異世界召喚ディアボラ風〜魔女の半熟卵を添えて〜   作:黒山羊

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2. 前菜『ゴブリン脳のプディング』①

 

 さてさて。俺の突発的異世界召喚と、アンジェラ嬢との終身雇用契約からしばらく。俺が召喚された村はずれのボロ屋から出発した我等がゴブリン討伐部隊の有り様は、控えめに言ってカスである*1

 

 で、この特攻野郎A(アホ)チーム最大の弱点にも拘らず俺の眼前を意気揚々と歩くは、召喚主たるアンジェラ嬢。魔女の見てくれをしていながらも魔術的防御力皆無の、特殊なタイプの露出狂だ。*2

 

 そして、彼女の付き添いをしている俺が、魔界の宮廷料理人にして美食の探求者、大悪魔ニスロクである。森をプラプラ歩く調理服の美青年というアンジェラ嬢以上に怪しい出立ちではあるが、まぁこの姿は俺の悪魔としての性質に由来するものなので仕方がない。

 

 で、そんな俺の現状のお仕事は目の前にいるクソ雑魚メスガキをゴブリンの巣食う森でお散歩させてから無事に連れ帰ること。宮廷料理人の仕事でも大悪魔の仕事でも無い気はするが、やる気自体は充分だ。俺はやるぜ。多分。

 

 で、そんな俺たちは、現在里山っぽい雰囲気の森の中に踏み入ったところなのだが。

 

「さぁ、ニスロク、頑張ってゴブリンを探すわよ!」*3

「さすがアンジェラ様、素晴らしい気合です。しかし、鈴を鳴らすが如き御身の美声に惹かれて下賤の者が近づくやも知れませんよ?」

 

 とまぁ、クマ避けならまだしもゴブリン相手には逆効果な大声で喋くりやがったアホが若干一名顕現なされたので、『うるせーんだよ黙れやボケ』を大衆向けチキン屋の包み焼きパイの如く適当な語彙で包み込んで投げ返す。幸い某A(アンジェラ/アホ)嬢は俺のセリフがお気に召したのか喚くのを即座にやめたが、正直言って手遅れだろう。

 

 何と言うか、今の語義が分かる知能があるならなぜ吠えた? と思わんでは無いが、相手はガキ。テンションが上がってアホをかますのは寧ろ正常な行動だ。

 

 だが、ガキの習性を野生動物が配慮する謂れもない。良く囀る小鳥は捕食者に狙われるのが常であり、それはもうメスガキがキモオジにファックされるが如しである。*4

 

 まぁ、幸か不幸かで言えばギリ幸いだったのは、ガサガサと藪を掻き分けて現れたのがクマやイノシシではなく*5、御目当てのゴブリンだった事だろうか。流石メスガキボイス、竿役誘引効果でもあるに違いない。

 

「ひっ!?」

「グギェッ!?」

 

 互いに驚愕するアンジェラ嬢とゴブリン。実に馬鹿っぽい光景に心が温まる*6が、単純にゴブリン を察知できずに驚いていたアンジェラ(こっちのバカ)とは違い、ゴブリン(あっちのバカ)の驚きの原因は俺である。

 

 人間で例えるならば、美人に誘われるままにホイホイとついていったら重機関銃を二丁拳銃よろしく両手に構えた筋肉ムキムキマッチョマンの変態が居た感じだろうか? *7

 

 もちろん、俺の今の姿は爽やかな美青年*8だが、ゴブリンも仮にも『魔』の端くれ、目視すればその存在が『魔』である事ぐらいは察知できて当然だ。

 

 故に、邂逅の直後ゴブリンは逃げの一手を選んだ。自分が『魔』としてはクソ雑魚であると知るが故の実に素晴らしい判断力。その土塗れの爪を煎じてアンジェラ嬢に飲ませたいものである。

 

 だが、そんな俺ののほほんとした感想は、次の瞬間消し飛んだ。なんと、逃げるゴブリンのその背に向けて、アンジェラ嬢が魔術を放ってみせたのだ。

 

