水星の魔女 異聞 / 月の悪魔 −或いはとある射手のミス− 作:システマチック発光ネズミ
ガンドアームに搭載されているシェルユニット…その色なんですけどね?
もしかして、パーメットが伝達する情報量で変色してんじゃねぇかな?と。
スコア2 \
┃ 赤色
スコア4 /
スコア6 青色
スコア8 白色
スコア10 虹色
こんな感じでしたっけ?二期は見てないのでこんな感じのはずですよね。
まぁつまり。データ量が多くなればなるほど白っぽくなるんじゃないかと。
ま、素人の戯言です。お気になさらず。
パイロットが1年の教室に歩を進める。
“決闘強盗”…そう呼ばれているヤツに、決闘を申し込むために。
最近…というより、今年に入ってからか。ジェターク寮だけでなくペイルやグラスレーでも“MS用のあらゆる資材”が消えているという報告が上がっている。その原因は、アルニカ・アルトランドという生徒。決闘委員会でも見たが、ふっかけられた決闘全てに勝利し、対価として容赦無く資材をぶんどっていた。
決闘に関しては横から口を出すべきでないとは分かっているが…しかし、流石にこれはやり過ぎだろう、という声が上がっているのも事実。
その結果。先日の委員会会議で、“ホルダーの俺が決闘を挑み、対処する”という結論に至った*1。
「失礼するぞ」
…確か、青みがかった黒髪と浅黒い肌の
「アルニカ・アルトランド。ジェターク寮寮長としてお前に決闘を申し込む!」
「アルニカ・アルトランド。ジェターク寮寮長としてお前に決闘を申し込む!」
あっはぁ…!最っ高なのきたぁ!!
「ありゃ、ホルダーさんじゃないですか!いーですよ、やりましょやりましょ!」
「うぉ、がっつくな!?」
「いやがっつくなってのは無理ありますよー、だってここの“最強”が挑んで来たんだ!…それに、目的は決闘の賭け事のことでしょ?」
「!…あぁ、そうだ。先に言っておく。この決闘で俺が勝ったら、地球寮の保有するMS用の資材すべてをジェターク寮に移譲しろ」
やっぱり。なんか“決闘強盗”とか“月のヤベーやつ”とか言われてるせいか。不名誉だなぁ、その称号。どうせなら“決闘姫”…いや姫ってガラじゃないか。まーいーや。
「それなら私はいつも通り…あー、やっぱりそっちの機体の脚貰います。いーですよね?」
「問題ない…が、その前に決闘委員会のラウンジに向かうぞ」
【決闘委員会のラウンジ】
「や、グエル。強盗ちゃんは…誘えたみたいだね」
「シャディクか。というかなんだ“強盗ちゃん”って、いくら当人がそう呼ばれていたとしても不名誉だろ」
「そ~ですよコンポタ先輩。せめて決闘ちゃんて呼んでくださいよー。」
シーン…
セ「ンッフフ…フッ‥!コン、ポタ…ぷはっ…!!」
グ「…んグッ!…こっふ……フッ…!!」
エ「…コンポタ」
セ「…っちょ、エランせん…フフッ…!」
「…いきなりコンポタ呼びかぁ。」
「あっはは、お互い様でしょ!ま、立会人よろしくです」
「キミも常連じみてきたね…“双方、魂の代償を
「「ない」」
偶然にも息が合う。先程まで笑いを堪えていたグエルも、パイロットとしての顔に切り替わる。
「グエル・ジェターク、アルニカ・アルトランド、君たちはこの決闘に何を賭ける?」
「俺が勝ったら、地球寮の保有するモビルスーツ用資材を全てジェターク寮に移譲しろ」
「私が勝ったらそっちのディランザの両足もらいますね」
「おや、珍しいね。決闘ちゃんが資材以外を要求するなんて…まぁいい。“
パァン、と柏手が響く。向かい合う二人は、さながら獣と狩人のような鋭い空気を纏っていた。
「…あ、そうだ。決闘、いつやる?」
「「決めてねーのかよ!」」
…やっぱりギャグだったよ。
時は飛んで、1週間後。
アルニカ・アルトランドは、サタナキアのコクピットで鼻歌を__西暦時代のミュージカル映画の曲らしい__を歌っていた。
「〜♪〜♫」
「…大丈夫なの?」
「〜♪…だいじょーぶ、まだ見せてない手札もあるしね!」
「ならいいけど…」
ニカ・ナナウラは心配だった。
