もう1人の大人   作:KV-1S

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更新が遅れ大変申し訳ありませんでした(網焼き土下座)

次の話はここまで遅れないように気を付けます。



大まかな今までのあらすじ

突然キヴォトスに先生が呼ばれたよ

ユウカ達と会ったよ

シャーレ行こうとしたらテロ起きてるよ

楯無が来たよ、楯無手を貸すよ

囮になって大量の不良捌くよ

ちょっとキャラが立ちすぎてオリジナル生徒が2人誕生したよ

帰ろうとしたらクルセイダー出てきたよデデドン!(絶望)

いきなりぶっぱなしてきたよ←イマココ


シャーレ奪還

 

 

 

 

先生とユウカ達は、シャーレまで後少しの所まで迫っていた。

 

 

ユウカ「もうシャーレの部室は目の前よ!」

 

 

先生"皆、あと少しだけど、油断せずに進もう!"

 

 

一同「了解(しました!)」

 

 

リン『先生、この騒ぎを巻き起こした生徒の正体が判明しました』

 

 

先生"主犯?"

 

 

リン『はい、今回の騒動の主犯はワカモ。百鬼夜行連合学院で停学になった後、今回の騒動で今日正規を脱獄した生徒です。』

 

 

リン『似たような前科がいくつもある危険な人物なので、気を付けてください。』

 

 

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

 

 

ワカモ「…あらら、連邦生徒会は来ていないみたいですね。」

 

 

ワカモ「フフッ、まぁ構いません。」

 

 

ワカモ「あの建物に何があるかは存じませんが、連邦生徒会が大事にしてる物と聞いてしまうと…壊さないと気が済みませんね。」

 

 

ワカモ「ああ…久しぶりのお楽しみになりそうです、ウフフフ♡」

 

 

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

 

 

不良「おらおら!どんどん撃ち込め!」

 

 

先生(数が多いな…… )

 

 

先生"ユウカ!電磁シールドはまだ使える?"

 

 

ユウカ「はい、使えます!」

 

 

先生"スズミはフラッシュバンを投げて!ユウカはシールドを起動して攻撃!ハスミはフラッシュを避けた子を狙って!"

 

 

ユウカ「分かりました!」

 

 

スズミのなげたフラッシュバンが、不良達の目の前で炸裂する。

 

 

不良「うっ、前が見えない!!」

 

 

不良「敵が目の前にいるってのに…!」

 

 

不良「くそっ、食らえ!」

 

 

目が潰れていない不良がユウカ達を撃とうと顔を出すが…

 

 

不良「ガッ!?」

 

 

ハスミ「させませんよ」

 

 

ハスミの狙撃により、撃つことは出来なかった

 

 

 

不良「ここのままじゃ守れない!」

 

 

 

 

 

カツカツカツ

 

 

 

 

 

 

 

 

 

不良達の背後に、謎の影が迫る。

 

 

 

 

ハスミ「………!騒動の中心人物を発見!対処します!」

 

 

ワカモ「フフ、連邦生徒会の子犬達が現れましたか。」

 

 

ワカモ(こちらの数が最初に比べるとかなり減って…?まぁいいでしょう)

 

 

ワカモは、自分の配下が異常に少ないことに疑問を抱いたが、すぐに思考を切りかえた。

 

 

不良「姉御!来てくれたんですか!」

 

 

先生"あの子がワカモ……他の子とは雰囲気が違うね…"

 

 

先生"でも、勝てない相手じゃない。皆、気合いを入れていくよ!"

 

 

ユウカ達「はい!」

 

 

そうして、先生率いるユウカ達はどんどん進軍していく。

 

 

 

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

 

 

一方、戦車と鉢合わせてしまった楯無

 

 

 

1度目の砲撃の爆風を受け吹き飛ばされた楯無は、即座に体勢を整えるが…

 

 

 

 

ドオオォォォォン!!!

