ミオリネ『スレッタ!聞こえる?』
スレッタ「ミオリネさん...?」
ミオリネ「このスコールは私とアムロが止める!」
ミオリネ「アムロ、出して!」
アムロ「了解...!」
アムロはモビルクラフトを発進させる。
ミオリネ『いい?あんたはそれまで持ちこたえて!』
スレッタ「え....?持ちこたえる、って....」
アムロ『スレッタ!聞こえるかい?』
スレッタ「アムロさん!は...はい!聞こえます」
アムロ『あのMSの操縦は、コンピューターに依存している可能性が高い』
スレッタ「えっ...それは、あの人が操縦してないってことですか?」
アムロ『恐らくはね。コンピューターなら予めモーションパターンが設定されてるから、想定内の動きは出来ない...』
スレッタ「じゃあ...私、どうすれば...!?」
アムロ『なるべく変則的な動きで攻撃をいなすんだ!』
ミオリネ『アムロ!そこ真っ直ぐ行って!』
ミオリネ『いいから!やられないように頑張ってスレッタ!』
スレッタ「わ、分かりました。私、耐えます!」
アムロ「で、次は?」
ミオリネ「モノレールがあるでしょ?そこにしがみついて!」
アムロ「しがみつくのか....?」
ミオリネ「いいからやる!」
スレッタ「持ち...こたえる」
ダリルバルデが間合いを詰めたところをバルカンで牽制しつつ後方へ下がる
スレッタ「なるべく....ジグザグに...」
エラン「......ガンダムを駆る....魔女」
エラン「スレッタ・マーキュリー。君がもし魔女なら、切り抜けられるはずだ.....」
スレッタ「....来た!」
ジャベリンをシールドで弾く。
スレッタ「持ちこたえる...持ちこたえる...持ちこたえる...!」
弾かれた衝撃でダリルバルデの両腕がガラ空きになる
スレッタ「ここ....!」
スレッタはすかさずサーベルを一閃。
グエル「ぐっ....!」
ダリルバルデの両腕が落ちる
スレッタ「やった.......って、うわぁっ!?」
ダリルバルデは切断されて残った両腕をロケットのように飛ばして反撃する。
スレッタはその衝撃でサーベルを落としてしまった
スレッタ「しまった....っ!」
シャディク「勝負ありかな?」
セセリア「結局、バックの大きさが勝敗を決めるってことで...」
__________
アムロ「ん、あそこだけ明るいぞ?ミオリネ」
ミオリネ「......ビンゴよ」
フェルシー「....あぁ〜惜しい!」
ペトラ「んだよ...避けてんじゃねえよ」
窓から二人の女子生徒が見える
アムロ「....!あの娘達は」
ミオリネ「ふざけんじゃないわよ....アムロ、あそこに突っ込んで!」
アムロ「あ、あぁ.....分かった」
フェルシー「あっ!先輩...そこっ!」
ペトラ「あの田舎女....ちょこまかしやがって.............ん?」
アムロ「ッ!」
フェル・ペト「へ?」
どぉぉぉん!
フェルシー「きゃぁっ!」
ペトラ「な....なに...!?」
ミオリネ『やっぱり...あんたたちか』
フェルシー「そ、その声....ミオリネ!?」
ペトラ「モビルクラフトとか...卑怯だろ!?」
ミオリネ『どっちがよっ!』
アムロ『二人とも、早く水を止めてもらおうか』
ペトラ「ちっ...天パもいんのかよ」
フェルシー「ふ...フン!あんたらがどう脅したって、私たちは止めねーからなっ!」
ミオリネ『......あっそ。』
ミオリネはアムロに、右手をグシャっと握るジェスチャーを見せる
アムロ『.......』カチッ
それを見て、無言でレバーを下ろすアムロ。
フェル・ペト「え....あ、あの.....うそ、なんでもありませ.......」
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フィールドに振り続けた水が、止まる。
スレッタ「......あれ?水が...止まった?」
ヴィム「おい!どうなってる!?」
ラウダ「い、いや....どうなって...」
アムロ「ちょっとやりすぎた気もするが...」
ミオリネ「いいのよ、むしろ足りないくらい」
ミオリネ「...スレッタ、あとはあんたが勝つだけだからね」
スレッタ「...ありがとう。ミオリネさん、アムロさん...!」
スレッタ「エアリアル!今度は私達の番だよ!」
エアリアルは全てのドローンを展開する
スレッタ「......いけっ!」
ドローン達は今までの分と言わんばかりにダリルバルデを強襲。
グエル「....クソっ!一旦後ろに....」
しかし、ダリルバルデはグエルの意志に反して止まる
グエル「お、おい!止まるな!」
ダリルバルデはドローンの集中砲火をくらいダウンしてしまった。
グエル「.....あんな分かりやすい囮に引っかかりやがって....!」
ヴィム『グエル!』
グエル「父さん...?」
ヴィム『何をやっている!さっさと片付けろ!』
グエル「どうして.......まさか、さっきの排熱処理は....」
ヴィム『聞いているのかグエル!』
グエル「父さん...どうして俺を信じてくれないんだ?」
ヴィム『信じてほしければガンダムを潰せ!』
グエル「汚い手を使わなければ...俺は勝てないっていうのか?」
ヴィム『それが子供だというんだ。大事なのは結果だ!』
ラウダ『兄さん!今は戦いに集中して...!』
グエル「......くっ!...お前も...父さん側のくせにッ!」
グエルは悔しさに手を握りしめる
ヴィム『お前だけの決闘じゃないということがなぜ分からん?』
ヴィム『子供は親の言うことを聞いていればいいんだ!』
グエル「黙れ......黙れよッ!!」
バキッ...!