「逃さないわよ! 雷の矢(サンダーボルト)ッ!」

「おお!?」

 

 なんとまぁ、マジで予想外だが、アンジェラ嬢は一応ちゃんと魔女らしい事も出来るらしい。俺の予想を完全に超えた行動だ。人間のガキ風情が手から電撃を放つとはどんな悪魔も思うまい。

 

 いやはや、流石は異世界、と思わせてくれる実に興味深い一撃だった。これはアンジェラ嬢の評価を上方修正すべきだろう。

 

 俺の知る魔女は魔法薬と召喚術や占術、或いは護符の作成等が得意分野なことが多かったのだが、どうもこの世界の魔女は呪術などのジメジメしたものよりド派手な魔術を好むらしい。

 

 なるほど、アンジェラ嬢が干し首やウサギの後ろ足の剥製を持っていない訳である。この世界では魔女は真正面から魔術的攻撃をブッパして戦うわけだ。……それ弓兵で良く無いか? と思わないでは無いが、そうなっていない辺り、もしかするとこの世界の強力な魔女は無差別広範囲爆撃なども可能なのかもしれない。

 

 となるとアンジェラ嬢を内心全裸呼ばわりしていたのは流石に無礼だった。これからは全裸に凶器を装備した変態だと思うことにしよう。ゲーム実況で割とよく見る感じの。*9

 

 だが、変態縛りプレイヤー共と違ってどうもアンジェラ嬢は戦闘の才はないようだ。俺が内心で称賛した*10雷の矢はゴブリンに命中こそしたものの、当たりどころが悪く、そのケツの毛を焼き払うに留まった。

 

 あの威力の魔術で、そこまでしょうもない戦果をあげられるのはいっそ才能だが、アンジェラ嬢がノーコンなのが悪いのだ。頭部か胸部なら即死とは行かずとも気絶ぐらいはするだろうに、よりにもよってケツとは。*11

 

 まぁ『なんでケツ?』なんてのは本人が一番思っているわけだが、こういう時に頭に血が昇るのはよろしくない。

 

 事実、苛立ったアンジェラ嬢が連射する電撃は文字通りケツに火がついて慌てふためくゴブリンに掠るだけになってしまっている。

 

 挙句、魔術を使いすぎたのかアンジェラ嬢は息を切らせており、そろそろ限界っぽい雰囲気だ。儀式も何も無い以上、あの電撃を自前の魔力だけで生成しているのだろうし無理はないか。

 

 しかし、割とエグい攻撃*12をブッパしてるのになんでギャグの空気が戻ってきてるんです? 

 

 なんて内心で主人を嘲笑しつつ『ここらが頃合いだろうな』と判断した俺は、アンジェラ嬢が意地で放った最後の電撃に合わせ、その辺の小石を足先で蹴り飛ばした。

 

 ま、雷速に追いつくレベルで蹴っ飛ばせば、その辺の小さな石ころでも十分凶器になるのは言わずもがな。蹴り砕かないようにちょっとした錬金術の小技で小石の表面を厚み2mmほど鋼に変換してあるので、実際の威力は隕石並みと言っていいだろう。

 

 そんな俺の石蹴りはアンジェラ嬢の電撃が再びゴブリンのケツを焼くのと全く同時にゴブリンのケツに着弾し、仙骨ごと脊髄をブチ抜くついでに(はらわた)を派手に傷付けながら腹筋を突き破って森の彼方に飛んでいく。

 

 流石にこれは致命傷だったのか、倒れ伏すゴブリン 。死後間もないためか痙攣してビクビクと動くその姿は、あちこち電撃で焦げていて痛ましい。

 

 しかし、そんな死体を前にアンジェラ嬢はピョンピョンと跳ねて喜んでいる。グロ耐性だけはちゃんと魔女している様で何よりだが、自分の電撃が突如凄まじい破壊を齎した*13のは気にならないのだろうか? 

