真・女神転生オタクくんサマナー外伝 -ロストキリギリス-   作:名無しの骸骨

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一難去ってまた一難

 東京の上野・品川の格レルムに出現した4体の破壊の神々。その後に出現した高レベルの取り巻きにセンテイタイセイと表記された破壊神。それらとの戦い……戦いというには色々一方的過ぎたが、何にせよレルムでの一件は無事に終息した。

 

 破壊の神々は討伐後も再出現を繰り返し、高レベルの取り巻きもまた度々出現。人的被害はまぁ恐らくあまり無いにせよ、長時間の戦いでレルムはほぼ機能不全に陥った事だろう。それでも僕達が得た物は大きい。

 

 一つはやはりこの神々との相対で得られた経験値。単独では勝てず、規模も大きなLv90。それを多数のデビルバスター・サマナー達で殴り殺した事によって、凡そ参加者の多くが限界を突破して霊格を高めているのは観測済みだ。

 

 メギドラオン相殺と指示出し、回復に奔走していた僕達でもレベルは大きく上昇した事を踏まえれば、他の参加者もまたその上昇値はそれに並ぶかそれ以上の物だった。

 

 次に戦いの後に奴らが落としていったアイテム。

 

 多数の宝石にルーンストーン。宝石に関しては9つ揃えるとステアップとかいうとんでも情報が掲示板にて流された為に宝石争奪戦が勃発し掛け、その騒動の鎮圧にまで当たらなければならない事態となっていた。なんだかんだモラルはある連中なので大事にはならなかったが、こういう情報が急に現れるのが本当に恐ろしい所だ。

 

 まぁ僕はアメジストとアクアマリン、9個揃えた上に由奈とエリヤ用の宝石も確保したんだけどね。

 

 え?ずるい?うるさいなぁ、パーミッションしないよ?(掲示板で情報拡散したので他の人も恐らく出来るようになったし、元々不完全だけどwikiには乗ってる仕様ではある)

 

 とにかく、宝石の方は色々ありつつもこの世界に元々存在した物という事で結論は出た。問題はルーンストーンの方。

 

大きな知識のルーンストーン女神転生IMAGINE出典。言葉と知識を意味するルーン文字『アンサズ』の刻まれた石。

 

 ラクシュミが落としたアンサズの文字が刻まれたルーンストーン。素材は不明、用途も不明。通りすがりの北欧・ドルイド・ケルト関係者、後はよく脳破壊されてる人の所のスクルド・スカディetc、それぞれ専門家による協議が行われたもののその場で答えらしき答えは出なかった。

 

 というかその最中に例の触れてはいけない魔人に狂喜乱舞しながら挑んでいく剣士達の姿が見えてしまった為にその対応にあたって途中で協議抜けてきた。

 

 輪切りにされて蘇生・回復したらゾンビアタック敢行するのはやめろ。色々頭冷やした後に複数回の蘇生金額見せて蒼褪めるなら最初からしないでほしいし、例の魔人さんはなんか気づかぬうちに消えていた。なんだったんだよマジで。

 

 閑話休題。ルーンストーンに関しては不明な点が多いが恐らく何かしらの手順を用いて悪魔を強化する類のアイテムだと目星はついたらしい。奪われる可能性も踏まえて、解析・調査をする事が出来るメンバーがそれぞれ分散して所持して調査を続けることに決まった。

 

 僕達が他に得た物として多数の関係者とのコネクションをその場で築くことが出来た事が上げられる。今までは伝手がアイバさんとか一部のヤタガラスメンバー、ファントムソサリティ関係者やフリーの悪魔関係者、検証班の面々とあんまりなかったので、治療代金をチャラにする代わりに色々と協力するように約束させた馬鹿剣士共や北欧関係の研究者達や脳破壊(?)で有名なくぅん氏、メギドラオン相殺やらリアル魔法少女やら明らかにヤバい目をしながら札束捻じ込んできた奴らetcと結構な伝手を獲得する事が出来た。

 

 他に空に突如出現した限りなく虚無に近く感じられた亀裂……僕の知識とあの場に居たスカディの言葉が正しければ、ギンヌンガガプの裂け目という表現が一番正しいであろうそれの出現。それ以外にも由奈が遭遇した僕達の存在を観測・アナライズしていたとされる高レベルの二人。その他、このレイドバトル中に見掛けられた複数の不審な人物達。

