奸臣に反逆凌辱されたい内政チート転生姫様vs奸臣のフリをする善良ハゲデブ宰相   作:RKC

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26話 鵜陛下 鵜飼臣下

――小話・堕ちたソフィア――

 

 どうも、転生チート女王だったソフィアです。……“だった”んです。ある日を境にクーデターを起こされちゃった。

 

 あはっ、あはっ。お飾りの女王になっちゃった……たはは。

 なっちゃったからにはもう……ネ……(興奮)

 

 クーデターを起こされた翌日。昨日の事は夢だったのではないか、と思いながら侍女のクレアちゃんが来るのを待つ。しかし、いつまで経っても来ない。

 仕方なく私は自分で身支度を整える。私は生粋の王族ではなく、前世は普通の一般人だったため、一人で服が着れなかったり髪をまとめられなかったりという事は無い。

 

 それでも今までとの落差に私は小さな喪失感を感じていた。衣服に乱れが無いかを確認する時、髪の毛を結ぶ時。些細な事も自分でやらなければいけない事に、もう女王では無いという実感を強く感じる。

 

 洗濯物も自分で処理しなければいけない。洗濯物を籠にまとめて侍女の元に持っていくが、そこにいたクレアちゃんに“自分の分は自身で洗濯なさってください”、と笑顔で言われる。

 

 どうせなら一緒に洗濯してくれても良いだろうと私が言うと、クレアちゃんは私の腕を掴んで迫って来た。

 

“ソフィアちゃんはもうお飾りの女王なんだよ? 侍女にも命令できない弱い立場なの。分かる?”

 

 ご主人様とも呼んでくれず、敬語も使ってくれず、その上で力を振りかざして迫って来るクレアちゃん。自分が立場を失ってしまった事をより強く認識して、思わず下腹が熱くなる。

 

 他の侍女たちも私が大人しくしているのを見て、恐る恐るといった感じから高圧的に迫って来た。周りを侍女に囲まれて、昨日のクーデターで役人たちに迫られた事を思いだし体が疼く。

 

「洗濯したいならあそこの桶を使って良いから。頑張ってね」

 

 私は快感の余韻に浸りながらも桶の近くに座り込む。しかし洗濯板が無い。どうやって洗濯するのだろうかと周りを見ると、侍女たちは桶の中に衣服を入れて、叩いたり踏んだりして汚れを落とそうとしていた。

 

 非効率だなぁ……洗濯板の突起にこすり付けた方がより汚れが落ちるのに。あと水仕事は手が荒れるから内側を綿で覆ったゴム手袋も後で作らせようと思いながら、ぺちぺちと洗濯物を叩いて汚れを落とす。

 

 しかし、私の肉体スペックは非常に低いので他の侍女の2倍近くの時間がかかる。気づけばもう昼食前だった。

 

 昼食を取る前に鍛冶師に洗濯板とゴム手袋の試作品を作らせようと思ったが、王宮を出ようとした時、護衛に引き留められてしまう。

 

 “陛下……いえ、そ、ソフィア様の外出は現在認められていません。宰相に許可を得てからにしてください”

 

 そう言われた瞬間、また興奮する。外出の自由すら失ってしまった私は許可を求めて宰相の元を訪れた。

 

「陛下……ではない、そ、ソフィア殿。何の用ですかな?」

 

 洗濯板とゴム手袋を作りたい、侍女や民衆のためにもなるはずだと説明すれば、宰相は外出を許可してくれた。

 

 私は護衛と一緒にいつもお世話になっている鍛冶師の元を訪れた。私は実権を失ったとはいえ、国に混乱をもたらさない様に一応女王としての体裁は保たれている。

 

 そのため王宮から一歩外に出れば私は救国の女王。鍛冶師も私の指示にはハイハイと素直に従ってくれる。そうして用事を終えて王宮の玄関にまで戻って来た。

 

 ここに入れば、私は女王ではなくただのソフィアになってしまう。そう思うと身震いしてしまう。なまじ鍛冶師が私の言う事を聞いてくれただけに、喪失を強く実感してしまう。

 

