ホロライブラバーズ実況プレイ ~復讐と愛を選択する恋愛SLG~(MOD導入プレイ) R   作:アズール

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戦闘くっそ長いので初投稿です


第6節 入学式(バトルロワイヤル1)

 

 ──ここは…ッ!…モルガン!出てきてくれ!

 

 

 

 

 

 気が付くと、当たりは森のような、木が生い茂ったところにいる。魔切は、辺りに誰もいないか、確認してから、モルガン…己のサーヴァントの安否を確認した。

 

 

 

 

 

【大体の事情は確認してます。それでは。どうしますか?私はこのまま現界しておきますか?】

 

 

 

 

 

 モルガンからの問いかけに、少し考える。少し時間が経ち、口を開く。

 

 

 

 

 

 ──そうだな。取りあえず、霊体になっておいてくれ。ある程度なら戦えるから。

 

 

 

 そう伝えると、モルガンは霊体化をした。少し時間が経ってから再びアナウンスが流れてきた。

 

 

 

 

124人すべてのサーヴァントを確認した。これより第1回【聖杯学園】1年生の部を始める。さぁ、殺しあってください。全ては悲願のために…

 

 

 

 

 そのアナウンスを聞いた魔切は苦虫を潰した顔をする。そして吐き捨てるように呟いた。

 

 

 

 ──悲願のため…か。それは、彼らに対する侮辱にしかならないよ。…彼らは誇りを持って戦っていたというのに。

 

 

 

 そう言うと霊体化をしたモルガンから念話が届く。 

 

 

 

【隠れて漁夫を狙うのも構いませんが、それよりは殲滅を狙った方が早いかもしれません。…幸い、強そうな者達は10名ほどしか存在していません。私達で蹂躙しましょう。】

 

 

 ───…あはは…流石はモルガンだね…

 

 

 やけに好戦的なモルガンに苦笑いをしつつ、その意見を一部賛同する。

 

 

 ──モルガン。君は切り札なんだ。俺だけで戦うよ。大丈夫。ある程度は戦えるから。

 

 

 

 魔切がそう言うと、不服そうな声をしつつ、モルガンが答える。 

 

 

 

【…分かりました。それでは私は霊体になっておきます。御武運を。マスター…我が夫。】

 

 

 念話が終わると、少し恥ずかしそうに魔切は呟く 

 

 

 ──いつも思うけど…夫ってなんか恥ずかしいよな…でも決めたんだ。必ず勝って、皆を解放するって…だから、使わせて貰うね。あの技を。

 

 

 

 決意を固め、敵を探そうとすると、不意に木陰から飛び出してくる存在がいた。 

 

 

 

「そこだ!」

 

 

 

 

 その声が聴こえたと同時に魔切はその場から飛んで離れる。その直後、ドゴォ!という轟音と共に土煙が立つ。土煙が晴れると、そこにはピエロのような姿をした少女がいた。

 

 

 

 ──ッ!危ないな…誰だ!俺は七夜魔切!始めに名乗ったから答えて貰うぞ!

 

 

 

 魔切は回避したと同時に襲撃者へ名前を名乗る。すると、ピエロの少女は頭を掻きながら困ったように語りかける。

 

 

 

「えー?普通はここで先に名乗るものだよ?って言おうと思ったのに!まぁ、いいよ。名乗ってあげる。尾丸ポルカだよ。よろしく。ということで始めようよ!爆砕(ばくさい)ロック!裂旋(れっせん)ダブルスマッシュ!獅吼滅龍(しこうめつりゅう)フラッシュ!」

 

 

 

 襲撃者…尾丸ポルカは名乗ったと同時に再び攻撃する。身の丈程の大きなハンマーを素早く振り回し、技を決めてくる。魔切はそれに翻弄される。

 

 

 

 ──クッ!ハンマーなのになんて振りの速さ…なら!アッパープライス!アリエル・ガーデ!

 

 

 魔切は武器を変え、同じハンマーで応戦する。それを見たポルカは少し目を見開きながら少し笑みを浮かべる。

 

 

「へぇ…そっちも搥を使うんだ…面白いね!ほら!ぶっ飛べ!究極神殺(きゅうきょくしんさつ)デストロイ!…ってうわぁ!」

 

 

 技を繰り出そうとしたポルカは、足元の石に気づかずに転んでしまう。魔切はそれに巻き込まれかけながら回避する。

 

 

 ──うおっ!危ないな…って大丈夫か?