 

 この戦いも一種の前哨戦のようなもので黒幕の暗躍を物語る要素は幾つも存在している。その事も頭に入れた上で可能な限り対策とそれらを踏まえた行動をしていかなければならないだろう。取り敢えず今はラクシュミとの戦いで得た相殺の条件やデータを検証班と共に確認しながらwikiの情報更新を行っている最中である。これで他の人も相殺使いやすくなるでしょ、多分。

 

 パソコンやセキュリティ用の機器が備え付けられた一室に無機質なキーボードを叩く音だけが響く中で時折近くのソファーで寝っ転がっているエリヤの姿を確認する。

 

「……大丈夫?」

 

「ん……ああ、悪い。大丈夫だ、でも、少しな」

 

 最近彼女はずっと上の空で何か考え事をしている事が多い。その原因も分かっている。由奈が接敵したガイア再生機構のエージェントと思われる二人。何らかの妨害・ジャミングによりその姿を確認する事は出来なかったが、その名前とレベルだけははっきりと視れた。

 

 アンナとウリック。前者はエリヤの妹だった少女の名前。後者はその妹とよく遊んで、過ごしていた少年の名前だったとエリヤは言っていた。ウリックはガイア再生機構で見かけた記憶がなく、行方不明にもなっていた為に死んだ物と思っていたらしい。同姓同名とも考えたがエリヤが恐らく違うと答えた為にそれが本人達な可能性は高い。

 

 エリヤが探していた妹の情報を入手する事は出来た。問題が明らかに敵側についていたという事。由奈の話によれば少なくとも洗脳されているような口振りではなかった。それで色々と考えてしまい、今のような状態に彼女はなっている。

 

「あの子達に何があったのか。俺には分からない。俺が受けさせられた実験の事を踏まえれば、それと同等か或いはそれ以上の実験を、受けたのかもしれない」

 

 無造作に腕で顔を隠しながら彼女は確かな悔悟の念を込めて、そう呟いていた。

 

「その可能性はやっぱ高いね。けど情報屋含めて其処らへんの情報を入手するのは相手が相手だから難しい。直接会って確かめるしかない、彼女達については」

 

「……そうだな。お前の言っている事は、正しい」

 

 そう返すエリヤの言葉に元気はない。何かしら元気を出させる方法を此方で考えた方がいいのだろうか、例えばエリヤの好きそうな物を買って……いやもう大体買ってるな。というか物で釣ろうという考え自体がそもそもナンセンスなのでは?もういっそ、こっちで考えるのではなくエリヤ自身に聞くのが一番なのではないだろうか。

 

 カタカタと手元だけは動かしながら僕もまた悩んでいる。そんな所でPCのモニターに来客の知らせが届いた。丁度、今日とある人物が来客すると連絡が来ており、監視カメラやその他魔術的なセンサーの内容からもその人物で凡そ間違いはないだろう。

 

「相殺関連のデータも凡そ反映終わったし、後はシロエさんとか他のボ卿が何とかするか。エリヤ、会いにいこっか。多分由奈が対応して、応接間に連れていくと思うからそのままそっちにね」

 

「確かお前の協力者だったか……わかった、いく」

 

 口では返事する物のぼっーっと考え事をしているエリヤをソファーから引っ張り上げて、応接間へと足を運ぶ。

 

 応接間に関しては……特に言及する必要のない一般的な部屋であり、強いて言うなら魔除けや結界の役割も果たしている魔道具が飾りとして至る所にある位。部屋自体は普通の為に魔術的装飾なそれと比較すると色々とアンバランスだがまぁそれは仕方ない。お金は別の所に使いたいし

 

 そんな部屋の中で既に居たのは二人。一人は酷く不満げで警戒心や敵愾心を隠そうともせずに扉付近の壁に寄り掛かる由奈と、今回の来客にして由奈が敵意を向けるその人物。

 

 黒髪の巫女服を纏った長身の女性。

 

 彼女は明らかな敵意を向ける由奈を歯牙にもかけないままに、扉を開けた僕を目にもとまらぬ速さで持ち上げた。

 

