赤毛の少女「あぁ...」
少女の目前までMSが迫る。
?「っ!スレッタさん!」
アムロ「うぉぉぉ!」
ズガンッ!!
赤毛の少女「っ.........あ、あれ?」
アムロ『っ!大丈夫か君!』
間一髪でパーカー機を後ろから支える形で動きを止めた。
アムロ『スレッタといったね。早く立って離れるんだ!』
スレッタ「ひゃ、ひゃい!」
?「バカ!巻き込まれたいの!?早く!こっちよ」
スレッタという少女がもう一人の女子生徒と一緒に退避したのを確認して安堵する。
グエル『おい、なんだお前は?今は決闘中だぞッ!』
アムロ「ならなぜ生徒を巻き込む?そんなものは向こうでやるんだよ!」
パーカー『なんだ、なんだってんだよ!.......ぐぁっ!』ドカッ!
グエル機がパーカー機の頭部に突き刺していたビーム・パルチザンを引き抜いてアンテナを切断した。
グエル「.....おいお前。何者だ?名を名乗れ」
アムロ「アムロ・レイだ。今日からこの学園に編入されることになった」
グエル「編入生だァ....?この俺が誰なのか知ってて横槍入れやがったのか?あぁ?」
アムロ「場所を選べと言ってるだけだ。君が御三家の御曹子だろうと関係はない!」
グエル「へえ!知ってんなら話が早え...........オラッ!!」
アムロ「___っ!」
ビーム・パルチザンをアムロが駆るデミトレーナー目掛けて斬りつける......が、アムロはそれを紙一重でスルリと躱してのけた。
グエル「!......なかなかいい反応してるじゃねえか」
アムロ「ぐっ!」(やるのか?この機体で!)
『おいグエル、勝負はついたんだ。はやく戻ってきなよ』
グエル「コイツは俺の邪魔をしやがったんだ!自分が何したのか分からせてやらねぇと、なァァッ!」
アムロ「うおっ!」
この追撃もまた避ける
グエル「チッ!ちょこまかと....おとなしくやられろッ!」
再三グエルはパルチザンを振りかざす、その瞬間!
______ピキィン!!
アムロ「____ここッ!」
アムロはグエル機がパルチザンを振りかざした瞬間に機体の懐へ突っ込んだ。
グエル「ぐああっ!こ、コイツ!振りかざすタイミングを....!」
アムロ「このくらい、量産機でもやれるっ!」
スレッタ「わぁ!す、凄い...!」
?「!アイツ...」
教官や生徒達がどよめく
グエル「.....チッ!雑魚が、ナメるなァッ!」
グエル機は体制を立て直し、蹴りを一撃デミトレーナーに見舞う
アムロ「くっ!」
重量差で大きく劣るデミトレーナーはその一撃を脚部に喰らいよろけてしまう。
グエル「ハッ!もらったぜッ!」
アムロ「づあッ!」
グエル機が振り下ろしたパルチザンがデミトレーナーの左アームを切断した
グエル「へっ!所詮は素人.........なにっ!?」
なんと、グエル機の手首が無い
アムロは、グエル機の蹴りで後ろによろけ、そのまま敢えて倒れる。その反動を利用した蹴り上げでパルチザンをグエル機の
?「今の動き....ホント何者...?」
アムロ「チィ!もう少し上手くやれた...」
ぐあらんと大きな音を立てて手首付のパルチザンは地面に転がる。
グエル「.....残念だったな。まだこっちがあるぜ...!」
グエルは残ったビーム・トーチを振りかざす。
『....授業中だよ兄さん、早く撤収しよう。その先は決闘で決着をつければいいだろう?』
グエル「ラウダ...!」
教官「そのとおりだグエル・ジェターク。これ以上戦闘行為を続ければ授業妨害とみなすぞ」
教官の鶴の一声でグエルは展開していたビーム・トーチをしまう
グエル「チッ!まぁいい.....聞こえてんだろ?ミオリネェ!」
ミオリネ「.......」キッ!
グエル「いいかァ!俺はお前も会社も!全部手に入れてみせるぞ。」
アムロ(なんだコイツ...)
グエル「それと.....おい!アムロとか言ったな?今日のところはこれで終いにしてやるが、このまま穏便に済むと思うなよ?」
アムロ「.....そうかい」
グエル「クク....アムロ!直にお前も足元でくたばってるやつと同じ目に合わせてやる。ソイツは俺を嘲笑ったのさ。『花嫁に逃げられた男』だとな!」
スレッタ「花嫁....?」
ミオリネ「....最低」
そう吐いてミオリネは去る。
グエル「待てよミオリネ!負けたら虫の言葉で謝るルールだ。コイツの謝罪を見ていけよ!」ハハハ
アムロ(こいつは.....俺はとんでもない事に首突っ込んじまったらしいな)
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あの後、グエルはパーカー少年を捕まえて帰っていった。恐らく『虫の言葉でなんとか』をさせるんだろう。悪趣味なやつだ
あと、デミトレーナーを勝手に乗り回してしまったことと、欠損させてしまったことについて教官から厳重注意を受けてしまった
俺が地球出身者であることを明かすと、周囲の反応は険悪なものになった。
ただ、その中でスレッタを除いた一人の女子生徒だけは微笑んでいたように思える。
スレッタ「あ、あ...あああ、あのっ!!」
アムロ「スレッタさん?どうしたんだい?」
スレッタ・マーキュリー
今日、この学園に転入してきた2名の生徒とは俺と彼女だったわけだ。なんでも彼女は水星からここに来たらしい。
スレッタ「あ、アムロ...さんで、いいですか?」
アムロ「ああ、そうだけど」
スレッタ「えっ、えっと!さっきはありがとうございました!!」
アムロ「いいって。それより怪我はなかったかい?」
スレッタ「は、ひゃい!おかげでなんとも!」
スレッタは腕をブンブンと振ってみせる。
アムロ「そりゃよかった。しかし、お礼は僕なんかよりミオリネさんにしてあげてくれ。」
アムロ「君をあの場から離してくれたの彼女はだからね」
スレッタ「は、はい!」
スレッタ「あ!それと、さっきのはどうやって動かしてたんですか!?」
アムロ「どう....か。別に特別なことはしていないが」
スレッタ「で、でも!さっきのは凄かった...です!感動しました!」
アムロ「感動か...そんなの初めて言われたよ、ありがとう。スレッタさん」
スレッタ「あっ//....あああ、あのっ!」(はわ...すごく優しい声...)
スレッタ「え、えっとあたし!ミオリネ...さんにお礼、してきますっ!」
アムロ「うん。それがいい」
スレッタ「で、では!あ、ありがとうごじゃいまひた〜っ!」
凄い勢いで走っていってしまった
アムロ「.....ん?」
ふと、アムロはフィールド内に落ちている黒い物体に気がつく
アムロ「これは...生徒手帳?誰のだ?」
電源をつけると、そこには『スレッタ・マーキュリー』の文字が。
アムロ(これはスレッタのじゃないか)
アムロ「向こうの方に行ったっけな...。届けに行くか」
アムロだったらデミトレでもグエルに圧勝しそう....ですよね?