 

 

 回避したものの相手の心配で追撃しない魔切。起き上がるまで武器を構えたままの状態でポルカを見る。ポルカは少し照れたような顔をしつつ起き上がる。同時に疑問を魔切に投げ掛ける。

 

 

「いった~。…油断して追撃してこないね。甘いのかな?それとも…わざと?」

 

 

 そう問いかけると、少し笑みを浮かべながら魔切は答える 

 

 

 ──正々堂々がお望みだと思って。だから待った。…甘いのは自覚してるよ。

 

 

 そう答えると、ポルカはニヤッと笑いながら武器を構え…詠唱を始める。 

 

 

 

「へぇ、なら!"はじけて!"『アクアスプリット』!」

 

 

 

 発動が早く、詠唱の節も短かったため、意表をつかれ、反応に遅れてしまった魔切はそのまま魔術を喰らってしまう。 

 

 

 

 ──魔術!?グッ!それなら…"癒しよ"『ファーストエイド』!"雷雲よ、我が刃となりて敵を貫け"『サンダーブレード』!

 

 

 魔切は癒しの魔術で一旦回復してからそのまま雷の上級魔術へ繋げ、ポルカにめがけ放つポルカは追撃しようと距離を詰めていたが、術が見えたタイミングで後退する。 

 

 

「危なッ!そっちも魔術使うなんて…面白いね!」

 

 

 

 意外だったのか、好戦的な笑みを浮かべながら構え直すポルカ。魔切も態勢を整え、お互いが フラットな状態になった時に、魔切が呟くように言う。

 

 

 ──そろそろ、終らせよう… 

 

 

「そうだね。次で終わり。」

 

 

 

 魔切の言葉に同調するように返し、緊迫した空気が2人の空間に漂っている。数秒後…あるいはもっとかかっているかもしれない。2人は同時に地を蹴り駆ける。お互いの全力の一撃が同時に繰り出される。

 

 

 

 

 ──…ファンドル・グランデ!   「魔王猛襲(まおうもうしゅう)ライズ!」

 

 

 

 激しい轟音と共に土煙が舞い、晴れる頃には魔切が動けなくなったポルカに武器を突き付けた状態になっていた。

 

 

 

「…私の敗けだね。リタイアするよ。…また、戦ってね?」

 

 

 

 潔く敗けを認めリタイアするポルカ。魔切は警戒は解かずにそのまま優しく語りかける。

 

 

 

 ──次はサーヴァントアリでか?

 

 

 

 

「そうだね。それも面白いかも?」

 

 

 

 

 魔切は冗談のつもりで言ったが、 ポルカは笑いながらどっち付かずの返答をし、身体が粒子状になり消えて行く。

 

 

 

 ──(退場は粒子となって消えるのか。さて後どれだけ…12人!?早くないか!?)

 

 

 

 改めて何人残っているか確認だけすると、自分を除き残り12人まで減っていた。予想以上のヘリの早さに困惑する魔切。ここで狙ったかのようにアナウンスが入る。 

 

 

 

一年でサーヴァントが残っている生徒は13名ですか。まぁ、この程度なら想定の範囲内ですね。では、残りの皆さんも頑張ってください。

 

 

 

 アナウンスがされると、睨み付けるようにアナウンスをしてきた人物が居るであろう場所へ視線を送りつつ、森を駆ける。 

 

 

 

 ──次へ急ぐぞ。ラミィやノエル、フレアが心配だ。3人とも強いから大丈夫だと思うが…

 

 

 

 暫く森を駆けていると通りすぎようとしたところで声をかけられる。一旦、立ち止まり、辺りを見回すと、木の後ろから2つ人影が現れる。

 

 

 

「ねぇ…そこの兄さん!少し僕たちに付き合ってよ。」

 

 

「こーね達の…経験値になって欲しいんだ。」

 

 

 

 その2人の姿を視認すると、魔切は内心で打開策を考えつつ、あえて口では弱音を吐く。 

 

 

 ──まじか、2対1か、辛いな…(2対1…相手はおそらく相当コンビネーションがいい…そう考えるとかなり不味いなぁ…逃げ道でも探しておくか?)

 

 

 魔切がそう呟くと猫の獣人の方がニヤニヤしながら話す。

 

 

 

「別に、僕達にサーヴァントを使ってもいいんだよ?それで勝てるならね。」

 

 

 

「こーね達のコンビに勝てるならそのままでもいいよ。」

 

 

 

 ──参ったな。どうしたものか…(モルガンをここで出すとおそらく終盤で対策が取られて実質1人で戦うリスクがあると…ここは1人で何とかするか…?)