「やーねーっ!元気!?元気にしてた、フェイ!色々心配だったのよ?四国の件を任せた時も正直凄い心配だったし、ラーヴァナ?とかいう奴相手に死に掛けたって聞いた時は正直直行するか悩んだわよ私!けど私も仕事あったし、一応?無事って聞いたからしょうがなく納得してあれこれしてたらもう結構経っちゃってて……その、寂しかったかしら?」

 

「いや、くるしい」

 

 満面の笑みを浮かべて関西のおばちゃんみたいなテンションでマシンガントークをぶちかました彼女こそ、僕達の協力者である神城 真澄だ。

 

 マシンガントークと共に僕の身体が彼女の手によって羽毛のように抱き替えられ、ぶんぶんと振り回される事によって三半規管が悲鳴をあげている。横はまだいいけど、縦に振らないでほしい。いてぇ、いてぇ、肩いわすわ。

 

「おい」

 

 僕を持ち上げていた真澄の手が止まる、というより止めさせられた。明らかに怒気を纏った由奈の手が真澄の腕を捻じ切らんとする勢いで握られている。目線で人を殺せそうな程の殺気を放っててシンプルに怖い。後ろで困惑しながら蒼褪めてるエリヤに対しても配慮してほしいね。まぁ僕が原因なんだけど

 

「あら、今日1日は私に貸してくれるんじゃなかったかしら?」

 

「私は1日とは言ったがそれが今日とは言っていない。さっさと離せ、年増(アラサー)

 

「貴方は私とそんなに年変わらないでしょ……あーでもそうね、ちょっとはしゃぎ過ぎたみたい。悪かったわ」

 

 ごめんね?と子供のように僕をあやしながらソファーに座り、その膝の上に僕を置く真澄。身長差もあるが根本的に身体も小さいので平均男性以上の体格があればすっぽりと収まってしまう身体が憎い。

 

 テーブルを挟んで対面側の椅子に由奈とエリヤが腰かけて、取り敢えず会話の場は出来た。

 

「初顔合わせの人も居るから、まずは自己紹介からね。ヤタガラス所属の巫女、神城 真澄よ。東京ヤタガラスの指示で各地方のヤタガラスの救援に動いてるわ、四国での一件もその関係ね。今回地方での一件が片付いたのと東京がまた慌ただしくなっている事から、こっちに来たの。宜しくね」

 

「ご丁寧にどうも、漂流者でここで世話になっているエリヤだ。戦闘では主に銃を使うがその辺りの戦闘方式の擦り合わせは後でいいだろう。それより気になる事がある」

 

「何かしら?」

 

「それと、あれだ。あんたは二人にとっての何なんだ」

 

 そう問い掛けながらエリヤが指差した先にはそれぞれ真澄の膝の上にて猫のように頭を撫でられ続けている僕となんか凄い項垂れながらちらちらと僕と真澄を見て唸り声をあげている由奈が居た。

 

「関係についてはまぁうーん……ちょっと長くなってしまうからまた時間のある時にでも話すわ。そこの二人の様子の説明なら簡単よ。貴方達の使ってる符、私が作ったものなの*1。此方で作成した符を渡す代金の一つとしてフェイと二人で過ごす時間を要求して、彼はそれを呑んだ訳。ねー、フェイー?」

 

「由奈は死ぬほど反対したけどね。必要だったから何とか説得したけど」

 

「あれが納得してないのは俺でも分かるぞ」

 

 顔を伏せたまま、ライオンの唸り声のような物からしがれた亡者の声に変わりつつある由奈。何となく呪詛なんかも込められてそうな程に声に怨念が込められてるけど、その人巫女さんだから意味ないよ?

 

「というよりいい加減慣れるべきよね。こっちは貴重な符を貴方のような元ファントムソサリティの鬼喰らいにも使わせてあげてる以上はもうちょっと感謝の気持ちを示してもいいんじゃないかしら。ああ、フェイは良いのよ、大丈夫」

 

「貴様」 

 

「ああ、鬼みたいな酷い顔。こんな女に私の子を預けておくなんて出来ないわ」

 

「あ゛?」

 

「子じゃないけどね」

 

 元ファントムソサリティとヤタガラス、鬼喰らいと巫女etc。由奈と真澄、この二人は色々と対立するしかない因縁を抱えておりこうして出会えば売り言葉に買い言葉。僕が居ない場で互いに戦ってはいけない理由がないならおっぱじめる事もある位の犬猿の仲だ。それでもこうして色々な面で援助や手助けをしてくれているのは自分で言うのも何だが僕という存在があるからでもあり、その対価として僕との時間だったり身柄を要求してくる事が大半なので由奈もこうして番犬のように警戒しているらしい。