友人たるアルニカの決闘の戦績は18戦18勝。挑んでくるのがそこらの生徒であれば、もちろん心配などしなかっただろう。しかし、今回は相手が相手だ。
現ホルダー、グエル・ジェターク。戦績は、22戦22勝。
あのジェターク社の御曹司にして、MS操縦の天才。ニカも過去の決闘のデータを見たが、戦闘中には気づかないような細かい、そして決定的なテクニックが目を引いた。そして思ってしまった。
“アルニカが負けてしまうかも”
…まぁ、当の本人は余裕そうにしているし、メカニックの自分が言うべきものではないのだろうが、それでも懸念は残る。
確かに、アルニカの駆るサタナキアの性能は高い。いっそのこと“オーパーツだろこれ”と叫びたくなるほどには、各関節の強度は高いし、ジェネレーター出力もとんでもない。機体スペックだけで見れば、ディランザなど目ではないだろう。
しかし、機体スペックだけで勝負が決まる程相手は単純じゃない。
今の自分には、負けないでと祈ることしか____
「てぇぃ!」
「わひゃぁ!!」ズボォ
…♪♫♪♫♪♫♪♫♪♫
「…ナニコレ」
「昔のミュージカル映画の曲。インドあたりのだったかな?」
ナートゥっていったっけ、と続ける彼女を横目に、曲を聞く。
…繰り返されるナートゥという単語。変則的とまでは行かずとも、少しわかりにくいリズム。思わず踊ってみたくなる陽気な音楽。頭の中に浮かぶ野性的なダンスをする二人組、いつの間にかノッてくる英国貴ぞ__
「ほいストップ。」
「…あ、あれ?なんか変なイメージが頭に浮かんでたような…?」
「あっはは、初見じゃそうなるよね。…気は晴れた?」
「えっ?…あっ」
「その調子ならだいじょーぶだね。そろそろ出るから、コクピットから降りて。」
「あっ、ゴメンね」
…ハンガーから出て、最終チェック…良し。
『んじゃ、行ってきます!』
「…行ってらっしゃい!」
【
【こちら
ガコン、という音とともに、身体に強烈なマイナスGがかかる。
『バイオインフォ、認証。パーメットリンク、接続良好』
先輩が事務的に各種情報を読み上げ、コンテナのハッチが開かれる。
「メインジェネレータ停止、サブジェネレータとバッテリーのみでの模擬戦闘モードを起動」
メインジェネレータを停止させる。アレを使ったら近接特化のホルダーさん相手じゃ勝負のしようがないからね。そして…
「IOシステムレベル1、限定稼働用意。各部冷却系及び関節消耗度再チェック…問題なし。っと、来たか!それじゃこっちも…!
MP025、アルニカ・アルトランド!サタナキア、出るよ!」
凡そ3キロ先に砂埃が舞う。黒いコンテナから出てくるのは、特徴的な色と羽飾りの付いたブレードアンテナを持つ最新鋭機、ディランザ。現ホルダー…グエル・ジェタークの乗機。
『これより双方合意の元、決闘を執り行う。立会人はシャディク・ゼネリが務める』
『決闘方法は一対一の個人戦を採用。勝敗は通常通り、相手のブレードアンテナを折ったものの勝利とする。両者、向顔』
通信回線が開き、グエルの顔が画面に映る。口上言うんだろうけど…あれいる?
『勝敗はモビルスーツの性能のみで決まらず』
「…操縦者の技量のみで決まらず」
「『ただ、結果のみが真実』」
『
二機のモビルスーツが、動き出した。
どーも、暫く投稿できなかったせいで後書き何書こうかド忘れした作者です。
いやー。やっと出来ました。試験やら塾やらオバブやらオバブやらで大変でしたね。スプレマシー動かすの楽しかったです。初心者ですがレベル70超えの方のX2相手に半分以上削れたの奇跡でしたね。結局簡単に負けましたが。レベル一ケタ&三次元アクションゲー初心者にはキツイ試合でした。
まぁ…そんなこんなで完成しました今話は、あくまで①です。しっかりした戦闘描写は②に飛ばします。あと今の時点でIOシステムの内容わかる人いますか?わかったら感想欄でネタバレせず、次の話ができるまで待っててくださいな。次は結構激しめの描写をする予定なので、お楽しみに。特殊システム系はそこでおおかた発表しますので。
追記:誤字はっけぇん!!
19戦19勝→18戦18勝