「んー、これぐらいでいいかな?あんまり多すぎてもだし」
蔵の中から手土産になりそうな物を引っ張り出してキャリーケースに詰める。詰め終わった頃には辺りは暗くなっていた、今頃宴会が始まっている頃だろう
俺が着いた頃には、やっぱり宴会が始まっていて笑い声などがここまで聞こえて来る、声が聞こえて来る方へ向かうとそこは飲めや食えやのどんちゃん騒ぎだ。ふと、こちらに気づいた霧雨が手を振りながら大きな声をあげる
「おーい翔!こっちだこっち!」
霧雨の方へ向かい合流するとそこには博麗の他にも三、四人集まっていた
「意外と遅かったじゃない、翔?」
「ちょいと支度に時間がかかってな、それで……そちらの方々は…」
メイド服を着た銀髪の子にゆったりしたパジャマの様な服を着て帽子を被った本を読んでいる紫髪の子に……蝙蝠の羽があり紫髪の子が被っている帽子と似た帽子を被っていて、何処となくフランに似ている子だ
「貴方が鳴海翔ね、フランからは話は聞いているわ…」
「ああ…やっぱりフランのお姉さんか?」
「ええ。私はレミリアスカーレット、フランの姉にして吸血鬼よ。そして私の後ろにいるメイドが十六夜咲夜で、本を読んでいるのはパチュリー・ノーレッジよ」
十六夜さんがお辞儀をしてきたのでこちらもお辞儀を返す、ノーレッジさんは読んでいた本から顔を上げこちらを見てきたので軽く頭を下げると、あちらも同じ様に頭を下げるがすぐに目線を本に移す……俺は嫌われてない…はず
「翔、まずは礼を言わせて頂戴。貴方が教えてくれた遊びフランが気に入ったみたいでね?あんなにはしゃいだフランを見たのは久しぶりよ……ありがとう……でもね…」
そう言うとレミリアさんは俺の脛を蹴る、激しい痛みに悶絶していると左腕を両足で挟み込み、肘関節の曲がらない方に圧力をかけて来る。
「あんまりフランに変な言葉を教えないで頂戴!あの子たまにアッアッア!とか変な笑い方してるんだから!」
「あだだだだだだだ!分かった!分かったから!ギブッ、ギブ!」
「少し取り乱してしまったわ……ごめんなさいね、でも感謝しているのは本当よ?今度こっちにきたら紅魔館に来なさいな、歓迎するわ」
「嗚呼……そう‥させてもらうよ、そうだ…これどうぞ」
まだ痛む左腕を摩りながらキャリーケースから梱包された箱を取り出してレミリアさんに渡す。これは昨日母から二つ送られてきたものを一つ持って来た物だ
「これは…?」
「母から送られてきた物です。なんでも結構高い紅茶みたいで……」
「あら…そんな物を?ありがとう…」
すると服の裾を座っている魔理沙が引っ張る。魔理沙の方を向くとそこには顔を真っ赤にして背中に飛び乗って来る。酒臭ッ!!えっ!酒飲んでんの?
「なぁ翔?私には無いのかぁ?手土産ぇ?」
「ん?まぁ、あるにはあるぞ?」
魔理沙を背負ったまま屈みキャリーケースから古本を取り出して魔理沙に手渡す。蔵から見つけた物だがこっちでは値打ち物だろうと思い持ってきた物だが…受け取った魔理沙の顔がみるみる驚きの表情に変わっていく
「ちょ……これ……おい、パチュリー!これ見てみろよ!」
「何よ騒がしいわね……ってそれ!」
「何だ?そんなに珍しい物だったのか?」
あまりにもリアクションが大きかったので気になってノーレッジさんに聞いてみるが……いきなり俺の両腕を掴み激しく揺らして来る。痛でででででで!!まだ痛み引いてないから!そんなに強く掴まないで!
「貴方!あれ何処から持って来たの!しかもよりにもよって魔理沙に渡すなんて!!」
「そっ、そんなに珍しいもんなのか?!」
「珍しいってレベルじゃ無いわよ!あれはネクロノミコンの原本……アル・アジフよ!!それを何で貴方が持っていたの!!」
段々力が強くなり体がミシミシと悲鳴を上げ始める、ああ今日が命日か…そう思いながら酒の匂いにでも当てられたのか俺は眠る様に気を失った
・腕挫十字固(うでひしぎじゅうじがため)
格闘技でよく見る関節技。アニメでもよく見ると思う
・アル・アジフ
皆さんご存知(?)ネクロノミコンの原本。持っていると碌なことに会わないらしい
・俺は嫌われていない……はず
元ネタは鬼滅の刃の富岡さんのセリフ。作者は余り鬼滅は見ていないがおねショタ義勇なら知っている
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