真・女神転生オタクくんサマナー外伝 -ロストキリギリス- 作:名無しの骸骨
ラーヴァナと僕は揃って、
前列は僕と真澄を、後列はエリヤとハヌマーンを配置
奴の攻撃に耐えれるよう準備を重ねてきたが、補助もなしに攻撃を受ければ被害は甚大
先制は譲れない
『ッ、早い……!?』
「色々準備はしてきたんだ。先手は貰う」
対ラーヴァナにおいて重要な点は幾つかある
ラーヴァナは羅刹として物理攻撃に脆弱だが、奴自身の特性として
加え、羅刹としての
上振れれば補助なしの僕達が一撃で沈む火力が5回
耐久面も補強され瞬殺は難しい
ラーヴァナも僕達をよく知っているし、情報を軽視している訳でも舐めてもいない
だから対策は必須な訳で、その一つがセタンタの融合だった
| ゲイボルグ+9*7 | 敵単体に衝撃属性の中ダメージ 貫通が付与され、必中であり、必ずクリティカルする スキル適性MAXによってダメージが大ダメージ規模となっている セタンタのスキルがデジタライズで共有されている |
『ッ! 失敗!? 何故だ!』
「それは吉祥天、ラクシュミの加護だ
僕の仲魔として彼女が居る以上、ソレはまともに使えない」
『おかげでソッチには出れませんけどね! 封印に徹しますよ、私は!』
<吉祥天咒法>をラクシュミに封じて貰いながら朱色の魔槍がラーヴァナを貫く
回避を許さず、クリティカルの抑制も許さない貫通を持った物理攻撃はラーヴァナに非常に特攻だ
物理属性であればラーヴァナは耐性ではない減衰*9を受けてしまうが、これは衝撃属性でラーヴァナの弱点。
セタンタ固有の
「それだけ弱点が多いなら属性弾で貫く!」
「これで用意は良いわ、フェイ!」
『弱体化だ!』
『風圧展開!』
弱点を突く物理攻撃、アイテム使用、弱体化で盤面を整える。フレスベルグの<超羽ばたき>も神威を使用しなければ有効。最も神威で対処してくるだろうけど、それで良い。使わせてからが本番かな
『私に攻撃が届くのは理解した。だがお前達の方は耐えられるか?』
神威の発動、<ゲイボルグ>は貫通を持つから問題ないけど<超羽ばたき>はこれで無意味となった
そして、奴は六つの腕にそれぞれ太刀を握り締め、構えを取っている
弱体は1段階、ハヌマーンは防御態勢へ移行済み……此処からの連撃を耐えられるかどうか
| 終わる世界*19 | 敵全体に万能属性の大ダメージを与え、防御力を低下させる 終わりゆく世界にて多くの悪魔を喰らった際に得た力 |
| 大屠殺*20 | 敵全体に物理属性の大ダメージを与える 残HP量に応じて威力が上昇し、命中率が低い代わりにクリティカル率が高い |
『死に絶えろ!』
六つの太刀が煌めき、僕達に降り注いだ
通常でも<羅刹状態>で2倍、クリティカルすればさらに2倍*21、<豪傑の転心>が発動でさらに2倍。最小でダメージは2倍、最大で8倍
羅刹の超火力の正体であり、王たるラーヴァナはこれを最も安定的に振るう
5回も攻撃されれば通常の僕達は塵すら残らない
だから、かなりの下準備と、本来ならあり得ないズルの使用を求められた
| 妖精王の剣*22 | 攻撃力420.命中99の片手剣 補助効果発生中、MPが大回復する 武器の威力と比例してスキル威力も上昇する(メタファー仕様 |
| デスカウンター*23 | 物理型攻撃を受けた際に50%の確率で発動 3倍の威力で通常攻撃を行う(回避・無効等でも発動) セタンタのスキルがデジタライズで共有されている |
「返すよ」
『この反撃の連続…… それに
太刀と交差するように、電撃を纏った剣でラーヴァナで反撃を繰り出す
迫る攻撃の数だけ奴の身体を刻んだ
ラーヴァナの連撃の一つ一つが、今まで以上に重い
だが基礎スペックの上昇だけで新たなスキルによる大きな変化はない
お陰でこうして全員何とか耐えられている
| 強靭の権化*24 | 最大HPが20%増加 自身が受ける攻撃のクリティカル率を50%減少させる セタンタのスキルがデジタライズで共有されている |
| 鋭気の権化*25 | 物理命中率が15%増加 状態異常になる確率が45%減少する セタンタのスキルがデジタライズで共有されている |
| マッスルドリンコ(PT)*26 | 60分間、味方全体のHPを1.5倍にする ウリック・ヤードより託された物で、これが最後の一つ |
| プルクェの酒*27 | 適用者のHPを2倍にし、MPを1/2倍にする 効果が永続せず、1日しか適用されない(劣化消耗品扱い) フェイ・エリヤ・ハヌマーンに適用*28 悪魔よりドロップした貴重な劣化品の幾つかをシロエより譲り受けた |
