真・女神転生オタクくんサマナー外伝 -ロストキリギリス- 作:名無しの骸骨
緑溢れる木々が炎で焼かれる。
石造りの噴水が打ち壊され、濁流が溢れ出した。
セプテントリオンの被害を受け、再建中だったヨヨギ公園。
度重なる妖精の狂乱によって荒みつつも、<黄金の花園>と
\カカカッ/\カカカッ/\カカカッ/
| Lv80 | 軍勢 | 悪魔の軍団 |
| Lv80 | 軍勢 | 悪魔の軍団 |
| Lv80 | 軍勢 | 悪魔の軍団 |
| Lv80 | 軍勢 | 悪魔の軍団 |
| Lv80 | 軍勢 | 悪魔の軍団 |
| Lv80 | 軍勢 | 悪魔の軍団 |
悪魔達が吠え猛け、ヨヨギ公園にて溢れている。
対峙するはヨヨギ公園の異変を察知し、救援に訪れたDBと各組織メンバーとの混成軍。
悪魔と覚醒者による衝突は戦場の広さを数の多さが上回り、最低限の陣形を維持した大混戦へと移行していた。
「<黄金の花園>の面子が奥に取り残された! 合流したいんだけど!」
「この数じゃ潜り抜けるのは無理だ! とにかく数を減らせ!」
<黄金の花園>のメンバーは迎撃し切れない悪魔の群れを見て、トラップを配置しつつ異界奥へと退避した。悪魔の群れは構わずに侵攻したものの、その間に救援が到着。
これに悪魔の群れの殆どが反転、真っ向からこれを迎え撃った。
混成軍を明確に足止めするように悪魔の群れは防衛側へ、対して混成軍は<黄金の花園>の救助に向かうべく群れの突破を目指す攻勢側へ。
悪魔の数は複数の軍勢として見るなら大規模であるものの、圧倒的という程ではない。
ここは都内であり、近年の騒動によって多数のDBがレルムを中心として活動している。
何より彼らはこういった騒動への介入を厭わない。報酬がなくとも各々の日常を守る為に、命を懸けるのも拒まずに戦いに身を投じてきた実績がある。
今回の戦いにおいても彼らの多くは救援に参入し、悪魔との数的差は左程の物ではない。先のセプテントリオンと比較すれば尚の事、大した数ではないと判断できる。何より救援に来る者も時間経過と共に増え続けている。このまま戦い続ければいずれ悪魔の総数を超えられるだろう。
「こいつら、堅い! レベルも高いが、押し切れない! 」
「がぁー! 回復と補助もしっかりばら撒きやがって! しれっと道具も使ってくるぞ、あいつら!」
「前に出過ぎるな! こっちが集中砲火で狩られるぞ!」
しかし、混成軍は未だに突破が一度も叶っておらず逆に押されていた。悪魔側が陣形を崩さないまま、攻撃・回復・補助のサイクルをバランスよく回している。
その様は皮肉にもDB達の動きと酷く似通っていた。一部の悪魔は道具を使用し、持久戦においても混成軍に引けを取らない。さらにレベルの高い面子による強行突破も、悪魔側の切り札によって封じられていた。
\カカカッ/
| Lv95 | 邪龍 | ファフニール | 全体的に強く、破魔無効*1 |
\カカカッ/
| Lv92 | 鬼神 | アタバク | 物理・ガン・氷結・電撃・破魔・呪殺・魔力・金縛・神経反射*6 |
\カカカッ/
| Lv91 | 魔神 | ホルス | 斬撃・衝撃・自爆・耐性。銃撃・呪殺無効。 火炎吸収。突撃・打撃・電撃・破魔・反射*9 |
軍勢と共に立ち塞がる
悪魔を率いる将のように各戦線に配置されたそれらは各々の方法で突破を許さないまま、規模のデカい広範囲攻撃で混成軍を苦しめている。
邪龍は強化された猛毒で、鬼神は強固な耐性と物理・爆発で、魔神は驚異的な魔力による万能と回復。それらが戦線の中枢を担い、軍勢がそれを補佐するように行動。強大な悪魔の打倒を目指せば軍勢が邪魔に入り、軍勢の殲滅を優先すれば強大な悪魔がそれを許さない。
それらは積極的な攻勢には出ず、ジリジリと攻防を繰り返しながら前線を押し上げつつあった。よって状況は膠着状態へと陥っている。
「必要以上に怯むなよ!レベル80以上の面子も増援で結構来てんだ! 焦らずやれば行ける!」
「あの三体の悪魔に即席対応チームで当たる! 軍勢を近づけさせるなよ、お前達!」