 

 

 

 

 

楯無「くっ!?」

 

 

クルセイダーの二度目の砲撃が近くに着弾し、再び吹き飛ばされた。

 

 

楯無は吹き飛ばされながらも体勢を立て直し、瓦礫の山に隠れた。

 

 

楯無(2発目が早い…オートローダーか?しかし厄介だな、こっちは1発も食らえない…)

 

 

鍛錬により銃弾を数発耐えうる楯無でも、砲弾は耐えられない

 

 

楯無にとって、被弾は死を意味する。

 

 

楯無(まさか戦車が俺の方に来るとは…こんな時に限って、対戦車火器はライフル一丁のみ、手榴弾と爆薬はさっき使ったからな…)

 

 

楯無には現在、クルセイダーに大きな損傷を与えられるものを持っていなかった。

 

 

楯無(この装備じゃ撃破はほぼ不可能だ、どうにかして機動力を削いでから中の生徒を無力化するしか)

 

 

楯無はクルセイダー自体の撃破は不可能と結論づけ、クルセイダーの動きを止めて生徒を無力化する方法に切り替えた。

 

 

楯無「相手が突っ込んでくる子達だったら、駆動部を撃てるからまだ良かったんだがな…」

 

 

 

 

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

 

 

 

 

 

不良(以下砲手)「なぁ、あいつは私達と違って脆いんだろ?ならそんな警戒する必要ないんじゃねぇか?」

 

 

不良(以下車長)「だめだ、警戒は解くな。」

 

 

砲手「なんでだよ?」

 

 

車長「さっき先行していった奴ら、それがたった一人に負けた、それもヘイローもない大人に。」

 

 

車長「罠か人質か、或いはどちらもか。少なくとも奴は私達よりも総合的な戦闘力で見れば遥かに上……おそらく、戦闘経験も上だ。」

 

 

車長の少女はヘイローよりも楯無の戦闘経験、そして技術に目を向けていた。

 

 

車長「そんな相手に油断はできない、少しでも油断すれば倒されるのは私たちだ」

 

 

砲手「だがそうなると、ここで何もせずに待ち続けるのもまずいと思うぜ」

 

 

車長「ふむ…聞かせてくれ」

 

 

砲手「あいつが背負ってた銃、ありゃ対戦車ライフルだ。」

 

 

砲手というだけあって、彼女は目に優れていた。

 

 

先の砲撃時に楯無が対戦車ライフルを持っていることを確認していた。

 

 

砲手「このクルセイダー、装甲が抜かれることはないと思うが外の転輪や履帯は別だ。」

 

車長「万が一撃たれたらまともに動けない、ということか。」

 

 

砲手「それに、他の奴らが追い掛けていった時、少し離れた位置から正確に弾丸を銃に当てていたからな、ちょっとの隙でも確実に当ててくる。」

 

 

砲手「それに、向こうの防衛の人数が足りてない。向こうも指揮してるやつがかなりの手練って話だし、早く戻らないと、向こうが先に突破されるのも時間の問題だと思うぜ」

 

 

車長「損傷を最小限に留め、かつ早く仕留めなければならない…か」

 

 

車長「奴がいると思われる場所を砲撃、奴を炙りして…撃て」

 

車長は、予測範囲を砲撃する事で楯無を瓦礫の山から追い出し、出てきた所を狙い撃つことにした。

 

 

車長「だがある程度の弾は残しておけ。奴を倒したら次は向こうの援護だ。」

 

 

砲手「へいへい、全く忙しいねぇ……」

 

 

車長(さて、奴はどう出てくる…?)

 

 

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

 

視点は切り替わり楯無側はというと…

 

 

ドオオォォォォン!!!

 

 

楯無「厄介だな…」

 

 

再開された砲撃に晒されていた。

 

 

楯無(相手は俺の位置を正確には把握していない……これは俺を炙り出すための砲撃か)

 

 

楯無(だが、このままだと俺の居場所がバレるのも時間の問題……)

 

 

楯無の視界に、ある物が入った。

 

 

楯無「まずは、位置を分からなくさせてもらおうか」

 

 

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

 

 

砲手(あいつ、中々姿を見せないな…?)

 

 

一向に姿を表さない楯無に、砲手は焦りを感じ始めた。

 

 

砲手(はやく潰して、向こうに戻らねぇと…!)

 

 

その時、砲手が動く影を見つける。

 

 

砲手「(見つけた!)これで終わりだ!」

 

 

そしてその砲弾は、その影を正確に撃ち抜いた。

 

 

 

 

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

 

 

一方その頃、先生達は…

 

ワカモ(子犬、と思っていましたが、中々にやりますね…)

 

 

ワカモ(突破されるのは時間の問題でしょう……)

 

 

ワカモ(……しかし、あの方はいらっしゃらないのですね?こういう時は来ていそうなものですが……)

 

 

不良「姉御!どうしますか!」

 

 

ワカモ(来ていないのならばそれで構いませんが…ひとまず今回の目的を果たしに行くとしましょうか)

