最近ゴタゴタしていて話が書けないし間違って別のところに保存しちゃうし……まぁ、そんな話は終わりにしましょう。それではどうぞ
事の発端は以前こいしが俺の学校についてきた翌日の部活の帰り道にメンバーからこんなことを言われたからだ
「鳴海君、時に君は恋人が出来た時、やってはいけない事があるのは知っているだろう?そう!恋人などに現を抜かし、他の交友関係や部活などを疎かにすることだ!」
「どうした急に」
「誤魔化してもダメだ!!昨日私達は見てしまったのだ!!…君が帽子被った女性を自転車の後ろに乗せ帰っていく姿をね!!」
「そうだ!そうだ!ズルいぞ!鳴海だけそんな青春を送るなんて……」
「ちきっしょぉぉ!やっぱり顔か!?私のこの顔では……教えてくれた鳴海!どうやってあんなに可愛い彼女を!」
「……」
宮田一人だけならまだしも、森田と山本にも見えていたと言う事は、偶然とは考えなれない。何かしら原因があるのかもな……
三人から質問責めにされている俺を見て、沖田は紙パックのミルクティーを飲みながら俺に憐みを込めた目で見てくる
「……大変そうだな、鳴海…」
「「「殺してやるぅ……殺してやるぞぉ……沖田ぁぁ!!」」」
「いや、俺!関係なく無い!!」
…この四人は放って置こう、俺の手には余る者達だ。面構えが違う。流れ弾を喰らった沖田が俺に助けを
求めるが……すまん、俺じゃどうしようも出来ない、だが……お前の死、犬死にでは無いぞ!俺はその場から逃げる様に自宅まで自転車を飛ばす
「あっ!鳴海が逃げた!!!」
「「「何!!!待ちなさぁぁぁい!!!!」」」
さぁ…振り切るぜっ!(現実逃避)
自宅に着いた俺はじいちゃんが使っていた書斎に足を運んだ、ここなら何かしらの情報があるのではと思い入ったのだが…
「改めて入るとじいちゃんって本当、本が好きだったんだなぁ…今度、パチュリーでも招いてみるか…」
部屋の奥には小さな窓があり、そこに机が置いてあるがそれ以外は全部本棚が並ぶ。棚には分厚い辞書やら古本、果てには巻物など種類は多岐に及ぶ
「え〜と……何かないかなぁと、……おっ、あったあった」
手に取ったのはじいちゃんの毎日書いていた日記、俺の能力がじいちゃんから受け継いだのなら、この日記に何か書かれていると思ったのだが……何せ日記の数が多い!!最も古いものは延暦、平安時代の物あるときた
「これは…片っ端から見ていくしかないか……」
「そんで、見つけたのがこれ」
机の上に広げた本をさとりに見せる、そこにはこう書かれている
私の能力、それは人妖や物体に点をつけ、その点の位置を感知することや攻撃を加える、距離や空間に線を割り当てそれを折ることで敵との距離を無くす事、線を増やすことで距離を増やす事。又点を付けた人妖、物体に線を引き自身や他者に繋ぐ事でその点を視認させる事ができる。だが視認出来るかどうかは個人差がある
「この方法ならこいしの事をさとり、お前が認識出来るんじゃないかな?」
「………」
さとりは困惑していた、人間とは本来口にする言葉とは別に心に本音を隠している。妬みや嫉妬、憎悪などの感情を上面だけの言葉で包み隠している、そんな人間ばかりを見てきたさとりだがこの人間、鳴海翔からそう言った負の感情を心から感じない。心の本音と言葉が一緒、そんな人間をさとりは見た事など無かったさとり。だからこそ、気になった
「なるほど…でもこの方法で確実に私がこいしを認識出来るかどうかは分かりません。それに…なぜ貴方はここまで私達に関わって来るのですか?貴方には関係ないことじゃないですか?」
これこそ、さとりが聞きたかった事。彼には何にもメリットが無い、なのにどうしてここでするのか…さとりには分からない事。
彼は、頭をポリポリと搔きながら苦笑いを浮かべながら答える
「いや…ただの自己満だよ。だってさ家族なのに…近くにいるのに見ることができないなんて…そんなのってないじゃん」
また…言葉と心が一緒だった、と言って簡単に人間は信用はしない
「………わかりました、貴方の言葉を信じます」
だが、彼の言葉を。彼の心を信じてみようと…さとりは思った
「よーし、こいし?そのままじぃーとしてろよ?出来たら後で好きな物買ってやるからなぁ~」
「うん!分かった!」
客間に来た俺はこいしにそう言って向き合う、その場に居た燐ちゃんと霊夢にはさとりが説明してくれた。
「翔ちゃん…大丈夫かな?」
「さぁ?でもさとりが信用したなら出来るんじゃない?」
「………ふぅ」
一呼吸入れてこいしに点を付けるイメージする、少しずつイメージが固まって来た時に俺の頭の中に何かが流れ込む