「ファフニールは接近するなら装備かスキルで毒無効以上で! アタバクはあれの耐性ない部分を突ける面子で攻めろ! ホルスは射程のある奴らで撃ち抜け! 銃は無効だ! 属性弾使えよ!」
幾ばくかの交戦が続き、再び状況は移り変わる。
互いに消耗を抑えたまま時間が過ぎれば、自然と優位は混成軍へと傾く。
東京は彼らのホームであり、絶対守護領域。この規模の敵を解決する為に増援は次々と来襲し、数的有利はあっという間に入れ替わった。
類い稀なる実力者が入れば尚の事、有利は加速する。強大なる悪魔への対策も時間が経てば当然、立てられる。
今までそうして乗り越えてきた。知恵を振り絞り、多くと連携しながら、自らよりも遥かに強い怪物を打ち倒す。それがこの世界の人間が積み上げてきた強さであり、証明。
『やはりこうなるか。少し早いが、仕方あるまい』
そして、此処からは幾千もの世界を踏み越えてきた悪魔の力が示される。
一振りの三又の槍が、広範囲に無造作に振るわれる。
悪魔の軍勢に対して半包囲を作っていた一翼が吹き飛び、崩壊した。
『ファフニール、配置を変えろ。毒無効持ちが増えた。攪乱メインで動け。此方で可能な限り、対応部隊は叩く』
邪龍が飛び立つと共にソレは君臨した。
| Lv100 | 合一神 | ギリメカラ | 耐性不明 |
レベル100。機械式アナライズであればさらに法外な数値へと映ったのは合一神なる存在。
青緑の肌、一つ目、邪神たる禍々しいオーラ。それは確かにギリメカラの物であるものの、引き起こされる暴力と堂々たる佇まいは武を司る神に近しい。
| 全体攻撃 | 真3出典。通常攻撃が全体攻撃となる |
| 吸収追加 | デビサバ出典。通常攻撃・物理系スキルで与ダメージの25%を回復 |
| 貫通 | 真3出典。自身の物理攻撃は耐性・無効・吸収を貫通する |
| 近接ハイブースタ | IMAGINE出典。与近接ダメ+50% |
| 槍の心得 | P3P出典。槍での通常攻撃のダメージが2倍となる |
| 打撃の神片結晶 | D2出典。与近接ダメ+7%。これを3つ装備 サブ効果で命中・ダメージ等が上昇 |
| 黒槍ピナーカ | NINE出典 |
| 攻撃力200・命中60の万能属性の槍武器 神族・ボスに特攻を発揮し、装備者の力+10・体力+6の効果を持つ それはシ■ァが持つ筈の神話の武器 |
振るわれた一撃も極まった悪魔の異能、人の技術、神なる装備を融合させた物。
合一神としても一つの頂きに到達した姿は尋常ではない圧力を周囲に振り撒く。
かつての
「シロエが指揮についた。攻勢に出るか」
「此処を突破しないとね……こいつらだけじゃないから」
しかし、今はもはや環境淘汰が行き進んだ世紀末。幾多の災厄に対処できない者達は滅び、今を生きるはそれを乗り越えた世界のみ。
\カカカッ/\カカカッ/
| デビルサマナー/ペルソナ使い/悪魔人間 | ムラカミ | LV86(+4) |
| ペルソナ:マッハ | 全体的に強く、衝撃・破魔吸収。呪殺無効。一部の物理・ガン反射 |
| 龍神 | コウリュウ | LV82(+2) | 四属性に強く、破魔・呪殺無効 |
「まずは奴を隔離する!」【マハザンダイン】*12
『グオオオッ!』【メギドラオン】*13
ギリメカラ、正確に言うなら周辺の軍勢を対象として荒嵐と竜息が降り注ぐ。ダメージよりもノックバックに注力したそれはギリメカラを守る様に配置された悪魔達を引き剥がし、孤立させる。
\カカカッ/
| 巫女 | 神城 真澄 | Lv92 | 全てに強く、火炎・氷結・破魔・呪殺 精神・神経・魔力・緊縛反射 |
「シゃ、ぁッ!」【徹し】*14
同時に、ギリメカラの懐にまで一息で接近した巫女が拳を捻じ込む。合一神としての優れた防御力を貫通しながらの一撃はギリメカラの臓腑を揺らすが、決定打には程遠く
「混ざり物の赤翼、骨法に長けた巫女……本腰を入れきたな、貴様ら」
| デスカウンター | 真3出典。物理型攻撃を受けた際に50%の確率で発動。 3倍の威力で通常攻撃を行う(回避・無効等でも発動) |
骨法の極致、徹しを受けた事によるノックバックを利用して微かに後退。ギリメカラはその間に槍を真澄の頭蓋目掛けて薙ぎ払う。
