前回のアンケート結果は、『絶対時間』状態の主人公の呪力量は指20本分の両面宿儺と同等クラスに決まりました。
ご協力ありがとうございました。
しかし、素の状態でも乙骨クラス。『絶対時間』発動中は指20本分の宿儺クラスと言う呪力モンスターになった主人公w
まあ、その方が『さしす組』と肩を並んでる感じがしますかね。
『
「チィッ」
男は苛立ちながら刀を横薙ぎするが、俺はそれを蹴りで無理矢理軌道を変え、胴体が空いた所に拳を叩き込む。しかし、男もカウンターで拳を放つ。
互いに重い打撃を受けながらも攻撃の手を緩めない。そして、いつの間にか男は刀を手放して打撃のみで攻撃を繰り出していた。
「脳筋過ぎるだろ」
「テメェもな。呪術師なら術式使えよ」
「アンタと相性悪いんだよ!!」
「そら残念だったな!!」
俺が悪態を吐くと男は笑いながら言い返す。『
そして、それは
術式の効果が薄い以上、やる事は一つ。反転術式は致命傷以外は全部後回しにして、肉体強化に全神経を集中させる。
男の拳が俺の顎を捉えそうになり、ボクシングの高等技術であるスリッピングアウェーで首を回転させて回避する。
此処だ!!
俺は左拳による渾身のカウンターを男の胸部、心臓の位置へ目掛けて叩き込む。
次の瞬間。打撃と同時に空間が歪み、
『黒閃』。
打撃との誤差0.000001秒以内に呪力が衝突した際に生じる空間の歪み。そして、『黒閃』での威力は平均の約2.5乗。しかも今は『
しかし、俺の拳には男の心臓に届いた感触は無かった。
「………ざけんなよッ」
その事に思わず俺は苛立ちを込めて言葉を吐き出した。
男は俺の打撃が届くまでのほんの僅かな一瞬で上体を晒し、左肩によるショルダーブロックで防いだのだ。
「惜しかったな」
ほんの一瞬の隙を見過ごさず、男は右拳を俺の顔面に叩き込む。俺は殴られた反動で後ろへ大きく吹き飛び、空間にある忌庫の壁に激突する。
俺は直ぐに起き上がろうとした瞬間、腹部に刀が突き刺さる。切先が忌庫の壁にまで減り込んでいるせいで抜け出す事が出来なかった。俺はせめて呪力で強化して出血を止める。
すると、男が俺に刺さった刀を抜き取る。
「まさか腕を潰されるとはな。此処までやられるとは思わなかったぜ」
男は何処か嬉しそう笑いながら言うと、刀を横に構える。
「ガキの割には中々だったぜ。せめて一発で首を斬り落としてやるよ。流石に首を落とせば反転術式も使えねぇだろ」
直ぐにも男が刀を振おうとする光景に、流石の俺も駄目だと諦め掛ける。
その時、
………なんだよ。
「ったく。ビビらせやがって」
「あ?」
俺が笑っている事に男が顔を歪めると、扉が吹き飛ぶ。
そして、扉の向こうから
「よお、久しぶり」
そして、狂気にも似た雰囲気を放ちながら笑う悟が俺と男の前に現れる。
「………マジか」
男も殺した筈の悟の登場に困惑する。
「大マジ。元気ピンピンだよ」
悟はそう言って前髪を掻き上げると、左眉の上には傷跡が残っていた。おそらく、男の短刀で刺されたんだろう。
しかし、それが塞がっていると言う事は───
「反転術式!!」
「正っ解!!」
驚愕する男に、悟は親指で傷跡を叩く。そう。悟は死の瀬戸際で遂に反転術式を習得したのだ。
「オマエに喉ブチ抜かれた時、反撃は諦めて反転術式に全神経を注いだ」
「呪力は負の
「言うは易し。俺も今まで出来た事ねーよ。出来る奴は他に居たけど片方は何言ってんのかサッパリだったし、もう片方は
普段とは違う悟の雰囲気に、俺はアイツがハイになっている事に気がつく。多分、男も同じ事を思っているだろう。
「だが死に際で掴んだ、呪力の核心!!オマエの敗因は俺を首チョンパしなかった事と、頭をぶっ刺すのにあの呪具を使わなかった事」
「………敗因?」
男は呪霊から短刀を取り出し、構える。
「勝負はこれからだろ」
「あ゛ーーー?そうか?そうだな、そーかもなあ!!」
左腕が動かないまま戦闘体勢を取る男に、悟はハイになったまま大声を挙げながら両手を広げる。
負傷しているとは言え、男には厄介な呪具を持っている。しかし、
俺は反転術式で腹部の傷を塞ぎ、『
………勝てよ、
薄れる意識の中、俺は悟にエールを送り、そして完全に気を失った。
夏油傑は原作通り闇堕ちさせるべき………?(呪言でお答え下さい)
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堕ちろ!!(原作√)
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堕ちるな!!(オリジナル√)