「っ!!!」
その瞬間、俺は目の前が真っ暗になった……
「近寄るな!!!この気味の悪い妖怪がっ!!(本当に気味が悪い…!!)」
「………」
「あ…ほら!もう帰るよ坊や!!(何でここに来るの!!誰かに早く退治されないかしら)」
「……」
「今のは……」
気づけば俺は何もない場所に居た。そして恐らくだが今のはこいしの記憶……想像はしていたが……辛いな……言葉で言われ、心の中も見えるからその言葉にも傷付けられて……人間なら耐え切れないだろうよ……
辺りを見渡しても何も無い。だが立ち止まっていても場所を進んでいく、時折現れるのは過去言われたであろう心無い言葉を投げ掛ける人々だけ…
「ん?あれは…」
そのまま歩き続けると、辺り一帯に黒い影がユラユラと揺らめいている所に出る。その影達は何かぶつぶつと小さく呟いていて進むにつれて影も増えていく、そしてその影達の中心に耳をふさぎうずくまっているこいしが居た。俺はうずくまっているこいしの隣に座り込む
「よっ?こいし。こんな所でうずくまって…どうしたんだ?」
「………」
「いつまでもこんな所にいたんじゃ気が滅入っちまうぜ?」
「………ここでいい、ここが私の居場所だから…」
口を開いたこいしから聞こえてきたのは、いつも聞き慣れた声とは程遠い低い声。手をどかし顔を俺に向けてきたこいしは表情などなく目は何処までも暗く濁っている。そして周りの影もこいしの発言に応えるかのように蠢く
「………本当にここがお前の場所か?心を閉ざしても忘れることのない暗い記憶の中が「そうだって言ってるでしょ!!」…」
「忘れたくても忘れられない!!それが嫌だった…だから思い出さないように心を閉ざして、もう誰にも見られない様に無意識を操った…それが私が望んだこと…だから……」
「…そのせいで燐ちゃんから、さとりからもお前が見えなくなった……でもお前はそんな事望んで無いだろ?」
「分かった様な口を聞かないでよ!!お兄さんに私の何が「嗚呼、わからねぇよ…」?!」
「お前が過去にどんな辛い思いをしたなんて…分かる筈が無いだろ……?俺は心が読めねぇ、だから教えてくれ……他の誰でも無い……古明地こいしとしての言葉で!!」
「………わ、私……は……もう一度お姉ちゃんに抱きしめて貰いたい……頭を撫でて貰いたい…またみんなと一緒に笑っていたい…」
肩を震わせて泣きそうな顔になりながら、周りの影の雑音に掻き消されそうな小さな声で…こいしは言ってきた。それが本音か…
「ほら、ちゃんと言えたじゃん。……ならもう、こんな所から早く出よう。さとりが待ってる」
「お姉ちゃんが……うん!」
目に溜まっていた涙を拭い、俺の手を取るこいし。んじゃ、さっさと行きま……ってそれは問屋が許してくれないか……よほどこいしをここに閉じ込めておきたいのか、影が俺達の周りを囲む。徐々に迫って来る影に怯え俺の背中に隠れるこいし……さて、どうしたものか……
「……あっ…」
ふと懐かしい匂いがした…じいちゃんがいつも吸っていた煙管の匂い。……そうさ、落ち着いて考えてみたらこいつらは影でも元は人間。対処法は……こうさ!
「退け……俺達が歩む道だ……」
自分でもびっくりするほどのドスと威圧感が入り混じった声に驚きながらも、影達は道を開けていく。影達が開けた道には一筋の光が差していて、俺はこいしの手を握りその光に向かって歩いていった……
「こ……こいし…?」
「お姉ちゃん……?お姉ちゃぁぁん!!」
信じられない……今まで触りたいと願っても触れられ無かったこいしに抱き付かれているこの状況。次第に気持ちが落ち着いて来ると目頭が熱くなり涙が出てくる。
「……お帰りなさい、こいし」
「うん…ただいま、お姉ちゃん!」
今までの時間を埋める様に、二人はお互いを抱きしめ合う。その二人の顔は涙を流しながらも、眩しいほどの笑顔だった
「……グスッ……良かった……良かったよ〜!ありがとう!翔ちゃん!」
「全く…あんたの能力って本当とんでも無いわね、でも良かったんじゃない?翔……翔?ってあんた血!目から血出てるじゃ無い!」
「目だけじゃ無いよ!鼻と耳からも血が!」
ん?どうした二人とも……?そんな驚いた顔して……嗚呼……悪い……ちょいと眠いわ……
「ちょ!翔!」
「寝ちゃダメだよ!翔ちゃーん!」
駄目だ……もう寝るわぁ。嗚呼、頭に棺桶を背寄った四人の男が踊ってるぅ。
……さて、翔はさとりに線を引きましたが…何故燐や霊夢にもこいしの姿が見えたのでしょうね……
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