 

 

 

 そう思いつつも武器を構える。ハンマーでは分が悪いと思ったが、武器を持ち替える時間はないと判断し、そのまま構える。

 

 

 ──…(少し、不味いな…流石に2対1は厳しいものがある…搥での攻撃は隙が大きいからあまり攻めにいけないな…)

 

 

 と相手の出方を見つつ打開策を考える。一方、2人の獣人はまだ会話をしている。猫の獣人の方が犬の獣人の方へ話しかける。

 

 

 

「ねぇ、ころさん。多分この人、めちゃくちゃ強いよ。色々考えてるけど隙がないし、オマケに複数の武器を持ってると思う。どう攻める?」

 

 

 

「勿論!こーねとおかゆのコンビネーションで翻弄しながらだよ。それで大丈夫!」

 

 

 

「うーん、相変わらずだね。ころさん。取りあえず、行こっか。」

 

 

 ──…(見破られた…?それに敵を前にこれだけの雑談…なるほど、どれだけ戦ったか知らないが、相当余裕があるな…) 

 

 

 一見、緊張感を感じさせない雑談に見えるが、猫の獣人の方は相手の内包する技術や能力を見破る力があり、侮れないと魔切は判断する。犬の獣人の方は逆に手の内を一切見せておらず未知数でもあるとも判断し、警戒を強める。

 

 

 

「後ろ貰うよ!三散華(さざんか)双撞掌底破(そうどうしょうていは)崩竜武双脚(ほうりゅうぶそうきゃく)!」

 

 

 ───なんだとッ!?

 

 

 油断をしていたわけでもなく、急に背後へ現れる猫の獣人。背後というのはかなりの無防備でまともに攻撃を受けてしまう。

 

 

「正面から!アサルトダンス!ハイアーザンスカイ!"穿て旋風"『ウィンドランス』!」

 

 

 

 ───うおおぉ!?

 

 

 

 そして、相手は1人ではなく、相手は2人組。背後に気を取られ反撃をしようと身体を反転しかけたその時。正面からも追撃が迫る。背後と正面の挟みうち。たまらず悲鳴をあげる魔切。好機と見た二人は呼吸を合わせて技をくりだす。

 

 

 

 

「いくよ!おかゆ!」    「分かったよ。ころさん!」

 

 

 

 

 

 

絶風刃(ぜっぷうじん)!」」

 

 

 

 

 

 

 

 ──ッ!(マトモに戦えない…前といつの間にか後ろにいるあの子をどうにかしない限り…倒せない。)

 

 

 

 2人で放つ技…『共鳴術技(リンクアーツ)』が魔切を襲い、かなりのダメージを貰ってしまった魔切。しかし人数的にも不利を感じ、打開策を開けないと判断し、心の中で焦燥する。すると、猫の獣人の方がこちらへ笑いながら声をかけてくる。

 

 

 

「どうしたの?お兄さん。そんなんじゃ、僕達に勝てないよ?」

 

 

 

 ──1人で手一杯なのに2人もいたら手が出しにくいよ…

 

 

 

「でも、会話する余裕はあるんだね?」

 

 

 

 ──まぁね。そりゃ…これしかないからね?アリエル・ガーデ!

 

 

 小馬鹿にするように挑発する猫の獣人。魔切はそれをのらりくらりと答え、油断を誘う。そして再び気配を後ろに感じた時に魔切は後方にも当たる技を繰り出す。油断をしている相手はそれをまともに受けてしまう。

 

 

 

「ッ!?うっ…しまった…喰らっちゃった…」

 

 

 

「おかゆッ!コンディムネイション!」

 

 

 

 軽く気絶状態になってしまった猫の獣人。それを見た犬の獣人の方は怒りを露にしながら突っ込む。魔切はそれを冷静に回避し武器を替える。

 

 

 

 ──当たるかッ!フッ(双銃)ゼロディバイド!