| クイッカストーン*29 | 魔道のカルトマジック<錬金術>によって作られたスペル・ストーン 使用で<クイッカ>*30を与えられる ラスキン老より多額の資金と諸々アイテムを対価として製造して貰った |
耐久の秘訣とは詰まる所はドーピングで、僕の力ではない
セタンタより借りたスキル、死したウリックより貰った最後のアイテム、シロエさんからの選別に、ラスキン老に依頼した魔法石
全員が元のスキルも含めれば
事前準備が行えたという好条件があったからこその展開で、キーとなるアイテムを入手できた事も含めて僕にとって都合が良すぎると言えるかもしれない
だからといってなりふり構ってもいられない
今この瞬間しか僕は由奈と相対できず、此処までやってラーヴァナの通常行動に耐えられるだけなんだ
合一神となったからにはいつかアレが来る
それまでにどれだけのダメージを与え、僕達は奴の逆襲に耐えられるかどうか
どうあれ慎重に、果敢に攻防を詰めていくしかない
| 雲耀の剣*37 | 敵単体に斬撃属性の特大ダメージを与える(力依存) その後、敵全体に疾風属性の中ダメージを与える(魔依存) これらの攻撃は防御・回避判定にー80%する これらの攻撃のダメージを受けた対象は即死する 久遠 由奈より奪った技の一つ |
| 破邪の刃*38 | 敵複数体に2~4回の物理属性の特大ダメージを与える その後、攻撃した対象の全能力を低下させる かつての世界にて大天使を討ち取り、喰らった際に得た力 |
『即死もしないか。偏執的な対策だな』
「再戦なんだからそりゃメタ張るよ」
攻防が繰り返される
僕達は<バルーンシード>も使いながら攻撃・弱体・回復のサイクルを回して、ラーヴァナは<雲耀の剣>による即死を狙った
が、由奈の技を使ってくるというのは前回で理解済み
僕達は<テトラジャマー>*40で、ハヌマーンは<即死無効>*41で対策は立てている
クリティカルに関しては僕は運が高いのと<強靭の権化>が、真澄は<達人の見切り>*42で対策を立てているがエリヤとハヌマーンは無防備だ。だから<バルーンシード>等の防御面での補強はそっちに回している
そして、また次へ時間が巡る
攻防は変わらない
<バルーンシード>による無効化は奴の攻撃のクリティカルで実質的に相殺されている*45
<終わる世界>は防御低下があるが貫通がないから此方の防具の耐性で半減される
物理の方は<大屠殺>と<破邪の刃>、前者はラーヴァナのHPを参照しながら全体に高火力で後者は2~4回の特大と当たれば
「安定はしているな」
「油断しないで。かなり薄氷の拮抗だから
一人でも崩れたら其処から全滅する」
「……この感じ、そろそろ来るね」
戦いの主導権は握れている
<プルクェの酒>でMPは半分になったが回復アイテムも多く用意している
それでも胸騒ぎが拭えない
既にかつての、合一前のラーヴァナなら殺しているだけの火力は出しているし手応えもあるが、奴の動きや表情にブレがない
隠しているというより単純に先が長いといった印象
それはラーヴァナの体力がまだまだある事を示唆している
何より奴は確かめるように検証するように僕達に攻撃を繰り返している
ルーチンを現在固定しているのは僕達の方だ、それを崩す為に考えていると見ていい
『……なるほどな、今まで滅ぼし喰らってきた奴らの心境はこんな感じか
前準備もなく用意の整った戦力を垂れ流されれば
三大勢力でない我らはこうも脆く崩れる
よく分かったよ』
不気味にラーヴァナが微笑む
互いの血飛沫でその肉体は真っ赤に染まっている
『精々抵抗しようか。外の奴らもそうしてる
滅びが確定しようと足掻くのはこの世界の人間の常だ
我々もその一つとして、そして人ではなく人食い鬼の羅刹として
抗い、喰らうとしよう』
肉体に多量のマガツヒが纏われる。奴が、動く!
| 羅刹王の宴*46 | 敵全体の全能力を最大まで低下させる 手番を消費しない |
『潰す』
| 殺神*47 | 敵単体に物理属性の超特大ダメージを与える 超高確率でクリティカルが発生し、命中率が非常に低い |
羅刹王としての呪縛、身体に注がれたマガツヒによって僕達の動きが緩慢に
その隙を狙ってラーヴァナは狙った
『モロに入ったなぁッ!』
「ッまずっ!」
ノーガードで互いの武器が肉体を切り刻む
共に
セタンタとデジタライズしていようと、そもそもとして接近戦での経験差もある
何より2回目の殺神でダメージが
僕はほぼ瀕死だ。連撃に耐えられない!
