「此処ですわね」と、お露ちゃん。
花子さんから教えられた
「まさか
「完全に無駄足だったね……これまでの流れ……」
「そうでもありません事よ? 花子さんの話によると、相手は〝トイレ個室なら自由に行き来が出来る〟──つまり〈トイレワープ〉を
「そうだね……って〈トイレワープ〉って何ッ!」
「おそらく便器同士をワームホールとして
「プロセスなんて聞いてないよ! その『アホなSF論』何ッ?」
「ホーキング博士もビックリ! クスクス ♪ 」
「にしても……」
「あ? んだよ? お菊?」
「うん……いいのかな? 男子トイレだよ?」
「それが?」
「……わたし、入った事無い」
恥じらいモジモジ。
何だか、いけない事しようとしているみたいで……恥ずかしくて気まずい。
「アタシも
「
「え? そうなの?」
ちょっと意外だった。
この
自分
えへへ ♪
うん、そうよ!
時代が変わっても〈女の子〉は〈女の子〉だもんね?
わたし達〈女の子〉だもんね?
「んじゃ、入るか」
「ですわね」
「入ったーーッ! 何の
あなた達〈女の子〉剥奪!
「んだよ? 別に変わんねぇだろ?」
「多少、殿方仕様に改訂されているだけですわ」
「
「「
「声に出さないでよ! 恥じらいとか無いの?」
「だって……なぁ?」
「ねぇ?」
「な……何よ?
「アタシ、結婚してるもん」
「…………」
そうだった。
お岩ちゃん、既婚者だった。
「
「…………」
そうだった。
お露ちゃん、
「「見慣れてるもん」」
「ユニゾン
居たたまれない恥ずかしさに顔を
耳まで真っ赤になって!
何なの? この
「ふぇ~ん! もうヤダァ~~!」
「あらあら? お菊ちゃんったら可愛い♡ 」
「あんなん、ブラブラ付いてるだけだぞ?」
「やめて!」
「いつか見んだぞ?」
「見ないもん!」
「毎晩見ますのよ?」
「見な……毎晩ッッッ?」
平然と何言い出したの! この
わたしを同類化しないでよ!
わたしは〝純朴で可愛いお菊ちゃん〟なの!
〝みんなのお菊ちゃん〟なの!
「もう、プイッだもん!」
「お岩ちゃん! お露ちゃん! これって!」
「
「いま、立て込んでますの」
「何でッ?」
最大の目的を、そっちのけに断った!
キャッチセールスを
「コイツに〝男〟教えねぇと……」
「ええ、ちゃんと骨の
「
そこまでして
泣きながらトイレ個室へと飛び込んだわ! わたし!
「ふぇぇぇ~~ん! 助けて~~! 学校の
「誰が『学校の
何よ!
そんな
いまは〝お菊ちゃんピンチ〟なの!
みんなの〝可愛いお菊ちゃん〟がピンチなの!
もう、プイッだもん!
──バタン!
戸が閉まった。
わたしが閉める前に戸が閉まった。
飛び込むと同時に……。
暴風に
「……あれ?」
イヤな予感に鍵を確認──カチャカチャ──閉まってる。
開かない。
不可視の
これって、