ここ数日困った事がある。玄関先や庭、はたまたトイレに埴輪が勝手に置かれているのだ。
トイレに埴輪?
まだ玄関や庭に置くのは分かる。だがトイレに埴輪は分からない!なんだ?幻想郷の住人はトイレに埴輪を置く習慣があるのか?
「とりあえず……今度霧雨や博麗が来たら撤去してもらわないと……ん?」
「ふんふんふっふーん♪」
今の誰だ?しかも何処から出てきた?俺の趣味部屋から出てきたよな?さっきの人が廊下の角を曲がったのを確認し趣味部屋を確認する
「わぁっ……何だこれ」
俺が使っている机の他に見慣れない机が一つ。そして何よりも……何だこの埴輪!
そこにはフリーダムを模した埴輪が置かれていた。武装まで再現され、細部までディテールが彫られていて完成度がレベチだ
「さーて……残りの作業も終わらせて……あ」
「あ……」
埴輪を見ていると先ほどの女性が戻ってきた。お互い目を合わせたまま動かず、その場に佇んでいると彼女がこちらに跳躍しそのまま土下座の姿勢で着地する。突然の土下座に俺が困惑していると……
「お願いします!!私に……ガン○ムを教えてください!」
「えぇ……」
「ええと……埴安神桂姫‥‥さんでいいんですよね?どうして急にガ◇ダムを?」
「実は……」
博麗神社が外と繋がったと聞き、偵察しにこちらに来たのだが……その時に出会ってしまったのだ。ガンプラ……ガンダ○に!
それは体に何かが駆け巡った感覚だったと埴安……言い難いな、桂姫さんは語る。特に桂姫さんの心を射抜いた機体、それがフリーダムだった
「あの子を見た瞬間、私は感動したんです!外の埴輪はここまで洗練されたデザインになっていたのだと!」
(うーん……埴輪って言えば埴輪‥‥なのか?△ンダムって)
「でも一つ困った事がありまして……あの子が戦っている所を見てみたいんです!関節や可動はどうにかなったんですが……武装を作ったのはいいのですが、あれでどう戦うのか分からなくて…それが分かれば後は動かすだけなんですが……」
なるほど、それで俺に教えてくれと……ん?動かす?
「あー桂姫さん?今動かすって言いました?」
「えっ?ええ。私「偶像を作り出す程度の能力」を持っていまして、私が作った埴輪なら自由に動かせるんですよ」
……動……く?フリーダムが?自由に……。
その考えが頭の中をぐるぐると回りながら、俺は立ち上がり自分の部屋へ走りだし目的の物を持って居間に戻って来る
「……桂姫さん。ここにある物はフリーダムが出てくる映像が記録されている物です。全13巻、これを今から全部見ますが……覚悟はいいですか?」
「‥‥ええ、大丈夫です!」
俺はその言葉を聞き入れ、テレビの電源を入れDVDプレイヤーにディスクを入れる。ここからは桂姫さんの反応を書いていく、
「ストライク?爆炎を背景に立っているだけでも絵になるわね…でも飾ってあった物は色があるけど灰色?……まぁ!灰色から白と青、赤の3色に!」
キラァァァァァ! アスラァァァァァン!
「嗚呼!イージスがストライクにへばり付いて……自爆!?……これ、キラ死んだんじゃ……?」
そして……その時は来た
「………はぁぁ……なんて美しいのかしら……フリーダム、‥‥えっ、何その攻撃!前方の敵の頭と武器だけを撃ち抜くなんて……なるほど、こう言う攻撃方法があるのね…」
熱心に同じシーンを再生しメモを取っていく桂姫、こうして夜が更け翌日の昼……フリーダムが空を駆けていた
「おおお!!やばいやばい!!フリーダムが動いてるよ!やべっ、涙出てきた……」
「ええ、私も同じよ…貴方のおかげであの子が完成したわ。ありがとう翔?」
まさか生きている間に動いているフリーダムが見れるとは……そういえば…
「なぁ桂姫?うちの至る所にある埴輪を置いたのってお前か?」
「いえ?確かに護衛用の埴輪は持って来たけど外には置いてないわよ?」
んー?なら誰が……うん?今誰か居たか?
「どうしたの?」
「いや、今帽子を被った女の子がいた様な気がしたんだけど……気のせいか」
前回のネタ解説
・パ○ク開封デスマッチ
YouTubeやニコニコで動画投稿している愛の戦士さんの動画企画。興味ある人は覗いてみよう!
・デスマッチの歴史
元は初代遊戯王の冒頭の語り、ゲームの歴史から。あれ好きなんすよね〜
元ネタ、分かる?
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分かる!
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全然分からん!