「……貴様も居たのか、騎士擬き」
\カカカッ/
| 剣士/■戦士 | ロラン | Lv83 | 全てに強く、破魔吸収。即死無効 |
「数日振りだな、インド象。今度はやっぱり敵になったか」
「それも乱世の習いだろう」
「乱世にしてんのはてめぇらだろうがよ」
「今回は否定できんな」
槍の穂先を<バルーンシード>と盾でズラして捌きながら、ロランはギリメカラの眼前に立ち塞がる。時代錯誤な、勇者のような出で立ちのままに
「さて、“抜けられた”か」
奇襲を凌ぎ、ギリメカラは気付く。
戦士達の攻撃を防ぐ最中、悪魔の軍勢をすり抜けて内部へと入って行った幾つかのPTを。
対悪魔戦闘の第一人者、ベルント・バルツァー。
妖精に愛された魔女、久遠 フェイ。
忌まわしき羅刹の遺児、久遠 由奈。
他にも幾人か。
オベロンより伝えられし、要注意人物達が別働隊として動いている。目的は<黄金の花園>の救出であるのは明白だが、ギリメカラにそれを止める手立てはなく理由もない。
「カバーありがとう、ロラン。あれ、万能も反撃するタイプね」
「直撃したらほぼ即死の反撃と思った方が良いぜ。物理勢が多いから対処に困りそうだ」
「だが、状況は悪くない。後は……我々がこいつを止められるかどうかだ」
他の戦線においても本格的な衝突が始まっていた。
シロエが三体の強大なる悪魔を相手取る部隊の指揮を開始し、他の混成軍が軍勢を抑えるべく激戦を繰り広げている。
両者の戦いは増援の有無で混成軍が優勢に立っているものの戦いの激しさに伴い、悪魔達の士気も上がっている。
戦力として悪魔側が上回っているのは三体の悪魔、ギリメカラによる
悪魔側の勝ち筋は面での制圧で混成軍を一掃する事。
混成軍側の勝ち筋は面での制圧をさせずに軍勢と強力個体をそれぞれ各個撃破する事。
そして、各戦線の中でギリメカラの動きが互いの勝敗を決定づける物に違いなく。故にギリメカラも、相対する戦士達も戦力を集中させている。
赤翼を翻し、加速しながらムラカミが先手を狙う。
ペルソナ、悪魔、人間……それらの可能性を一つに束ねた
顔馴染みの
本人が悩んでいた限界も恐らく破り、また一つ強くなった。それに負けては居られない。
『サカハギ、仲魔を使え。一気に叩き潰す』
ギリメカラの声に応じ、軍勢の中より幾つかの悪魔が飛び出した。
ムラカミの加速を咎めるように選び取ったのはプレスターン。合一神の多くが好む、自らの性能を全面に押し出して敵を圧倒する戦闘方式。
\カカカッ/\カカカッ/\カカカッ/
| 外道 | サカハギ | Lv94 | 破魔・呪殺・魔力・神経・精神無効*16 |
| 幻魔 | クルースニク | Lv86 | 衝撃・破魔・精神・魔力無効。呪殺・神経に強い*17 |
| 幽鬼 | クドラク | Lv84 | 火炎に弱く、一部の物理に強い。氷結・電撃無効。呪殺吸収*18 |
ギリメカラの前に現れたのは本来相反すべき吸血鬼とその狩人、人間の顔肌を縫い付けた全く未確認の外道。それらは先攻するムラカミ、追随するロランと真澄の意気を挫く為に立ち塞がろうとして
三体の悪魔へ放たれた弾丸がそれを許さず、後退させる。
妨害を為した二人は銃を向けたまま、ムラカミらの
「クソッ、あれ合一神じゃねぇか……! どうしてこんな所にいんだよ!」
「さてな、だが対処は必須だから君にも協力してもらう」
「俺! 精々レベル60弱だからアレを相手取るのは無理ですって!」
\カカカッ/
| ガンスリンガー | 久遠 エリヤ | Lv93 | 全てに強く、火炎・氷結・破魔・呪殺 精神・神経・魔力・緊縛反射*19 |
「いや、君のレベルは80弱あるだろう。騙されんぞ」
\カカカッ/
| 超人 | 比企谷 八幡 | Lv59→Lv79*20 | 全てに強く、ガン・神経・即死無効 破魔吸収・呪殺反射*21 |
「バ、バレてる……!」
「最近の学生は凄いんだな。期待してるよ」
「俺、ただ公園でマッカン飲んでただけなのに! 髯からの仕事やっと終わらせたばっかりだったのに!」
死んだ魚のような目をした学生が嘆きつつ、状況は目まぐるしく変わっている。
