第三夜 学校
立川 「もうそろそろ待ち合わせ時間か…」
佳音 「お待たせ~」
立川 「話って、何かあった?」
佳音 「君に言わなきゃいけないことがあるの…言おうか悩んでたけどねw」
立川 「言わなきゃいけないこと…?」
佳音 「私ね…南野高校の1年なのw」
立川 「俺と同じ高校?!!」
佳音 「そ。」
立川 「ちなみに何組…?俺は三組だけど…」
佳音 「二組だよ」
立川 「えっ…ちょ…ってことは今井 佳音?!」
佳音 「なに名字知ってるのよw」
立川 「いや…最近学年でかのんの事の噂が広まってるというかあるんだよね」
佳音 「えっ、教えて、どんな事?」
立川 「あんま女子との関係ないから男子の間で聞いてるのだと、」
佳音 「うん」
立川 「めっちゃカワイイとかスタイルいいとか」
佳音 「ほんと男子ってバカだねぇ」
立川 「見た目がよければどうでもいいって人は多いと思うよ」
佳音 「んー…悪い噂じゃないからいいけどね」
立川 「あれさ、なんでかのんって学校来ないの?」
佳音 「髪の色で幼稚園の時から差別されていじめられてたんだよね…だから学校に行きづらい」
立川 「あ…傷を広げるようなこと聞いたわ…ごめん」
立川(心の声) 『ぜってぇー嫌われたわ…』
佳音 「大丈夫だよww」
立川 「バイトは少しでも人と関わりたいからとか差別される恐怖をなくしたいから始めたとか?」
佳音 「君、勘が鋭いね~」
立川 「んー、学校、一緒に行こうよ?」
佳音 「え?」
立川(心の声) 『いやさすがに唐突すぎるだろ…』
佳音 「……」
立川(心の声) 『沈黙の時間…』
佳音 「学校行ったって差別されるだけだしヤダ…」
立川 「かのんは何回高校に行った?」
佳音 「入学式の一回。その時は髪を染めてたけどね」
立川(心の声) 『ってことは唯一佳音の本当の姿を知ってるのは学校で俺だけ?!』
立川 「みんな本当のかのんの姿を見たいんじゃないかな?」
佳音 「んー、少し時間くれない?」
立川 「分かった…」
佳音 「んじゃまた今度ー」
立川 「じゃーね」
***
立川(心の声) 『あれから1週間か…嫌われたな…俺』
ピンポーン(インターホン)
立川 「はーい」
佳音(インターホン越し) «よっ»
立川 「えっ…えぇえ?!!!!!!」
佳音(インターホン越し) «取り合えずドア開けて対面で話そうよ、こっちから顔見えないしw»
立川 「うん…」
立川(心の声) 『なんで家知ってるんだろ……』
立川は玄関へ行き、ドアを開けた。
佳音 「なに驚いてんの?」
立川 「い、いやだって、俺の家に急に来たから?(汗)」
佳音 「あーね」
立川 「ってかなんで俺の家知ってるの?!」
佳音 「んー、前に通ったら君が家に入る姿を見たからかな」
立川 「そゆことね…まああがりなよ」
佳音 「親は?」
立川 「共働きでいないしひとりっ子だから兄弟もいないよ」
佳音 「変なこと考えてるんじゃないでしようね?」
立川 「?変な事って?」
佳音 「例えば…………」
立川 「?」
佳音 「………エッチな事とかさ…………(照)」
立川 「考えてる訳ねぇだろ!!!」
佳音 「あーー、もうっ…こういう事女子に言わせるとかほんっと最低」
立川 「ごめんごめん(汗)」
佳音 「ごめんは一回!!!もう帰る!!!来て損した!!!!」
立川 「ごめん……」
体を道路の方に向け、佳音は立ち去ろうとした。
佳音 「あ…明日、君と一緒に学校行くことにしたから」
立川 「え?」
佳音 「明日の7時40分にここ来るから、準備しといて」
立川 「分かった……」
佳音は足早に去った。
佳音(心の声) 『ったく…バカ………なんで帰るなんて言ったのよ…』
もう気付いた人も多いと思いますね~、佳音が立川にどんな想いを持っているのか。私の口からははっきりとは言えませんが分かりやすく本文書いたつもりですw
地味に2人は出会ってから九日目でこの関係性なんですよね……早すぎたと自分でも思ってるのですが青春はいろいろあるのでこのスピードでもいいかなとも思ってます。
次話はついに2人で学校に登校?!お楽しみに~