 

 

 

 猫の獣人の方も巻き込む形で技を放ち、距離を取る。 

 

 

 

「「うわぁ!」」

 

 

 

 

 そして技を受けるも軽傷な2人。それを見て少し頭を抱えてしまう魔切。

 

 

 

 ──さて、どうするか…。

 

 

 一方、獣人コンビは未だに楽しそうに相手を見つめる

 

 

 

 

「ころさん。これは楽しめそうだね?」

 

 

 

「おかゆ…もういいよね?出しちゃっても。」

 

 

 

「仕方ないね。あのお兄さん。強いから。」

 

 

 

 

 2人がその様な会話をすると、犬の獣人の方から強力な魔力を放つ。そしてその魔力が形となって現れる。

 

 

「じゃあいくよ!イフリート!」

 

 

『イフリート』1度は聞いたことがある人が多いであろう火の精霊。炎を纒い、屈強な肉体をしている所々に鎧のような装飾を持っており、武者のような風貌をしている。高密度な魔力を感じ、魔切も動揺を隠せない。

 

 

 ──精霊!?しかもかなりの上位!

 

 

 

「やっちゃえ!」

 

 拳を振り上げつつこちらへその拳を奮おうとするイフリート。上位種の存在にまともな思考が出来ず、逃げるのが遅れてしまった魔切。

 

 

 ──(不味いッ!このままだとッ!脱落するッ!)

 

 

 脱落を覚悟したその時─── 

 

 

 

 

 

 

 

「お願いします!セルシウス!」

 

 

 遠くから聴いたことのある声と共に辺りに冷気が漂う。しかしその冷気は魔切自身ではなく目の前の精霊へ繰り出された。

 

 

 

「ええ!?他の精霊!?」

 

 

 

 ──…なに?その声は!

 

 

 犬の獣人の方はまさか他の精霊がいると思わず驚愕し、魔切は聴いたことのある声に聴こえた方向へ視線を向ける。 

 

 

 

「すいません!助太刀。少し遅くなりました!」

 

 

 その視線の先には、少し前に知り合い、共に戦った存在……雪花ラミィが居た。側に青い肌で少女のような見た目をしているものの目から見える情報から精霊だと判断する。おそらく氷の精霊…『セルシウス』だと理解する。

 

 

 

 ──ラミィ!無事だったのか!

 

 

 

「はい、何とか。私にもこの"セルシウス"がいるので、これで2対2ですね。」

 

 

 

 ──助かる。さて、これでようやく互角に戦えるな…!

 

 

 

 ラミィと合流し、協力出来ることに安堵し、再び獣人コンビに視線を向け、仕切り直し状態になった。

 

 

 

 雪花ラミィがパーティーに参加しました。

 

 

 

「あちゃぁ…アッチに人が増えちゃったよ?どうする?ころさん。」

 

 

 

「問題ないよ。おかゆと二人なら。」

 

 

 

「そっか…なら行こう!」

 

 

 2人は人数が増えたものの問題ないと判断し、再び構え直す。

 

 

 ──来るぞっ!

 

 

 

「魔切さん合わせて下さい!"氷結せし刃…」

 

 

 

「させないっ!」 

 

 

 

 ─それは此方のセリフだ!タイドバレット!ロクスウィング!

 

 

 

 

 動く前に仕掛けないと危ないと判断し、ラミィは詠唱を開始する。それを見てラミィの方へ背後に立つもの、ラミィの詠唱を邪魔されないように2人同時に抑えるために銃で牽制する魔切。怯んだと同時に追撃を仕掛けようと猫の獣人へ駆ける

 

 

「わぁ!?こっちにもきた!?」「あぶなっ!1度戻るね!」

 

 

 

「"…鋭く空を駆け抜ける"『フリーズランサー』ッ!」

 

 

 

「いったぁ!?」「しまった!?」

 

 

 

 1度撤退する猫の獣人…しかし、それは魔切の罠だった。戻った先…犬の獣人の方へ、魔術が放たれる。それを見てモロに受けてしまう2人。それを見て魔切は2人に対して先程のお返しで技を放つ。

 

 

 

 

 

 ──合わせてくれ!    「はい!」

 

 

 

 

「「ベルベティスラッシュ!」」

 

 

 

 

 氷の刃で魔切と共に繰り出す絶風刃を技術のみで繰り出す『共鳴術技』。猫の獣人に繰り出されたそれは身動きが取れなくなるには充分な火力であった。

 

 

 

 

「うぅ、…ごめん。ころさん。マトモに喰らっちゃった。」

 

 

 

 

「おかゆ!わぁ!」

 

 

 

 

 猫の獣人の方へ近づこうとした犬の獣人。しかし、それをさせまいと魔切が発砲。かろうじて躱せたものの連携が取れなくなり劣勢になってしまった獣人コンビ。

 

 

 

 

「連携が崩れました!今です!」

 

 

 

 ──ああ、分かった。トドメは任せた!"響け稲妻"『ライトニング』!