 

「……自己紹介もすんだし、話を進めないか?」

 

 色々と耐えかねてそうなエリヤが恐る恐る話を進める様に促した。

 

「そうだね、進めよっか。まず先日のレルム内で再び発生した高レベル悪魔の突然発生。それによって4つのレルムは破壊され、多くのデビルバスターやサマナーのレベルが上がった。死亡・行方不明者もいるけどね。で、その裏で色々と暗躍していた人達、その中で由奈が接敵した二人のうち一人がエリヤの妹だっていうアンナと同名だった感じかな」

 

「私のアナライズの結果でジャミングもあった為に確実に合っているとは言えませんが……ええ、確かにアンナという名前は見えました。雰囲気も何処となくエリヤに似ていた」

 

「……俺も恐らく由奈の会ったそれがアンナで間違いはないと思う。あの子の隣に居た男がウリックがなら、ほぼ確実だろう。」

 

 由奈が相対したアンナとウリック・ヤードと表記された男女二人組。アンナは銃を装備しながら超能力であるPK、但し出力がイカれていたらしい。ウリックの方は各地で目撃されるエデンメンバーが用いる戦い方に酷似した剣術を用いていたが此方もどうも凄まじい練度だったとの事。二人ともレベルが90と85と、間違いなく強さも保証されている。

 

 現状出揃っている情報はこれだけで後はジャミングに弾かれて、何も入手できていない。名前だけで探すのも色々と無謀だった。

 

「私一人では恐らくあの二人を倒す事は無理でしょう。少なくともフェイとエリヤが共に居て、それで可能性があるといった具合でした」

 

「其処までの強さで色々まだ切り札があるんだろうし、厄介だね。情報拡散はしたかい?」

 

「貴方が言うように信用できる筋にだけ伝えました。掲示板はどうもあのレルムでの一件以降、さらに妙になっていますから」

 

 天魔衆もだが、僕達が相手しなきゃいけない敵がもう全然尻尾を出さない。アンナやウリックも推定ガイア再生機構所属だし、ネットからではてんで情報を漁れなかった。最低限情報共有だけして臨機応変に(行き当たりばったり)に対応する、というあまりに受動的な選択肢しか取れない現状が非常に歯痒い。

 

「天魔衆のラーヴァナはフェイを狙っていたらしいけど、そのアンナとウリックと呼ばれる二人組の目的の推測はしておくべきね。洗脳された様子もなく妹とその幼馴染だったのなら、ある程度思考も分かる筈だけど」

 

 逃げ出そうとする僕を片腕で抱え込んで固定しながら真澄はその二人の唯一の手掛かりであるエリヤに問いかけた。

 

「……俺がクレリックに、いやメシアの<肉袋>になった以降は会話する機会はなかった。だから、今のあいつらについては分からないが少なくともウリックも、アンナもとても良い子達だった。決して進んで、悪しき行為に加担するような子達じゃない」

 

「なら何らかの形で強制されてという形かしらね。エデンに従う事=生存なら、もう従うしかないでしょうし」

 

「……わからない。俺には、もう」

 

 真澄から目を逸らして、エリヤは拳を握り締めていた。妹を、大切な存在は見つかった。自分が受けていたような実験を身体に施されていたならエデンに従っているのも頷ける。だが、それでも割り切れない心が彼女にはあるのだろう。

 

「彼女達はレルムにおける戦いを観測していた。僕達の姿も間違いなく捉えている。君の姿もね。もしかしたら、彼女達は君を狙ってくる可能性もある。その時、君は戦えるかい?」

 

「戦えると気丈な返事が返せたら良かったんだが……努力はするとしか、俺は言えない。だが、それでも俺は確かめたいんだ。何故アンナが戦っているのかを、その目的を」

 

 エリヤと契約を交わした際の懇願するような、縋る様な瞳。唯一の妹を助けたいという何処までも、切なる願いが言葉に込められていた。

 

「わかってるよ。それが僕と君が交わした契約だからね、最大限協力はするさ」

 

「すまない……いや、ありがとう」

 

