プシュ
ミオリネ「..........ただいま」
タッタッタ...
スレッタ「あ、あの......っ!」
ミオリネ「....まだなにか用?」
スレッタ「あ、あのえと......」
スレッタ「さっきはた、助けてくれて......あっ、ありがとう、ございました!」
ミオリネ「.......はぁ、助けたのはあのデミトレに乗ってたやつでしょ。ソイツに言ったら?」
スレッタ「は、はい!アムロさんにも....お礼、言いました!...けど、アムロさんはミオリネさんに言ったほうが、いいって....」
ミオリネ「.......あー、そ。」
スレッタ「......そ、その...ミオリネさんの婚約者さんが「やめて!私は認めてないから」
スレッタ「え....?じゃあ...あの人は勝手に自分を、こ、ここ婚約者って.....!?」
ミオリネ「.....決闘よ。」
スレッタ「決闘?」
ミオリネ「この学園ではね、生徒同士が大切なものを賭けて決闘するの」
ミオリネ「お金、権利、謝罪.......結婚相手。」
スレッタ「だから結婚....するんですか?」
スレッタ「でも、どうして?」
ミオリネ「うちのクソ親父が決めたから....!」
スレッタ「.....そう、なんですね」
ミオリネは話で中断していた作業を始める
スレッタ「!あ...の」
ミオリネ「入らないで!」
スレッタ「ごっ!?ごごごっ、ごめんなさいっ!」
ミオリネ「....さっきからなんなのよ?」
スレッタ「そ、それ.....なんですか?」
ミオリネが持っている赤いモノを指差す
ミオリネ「なにって、トマトに決まってるでしょ?」
スレッタ「.....それが、トマト?」
ミオリネ「水星人って普段なに食べてるわけ?」
スレッタ「と、トマト味...なら」
ぐぎゅるる〜
スレッタ「あっ....す、すいません//」
ミオリネは布にトマトを一つ包んで渡す。
ミオリネ「......あげる」
スレッタ「あっ、ああ...ありがとうございますっ!」
しかしスレッタは食べ方が分からず、じっとトマトを眺める
ミオリネ「そのままかぶりつく」
スレッタ「あっ......はむっ.....んっ!」
ごくっ
スレッタ「おいしい....!」
ミオリネ「トマトならどれでもおいしいわけじゃないわ。そのトマトは特別」
スレッタ「え?」
ミオリネ「....お母さんが作ったの」
スレッタ「...トマトを?」
ミオリネ「品種に決まってるでしょ!」
スレッタ「あ......お母さん、が」
スレッタはトマトをなでながら言う
スレッタ「あたしも...同じ、です」
スレッタ「お母さんが…水星を豊かな星にするため、勉強してきなさいって。だから.....」
ミオリネ「.....そう。あなたのお母さんは生きてるのね」
スレッタ「え.....あ....ごっ!ごっごっご...ごめんなさい...」
スレッタ「.........」シュン..
ミオリネ「...........はぁ」
ミオリネ「ほら、食べたならさっさと行ってよ」
スレッタ「......あっ、あの「また土いじりか?」
そこに現れたのは御三家の御曹子グエル・ジェターク。
グエル「地球のマネごとをしてなにが楽しいんだか」
ミオリネ「勝手に入らないで!」
グエル「いいアイデアを考えた。お前はこれから俺たちのジェターク寮で暮らすんだ」
グエル「脱出騒ぎはもうご免だからな」
ミオリネ「.....私は認めてないから!」
グエル「お前の父親が決めたルールだぞ?」
ミオリネ「親が決めたら絶対?...フン」
ミオリネ「そうね.....アンタはパパの言いなりだもんね?」
グエル「........」イラッ
ガチャーンッ!
その言葉が気に触ったらしく、グエルは片っ端から部屋を荒らしまわる。
ミオリネ「何するのよ!?やめろっ!」
グエル「ッ!」
ミオリネ「きゃっ!」ドサッ!
ペトラ「ほらほらお嬢様、頑張って〜」
フェルシー「......クスクス」
スレッタ「と、とととと....とめっ、止めて....」
ラウダ「.....兄さんを止めたければ自分で止めなよ」
スレッタ「えっえっ、あ...!」
ミオリネに付いている黒服達も面倒ごとはご免だと言わんばかり、二人とも無関心で仲介に入る素振りすらしなかった。
スレッタ「た、たたた....たす...助け...っ」
グエル「俺は少し優しすぎたようだ....。未来の夫としてこれからは厳しくしていく」
グエル「お前はおとなしく俺のものになればいいんだよ」
スレッタ「だ、だだだ誰か....と、止め...!」
ミオリネ「くっ....!」
ざっ.....