 

「流石ですアンジェラ嬢。俺の出る幕がありませんでした」

「ふふふ、ちょっと疲れたけどね! ……ニスロク、私ちょっと休憩するから、ゴブリンの解体お願い」

「承知しました。先程見せていただいた書類によれば討伐証明部位は魔石*14という事ですが、その他の部位は自由にしても?」

「えーっと……任せる!」

 

 ……さては解体の知識がないのでは? という疑問は飲み込んでおこう。

 

 まぁ、予想以上にアンジェラ嬢は奮闘した訳だし、解体は俺の目的とも合致する。そのぐらいの手間を惜しむのは主従契約に違反する気もする*15し。

 

 なんて考えを巡らせつつも、身体はテキパキと仕事を始めてしまうのは、性分のようなものなのだろう*16。気が付けば俺は染みついた動きのままに腰のホルスターから愛用の牛刀(シェフナイフ)を一本抜き取ると、布巾で軽く埃を拭い、ゴブリンの解体を開始していた。

 

 普通は牛刀ではなくノコギリや分厚い大型ナイフなどを使うのが獲物の解体の基本なのだが、この牛刀は大魔王ベルゼビュート陛下から下賜された『牙』を地獄の炎で鍛え上げた名品だ。なんの抵抗もなくゴブリンの首を落とす素晴らしい切れ味は勿論の事、大魔王の残滓なのか血を吸って切れ味を増すという、解体にも調理にも戦闘にも使える魔界の最高級品である。ゴブリンの解体に使うにはちょっとオーバースペック*17でさえある。

 

 さてさて、そんなわけでサクッとスルッと首を刎ねられたゴブリン君。コイツを斬首した第一目的は当然血抜き*18なので、まずは胴体に『逆さ磔の呪い』*19を掛けて、宙吊りにする。

 

 ついでにダニやシラミがいるかもしれないので、軽く火を吐いて*20体表を炙るのも忘れない。調理に邪魔な産毛も取れるので一石二鳥と言えるだろう。

 

 それが済んだら『水責めの呪い』*21で体表を綺麗に洗い流しつつ肉の温度を下げて腐敗や劣化を遅らせていく。ここで呪いを2回に分けて発動し、1回目で体表洗浄、2回目を頸動脈にぶち込んで強制血抜きと冷却を行うのが俺流だ。

 

 で、その次は手早く腹を裂いて肋骨を切り離し、臓物を抜き出して大きなボウルに移す。仕留め方の関係で内臓が幾つかダメになってはいるが、まぁ選別は後でじっくり行うとしよう。気になった点としては、肝臓のデカさ。下腹の出た体型のゴブリンだったのだが、そのおっさん腹の中身は脂身ではなく肝臓だった。おそらくだが、雑食性によるものだろう。これだけ発達した肝機能ならば、毒キノコなども平気で食えるに違いない。

 

 さらに類推すると、毒キノコや腐肉でも頑張って食わねば生きて行けないこの世界のゴブリン達は生態系ピラミッドの下層に位置しているのだろう。つくづく信じ難いほど魔に満ちた世界というほかない。……よく絶滅していないな、人類。

 

 さて、閑話休題。内蔵を入れたボウルには簡単な結界で(ラップ)をし、次に行うのは皮剥だ。皮にも後で用事があるので、ここは極力綺麗に行なっていく。皮下脂肪と真皮を切り離す様にサクサクと刃を入れて、前開きの服を脱がせる様にガバッと皮を剥ぐ一連の流れは、獣の処理と同様だ。

 

 そうしてすっかり肉になったゴブリンを下ろし、今度は四肢をばらしてコンパクトな枝肉に加工すれば、大体の下拵えは完了だ。仕上げに『死の呪い』*22で滅菌すれば、安心安全なゴブリンジビエの完成だ。

 

 あとは冷暗所で熟成すれば尚良しだな。熟成の目安は半月程度なので、それまでは『収納』しておこう。さて、次はいよいよ内臓を————

 

