推しの子の異母兄   作:もこもこ@

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013 B小町

 

(うっわ、すごいカッコ)

 

 劇団ララライにやってきたB小町のメンバーは地下アイドル上がりであったが誰もが輝いていた。

 アイドル未満のチープさはなく、誰もがアイドルらしい輝きを持っている。

 

 アニメではなんとなくモブっぽさがあった気がするがこうしてみると顔は小さいし腰の位置高いし、輝いている。

 

 作中ではアイのバックダンサーとされていた。

 だが、逆に考えることもできるのではないだろうか。

 

【アイのバックダンサーが務まる人材である】、と。

 

 

 新生B小町を思い出してほしい。

 覚醒ルビーだ。

 

 憧れのゴロー先生が死んでいる……無念の中死んだであろうことを知ったルビーは黒い星の瞳を輝かせるようになった。

 そして出奔していた元社長の斎藤氏のバックアップを受け激しく輝いた。

 それこそ二人の仲間の光が輝きで覆い隠されてしまうほどに。

 あのときの新生B小町はアイのいるB小町に近い……と言えるかもしれない。

 

 そんな新生B小町のカナちゃんもMEMもそれこそ他のアイドルグループでセンターをやれるほどの人材であると言われていたのだ。

 ルビーとアイに魅力の差がどのくらいあるかはわからない。

 だが、アイを見出した斎藤社長の目は確かで、B小町のメンバーも決して魅力がないわけではないのだ。

 なにせあのさりなちゃんの推しであることであるし。

 

 

 ……とはいえ、アイドルとして身を固くしていたなかで指導とはいえ、かなり近い距離で接している顔のいい役者たちにちょっと気持ちが緩んでいるようである。なんか全員キャイキャイしてる。

 そんな中、最後に遅れてやってきたのがアイである。

 

 休日の普段着と言っていいようなよれたジャンバーとか羽織っている。

 値段で選んだんだろうな、というような量販店のTシャツや目元が隠れるキャップ。

 斎藤社長がアイを勧誘したときの格好と同レベル。

 いや、その頃から変わらず使ってますと言わんばかりの使い古しの経年劣化がよく見える感じである。

 

 うわださ。

 

 これが最初の印象である。一番星のアイドルちょーださい。

 最低限の清潔さはかろうじて感じさせるがほんと最低限である。

 

 うーん、テレビとかで見たときはちゃんとアイドルだったのに……。

 これがオフでがっかりする芸能人ってやつか……。

 

 輝きとは? という感じである。

 

 ただ、どこか琴線でも触れたのか、それともただたんに担当に割り当てられたのか、どこかカミキヒカルは熱心そうにアイに教え始めた。

 どことなく一歩前のめりである。

 顔もよく見れば少し上気であり、目の光には興奮が見える。

 

 しかし、本人はと言えばめんどくさそうにすべてを受け流している。

 

 アイの態度と浮つくアイドルと役者たち。これがララライのワークショップが『失敗だった』と判断された原因だろうか。

 そもそもアイとカミキ、よくこんなのでうまく行ったな。

 

 




疫病神ちゃんが「私を早くおギャバブランドに返してー!!」っていうシーンが楽しみです。

しかし、アイが抱えていた怒りかあ。怒りというか思いとおりにならない憤りみたいな感じなきもしますね。愛は手に入らないのに、周りとの仲も悪くなるし、嘘をつく相手ばかりが増えていって、愛が手に入る未来が見えてこない……。
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