黒子のバスケwith世界大会 作:がらっしー@黒バス
木吉鉄平と根武谷永吉。この2人には3つの因縁がある。
1つは同じ無冠の五将と呼ばれる紛れも無い天才であること。
次に対戦経験が2度あり、1度は木吉の完勝だったが、2度目は互角の戦いであり、ポジションが高校に入ってから同じになったこと。
そして、同じポジションながら、プレースタイルが完全に異なり全く異質の選手であること。
そして、この試合で、互いの力の差が完全に分かることになる…
根武谷「さあて…行くぜ木吉ぃ…」
木吉「あゝ…いつでも来い…!」
根武谷「はああっ!マッスルドリブルゥ‼︎」
根武谷が渾身のパワードリブルで切り込む。
しかし、木吉が当然立ち塞がる。
木吉「行かせるか!」
根武谷「退けぇ!」
気合十分に仕掛ける根武谷だが、木吉の密着したディフェンスに動きを制限されていた。
根武谷「くそっ‼︎」
(こいつは後出しの権利を持つから、フェイクは通用しねえ…真っ向勝負で行くしかねえんだ!そして、パワーなら俺の方が上だ。ここは強引にでも…)
だが、その一瞬、根武谷のハンドリングが甘くなったのを木吉は見逃さなかった。
木吉「貰ったぁ‼︎」
根武谷「なっ…!」
武内「攻守交代だ。」
続いて、木吉が攻める。
赤司「見えたな…この勝負。」
緑間「なんだと⁉︎」
花宮「この勝負は2人のチーム性でなく、個人的な強さが勝負を決める。合宿前までは、根武谷の方がより1on1向きだった為に選手として、互角の強さだったかもしれんが、今の木吉には1on1における絶対的優位性があるからな…」
古橋「絶対的優位性⁉︎」
花宮「あゝ…以前の木吉は後出しの権利を主にパスなどに用いてた…だが、今は後出しの権利を使ったフェイク…最も、プレーの変更までは本気でやりにいってるが、恐ろしく冴えやがる。根武谷はその後出しの権利にはまず対応できない。そして恐ろらく、あいつの後出しの権利に対応できる選手はこの合宿でも片手に収まる程しか居ない。それ程までに今のあいつは仕上がってやがる。」
赤司「スキルも全て僅かに上回っている木吉に根武谷が唯一勝てるとすれば、フィジカル勝負だが、アメリカとこの合宿で鍛えた木吉のスピードとパワーは、今となっては根武谷と同等かそれ以上…最早根武谷に勝ち目はあるまい。」
緑間「……」
そして、事実木吉は、根武谷を押していた。
根武谷(なっ…なんだこのスピード…追いつけねぇ…‼︎」
木吉が力強いダンクを決める。
笠松「これで4-1まだ終わっちゃいねーが、決まったな。」
だが、そんな予想とは裏腹に根武谷は食らいついていた。
根武谷「うおおおおっ!マッスルダンクゥ‼︎」
根武谷がダンクを決め、1本差まで追い上げる。
木吉「流石に一筋縄じゃいかないか…だが、次で終わらせる…!」
木吉がドリブルで根武谷を抜くと、シュートの体制に入る。
根武谷「させっかぁ!」
根武谷が回り込み、必死でブロックに跳ぶも、PGもこなせる木吉の視野は根武谷の動きを察知し、後出しの権利で強引にボールを鷲掴みにし、シュートに行くのを止めた。
根武谷「まさか…てめえ……!」
木吉「うおおおおっ!」
木吉はそのままダンクに跳び、根武谷と力勝負に挑んだ。
そして木吉は、根武谷を完全にパワーで押し切り、ダンクを決めた。
武内「そこまで。1回戦第1試合、勝者、木吉鉄平!」
日向「おっしゃぁー、木吉ぃ!」
伊月「やったな!」
木吉「あゝ…!」
日向「んでもって、次は紫原だな!」
木吉「あゝ!もちろん勝つさ‼︎」
紫原「へえ…まあ、やれるならやってみなよ。ヒネリ潰してあげるから。」
木吉「生憎、そのつもりはないんでご心配なく。楽しんでこーぜ!」
紫原「……はぁ…つくつぐあんたとは気が合わないや…まあいいや、次の試合の方が面白そうだし。後でね。ふぁ〜っ…」
木吉「…‼︎」
日向「あいつ…!」
伊月「まあまあ、それに、あいつの言ってたことも、一理あるだろ…?」
日向「まあ確かにな…なんてったって次は、青峰対火神だならな‼︎」
火神「やっとお前にリベンジできる日が来たぜ…この前は完敗だったからな…!」
青峰「へえ…まあ精々頑張りな…もう俺はおめーには負けねーからな…!」
次回、青峰と火神の対決が再び!