 

 

ワカモ「私はここまで、あとは任せます。」

 

 

不良「姉御!?」

 

 

そう言うとワカモは踵を返し、シャーレへと移動していった。

 

 

ユウカ「逃げた!?追うわよ!」

 

 

ハスミ「いいえ、生半可な行動をしてはなりません。私たちの目標は、あくまでもシャーレの奪還。」

 

 

ハスミ「このままシャーレのビルまで前進するべきです。」

 

 

追おうとするユウカを、ハスミが諭す。

 

 

ユウカ「……うん、まぁいいわ。あいつを追うのは私たちの役目じゃないってことね。」

 

 

チナツ「罠かもしれませんし……」

 

 

ハスミ「はい。建物の奪還を優先で、このまま引き続き進むとしましょう。」

 

 

先生"そうだね、このまま進もう!"

 

 

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

 

 

 

砲手「よし…!?」

 

 

砲手が撃ち抜いたのは、楯無ではなかった。

 

 

撃ち抜いたのは、消化器

 

 

砲手「クソっ!?囮か!」

 

 

普通なら見間違えることは無い

 

 

だが、砲撃により視界が不明瞭な上焦りも生じていた、間違えるのも無理はないだろう

 

 

楯無は、崩壊した建物にあった消化器を利用した

 

 

撃ち抜かれた消化器から飛び散った消火剤が、僅かな時間ではあるが、視界を遮る煙幕の役割を果たした

 

 

その僅かな時間さえあれば、移動することは容易である

 

 

砲手「あいつ、煙を使って移動しやがった…!」

 

 

楯無は、相手の予測範囲の外に出ることに成功した。

 

 

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

 

 

 

楯無「目が良いのが命取りだ……ってな」

 

 

楯無(ひとまず、戦車からは俺の居場所が分からないはずだ。)

 

 

楯無は煙幕を利用し、無人となった店へ滑り込んだ。

 

 

楯無(だがここからどうする?機動力を削ぐにしても、ライフルでやるのはリスクが高い、被弾したら死ぬ以上、それは避けたい。)

 

 

楯無「ふむ、ここは店か…使える物は無いだろうか………」

 

 

楯無が店の捜索を始める。

 

 

楯無「ふむ、これさえあれば…」

 

 

それは、とても細長い…しかし、とても丈夫なものだった。

 

楯無(これで、快速戦車ご自慢の足を封じてやるか)

 

 

そうして楯無はそれを持って店を出ると、戦車の死角を移動しつつ罠の準備を始めた。

 

 

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

 

 

先生率いるユウカ達は不良達を倒し、シャーレに到着した。

 

 

ユウカ「着いた!」

 

 

リン『シャーレ部室の奪還完了、私も、もうすぐ到着予定です。建物の地下で会いましょう。』

 

 

先生"向こうは大丈夫なの?"

 

 

チナツ 「先程楯無さんから連絡がありました『追っかけてきた不良達は片付けた』とのことです。」

 

 

スズミ「私達の心配は杞憂だったようですね。」

 

 

ユウカ「…あの人本当にヘイロー無いのよね?」

 

 

ユウカ「って、ちょっと待って、今更だけどなんであなた楯無さんの連絡先持ってるの?」

 

 

ユウカはチナツが楯無の連絡を受け取っていることに触れた

 

 

スズミ「言われてみれば、あの人が連絡先を交換している人は極わずかな人だけですし…」

 

 

ハスミ「確かに……お聞かせ願えますか?」

 

 

ユウカ、ハスミ、スズミの目線がチナツへと集まる。

 

 

チナツ「……」チラッ

 

 

チナツは、助けを求めるかのように先生の方を見る。

 

 

先生"私もちょっと気になるなぁ〜なんて……"

 

 

助けなどなかった、世界はどこまでも無情である。

 

 

チナツ「ハァ… 風紀委員会に協力していただく時があるので、その時に【連絡手段】として交換しました。」

 

 

ユウカ「うらや……そうだったのね、なら持ってるのも納得だわ。」

 

 

先生"…まぁ気を取り直して、ユウカ達はシャーレの入り口の警戒を頼めるかい?"

 

 

ユウカ「分かりました!ただ……」

 

 

ハスミ「シャーレのビル内部に敵が居ないとも限りません、ご注意を。」

 

 

先生"分かった、気をつけるよ。"

 

 

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

 

 

車長「奴を見つけたか!?」

 

 

砲手「いや、見当たらない!」

 

車長(見つからない以上、ここから離脱して向こうに戻るしかないか…!?)