 

 

 

 魔切が詠唱を始めると同時に猫の獣人の方へ駆ける犬の獣人。ラミィは魔切の方へ近付けさせないように警戒しながら待機をしている。詠唱が終わったと同時に相手も建て直すがすぐに両方とも動けずにまともに雷撃を受けてしまう。 

 

 

 

 

「「うっ!」」

 

 

 

「いえ、一緒にやりましょう!」

 

 

 

 

 予想外のその言葉に一瞬驚くものの直ぐに気を引き締め聞き返す魔切。

 

 

 

 

 ──あれをやるのか?

 

 

 

「はい、折角考えたので!」

 

 

 

 と笑顔で答えるラミィ。それを見て魔切も覚悟を決め、構える。

 

 

 

 ─分かった。はあっ!いくぞ!スタビリィエイム!

 

 

 

「いきます!"氷神の覇気に天凍え、海氷結す"『アブソリュート・コア』!」

 

 

 

 同時にオーバーリミッツ状態になり動けなくなった2人に追撃をする。そして、トドメを刺すために2人は協力して秘技義を放つ。

 

 

 

 ──トドメは!    「一緒に!」

 

 

 

 ゆったりと魔切の方へ歩くラミィ手には氷で作られた花束がある。その姿はまるで結婚式を彷彿とさせるようなシチュエーション。魔切はラミィが正面に立つとと神父が誓いを確認するような口調で目を閉じながら声をかける。

 

 

 

 ─貴方は永遠の勝利を誓いますか…?

 

 

 

「…誓います。」

 

 

 それは、2人の永遠…とかではなく、勝利の宣誓をするラミィその言葉を聞いた魔切は目を見開き高らかに声をあげる。

 

 

 

 ──よろしい、では…御見舞いしてやれ!

 

 

 

「はい!この、勝利を花束を!受け取って!貴方達へは…敗北の献花になりますけど!…凍てついて、世界よ…!」

 

 

 

 ラミィは振り向きつつ、手元にある花束を投げ、投げられた花束は、獣人コンビの前に落ちる。その落ちた所から周りを凍らせながら大きな花束が出来上がる。

 

 

 ──さようなら、お休み…ッ!

 

 

鎮魂の花束を貴方に(レクイエム・ブーケトス)!』

 

 

 そして、魔切が花束へ向けて銃を放つ。銃弾が花束を貫き、一気に砕け散り、キラキラと輝かせながら勝利を祝福するかのように魔切とラミィのもとに降り注ぐ『共鳴秘奥義』。

 

 

 

 

 

「ごめんね…ころさん。勝てなかったよ…」

 

 

 

「おかゆ…ごめん。負けちゃった…」

 

 

 それに耐えられなかった2人は戦闘不能になってしまう。

 

 

「勝利のポーズ!ほら、魔切さんも!」 ──いえーい?

 

 

 ラミィと魔切は各々ポーズを決めて勝ちを噛み締めた。

 

 

 

 

 

 

 

「あーあ、負けちゃった。楽しかったよ。また学園でね!」

 

 

 

 

 

「僕達も悔しいから。また挑戦するよ。それじゃあね。お兄さん達。」

 

 

 

 その言葉と共に粒子となって消える2人。それを見送りつつ、改めてラミィの方へ身体を向ける。 

 

 

 

 

 ──助かったよ。ラミィ。まさかバトロワなのに2人で手を組んで攻略してるとは…

 

 

 予想外だと頭を抱える魔切。ラミィはその疑問に対して答える

 

 

「別に組んではいけないとは言われてませんでしたから。おそらく、ノエルさん達も組んで動いていると思うので、探してみましょう。」

 

 

 

 ──分かった。それじゃあ…

 

 

 2人が探そうとしたその時。遠くの方から戦闘の轟音が響いてくる。魔切とラミィはそれに気づくとそちらへ視線を向ける。

 

 

 

 ──アッチで戦闘だ!

 

 

 

「行ってみましょう!」

 

 

 戦闘が行われている方へ2人は駆け出す。それを外野から見つめる視線があった。それは今回の入学式を行った人物のものであった。

 

 

 

 

残り8名…しかし、サーヴァントはいずれも13騎残っているので、まだ一年生は続けられそうですね。楽しませて下さい。

 

 

 

 

 

 その言葉と共に楽しそうに、嬉しそうに妖艶な顔を浮かべながら戦闘をじっと見つめていた。




次も長そうなので失踪します
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