 “どくん、どくん”と心臓が高鳴り、唾を飲み込みながら私は王宮に戻った。案の定、王宮では誰も私の命令を聞いてくれない。

 

 本当に私の部下に対する命令権は全て剥奪されたのだ。今まで当たり前に命令していた部下たちが全くいう事を聞いてくれない。それはまるで両腕を失い、今まで簡単に出来ていた作業や家事が出来なくなったぐらいには大きな喪失感が襲ってきた。

 

 ベッドに横たわり喪失感を噛みしめる。たった一夜で多くを失った事に思いを馳せていると、その日は興奮しっぱなしで眠れなかった。

 

 

 

 

 

 そんな生活が続いて3日後。洗濯板とゴム手袋の試作品が届き、私や侍女が使用する。侍女達は普通より1時間も早く洗濯を終え、さらには手袋のおかげで手も荒れないと嬉しそうにしていた。

 

“これも洗濯板とゴム手袋を開発してくれた宰相様のおかげですね”

 

 クレアちゃんがそのように言うのを聞いて私は耳を疑った。すぐにそれらは私が発明したものだと弁解するが、誰も聞いてくれない。私は宰相の元に突撃した。

 

「私が提案したはずなのに、なぜお前の手柄になっているんだ!?」

 

 宰相は私の剣幕に怯むが、思い出したように口調をきつくして迫って来た。

 

「その言葉遣いは何ですかな、陛下……いえ、ソフィア殿。今や私の方が立場は上、言葉遣いというものがありましょうぞ」

 

 その剣幕に今度は私が怯み、興奮する番だった。

 

「え、あ……その、ど、どうして私が提案したはずなのに、宰相殿の手柄になっているのでしょうか……?」

 

 私がニヤつきながら恐る恐る言うと、宰相は更に迫って来る。

 

「ふむ、洗濯板とゴム手袋の事ですかな? 陛下……いえ、ソフィア殿が提案したなどと証拠はあるのでしょうか。私はさっぱり覚えがありませんな」

 

 何とあの真面目な宰相が私のために手柄を横取りしようとしている(クレアの入れ知恵)。私はその事実にあわや失禁しかけた。

 現代知識チートが元とはいえ自分の手柄をかっ攫われる喪失感。それは私が思っていたより大きな衝撃だったらしい。

 

 私がショックで言葉も発せない状況で、宰相は私を壁に追い詰める。

 

「政治や産業、生活に役立つ発明を思い付いたのであれば、すぐに私の元に来るようにお願いしますぞ?」

 

「で、でも……」

 

「良いですな?」

 

 有無を言わさず肩を掴まれた。そうするとどうしてもクーデター時の記憶が蘇って従順になってしまう。

 

「は、はい……♡」

 

 私の蕩けた上目遣いを見て、宰相は何とも言えない表情を最後に浮かべた。その日も、興奮しっぱなしで夜はあまり眠れなかった。

 

 異世界最高……♡

 

 

 

               ♢

 

 

 

――小話・鵜飼と鵜――

 

 クーデターが無事成功し、ソフィアの向こう見ずな行動を抑制することに成功したエリュシオン王国の役人たち。とはいえ次の問題に直面し、悩まされていた。

 それは、どうやって政治を行うかについて。今までは女王のトップダウンで政治がおこなわれていたが、その女王から実権を奪ったのだ。その権利を誰のものにするかで相当もめた。

 

 野心ある者はその権利を手に入れようとするし、保守的な者はどうすれば良いか分からず困り果てるだけ。

 

 ひとまず女王の代わりに宰相が仮の王様として政治を行う事となった。しかし、ソフィアは変態とはいえ実績と求心力においてあまりに抜きんでている。

 現に腐りかけていた王国を立て直し、変態バレした後でも王宮総出で彼女の性癖を満たすなどという前代未聞のイメージプレイが行われている最中だ。

 

 宰相も敏腕だが、ソフィアと比べるとリーダー適正の観点からはどうしても劣ってしまう。そのため、本当に宰相がトップで良いのか、やはりソフィアに政治を行ってもらうべきでは無いのかと王宮は混乱していた。