 

 

車長と砲手の2人は、急いで楯無を探すも見つけられない。

 

 

ガァン!

 

 

車砲「ッ!?」

 

 

衝撃がクルセイダーを襲った。

 

 

衝撃のあった方向を見ると、楯無が対戦車ライフルを構えていた。

 

 

車長「姿を現したか!ここで仕留めるぞ!」

 

 

砲手「ぶちかましてやる!」

 

 

そうしてクルセイダーが楯無の方へ前進していく

 

 

 

 

 

 

冷静さを欠いた二人は、失念していた

 

 

楯無が罠を張った可能性を

 

 

確かに彼は驚異になり得るものはほとんど持っていなかった

 

 

だが、このエリアに罠になるものがなかった訳では無い。

 

 

楯無「……捕った」

 

 

ギイイィィィィ!

 

 

砲手「ぐッ!?」

 

 

車長「なんだッ!?」

 

クルセイダーが突然奇妙な音を出して停止した

 

 

車長「まさか……」

 

 

車長が急いで駆動部を確認する

 

 

 

 

車長「ピアノ線…!いつの間に仕掛けたんだ!?」

 

 

ピアノ線

ピアノだけでなく、様々な用途に使われていた丈夫なワイヤー

 

 

その強度はとても高く、戦争中に戦車を止めるトラップとしてや、輸送車に乗る敵を仕留める為に使われ、ピアノ線専用の対策を施されるほどには脅威とされた程である。

 

 

車長( まずいな、これではすぐには動けないぞ)

 

 

車長(どうにかして切らなくては……ッ!奴は!?)

 

 

そうして車長は楯無の方向を見た

 

 

楯無が柄に手をやり、こちらへと踏み込むのが見えた。

 

 

車長「こっちに向かってきてるぞ!砲撃用意!」

 

 

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

 

 

 

 

楯無は自らを囮とする事で、戦車を罠にかけた

 

 

楯無(機動力は削いだ、勝負はここで決める!)

 

 

楯無はライフルをその場に置き、柄に手を添え、戦車との距離を詰めていく…

 

 

楯無(辿り着くまでに二発…!当たる訳にはいかない、姿勢を低く、集中…!)

 

 

そうして……

 

 

ドォンッ!!

 

 

1発目が、楯無に向け放たれた

 

 

楯無「ッセイ!」

 

 

即座に抜刀、そのままの勢いで戦車の砲弾を明後日の方向へ流した

 

 

砲手「砲弾を弾きやがった!?」

 

 

車長「くっ、化け物め!奴が体勢を整える前に撃て!」

 

 

ドンッ!!!

 

 

楯無(ちぃっ、一発目で体勢が…!)

 

 

楯無(仕方がない、少しの傷は許容範囲、叩き切る!)

 

 

楯無「ハァッ!!」

 

 

楯無は砲弾を真正面から叩き切った。

 

 

両断された砲弾は、少し遅れて楯無の背後で爆発する。

 

 

その際に飛び散った瓦礫の1つが楯無の脇腹に当たり、痛みと共に出血を引き起こす。

 

 

楯無(ッ…だが、生きてる!)

 

 

楯無は傷をものともしない

 

 

車長「この、化け物め!」

 

 

車長が銃を構えようとする

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

だが。楯無の方が早かった

 

 

楯無「終わりだ」

 

 

車長「ガッ!?」

 

 

それより先に、楯無の刀が車長の意識を刈り取った

 

 

砲手「ッ!大丈夫か!?」

 

 

楯無「安心しろ、峰打ちだから死んではいない」

 

 

楯無「さて、質問だ」

 

 

砲手「ッ!」

 

 

楯無「ここで2人仲良く気絶させられてヴァルキューレに捕まるか、大人しく逃げるか……どちらかを選べ。」

 

 

砲手「まさか俺たちを見逃すってのかよ?」

 

 

楯無「…言い方を変えればそうだな」

 

 

砲手「……分かった、大人しく私達は退く。」

 

 

楯無「賢明な判断、感謝するよ。こちらとしても手荒な真似はしたくないのでな」

 

 

楯無はそう言うと、車長を戦車内の座席に座らせた。

 

 

砲手「なぁアンタ」

 

 

楯無「どうした?」

 

 

砲手「撃ったアタシが言うのもなんだが、その怪我で良く動けるな?」

 

