突然だが俺は今博麗神社にいる。何故ここに着ているかと言うと以前八雲さんから聞かされた能力、それの確認のため八雲さんが居そうな博麗神社に来ている訳だが…
「あ、それは向こうに置いといて?」
「はいよー」
何やら今日は博麗神社で宴会が開かれるらしく、ちょうど準備している時に俺が来たのでこうして手伝っている訳だ。と言っても俺が来た時にはほとんどの準備が終わっていたので少ししか手伝っていないのだが
準備が終わり博麗が来るのを待っていると
「あれ?翔じゃないか、珍しいな?こっちに来てるなんて。霊夢に用事か?」
「霧雨か‥まぁそんな所だ」
縁側から霧雨が入って来る。…普通玄関から入らない?嫌でもここって玄関あるのか?そんな事を考えていると博麗がやってきた
「あら魔理沙来てたの?それで翔は何の用?」
「紫さんに俺の能力の事聞こうと思ったんだけど、どこにいるか分かるか?」
「紫は神出鬼没だから何処にいるかは「居るわよ?」うわっ!っ、いっつぅ……どこから出てきてんのよ!!」
博麗が話していると突然目の前にスキマが現れる、それに驚き後ろに勢いよく下がったため柱の角に頭をぶつけ、涙目になりながら八雲さんを睨む博麗。霧雨はその様子を見て肩を震わせて笑いを堪えているようだ
「あら?ごめんなさいね、霊夢。さて、話は聞かせてもらったわ翔」
そう言うと八雲さんはスキマから体を出し俺の真正面に座り博麗と霧雨も座り直す
「貴方の能力[点と線を操る程度の能力]、それは物を点に、物と物の間にある空間を線に置き換える事が出来るの。例えば……そうね、これで試してみましょう…」
八雲さんがスキマから出したのは二つの石だった、その石をテーブルの上に、もう一つをスキマを使って部屋の隅に置く
「今隅に置いた石をテーブルの上に戻してみて?」
「戻すって……どうやって…」
「簡単よ?あの石を点ってイメージしてその点を動かす感じよ?」
八雲さんに言われた通り隅に置かれた石を点と考え、それをテーブルの上に置く様にイメージを固める。すると隅に置いてあった石がテーブルに置かれていた
なんとなく感覚が掴めた俺は霧雨に外に出て立っていて欲しいとお願いする
「ここでいいか、翔?」
「嗚呼、そこでいい」
先程と同じ様に自身と霧雨を点として、今度は俺と彼女の間にある距離を線と考え、その線を無くすイメージをする。その瞬間、離れていた霧雨が目の前にいた。
「うわっ!」
「おっと……大丈夫か?」
「あっ、ああ。ありがとう…」
倒れそうになる霧雨の手を取る。何となくだがこの能力について分かった気がした。その様子を見ていた八雲さんが感心した顔をしていた
「飲み込みが早いのね、それじゃ私は帰るわ。じゃあまた夜にね〜」
そう言い残すとスキマを開き、姿を消す。俺もそろそろ帰ろうした時博麗が
「どうせならあんたも参加したら?今あんたの話題でいっぱいだし」
「ん〜、まぁ今日は暇だし…準備が終わったら来るよ」
そう言って自分の家に戻る。さて手ぶらじゃアレだし……何持って行こうかな
・点と線を操る程度の能力
物や人物を点に、点の間の距離を線に例えそれを操る能力。点に例えた物は位置を入れ替えたり、その点を潰す事で対象を殺すこともできる。また周囲を確認することにも使える。
線に例えれば、相手との距離を離したり引き寄せる事もでき、場所と場所を繋げる事もできる