 

 その現状に悩んだ宰相が導き出した結論。それはソフィアに現状で有効な政治体制が無いかを聞くことだった。

 実権を奪っておきながら、その実権をどう扱えば良いかを本人に聞くなどという、ソフィアが好みそうな屈辱的な話。

 

 とはいえ、性癖が満たされて満足しているソフィアは現状、一種の燃え尽き症候群に陥っていた。そのため自分の身の周りを便利にする発明以外は全くしなくなっている。

 

 これには宰相も頭を抱えた。どうすれば良いのだろうとルーカスに相談しに行く。するとルーカスは少し考えた後に言う。

 

「……成功するかは分かりませんが、1つ試してみたい事が」

 

 

 

 

 

 後日、ソフィアはルーカスから呼び出しを受けた。もちろんお飾りのソフィアに断る権利は無い。クレアに両腕を後ろ手で拘束されたまま会議の場に連行される。

 

 そして会議室のど真ん中、多くの役人たちが輪になっているその中心に座らされる。もちろん腕はクレアに拘束されたまま。

 

 周りの目と無言の圧力に、これからどうなるんだろうかと期待に胸を膨らませるソフィア。その一方でルーカスは最後まで悩んでいた。

 

 クーデターを起こされ庶民の様な暮らしをさせられて興奮する陛下であれば、これから私が行う事にも喜んでもらえるはずだし、案があれば新たな政治体制についても助言が貰えるだろう。

 

 しかし、やる事がやる事だけに喜んでもらえない可能性も十分にある(ソフィア相手にそんな可能性はないのだが)。緊張した面持ちでルーカスはソフィアに話しかけた。

 

「陛下……いえ、ソフィア殿。現在アナタが実権を失ったことによって、王宮の政治体制は混乱状況にあります。一応、ある一定上の役職についている役人たちの多数決で政治を行おうとは思っているのですが、他に良い案があれば白状する様に」

 

 腕を拘束された状態で上から高圧的に迫られたことで、“びく”と体を震わせるソフィア。

 

「特には何も。その案で良いのでは、あ、いや、良いと思います……」

 

 しかし、今の彼女は新たな提案をしようと思うほど活発的では無く、ぼんやりと答えるのみ。その時、ルーカスがソフィアの喉を撫でた。急所に触れられて思わず身を竦めるソフィア。

 

「ソフィア殿は有用な案を生み出すだろうと期待して王宮に囲っているのです。にもかかわらず、“何もない”と」

 

 ルーカスは話しながらソフィアの喉を掴んだ。彼女は突然の暴行に口元をニヤつかせる。

 

「頭脳として期待されているアナタがその役目を果たさなくなったらどうなるか。分からない訳ではないでしょう」

 

 ルーカスはソフィアの一挙手一投足を観察していた。ソフィアが興奮した時に見せる瞳孔の肥大化を認め、出来るだけ無表情でソフィアの細い喉に、優しく丁寧に指を食い込ませる。

 

「ぅ、ぁ……っ」

 

 一方でソフィアは本気で首を絞めてくるルーカスに大層興奮していた。気道が絞まり、反射的に抵抗しようとするが、腕はクレアに抑えられたまま。

 

「っ……ぃぁ……!」

 

 せめてもの抵抗に足をバタつかせ、嫌々と身をよじるが、首を絞められても気持ちよさそうなソフィアの表情を見た宰相や他の役人たちが、呆れ顔で彼女の体を拘束する。

 

 脚、膝、腿、お腹。続々とむくつけき男の手がソフィアの動きを縛っていく。さらには気を利かせた誰かが、ソフィアの腹を“ぽむぽむ”と拳で叩く。

 

 おおよそ人間にする事では無い仕打ちを受けるソフィア。

 

(ヤバ、完全に物扱いされてる……♡ 政策と発明品生み出すだけの道具にされて、人権失ってる……♡ 何か言わないと本当に殺されちゃう……♡)

 

 当然大興奮。腹を叩かれる振動でほぼイキかけた彼女は咄嗟に口を開いた。

 

「ぁ、ぉぇぁ……」

 

 しかし、首を絞められて声が出せない。パクパクと口を開いて必死にアピールする。それを見てルーカスは手を緩めた。

 

「けほっ、けほっ……な、ナショナリズム!」

 

 聞き覚えの無い言葉に役人たちは首をかしげる。

 

「こ、国民主義の事で、民の人権や自由を尊重しながら民主的に国家を形成する思想の事です!

