・中部の産業、物流などは機能しておらず経済活動は停滞、この影響は他地域にも及び経済的被害額は80兆円にまで上ると推定しています」

 

九条からの一通りの報告を聞き終えた伊野達閣僚は目を閉じたり上を仰いだりしていた。

 

「国家指揮能力は機能しているか?」

 

「国家指揮能力だけは辛うじて維持しています。計画停電とは言えこっちにもある程度の電力が供給されている上、地下に埋設されている光ファイバーケーブルで各自治体や行政機関等は通信が可能で指揮が出来る状態です」

 

その事を聞き伊野は安堵の表情をしていた。

 

「総理、先程海軍から周辺海域にてグラ・バルカス帝国の原潜やラヴァーナルのコア潜の活動が活発化してると言う情報が入りました。恐らくかの国らの衛星でこの惨状を捉えたため潜水艦が来たのかと思います」

 

国防大臣の南條信夫が、対潜網で引っかかったグラ・バルカスとラヴァーナルの潜水艦を報告する。

 

「ラヴァーナルには特に目を光らせろ。何を仕出かすか分からん連中だぞ」

 

「分かりました」

 

伊野の指示を聞き南條は答える。

 

「ラニアケアへの工作活動に影響はあるか?」

 

「共栄圏加盟国に対する軍事支援は既に完了しております。後は彼らが実行するだけです」

 

特務機関長官の中野準が答える。

 

「皆これから忙しくなるぞ。勝って兜の緒を締める心意気で仕事に取り掛かってくれ」

 

日本は異世界に転移した事もあり、首都直下地震や南海トラフ地震と言った国家的災害が発生するリスクが少なくなった事もあり、油断していた面もあった。

伊野はそう言う意味も込めて鼓舞していた。

それを聞いた大臣達は顔を引き締めていた。

 

「九条大臣、災害用備蓄食品についてだが...」

 

 

 

 


第2次宝永大噴火

 

昼なのに空は暗かった。人々はこの世の終わりが来た時のような顔をし不安を感じていた。

 

ー国防陸軍第1師団の兵士

 




被害出た地域駐屯地があったりラブライブの聖地だったりと色々とあれですね

どこかのVOICEROIDがトップバリュのアルミホイル巻いて陰謀論唱えてなければ良いけど
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