弱虫うさぎは病室の中   作:妄言a〜

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とりあえず違和感ないように調整自体はできたと思います
感想のおかげもあり面白いもの書きたいな〜って感じになるのでこれからもよろです


ファーストアタックは突然に

 

ほんっっとうにムカつく!何あれ!前はあ〜んなに素直でまだ可愛げがあった癖にさぁ!

ちょっと背が伸びたからって調子に乗っちゃってるよね!

 

足をバタバタさせて感情を身体いっぱいに露出させる…前世ではこんなことしたらすぐ疲れちゃったけど、今のこの身体だったらどれだけ動き回っても疲れがないし、ふらつかない

感情のままに暴れて…ひとまず落ち着く…

 

いや…全然落ち着かない!

 

はぁ〜こんなつもりじゃ無かったのに、ついあの子の顔を見ると憎まれ口を叩いてしまう

お姉さんとしての自覚が足りなかったな、次から気を付けよう

 

それにしても、まさかこんな形で再会するなんてさぁ?

あの小生意気だったクソガキがあんなに成長してるなんて…時って言うのは偉大だなぁ…

 

最初はなんとなく目で追ってただけだった、特に気にすることも無くて、ただ何となく背中をじっと眺めるだけ…

ある時立ち止まってたからちょっと顔を見てみようと思って早歩きで近付いて顔を眺めた…

びっくりした、最初は分からなかったけど見れば見るほど面影があって、あぁ…秋君はこんなに立派に成長したんだなって…

ちょっとしみじみした、それからは通学の度に目で追って何とかして話しかけようって思って、声をかけるタイミングを狙って…

なんて話しかけるかなんてなんにも考えてなかったけど…

それに話しかけるタイミングも全くないし…

全くないし…

それもそうだよね…小学生が高校生に声をかけるタイミングなんてあるわけないし、というかそもそも歩くのが早すぎる

 

で…何とかして話しかけようって、今日こそて思って意気込んで、そしたらさっさと行っちゃいそうになってたから思わず駆け出そうとして…それで…

転んじゃった…

 

最悪だよ…神秘的な不思議系女児のカテゴリーで接しようと思ったのにさぁおっちょこちょいの可愛らしい女の子になっちゃった

 

そこから何とか伝えようとして…でも、伝えられるわけなくて…何をしようとしたんだっけって頭が真っ白になってたら…いつの間にかお姫様抱っこで連れてかれて…

 

はぁ〜

昔っからのお人好しは変わってないんだ?ってちょっと安心して、思わず笑っちゃったけど…

あの手馴れてる感じは何?なんでお姫様抱っこが上手いの?全く揺れなかったし抱え方も自然でさりげなくスカートが見えないように配慮までしてさ!

スケコマシなの?立派なスケコマシに成長しちゃったの?

 

それでちょっとお姉ちゃん的ポジションとしてはそんなことしてたら何時か四方八方から滅多刺しにされるよって注意するつもりだったのに…

 

何が女児!!色気づいてる!?ペっ、ぺったんこぉー!?

 

これからですけど!?あんたに見せてあげたいなぁ〜!!私将来めちゃくちゃ美人になるの確定ですから!!顔よしダンスよし!歌はご愛嬌!!そういうすっごぉ〜いアイドルになるんだからね!!

 

まぁ…悲しいけど次会う機会なんてないよね…あの時はたまたま…

 

そう考えて枕に顔を埋めて…

 

ふん…全く清々するよ、私としてはどんな感じで成長したのか見たかっただけだからね…

 

あぁ…でも…ちょっと…これっきりなのは寂しいかなぁ…

 

あ〜!違う!!ちがぅぅ!!!

 

ドタバタ布団で暴れていたらアクアにうるさいと怒られちゃった…

あーあ…あれもこれも秋君が悪いんだからねぇ…

 

 

 

「あ」

 

「うげぇ」

 

うげ!?うげって何?何その反応?ムカつく〜ほんっと生意気!

 

ふんっ!そのままそっぽを向いて歩き出してやった、貴方なんてまるで知りませんって反応、どう?少しは反応の色を見せるんならお姉ちゃん許してあげなくもないよ?

 

そう言ってしばらく歩いて後ろを軽く振り向いても居なくて…あれ?って思って前を見たら早歩きでさっさと私の事なんて抜き去ってる

 

むっかぁぁ…

 

「ふんっ!!!」

 

そのままもう1回早歩きで抜き去ってやった

 

ぁ!!また抜かれた!

 

「ちょっと!着いてこないでよ!」

 

「はぁ?違います〜着いてきてるんじゃなくて道が途中まで同じなの〜。自意識過剰ですかぁ?」

 

こんっっのぉ…ほんっっとなまいき!!

 

って言ってさらに前に飛び出そうとしたら、また足元を見てなくて、フワッて身体が少し浮いてあ…また怪我しちゃうなぁ…前世で散々やったけど、痛いのは痛いんだよなぁ…

あーあ受け身取れるかなぁ…

 

「あっぶな…周りちゃんと見て歩けよ?」

 

「あ、う、うん…ありがと…」

 

「どういたしまして。じゃ、俺こっちだから」

 

そういうとさっさと行ってしまった…

 

何時もそうだよね、私が転びそうになったらちっこい身体全部使って受け止めて、倒れて自分の方が痛いはずなのに真っ先に私のこと心配してさ…

そういう所は変わってないんだ…

 

あーあ

 

というか一瞬本気で焦った顔したよね?ちょっと距離あったのに、後ろチラチラ振り向いて私の事気にしてたんだ?昨日みたいに転ばないかなって…

 

はぁ〜思わずため息が漏れ出てしまう、大きくなって口が達者になって、性格が悪くなって…

でも根っこの部分は何も変わってないんだ…

 

 

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