今現在において互いの援軍は出揃い、これ以上は悪魔の軍勢も混成軍も乱入を許さない。
二人のガンスリンガーがギリメカラの仲魔を牽制し、ロラン・真澄・ムラカミがギリメカラを抑えに掛かる。6対4、明確な人数差によってプレスターンへの移行*22は難しい。
『この人数なら俺の望むままには行かんだろうな。ならば』
放たれる合一神のプレッシャーが戦士達の足を鈍らせる。
臆した訳でもなく、身体の動きは止まらない。直ぐに身体も慣れて、生じた隙も僅か。
「この、程度で!」
『ハはッ! 赤翼、加速が鈍っているぞ! それだけ力を欲張れば、統率も困難か!』
轟くように合一神が笑い、地面が陥没する。
突然の卓袱台返しのような挙動に、全ての者がそれに巻き込まれるように加速して、もう誰も彼も止められない。
「前衛は私、神城、ロラン! 後衛はコウリュウ、エリヤ、其処の学生! 学生は名前と何が出来るか教えてくれ!」
「比企谷 八幡です。銃はそれなりに使えますが、それ位ですかね」
「じゃあヒッキーでいいか、宜しくな。僕はロラン。見ての通り、勇者だ」
「ええっ、何この人……あ、クドラクとクールスニクなんですが少し前に酷い目にあったんで初手は様子見した方が良いです」
「原因はユニークスキルか?」
「多分、そうっす。主な被害受けたのは知り合いですけど」
「あの高レベルの外道からも嫌な感覚を感じる。防御重視で俺も異存はない」
「私も同じく。取り敢えずの指揮は任せるわ、ムラカミ」
「……承知した。迎撃するぞ」
戦闘形式こそ思い通りに行かなかったが、完全に主導権を奪われたという訳ではない。
むしろ、ギリメカラは先手後手を無くす為にこの速度重視の戦闘方式に敵味方諸共誘った。
それには明確な狙いはあるのだろうが、初見の敵に考えすぎても意味はない。
『では始めようか! 歴戦の戦士達よ!』
銅鑼の如く、合一神の声が戦場全域に響き渡る。
悪魔の軍勢が応えるように雄叫び、混成軍は沈黙と共に武器を握る力を強めた。
そうして、全てが動き出す。
| 貫く闘気*25 | 次に行う攻撃のダメージが大きく上昇し、相性を貫通するチャージ効果を付与 |
| 獣の眼光*26 | 戦闘中、自身の行動回数が1回増える |
| アクセラレート*27 | 戦闘中、自身の行動回数が1回増える |
| マハスクカジャ*28 | 3ターンの間、味方全体の命中率・回避率を上昇させる |
『ハ、ぁあァァぁあぁッ』
「私より速いか!」
戦士達を忌々しく睨みつけ、外道は闘気を纏う。
ムラカミは超加速へと肉体を順応させながら、思考を回す。
「(ユニークスキルの情報はあまりないが……あの二体の情報なら多少知っている)」
最近になって存在が確認された<ユニークスキル>*29。
似た系列の物として<種族特有スキル>*30や<SKILL>*31が存在するが、<ユニークスキル>はより戦闘に特化したパッシブスキルが大半である。
その中でも特筆する力を持っているのがクドラクとクールスニク。クドラクは自身が死ぬ事で味方全体にバフを、クルースニクは自身以外の味方が死ぬ事で敵全体にデバフをばら撒く、そういう情報が入っている。
詳細、バフ・デバフの効果量まではムラカミは知り得ない。あまりに唐突に現れたそれらの全貌を知るには時間がなく、今も何処かでボンドルド達が検証に勤しんでいるのだろう。
兎にも角にも、この二体が示し合わせるように出てきたのなら警戒は避けられない。スキル効果の誘発を避けるような行動、誘発してもリカバリーできるように立ち回る。
『どうもお前達は警戒されているらしい。検証の成果、という奴か。なら早々にカードは切るべきか』
その警戒を見透かしたギリメカラが駒を動かし始めた。
| マハデゾレトオン*32 | 敵全体に70%の確率で虚弱状態を付与する |
| 虚弱状態*33 | 虚弱状態の際に他の状態異常を受けると必ず状態異常になる |
吸血鬼の呪縛が多くの者を虚弱とする。
これ単体では何も機能しない、いわゆる布石ではあるものの状態異常の凶悪性を知っているのなら絶対に無視できない。