アムロ「.......なにしてる」
スレッタ「あっ!アムロ...さん!」
ミオリネ「!あんた...」
ラウダ「お前は....」
フェルシー「ゲッ....噂のアーシアンじゃん」
グエル「あぁ.....?お前はさっきの...!」
アムロ「そんな様子じゃ家庭を持つことは厳しそうだな、グエル・ジェターク。」
グエルの額に青筋が立つ
グエル「...そんなに俺を怒らせたいか....」
アムロ「怒りに身を任せるのは育ちきれていない人間の現れだぞ」
グエル「貴様ァッ!」
グエルは握りこぶしをアムロの顔面めがけて振り抜く。
フェルシー「あちゃー.....」
ペトラ「馬鹿なのあの人....」
スレ・ミオ「...っ!」
思わず顔をそらすスレッタとミオリネ
アムロ「ふっ!」
グエル「っぐ!?」
グエルの拳をスルリと避け、その勢いのままグエルの腕を掴む
アムロ「だああああッ!」
____ブンッ!
グエル「な、なにッ!?」
足をかけて腕を思いきり引く。そのまま前のめりにグエルを外へと投げ飛ばしてしまった。
グエル「_______ぐはッ!」ドサッ!
ラウダ「に、兄さんっ!」
黒服s「!?何事だ!」
ミオリネ「う...嘘でしょ...」
スレッタ「わぁ....と、飛んだ...!」
アムロ(はぁ...はぁ....くそっ、この体かなり鈍ってるな.....)ゼェゼェ
グエル「.....こ、いつ....!」
グエルは立ち上がると再びアムロに突っかかる
グエル「よくもッ....この俺にむかって....ッ!」
アムロ「ぐっ!....力で全てを丸め込めるとおもうな。そんなものは後々自らの首を締めることになるぞ!」
グエル「黙れェ!」
ラウダ「兄さん!やめなって!」
黒服1「お、おい....止めたほうが....」
黒服2「あー.....ほっとけ、触らぬ神になんとやらだ」
グエル「大体なんだお前は....!さっきから俺の邪魔ばかりしやがって....!」
アムロ「彼女に謝罪して部屋を片付けろ...!」
グエル「これは“躾”だ!俺があいつの婚約者なのは決定事項だ。未来の嫁に脱走グセがあったらたまったもんしゃないからな!」
アムロ「.....情けない男め!」
グエル「テメェ!」
スレッタ「............っ!」バッ!
パチーーン!
スレッタはグエルの尻をひっぱたいたのだ。
グエル「い"っ......!?」
その唐突な行動にこの場の全員が仰天する
スレッタ「おお...お母さん、から教わらなかった...ですか!?」
アムロ「スレッタ......」
グエル「.......あぁ?」
スレッタ「そ、そんなこと....しちゃあ、だ、ダメ!...です!」
グエル「なんだお前は?」
スレッタ「ひ、ひぃ〜っ!」
スレッタはアムロの背中に隠れる
グエル「お前....俺が誰だか分かってるのか?」
スレッタ「えっ!?.....えーっと...よよ、横恋慕、さん?」
ペト・フェル「ぶっ....笑」
グエル「チッ...俺はなァ!ベネリットグループ御三家の御曹子で!決闘委員会の筆頭で!現在の『ホルダー』だ!」
アムロ・スレッタ「ホルダー?」
グエル「決闘で選ばれた学園ナンバー1のパイロットだ!」
スレッタ「そ、それでも...でも....わ、悪いことは悪い、です!」
スレッタ「アムロさんの言うとおりです...!ミオリネさんにあ、謝ってく...ください!」
アムロ「.........。」ジッ...
グエルは二人を睨み答える
グエル「ハッ!.....ここではなあ、何が善か悪かは決闘で決めるんだよ」
グエル「それとも、俺と決闘するか?アムロ・レイ」
グエル「言っとくが、決闘中の俺はさっきみてえに優しくないぜ?.......ちなみに」
グエル「俺にはさっきから山ほど浮かんでんだよ。俺に対するお前の“謝罪”のさせ方がなァ.....ハハハ....」
アムロ「その勝負、受けよう」
グエル「.......何?」
ミオリネ「ち、ちょっとあんた!」
スレッタ「あ、アムロさん...!アムロさんが戦うことなんてない、です!代わりにわ、私が......!」
アムロ「いいんだ、俺も君に謝罪してもらいたい。ミオリネさんに対してだ」
ミオリネ「やめて!あんた達に関係なんてないでしょ!?」
グエルはミオリネの説得を遮る
グエル「いいだろうアムロ・レイ.......ただし、お前が負けたら、ついでにそこの水星女は退学してもらうぞ」
アムロ「なに...?彼女は関係ない!君が欲しいのは俺からの謝罪だろ」
グエル「そいつも俺に対して横槍を入れた。当然だろ?拒否するなら、この話はなしだ」
アムロ「そんなもの「...はい!それでいいです!」
アムロ「!スレッタ、君は....」
スレッタ「いいんです!」
スレッタ「私も....あ、アムロさんと一緒にっ、戦います!」
ミオリネ「.....バカなのこいつら......!」
ラウダ「では今すぐ決闘を行う。.....ただし、アムロ・レイ、君はMSを所持していないため、我々ジェターク寮が用意したMSにて戦闘を行ってもらうが....いいな?」
アムロ「ああ、了解した」(....型落ちにでも乗せるつもりか?)
グエル「へっ、このあとお前が地べたを這いつくばって謝罪する姿を楽しみにしてるぜ?ククク....」
アムロ「..........」
2話へ続く。
しかし、スレッタさんのあたふた具合って文字にするの難しいですね....。
ss初心者丸出しだなぁ....
追記(すいません。おかしなところがあったので修整しました。ご指摘していただいた方、ありがとうございます。)