ぼっちちゃんの彼氏はバスケ部エース   作:リーグロード

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最近は評価9の色が黄色になってきて、そろそろ本格的に赤になるのを目指して投稿頑張るかと思ってラノベ書ける本をネットでぽちったリーグロードです!
ちゃんと届いたその日に読み込んでいくので、それが影響して書けるスピードが上がったらなと思います。


喜多ちゃんご乱心!

 新年も明けて冬休みも終わり新学期になった。

 3学期のこの時期は学生は勉学に勤しむか、部活動で練習に励むか、あるいは全部放り捨てて遊び惚けるか。

 

 勿論、バイト三昧の学生もいるだろう。ここSTARRYでも結束バンドのメンバーががバイトに勤しんでいた。

 

「あっ、おはようございます」

「ぼっちちゃん、おはよう~!」

 

 先に到着して掃除をしていた虹夏ちゃんに挨拶すれば、彼女は手を止めて振り返ってくれた。ぼっちが頭を下げて近づいたところで、虹夏ちゃんは世間話を交えながら冬休みの出来事を尋ねてきた。

 

「ところでぼっちちゃんは冬休みどうだった?」

「え~っと、初詣に零士君と喜多ちゃんの3人で行ってきまして……」

「えっ!?なんで3人で?普通は零士君との2人きりのデートとかじゃないの?」

「うっ!……その、喜多ちゃんから初詣のお誘いがきて、零士君とも被っちゃったんですけど、ついうっかりというか夜中のテンションでどちらにもOK!の返信をしてしまいまして……」

「おいおい、ぼっちちゃん……」

 

 虹夏に「それはないわ~」という目で見られ、ぼっちは目をそらしてしまった。

 

「ところで、喜多ちゃんと一緒に来たの?」

「ああ、喜多ちゃんはこちらに……」

「ぼっ喜多ちゃん!?」

 

 ぼっちが指さした先には、床に座り込んで普段のぼっちみたく、のの字を書いて凹んでいる喜多ちゃんの姿があった。

 それを見た虹夏ちゃんが近づいて、喜多ちゃんに声をかける。

 

「お~い、どうした喜多ちゃん?ぼっちちゃんみたく落ち込んじゃって~?」

 

 気晴らしを兼ねて励ますつもりで喜多ちゃんをからかったら、彼女はジトっとした目でこちらを見返し、ゆっくり立ち上がってイソスタに「もうマジで無理、病む」と投稿した後、ちょっぴり気が晴れたのか少しずつ話し始めた。

 どうも、最近リョウがアルバイトに来ないことで悩んでいるらしい。

 

「そうだね。確かに、最近リョウの奴来てないけど、どうせいつものなまけ癖が出たんじゃない?」

「そんな!?いつものリョウ先輩ならそろそろお腹が減って私かひとりちゃんにご飯を奢ってもらうために出勤してくるはずです!!」

「あ~、うん。喜多ちゃんが最近リョウをどういう目で見ているかよ~く分かったよ」

 

 喜多ちゃんのこの一年で変わったリョウへの扱いに、虹夏も苦笑いだ。

 だけど、確かに喜多ちゃんの言う通り、あのリョウならそろそろお腹が減って誰かに食事をねだりにバイトに来るはずだ。

 それにここSTARRYのバイトだけじゃなくて、学校にも来ていない事を考えると、そろそろ本格的に心配した方がいいかもしれない。

 一応、ロインは送ってみてはいるけれども、一向に連絡が返ってこない。その事につい不安になって学校にも最近来ていないことを漏らしてしまう。

 

「イヤ────ーッ!!!!それは絶対に恋!!男が出来たのよぉぉぉ!!!」

 

 顔が劇画風に変容した喜多ちゃんが止まることなく、叫び出す。

 

「そうよ、きっと悪い男が手を出してきたのよ!!!ここ最近のひとりちゃんと彼氏さんのイチャラブっぷりを間近で見続けてしまったが為に、判断を誤ってしまったのよ!!」

「喜多ちゃん落ち着いて!」

「これが落ち着いていられますか!!まだひとりちゃんの彼氏さんみたいな完璧なスパダリ人間ならいいですよ!でも、学校にも来ていないってことは!?それはつまり、束縛系かいけない大人過ぎる遊びを教えるクズ男の可能性大じゃないですか!!!」

「いや、流石にリョウに限ってそれはないと思うけど」

 

 喜多ちゃんの暴走に、虹夏は冷静にツッコミを入れる。

 されど、ここまで言われると頭の片隅にちょっとあるかもしれないと一抹の不安が起こる。

 

 ちなみに、ここまで黙っているひとりは自分が原因だと言われて自責の念で白装束に着替えて腹切り武田信玄の準備をしていた。

 

「この度は私のせいでご迷惑をおかけして申し訳ありません。謝罪としてこの腹切らせてもらいます!」

「ちょ~~!!ひとりちゃん、一旦落ち着こうか!!あとその白装束にはいつ着替えたの?」

 

 切腹しようとするひとりを虹夏が慌てて止める。

 そんな感じで大騒ぎしていても埒が明かないので、元凶であるリョウの家に突撃をかますことに決定した。

 リョウの家の前に着いた虹夏達がインターホンを押そうとすると、門前から庭でなんちゃってキャンプしているリョウを喜多ちゃんが発見する。

 男の趣味か!?と喜多ちゃんが内心でショックを受けつつも、リョウを問いただす。

 

「どうしちゃったんですか、リョウ先輩!?STARRYにも来ないし、学校にも行ってないそうじゃないですか!?まさか、やっぱり男なんですか!?ダメですよ!せめてひとりちゃんの彼氏さんぐらいのイケメン力を保有するスパダリじゃないと私は認めません!!」

「はぁ?男ってなんの話?ってか、なんで郁代が認めなきゃダメなことになってんの?」

 

 本気で訳が分からないといった顔でキョトンとするリョウ。

 結果、喜多ちゃんの的外れな勘違いは普通にリョウからのお説教で解決し、ひとりも自分が原因でないと分かってこっそり安堵の息を吐く。

 

 その後、作曲作りのスランプに悩まされていたリョウだが、結束バンドのその場のノリと勢いで奏でた演奏でスランプを見事吹き飛ばした。

 その次の日、ちゃんとデモ審査用の曲を完成させたリョウがちゃんとバイトをしにやって来た。

 本当にちゃんと来るか不安だったが、これで安心してバイトが出来ると、虹夏も胸をなでおろした。

 ただ、ここ数日無断欠勤をしていたリョウは店長の星歌からお仕置きを受けて食らってしまい、プルプルとチワワみたいになってその日は働いたのだった。

 




今回は零士君は未登場なので短めです。次回は㎹回ですけど、零士君はバンドのメンバーじゃないから登場させるべきか否かを判断中です。
もしよろしければ、感想でも意見くれたら嬉しいです。


あと、前にアンケートでやったBSSの小説を書くってやつ、実は感想でもそこそこ書いてみたいなコメントが多かったので、本編が進まない時に息抜きで書いてたら3000文字を突破しました。
構成的に1万文字を超えるので3分の1程度ぐらいしかできてないですけど、これからも息抜きで書いていって完成したらもしかしたら投稿するかもです。
その時は気軽に読んでください。あとアンケートが無駄になるかもなんで、答えてくれた人には謝罪をします。(´・д・`)ごめんなさい・・。
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