「ねぇニスロク」

「はい? どうされましたかアンジェラ様」

「さっきから何もないとこから道具を出したりしまったりしてるのは何?」

「ああ、コレですか。これは俺の開発した魔術『携帯式厨房(ポータブルキッチン)』ですね。出先でも使える様に厨房を持ち歩いているんですよ*23

「へぇ〜……キッチンを持ち運んでるなんて、ニスロクは変わってるわね」

「ははは、よく言われます」

 

 なんて、アンジェラ嬢と益体もない会話をしていても、俺の手は作業を中断する事はない。肉の方は熟成待ちなので、ようやく取り分けておいた内臓の方に取り掛かる。

 

 まずは内臓脂肪を取り除いて、内臓ごとに別々の容器に移す。その過程で魔石も摘出できたので、綺麗に洗ってアンジェラ嬢に献上すると、眺めてニマニマとし始めた。ゴブリンの結石を眺めてご満悦というのもシュールな光景だが、魔石は心臓に張り付いていたので厳密には結石では無いのだろうか? 謎だ。

 

 まぁ、流石に魔石というだけあって中々濃密な魔力を感じたが————別に旨そうではないので今はどうでもいいか。

 

 さて、内臓を検分したところ、どうにも消化管系は微妙そうなので今回は破棄する。結局残したのは、肺、肝臓、心臓、腎臓。それぞれ綺麗に下処理を終えているが、今はまだ調理予定はないのでこれも密封して冷蔵保存だな。

 

 で、内臓が済めばあとは最後に取っておいた本命だけ。というのも、今回俺が最も重要視しているのは実は切り落とした『生首』の方なのだ。

 

 そんな訳で、苦悶の表情を浮かべたままくたばっている生首くんを手にした俺は、一応許可を得るべくアンジェラ嬢に一声かけた。

 

「アンジェラ嬢、せっかくですので、御身の戦果を呪具に加工しては如何でしょうか?」

「ゴブリンの生首で、呪具……? アミュレットとかってことよね……? えーっと……その……やり方分かんないからお願いして良いかしら」

「承知しました」

 

 一応呪具の概念はあるのか*24。なら話は早い。

 

 今回作るのは干し首だ。まずは、生首の後頭部から頸にかけてを切り開いて生皮を剥ぐ。

 

 取り除いた頭蓋骨は別途使うので取り置いて、頭の皮を水茹でにする。茹でたら皮に残っていた肉を削ぎ落とし、あとは目と口と後頭部の傷を縫い合わせて、中に焼けた砂を入れては出して乾燥。

 

 この作業の最中干し首に呪いをかけ続けることで、この中にさっき死んでその辺を彷徨っていたゴブリンの魂を縛りつければ干し首の御守りの完成だ。掛ける呪いによっては予言の干し首なんかも作れるが、今回は単純に身代わりの護符を作っておいた。

 

 アンジェラ嬢が呪いを受ける際に、この干し首が代わりに苦しむのである。

 

「なかなか持ち歩きたくないデザインの呪具ね……」

 

 元々小さいゴブリンの頭が乾燥により子供の握り拳大になったのを見てそう呟くアンジェラ嬢。その意見もよくわかるので、一旦これは俺が預かり、後々小箱か何かに入れておく事とする。

 

 と、ここまでの作業でそれなりに時間を使っているので、アンジェラ嬢も体力が回復してきたらしい。腰を下ろしていた倒木から立ち上がって尻を払うと、彼女は次なる獲物を探しに行こうと提案してきた。

 

 なんというか、休んでいるだけで魔力が回復するとは、やはりとんでもない世界だなという他ない。*25

 

 そんな、俺の個人的驚きはさておいて。更なる食材調達に向かうというのであれば、俺にとっても都合がいい。ゴブリンの干し首や解体に使った道具類をまとめて『携帯式厨房(ポータブルキッチン)』に収納した俺は、アンジェラ嬢に恭しく傅いて、復活した彼女に付き従う事とした。

 

 

 そして、しばらく*26

 

 