 実際エリヤが居なければ危うい所はこれまでに結構あった。もう彼女は現在のチームに欠かせない戦力であり、大事な仲間なのは疑いようもない。最初は半信半疑だった由奈も天魔衆との戦い以降は完全に身内として扱っている。彼女の目的を優先する事は僕達の為にもなるのだ。

 

「じゃ、方針について纏めようか。まず暫くの間は天魔衆とその二人に関しては保留。情報収集は続けるけど僕達が能動的に起こせるアクションはあまりに少ない。情報が集まってからの捜索或いはあちらからアクションを起こしてくるのを待つ姿勢になる。現状は基本的に後者になりそうな為、彼らに対する対策を各自相談の上で用意しておくように。ラーヴァナに関しては僕が真澄と共同で対策案を練っていくつもりだから、そのつもりで宜しく」

 

「私をメンバーに加えた上で暫く平常運行という事で了解したわ。奇襲・不意打ちにはより気を付けていかなきゃね」

 

「異論はありません。それでいきましょう」

 

「俺も問題ない」

 

 話も纏まり、その後は自由解散。真澄は指定の部屋に荷物なりを置きに、エリヤは装備の整備に部屋に戻っていった。でもって僕と由奈はというと次の来客の対応の為に別の応接室で諸々準備を進めていた

 

「他の二人に同席はさせなくて良いのですか?」

 

「真澄は来たばかりなのと色々バタバタあって疲れてるだろうし、エリヤはちょっと考える時間が必要だ。それに、今回の依頼はちょっと僕達にも色々関係してきそうだからさ」

 

「……天魔衆或いはファントムソサリティですか?」

 

「部分的には両方、かな。ま、詳しくは……丁度来た依頼人に聞いてみるしかない」

 

 インターホンの音が2回、1回、最後に3回と鳴り響く。依頼人と交わした一種の合図のようなものであり、応接間に備え付けられたテレビドアホンのモニター、其処に女性の姿が映し出される。

 

 見た目は大学生のように見えるが顔が幼く、髪はポニーテールを水色のリボンで纏めている。彼女こそが今回の依頼人。

 

「依頼人の名前は藤堂 晴香。その依頼内容は彼女がかつて所属していた組織が開発した生物兵器の開発阻止。そして、その発展形である<悪魔化ウィルス>と呼称されるウィルスの実験を阻止する事」

 

 一難去ってまた一難。

 悪鬼達の怨嗟の声、外道共の高笑いが響く、あまりに凄惨な陰謀が脈動を始めていた。

*1
200X出典の<神符作成>による符の作成




・後書き
今回はほびーさんの方に此方からご相談をさせて頂き、今回の依頼投票で採用されなかった②【依頼主 藤堂 晴香】の事件を此方のロストキリギリスで描かせて頂く運びとなりました。改めて相談に乗って頂いてほびーさん、有難うございました!

・キャラ紹介
<久遠 フェイ>
レルムレイドバトルで力(経験値)・富(宝石)・名声(コネクション)を得た男(の娘)。特に海賊王にはならない。今回は前から予定していた真澄PT参入を達成できたので、今後の戦いで多少余裕ができたらいいなと思っている(儚い希望)

<久遠 由奈>
凡そ嫉妬で狂ってる人。
エリヤはまぁいいかと思っているが真澄とは昔殺し合った中でもあって、なんか挑発もしてくるので気に食わない。認識が泥棒猫。

<久遠 エリヤ>
色々お悩み中。
アンナだけなら本物かどうかわからなかったが、幼馴染の男の子であるウリックもいたのでほぼ本人と確定。契約を結ぶ時は覚悟を決めていたものの、いざ見つかってどうするべきかとヘタレ気味。

<神城 真澄>
ネルガルゾンビを吹っ飛ばして、東京にカッとんできた人。
由奈を嫌う理由が大体フェイと一緒に居るからで構成されている。
せめて名字だけでも神城にさせようと計画中。ヤタガラスの巫女の姿か、これが?
諸々の過去については追々。

<藤堂 晴香>
今回の依頼人。元ネタは寄生ジョーカー。
ちなみに作者は寄生ジョーカーやったことないので次の話書きながら動画で寄生ジョーカーのストーリー確認してきます(クォンタム見てたら書くの遅れたの忘れたとは言わせないぞ私!)
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