 

砲手が、楯無の腹の傷を指摘する。

 

 

楯無「まだ軽い方だ、あいにく怪我には慣れててね。」

 

 

そう言うと楯無は戦車から降りた

 

 

砲手「そ、そうか…」

 

 

傍から見れば重キズだが、その怪我に慣れているという楯無の発言に多少引く砲手であった。

 

 

楯無「今度は戦場で会わない事を祈る、それではな」

 

そうして楯無は、戦車を見送ることなくシャーレへと戻っていく。

 

 

 

 

 

 

 

楯無「シャーレに帰る前に怪我を隠蔽しないとな……」

 

 

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

 

 

チナツ「『多少面倒事が起きたが片付いた、もうすぐそちらに到着する。』………との事です」

 

 

ハスミ「トラブルですか…」

 

 

ユウカ「心配ではあるけど、なんとか片付けたみたいだし、こっちにもう着くって話なんでしょう?」

 

 

チナツ「怪我をしていないといいのですが…」

 

 

スズミ「あっ、どうやら帰ってきたみたいですよ。」

 

 

スズミが指す方向を見る、手を振りながら楯無が向かって来ているのが見えた。

 

 

ユウカ「…………結構引連れて行った割には元気そうね?」

 

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

 

 

楯無(予備の服を持ってたおかげでさっきの怪我を隠すのに手間取らなくて済んだな……)

 

楯無「こっちはもう片付いてたのか、流石と言うべきかな?」

 

 

楯無(やはり、"先生"の条件には指揮能力も含まれていたのか、しかし彼女はとてもいい手腕をしているようだ。私以上に)

 

 

ハスミ「先生の指示が的確で、普段なら手間取る様な場面でもスムーズに進むことが出来ました。」

 

 

楯無「ふむ、伊達に先生に選ばれた訳では無い、と言った所かな。」

 

 

ユウカ「………あ!そういえば!」

 

 

ユウカ除く「「「「「?」」」」」

 

 

ユウカ「楯無さん、チナツさんと連絡先を交換していたらしいですね?」

 

 

楯無(なんで知って……あ、チナツが連絡伝えといてくれたからか。)

 

 

ハスミ「そういえば…」

 

 

楯無「風紀委員会はよく世話になるからな」

 

 

ユウカ「それでなんですが…私とも交換しておきませんか?うちのエンジニア部に良く来ているのは聞いてはいるのですが、どうせならミレニアムの案内もしておきたい…なんて」

 

 

ハスミ「私も、交換していただけますか?正義実現委員会へ連絡を取れるという意味では必要でしょうし」

 

 

楯無「ふむ……まぁ確かに、ミレニアムのは良く行かせてもらうし、トリニティにも時折行くからな……連絡手段があるのはありがたいな」

 

 

ユウカに案内されるのは、これで何度目なのだろうか。

 

 

楯無「是非お願いしたい……とこだが、また後でにしよう。先生はどこへ?」

 

 

楯無(ワカモと既に会ってたらまずいんだよな……)

 

 

楯無(私の時は何故かワカモが逃げたからどうにかなったが……)

 

 

チナツ「先生なら先程1人でシャーレの中へ行かれました。」

 

 

スズミ「その際に外の警備を頼まれたので私達がここにいた形です。」

 

 

楯無「ふむ、では私も中に行こう、彼女だけでは君たちも不安だろうからね。」

 

 

ユウカ「はい、先生をお願いします!……後で交換してもらいますからね!言質は取りましたからね!」

 

 

楯無「いつの間に取ったんだ……まぁいい、任せろ。」

 

 

 

任せろなんぞ、良く言えたものだ、責任を押し付けた卑怯者めが。

 

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

 

 

???「ふむ?これが連邦生徒会が運び出した大事な物ですか……」

 

 

???「見た目は普通のタブレットとほぼ変わりませんね、これが本当に大事なものなのかは疑問ですが…」

 

 

???(連邦生徒会にとっての大切なもの、壊したと知ったらどんな反応をするか楽しみですね……)

 

 

???「では、破壊すると…」

 

 

先生"ここかな?"

 

 

???「ッ!」

 

 

先生"わわっ、銃をいきなり向けないで!?って……"

 

 

???(大人……?あぁ、先生が来るという話を聞いた記憶がありますね。)

 

 

先生"君は…ワカモ?"