 結局この日はアンジェラ嬢がうまく魔術で仕留めた*27ゴブリン1匹、俺が蹴った石ころで3匹*28といった戦果を挙げ、依頼を達成したアンジェラ嬢は、役場で依頼書と共にゴブリンの魔石を提出して金子を受け取り、ホクホク顔で1日の仕事を終える事になった。

 

 とは言え、俺の方はと言えば流石に最初の1匹以外はあまり時間もなく下処理だけしかできていないので、このあと解体作業と調理の続きが待っている。

 

 だがまぁ、その前にまずは仕事終わりの腹拵えをすべきだろう。アンジェラ嬢が拠点としているボロ小屋に戻ったら、早速ゴブリン実食といこうではないか。

*1
控えない場合、破滅的被虐願望持ちのイカれ自殺志願者が強姦殺人されにいくのにノコノコついて行くお供、あたりになる。

*2
精神的に未熟な雑魚悪魔なら垂涎もの。無論食欲的な意味で。

*3
クソデカソプラノメスガキボイス

*4
言ってから思ったが、今の状況考えると比喩になって無い気がするな? 

*5
まぁこの手の普通の獣は人間の声には近づかない傾向にあるのだが

*6
ピキピキ

*7
デェェェェェェン

*8
美男美女の姿を取るのは上位悪魔の嗜み

*9
装備に重量設定がある作品で良く見られるスタイル

*10
我ながら素直にベタ褒め

*11
直立二足歩行動物の中では最も肉厚で防御力高めの部位

*12
当たり前だが雷に打たれたら俺たち魔性のモノはともかく普通の生物は死ぬ。

*13
ように見える

*14
おそらく体内で結晶化した魔力の塊なのだろうが、結晶化するレベルの魔力が環境に満ち溢れているこの世界でしか成立しそうに無い謎物質なので詳細は不明。要検証。

*15
悪魔は契約の縛りをなんとなく感覚で感じることができる

*16
こんなにも勤勉な俺を代役に立てる怠惰の魔王が居るらしい。……選定ミス過ぎると常々思ってはいるのだが、ベルゼビュート陛下はどうにもベルフェゴールの奴に甘い。

*17
俺が使い込んでいるせいで鉄を切っても豆腐を切ってもあまり手ごたえが変わらないレベルに仕上がっている。もちろん何処ぞの刀と違ってコンニャクも切れる。

*18
血抜き以外に頭そのものにも用はあるが。

*19
対象を頭を下にして空中浮遊させる呪い。本来は拷問用の魔術らしいのだが、俺は獲物の調理でしか使ったことがない

*20
俺はモロクとしての権能で自由自在に火が吐ける。

*21
対象を荒れ狂う水流の中に閉じ込める呪い。本来は拷問用の(以下略)

*22
術の使用者の魔力に抵抗できなかった存在を問答無用で絶命させる呪い。もっと俗に言えばPOW対抗ロールで負けると全身全てのDNAとRNAをバラバラに千切られる呪いである。それなりの高等術式なので食べ物の滅菌に使うのは多分俺ぐらい。

*23
何せ、雇い主のベルゼビュート陛下は出先だろうとどこだろうと腹ペコな上に結構なグルメなので厨房へのアクセスは死活問題だ。ちなみに俺が不在な場合に備えて副料理長をはじめとした部下たちにも漏れなくこの術は教え込んであるので今も魔界は問題ない……ハズだ。きっと。多分。

*24
アンジェラ嬢が魔術的に全裸だったことが余計に謎になるが……

*25
俺の知る限り、普通は禊と月光浴で月の魔力を充填してどうこう、みたいな儀式が必要な筈だが……この世界の場合は周囲の魔力濃度が濃すぎて、浸透圧の要領で枯渇した魔力が補われるのかも知れない

*26
アンジェラ嬢がゴブリンを追ったり追われたりコケたり泣きべそかいたり戦ったりする程度の時間。具体的には2時間半。

*27
奇跡的にゴブリンがつまづいた事でケツに向かっていた筈の雷撃が胸椎に命中し即死した

*28
アンジェラ嬢の戦果に偽装する関係でどいつもこいつもケツが部位破壊されている

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