ダリルバルデの動きが停止する。
オペレーター「CSS...停止しました」
ヴィム「あの...馬鹿が!!」
スレッタ「....エラー?」
スレッタ「でも....これでっ!」
エアリアルはサーベルを振り下ろす
グエル「ッ!」
しかし、グエルもサーベルでその斬撃を受ける。
スレッタ「あっ......!」
グエル「......これは....」
グエル「俺の....俺の戦いだッ!」
グエルはダリルバルデのエンジンを最大出力で点火。
ダリルバルデは、エアリアルを前へ前へと押し返して行く
グエル「俺だけのッ!!」
スレッタ「っ....さっきと動きが違う!」
スレッタはその勢いでダリルバルデを蹴り上げる
グエル「うおおおッ!」
ダリルバルデの脚部をアンカーのようにエアリアルに刺して、更に後方へと吹っ飛ばした
スレッタ「....こ、この人...強い!」
エアリアルのメインエンジンを使ってなんとか着地する。
スレッタ「でも...私とエアリアルは...負けません!」
スレッタ「だって.....!」
グエル「このグエル・ジェタークが負けてたまるかよッ!」
グエルは二刀流のサーベルで構える
スレッタ「だって....!やりたいことリストが全然埋まってないんですっ!」
グエル「....っ!?」
ザシュッ......!
エアリアルの一閃が、ダリルバルデのブレードアンテナを切断した。
_____________
『勝者、スレッタ・マーキュリー』
決闘の勝者が通達される。
マルタン「か...勝った....」
ニカ「凄い...スレッタさん!」
アムロ「やるな....スレッタ」
スレッタ「_____はぁ...はぁ....」
ピロリン♪
スレッタ「.....あ」
生徒手帳にはミオリネからのメールが.....
ピロリン♪
ピロリン♪
ピロリン♪
ピロリン♪
ピロリン♪
ピロリン♪.....
スレッタ「へ!?えっ...えっ、み、ミオリネさん!」
スレッタ『な、ななな...なんか文字が、いっぱい、いっぱいいっぱい文字が.....!?』
ミオリネ「なんでメッセージ開放してんのよ。登録したい人のだけ表示して」
スレッタ「あ...えと、はい」ピッ
ミオリネ『スレッタ、勝ったよ....私達』
スレッタ「は、はい...」
ミオリネ『あんたの退学はなし...!』
スレッタ「じ...じゃあ、エアリアルも、アムロさんも、ミオリネさんも....セ〜フ?」
ミオリネ『そう!ざまあみろっ!クソ親父!』
コックピットにミオリネの笑い声が響く
スレッタ「....!よ、よよ、よかったね!み、ミオミオ!」
ミオリネ『あぁん!?』
スレッタ「ごっ!?ごめんなさい!」
ミオリネ『なによミオミオって!?』
スレッタ「と、友達...あだ名で呼ぶのはリストの結構上のほう...だったから」
スレッタ「えへへ...か、可愛くないですか?」
ミオリネ『却下。センスなさすぎ』
スレッタ「そんなぁ....」
アムロ『おつかれ、スレッタ』
スレッタ「あ...アムロさん!」
アムロ『見事な操縦だったよ。よく持ちこたえてくれたね』
スレッタ「私は...アムロさんのアドバイス通りやっただけで....」
アムロ『俺だって大したことは言ってないよ。全部スレッタの実力で乗り切ったのさ』
スレッタ「い、いえ...そんな...//」
グエル「.........。」
スレッタ「あ...」
スレッタはコックピットから外に出て、グエルのもとに走る
スレッタ「あ、あの...その...」
スレッタ「ごめんなさい!」
グエル「.......」
スレッタ「あなた...のこと、見くびってました」
グエル「.....そうかよ」
スレッタ「で、でも!」
スレッタはグエルに手を差し出す。
グエル「!」
スレッタ「あなたは...その、とっても強かった....です!」ニコ
グエル「...........っ!」
がしっ!
スレッタ「ひゃああ!?」
グエル「...スレッタ・マーキュリー」
スレッタ「は...はい..」
グエル「俺と.......結婚してくれ。」
スレッタ「........え?」
5話へ続く
戦闘は難しいのです