 

 

ワカモ「そういう貴女は、新しく来たという先生ですね?」

 

 

先生"うん、先生だよ、よろしくね。"

 

 

ワカモ「は、はぁ…よろしくお願いします(?)」

 

ワカモ(銃を向けられているのに呑気というかなんというか、どことなくあの方と同じ雰囲気がします…)

 

 

先生"所でそれって……"

 

 

ワカモ「私にもよく分かりませんが、連邦生徒会にとっては大事なものでしょう。」

 

 

先生"所で、それをどうする気なの?"

 

 

ワカモ「壊します」

 

 

先生"ちょっと待って、壊さないで!?"

 

 

ワカモ「壊したら連邦生徒会がどんな顔をするのか気になるのでお断りします♪」

 

 

ワカモ「それに…貴女は自分がどんな立場が分かっているのですか?」

 

 

そういうとワカモは得物を先生に向ける

 

 

先生"ちょっと!?"

 

 

ワカモ(厄介な存在になる前に、この場で殺って……ッ!?)

 

 

ワカモ「くっ!?」

 

 

突如背後に気配を感じたワカモは右足を後ろに突き出した。

 

 

だが、その右足は避けられ、逆に足首を掴まれた。

 

 

ワカモ(すぐ背後に来るまで気づけなかった、それに足も掴まれるなんて…!)

 

 

???「ワカモ、動作が分かりやすいぞ」

 

 

ワカモ(見切ら…え?)

 

 

???「だが、キレは良くなったな、良い蹴りだ」

 

 

ワカモ「この声は貴方様!?」

 

 

先生"楯無さん!"

 

 

楯無「すまんなワカモ、銃を下ろして貰えるか?」

 

 

楯無「悪いが、俺の知り合いなんだ」

 

 

有無を言わさぬ圧に、ワカモは銃を下ろした。

 

 

〜〜〜〜〜〜〜〜〜

 

楯無(危ない、もう少し遅れていたらどうなっていたことか…)

 

 

ワカモ「貴方様とは知らず、大変申し訳ありません!」

 

 

先生"え?楯無さん知り合い?"

 

 

楯無「ふむ、知り合いと言うべきか…うーむ……」

 

ワカモ「将来を誓い合った仲です♡」

 

 

楯無「軽々しく嘘をつくんじゃない」

 

 

いきなりなんてことを言うんだこの子は

 

 

先生"そ、そうなんだ……"

 

 

楯無「嘘だぞ?いや、本当に」

 

 

楯無「まぁ、特にこれといった仲では無いが…」

 

 

ワカモ「…」シュン

 

 

体は素直というかなんというか…

 

 

楯無「…………まぁ、可愛らしい教え子かな。」

 

 

ワカモ「!」パァァァッ

 

 

耳と尻尾が立った、昔から分かりやすいな、まったく愛いやつめ。

 

 

しかし、あんなに振って痛くないのだろうか?

 

 

楯無「まぁ話を戻そう…ワカモ、彼女は私と同じでヘイローがないんだから、せめて気絶くらいにしなさい。」

 

 

先生"気絶も良くないよ!?"

 

 

ワカモ「はい…」シュン

 

 

また尻尾と耳が垂れたな…

 

 

ワカモ「その、申し訳ございませんでした…」

 

 

先生"気にしないで、怪我も無かったんだし!"

 

 

楯無「………」

 

 

貴方様!ご無事ですか!?

 

大丈夫ッ、怪我も無かったから。

 

 

楯無「ッ………!」

 

 

思い出すな、もう私は後悔は捨てたはずだろう!今更過去を思って何になる…!

 

 

楯無「フゥ……」

 

 

しかし、先程怪我をした箇所が痛むな、隠し通せるだろうか…

 

 

 

 

先生"そうだ、楯無さん"

 

 

楯無「ん?どうかしたのか?」

 

 

なにか起きたのか?