 貴族とかが軒並み力を失って私がトップダウンで運営していた絶対王政は、私みたいに優秀な人じゃないとぉ……ぅ……っ!」

 

 その瞬間、ソフィアの喉が絞まる。

 

「今何か不適な言葉が聞こえましたが。優秀?」

 

 ルーカス自身は毛ほどもそうは思っていないが、ソフィアが喜びそうだったため実行した。彼の狙い通りソフィアは快感に身震いしながら訂正する。

 

「ご、ごめんなさいっ! 絶対王政は私みたいなクソゴミ以下のすかぽんたんが王様になった場合は最悪の政治体制になりかねないので、私が死ぬ前にさっさと切り替えた方が良いと思います!

 

 とりあえず、役人たちの多数決で政策を決めるようにして、その間に国民たちの識字率を上げるんです。この国はかなり豊かで、文字を習う余裕も大体の人にあると思うので……。

 それで、最低限読み書きができるようになったら“政治を任せたい人物”を木板とかに書いてもらって投票してもらうんです。

 

 でも、村民は村にいる人間、街民は街にいる人間しか知らないと思うから、その中で“政治を任せたい人物”を選んでもらって、その選ばれた人が村や街を治めてもらいます。国の方針は大きな町を治める人物の多数決で決めてもらいます」

 

「しかし、投票などという面倒な事を行う割に利点があまり感じられないのですが……」

 

 再び喉が絞まりかけるソフィアは口角を上げながら慌てて弁解する。

 

「い、一番の利点は民の結束力が高まる事ですっ! し、正直今の民は国を治める人間が王族だろうが宰相だろうが気にしていません! この国が危なくなれば国を出ていく事でしょう!

 しかし自分たちの選んだ代表者が政治を行うとなれば、“自分達が政治に参加している”気になるんです!

 

 そうすると“自分達がこの国を良くしていくぞ”、という考えが生まれ始め、それがエリュシオン国への愛国心に繋がっていきます。これがナショナリズムです。

 エッセ教の信者たちは皆結束力が高いでしょう? それは一つの宗教を信仰する仲間だから。同じく、国民たちはお互いをエリュシオン国に所属している仲間とみなすようになり、国としての団結力が段違いになります!

 

 欠点は多数決で方針を決定するので、承認速度の遅さや思い切った改革が採用されづらいなどあるんですけど、今この国は他国に比べて大きく進歩しているので無難に政治をしておけば良いんじゃないかなと思います。

 

 あと、選民思想が出来て他国との仲が悪くなったり、国民が我儘になるというのも欠点としてありますが、そこは吟遊詩人や劇団員にプロパガンダ詩・劇を広めて貰えば、大衆の思考なんて簡単に誘導できますから! ど、どうでしょうか!?」

 

 政治の未来を知っているソフィアだからこその提案ではあったが、役人たちからしてみれば民が政治にかかわるなど、想像だにしない事だろう。渋い顔をしている役人たちを見て、ソフィアが更に続ける。

 

「く、国が豊かになれば余裕が出てきて国民も賢くなります! その結果、政治とかにも関心を持ち始めるんです! そうなれば、現状の政治に不満があればクーデターとか起こし始めます!

 やっぱり数は正義なので、国民にクーデターを起こされると少数の為政者ではほとんど止められません! 仮に止められたとしても国としてはもう壊滅状態です!

 

 だから将来、必ず国民が政治にかかわる体制になるんです! それをちょっと早めるだけ!