対処すべきかと、思考すれば……次の一手で全ての思考が覆された。
『委細承知。我は何度でも繰り返そう。勝つ為に。それも奴も我も望んでいる』
十字架を背負う吸血鬼ハンターは己の存在証明を叶えるが如く、
「なっ!? まさか自ら!?」
『自爆もあるが、今は此方が適切だろう』
| ガリアンソード*34 | 味方単体を死亡させる事で自身の攻撃力・防御力を上昇させる。 即時スキルであり、連続発動が可能 |
| 闇の象徴*35 | 戦場に居る間、自身が死亡した際に戦闘中1度だけ 3ターンの間、味方全体の全能力を最大まで上昇させる |
| 善なる十字架*36 | 戦場に居る間、自身以外の味方が死亡した際に戦闘中1度だけ 3ターンの間、敵全体の全能力を最低まで低下させる |
「いや、マッチポンプじゃねぇか!!!!!!!!!」
目の色をさらに澱ませながら比企谷が叫ぶように嘆いた。ギリメカラと相対する全ての戦士も同様にとても嫌な友情コンボを直視しながら、対処を急ぐ。
| 物理プレロマ*37 | 自身の物理属性のダメージが上昇する |
| 物理ギガプレロマ*38 | 自身の物理属性のダメージが大きく上昇する |
| 会心専心*39 | クリティカル時のダメージが大きく上昇し、通常時のダメージが減少する |
| ヤブサメショット+9*40 | 敵全体に物理属性の小ダメージを与える。 耐性を貫通し、確定クリティカル。 適性の上昇によって中ダメージ規模となっている |
敵は全能力最高、味方は全能力最低という概ね最悪の状況。こうなるかもしれないと心で覚悟はしていても肉体は追い付けないまま遅延する。
クルースニクによって全方位に放たれた鏃も本人のパッシブ、バフ・デバフも含めて、必殺に近い領域へと至っている。本来なら無視できないソレを全員が必死に耐え抜きながら、本命が来る。来てしまう。
『オオオオオオオオオオッ!』
槍がしなりながら大地を抉り、振り抜かれた二度の
万能にして貫通の全体攻撃。パッシブでダメージは2倍以上に膨れ上がり、其処に最大強化と最低弱体が加算される。
<マッスルドリンコ>によるHP増強もクルースニクによって剥がされた以上、一撃でも受ければ即死は避けられない。それが二撃なら<食いしばり>すら無意味に食い破られるだろう。
「全く、今回もとんだ戦場だな! 防御陣形は!?」
「エリヤはコウリュウ! ロランはムラカミ! 私は比企谷君をカバーする!」
「オーケー! それで凌げるか!?」
「凌ぐしかないでしょ!」
確実な死が迫る。戦士達は抗い、生存へ手を伸ばす。
それはあまりに早く訪れた死線だった。
<ヨヨギ公園戦線>
唐突に現れた悪魔の軍勢vsその辺に居たキリギリス+ヤタガラス+協力組織メンバーの混成軍。
ファフニール、アタバク、ホルスが準レイドボスしながら軍勢と連携してくるので、シロエっちが何とかそれを引き剥がしつつ対応部隊で三体の準レイド悪魔を攻略中。他混成軍は軍勢と殴り合い。結構な頻度でギリメカラや準レイド悪魔のMAP攻撃の余波が飛んできて、グワー!されている。
<ギリメカラ>
通常攻撃が万能属性の全体攻撃で貫通付与の特大ダメージの象さん
概ね無双の呂布。でもしっかり仲魔も育ててるし、指揮したりクソコンボ叩き込んだりしてくる。しかし、よりによって魔都東京のド真ん中で大暴れしているので本人にも軍勢にもそんな余裕はない。いつキョウジやらワイルドやら特級の化物が出てこないかと戦々恐々しながら戦局を進めている。
<ムラカミ&コウリュウ>
すまない。そう、またなんだ。
気力♪様『姫の護衛は地底人《ケガレビト》』よりまたお借りさせて頂きました。
他のコラボ勢も後々登場予定。
<ロラン>
本家様よりお借りさせて頂いてます。これで第一次セプテン勢がロスキリで大体出せれたな!
後、ドラクエ2リメイクおめでとう! 君のMPはマッスルパワー!
<比企谷 八幡>
エイツ様作『やはり俺の悪魔的な業務は間違ってる』よりお借りさせて頂いてる既にブラック労働しているマッカン中毒者こと主人公です。時系列としては最終章&???編終了しているので実質本編クリア後の姿で登場しています。