 

 

先生"ありがとう、手を貸してくれて。"

 

 

楯無「また荒事が起きたら呼ぶといい、その時は力を貸そう。」

 

 

先生"…うん、わかった。"

 

 

ワカモ「…所で貴方様?」

 

 

楯無「ん?なんだ?」

 

 

ワカモ「今は寒いと言う訳でもないのに、何故厚着を?」

 

 

楯無「ッ!」ギクッ

 

 

あ、まずい

 

 

先生"あれ?本当だ、さっきと服装が違う。"

 

 

ワカモが近寄ってくる、まずい……

 

 

ワカモ「この匂いは…………スンスン」

 

 

 

あーこれは…

 

 

ワカモ「ッ!貴方様!?」

 

 

悪ぃ、やっぱバレたわ

 

 

そりゃ、バレるでしょう

 

 

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

 

 

ユウカ「今のところは大丈夫そうね?」

 

 

ハスミ「先生の方も楯無さんが合流して居るでしょうし、あの人がいれば安心ですね。」

 

 

ユウカ「そういえば、私は楯無さんが本気で戦ってるところを見た事ないんだけど、どんな感じなの?」

 

 

チナツ「委員長曰く『頑丈さや身体能力に関してはヘイローがある分優位でも、総合的な戦闘力はキヴォトスの中でも最上位』らしいです。」

 

 

ハスミ「委員長……もといツルギは『身体能力はキヴォトスで見たら中の上くらいだが……おそらくだが、本気の彼を相手にすれば私やゲヘナの風紀委員長でも、負ける可能性がある』と。」

 

 

ユウカ「キヴォトスの最強格の人達に勝てるって本当に何者なのよ………」

 

 

ええと、何呼べばいいんだろう!?救急車!?

 

そんな重傷じゃないって…

 

いえ、私がこのまま運びます、その方がおそらく早いので

 

だからそんな大袈裟

 

本当!?それならお願い!

 

もうどうにでもなれ…

 

 

ハスミ「……?何やらシャーレの中から騒ぎ声がしませんか?」

 

 

ハスミ「何かあったのでしょうか?」

 

 

そうして外に待機してた面々が入口に目をやると…

 

 

ガッシャーーン!!

 

 

ユウカ「ふえっ!?」

 

 

突然吹き飛んだ入口からは、騒ぎの首謀者のワカモ、汗をかいて息が上がっている先生…

 

 

 

そしてワカモに担がれ、遠い目をしている楯無が出てきた

 

 

ハチユス「?????」

 

 

4人の思考は停止した

 

 

楯無「………離せい!」

 

 

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

 

 

楯無「心配してくれるのはありがたいが、焦りすぎだと思うぞ…」

 

 

ワカモと先生は、ユウカ達の目の前で正座をさせられていた

 

 

先生"すみません、あまりの出来事に気が動転してました。"

 

 

ワカモ「かなり血をお流しにならているように見えたので…」

 

 

楯無「さすがにこっちに来る前に止血はしたよ…」

 

 

ユウカ「………ハッ!?先生!楯無さん!これは一体どういう状況なんですか!?」

 

 

楯無「お、おかえりユウカ」

 

 

ユウカ「ただいま……じゃなくて!なんで首謀者と先生と楯無さんが建物の中から出てきたんですか!?」

 

 

楯無「えーっとだな」

 

 

〜〜〜〜〜〜〜〜〜

 

 

時間は少し遡るんだが…

 

 

楯無(あ、やっべバレた)

 

 

ワカモ「…貴方様、失礼いたします!」

 

 

ワカモは鼻が良くてな、厚着して見た目は誤魔化してたんだが、血の匂いまでは消しきれなくてな。

 

 

先生"ちょっ、ワカモちゃん何…やっ……て"

 

 

服思いっきり捲られてな、脇腹の怪我…ああ、さっきここに来る前に負ったんだがな、それを見られちまってな。

 

 

先生"楯無さん…その傷…"

 

 

楯無「ああ、大丈夫、この程度慣れてるから。」

 

止血も終わってたし、慣れてるからって言ったんだが……

 

 

ワカモ「………」

 

 

楯無「…ワカモ? 」

 

 

様子がおかしくて声掛けたらガッチリ掴まれてな?

 

 

楯無「おいワカモ、大丈夫だから安心s」

 

 

ワカモ「先生、今すぐにここから楯無さんを運び出しましょう。」

 

先生"うん、そうだね"

 

 

楯無「君たちなんでそんな息ぴったりなの?」

 

 

楯無「おい、人の話聞いてるか!?おい!?ちょっまぁぁぁぁぁぁぁぁ!?