 国民に教育を受けさせず、馬鹿のままにしておくのも一つの手ですが、そうなると知識人の層が薄くなって開発・研究・政治において他国との競争に勝てなくなってしまうので、民主化はもうしょうがない事なんです!」

 

 正直、役人たちはここまで聞いてもピンと来ていない様子だったが、ソフィアがそこまで力説するのであればそうなのだろうと思う。やはりこの変態、求心力は非常にずば抜けていた。

 

「ふ、普通、政治体制の変遷は現体制への不満が無ければ起こりません。だから、私をお飾りの女王にしておいて、民主化への準備が整ったら私が盛大にバカやらかして、その不満を政治体制の変換に当てれば滞りなく進むと思います!」

 

「し、しかしそんな事をすればソフィア様の名声に傷が……」

 

 その時、ソフィアの事を心配するような発言が。何と無粋な事か。その言葉を聞いたソフィアは“スン”、と一瞬で無表情に戻った。

 

 まるで恋愛ゲームでヒロインと良い感じになって盛り上がっている所に、ロード時間で暗転した画面に自分の顔が映り込んで、“あ、映り込み防止シート買わなきゃな”、と萎えつつも冷静に思考をするかのようであった。

 

 さっきまで身の危険にグルグルと目を回しながら興奮していたソフィアの急な真顔に、役人たちは心底怯える。

 

 我々は彼女の性癖を満たさなければ国をまた滅茶苦茶にされるのでは? という恐怖が鎌首をもたげたのだ。現実にはここまで実権を奪われた状態でソフィアに何か出来る事など無いのだが、可能だと思わせるだけの凄みを周りに印象付けてしまっている。

 

「そ、ソフィア殿のような変態で淫売が元々無いに等しい名声を貶めるだけで政治に貢献できると言うのですから、何と効率的なことでしょう! ねぇ、皆さん!」

 

 慌てて宰相がフォローする。周りの役人もそれに乗っかって。そうだそうだとソフィアを貶めるような発言をする。

 ルーカスもソフィアの喉を締め、クレアが彼女の耳元で“その時は市中を引きずり回して国民の皆に罵倒されるんだよ”、と囁くことで、ソフィアは再び笑顔に戻った。

 

 無粋な発言をした役人はソフィアを囲む役人の群れから連れ出される。そのままお仕置き部屋直行となった。

 

 

 

 

 

 ともかく、ソフィアからアイデアを引き出す集会は何度も行われた。

 

“隠田から税を取れない。どうすれば良いか”

 

※隠田とは農民が領主に隠して耕している畑の事。領主は税が取れない、農民はわざわざ畑を隠さなければいけないので効率が悪い。税金が重いと発生しやすい。

 

 役人がソフィアの首を絞める。

 

「け、検地を行うんです! その上で新しく耕した畑に関しては耕した人間に所有権を認めるようにする。そうすれば、面倒な思いをしてまで隠田を作ろうとは思わないはずです。

 しかも国民が土地を持てるようになって自立心が高まると、前に話したナショナリズムにも繋がるので一石二鳥です!」

 

 するとアイデアが喉から出てくる。

 

 

 

“移民や農作物の生産量増加による国民の増加に伴い、冬場に暖を取るための薪の消費量も増えている。このままでは植林が追いつかない“

 

 役人がソフィアの喉を締める。

 

「ふ、フランクリンストーブを作るんです! 今のストーブは90%以上の熱を無駄にしていますが、フランクリンストーブならそれ以上の熱効率を実現して、薪の消費量を半分以下にできます!

 後、かまども改良して薪の消費量を減らせば、何とかなると思います!」

 

 するとアイデアが喉から出てくる。

 

 

 

 その様子はまるで鵜飼が鵜に魚を吐かせるようだった。絵に心得のある役人はその様子を書き写し、「鵜飼と鵜」というタイトルを付けた。

 

 とはいえ、役人たちはソフィアの事を恐れており、彼女の性癖を満たすために首を絞めている。一体どっちが主人なのか。

 そういった含蓄もこの絵には含まれているとか、いないとか。

 

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