 

 

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

 

 

楯無「ってことがあってな……っておーい?」

 

 

ユウカ「………」

 

 

楯無「ユウカ?どうした黙り込んで…」

 

 

ハスミ「………」

 

 

楯無(あ、まずい、にげよう。)

 

 

楯無「ハスミ、すまないがそこを通りたいんだが…」

 

 

スズミ「………」

 

 

楯無「………スズミ、さりげなく距離を詰めないでくれ」

 

 

チナツ「………」

 

 

楯無「チナツ?その注射器を一体どうするつもりだ…!?」

 

 

ワカモ「………」

 

 

先生"………"

 

 

楯無「似たような流れをシャーレでもうやったからやめ…………zzz」

 

 

先生"ワカモ、楯無さんをお願い"

 

 

ワカモ「分かりました、何かあれば連絡させていただきます。」

 

 

ワカモ「またお会いしましょう、先生。」

 

 

先生"うん、またね。 "

 

 

 

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

 

 

リン「…先生?何かあったのですか?それに楯無さんは一体?」

 

 

先生"リン、特に何も起きてないよ、楯無さんは帰ったよ"

 

 

先生"さて、大事なものがあるって話だったね、案内して貰ってもいいかい?"

 

リン「……分かりました」

 

 

リン(楯無さん、あなた今度は何をやらかしたんですか?)

 

 

 

リン「………はい、では案内します。」





ミネ「楯無さん…私は貴方に怪我をして欲しくないと言ったと思いますが…」

楯無「いや、そんな重症じゃないんだって」

ミネ「……一応骨折です、今日一日はここで安静にしててください」

楯無「帰っちゃダメか?」

ミネ「救護しますよ?」

楯無「………わかったよ、ただ…」

楯無「そんな付きっきりで看病する必要あるかい?」

ミネ「私にも休息は必要です」

楯無「なら休憩するところで」

ミネ「ここが1番休まります」

楯無「………そうか」







先生がフィジカルエリートなら楯無くんはフィジカルエリートが血の滲むような努力をした結果なので全力の時はフィジギフみたいな事します

楯無への好感度が高いのには過去に色々やっていたことが関係しています

一応楯無の出現時期は、4thPVの幼アリウススクワッド時代より前です

キヴォトス来て初期のころは必要最低限の荷物もってキヴォトス中を渡り歩いてたのでアリスクとの面識もある形になってます、いやどうやって会った。

余談ですが、アリスクは今の楯無と会ってもそれが過去にあった事があるとは気付きません、キヴォトス中歩いてた頃とは容姿がかなり違うのです


アビドス
2年生より上全員からの好感度が高いです、セリカとも面識があります、彼が料理始めたきっかけは実は柴関の大将とかの影響だったりします。


ゲヘナ
労働改革(主に風紀委員No.1、2、給食部)、美食の抑制、温泉開発の抑制、ゲヘナでは肉魚等の体作りに関わるものを良く売りに来ます、イロハがよくサボりに来ます、イブキをマコトと愛でる事が多々あります

トリニティ
結構な頻度でお茶会に呼ばれる、セイアにとっての理解者、トリニティでは良く洋菓子とかを売りに来ます

連邦生徒会
会長が消えて大混乱の生徒会がある程度安定するまでの間救援してました、たまにご飯差し入れに行きます、カヤの超人欲を満たします、モモカにお菓子あげます、アオイの決算を良く手伝ってあげてます

ミレニアム

エンジニア→ロマンの理解者、たまに設計図とかを作ってきてくれるけどどれも興味深い、最近は二足歩行の機械などの設計図をよく要求しています

セミナー→ミレニアムにとんでもない額出資してくれてるスポンサー的立ち位置、ユウカからはかなり感謝されてます、リオ会長の理解者、ユウカとリオ以外との面識は少ない

ゲーム開発部→TSCをクリアした一人、低評価ではあるが、様々な批判が飛び交う中ゲームに対する熱意に好感は持てると好感レビューを上げた人、実はユズにとってのゲームのライバルだが、ユズはそのことをまだ知らない

ヴェリタス→主に超天才清楚系美少女ハッカーとの関わりが深い、盗聴される位ならとASMRを出す為の録音とかをしてくれた




ちなみに何故かそのASMRはまだ販売されてない



因みに
アリスクが昔楯無と今楯無が同じ人だって気付いた場合、絆レベルが一気に上がります、
【彼女達が唯一捨てれなかった希望を与えた人】
ちなみに、エデン条約編では1番曇る予定です




次は多分キヴォトス転校生やります

ちなみにここだけの話、オリジナル(展開はあるある)の小説が1つ出来上がってます、出すか出さないかは決めてません。

先生にとって楯無とは?(ルート分岐、一応全部最終的には部分部分でルートA,B,Cで分けて書きます)

  • 先生にとっての先生
  • みんなにとっての先生
  • 頼れる先輩
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