『退け、
「その太刀筋は知ってる。撃ち落とす!」
『上手く庇われたな……だがお前の限界は分かった』
「君はまだ余裕ありそうで羨ましいよ」
ラーヴァナは<デクンダ>をせずに攻撃に以降し、攻撃した分だけこっちから反撃を喰らわせている
僕への集中攻撃も<バルーンシード>が適用されたハヌマーンに
問題はラーヴァナに僕の
お互いに全能力低下が2段階、超特大の攻撃を2回通して、1回目は2倍で収まったが2回目は8倍に跳ねた
実質2回目で3倍にも膨れ上がった生命力が消し飛んだ計算である
此方の行動を徹底すれば条件を満たすのは難しいと思われるがマガツヒスキルによって実質的に手数が増えれば今のように火力が足りてしまう
かといって防御に徹しすぎれば恐らく戦いの主導権をラーヴァナに握られる
あっちはマガツヒスキルの発動タイミングも選べるのだから
「しっかし、際どいな……幾つか問題もあるし」
お互いの最適解、ルーチンはほぼ確定している
基本的な削り合いなら僕達が上、マガツヒスキルを絡めた削り合いと上振れ前提の火力ならラーヴァナに軍配が上がる
<プルクェの酒><マッスルドリンコ>の効果時間は時間単位で長いので心配は要らない
他のアイテムも同様に持つだろう
その為、より有限なのは僕達の防御リソース
僕は<電気ショックⅢ>がある
真澄は<不屈の闘志>があるし、ハヌマーンは<食いしばり>が、エリヤは<幸運>*50があって<援護射撃>が残り2回
普段なら十分過ぎる程にあると錯覚できるがラーヴァナの耐久とマガツヒスキルの発動頻度によって足りるか足りないかは変わってくる。多分足りなそう
ラーヴァナは此処までやっても随分余裕ありそうだし、奴の神域だからかマガツヒを溜め切るのも随分早い。隔離されたこの空間では援軍も望めず、時間はラーヴァナの味方だ。デジタライズも実は時間制限あるしね
……ざっと思考は整理できた。うん、やる事は変わらない
防御に気を払ってマガツヒスキルに注意しながら殴り合うしかないね
「じゃあ、頼むよ皆。多分、長くなるだろうけど」
王の剣を振り上げ、騎士の魔槍を羅刹王へと向ける
時がどれだけ巡っても展開にあまり変化は見られない
長い長い削り合い、どちらか先に根を上げるかのチキンレース
或る意味でいつも通りとも言える苦しい戦いはまだ始まったばかりだった
<フェイチーム>
絆という名のコネを用いて滅茶苦茶ドーピングして戦いに挑んでいる
アクセサリーや他のアイテム(カクテル等)でステータスはさらに強化されてるが其処は割愛
此処まで耐久あげてもラーヴァナが上振れると死が見えている
デジタライズはフェイとセタンタ双方ともに固有D2使用不可、ジンテーゼ封印、他幾つか使えないスキルもあって通常スキル枠はいつも通り8つという制限下で行われているので総合的に言えば両者の本来のスペックより劣っている。ラーヴァナに対しては近接防御&近接火力が必要だったのでデジタライズ自体は必須だった
<ハヌマーン>
ハヌマーンって実はシヴァの化身、という事でハヌマーン名義で登場している実質シヴァ
ラーヴァナ殺しに行くならこっちが適切だから仕方ない
<ラーヴァナ>
羅刹の2~8倍の物理火力に、諸々安定性を担保した存在
ざっくり5回動きながら豊富な物理攻撃でぶん殴り
敵にラクシュミ居なければ自分への大体の物理攻撃は<吉祥天咒法>で無効
レベル大幅上昇でHPは5桁から6桁になって
合一神としてマガツヒスキルも結構な速度でぶん回す
そんなシンプル理不尽ってタイプのラスボス
久遠 由奈より奪った技の一つ
相手をノックバックさせやすく、相手によっては多段命中が難しい
<炎神の弾丸>によって火炎属性となっている
衝撃属性の特殊魔法攻撃として分類され、敵の衝撃耐性によって成功確率が変動する物とする
(耐性では確率半減。無効以上では無効)(独自裁定として敵の大きさによっても成功率が変動する物とする)
使用者とその軍団は戦闘終了まで
使用者が選んだ万能を除く二つの相性に対して無効を得る
この効果はシーン属性が変更されると解除される
この神威はラクシャーサ族が習得するものである
数多の悪魔・神々を喰らって、王を名乗るに相応しい力を手に入れた事の証明
ラーヴァナは思念融合の果てに合一へと至った
・物理貫通(D2仕様)を得て、物理攻撃時のダメージ・被ダメージ2倍
・クリティカル率と命中率が著しく上昇し、回避率・クリティカル耐性が上昇
・物理攻撃時、防御行動を貫通
・羅刹状態でも魔法が使用可
即時効果。手番を消費せずに即座に銃弾を装填したり、弾倉を交換できる。
ランクⅢの為にコストが大きく減少し、以下の効果が追加される
・銃器を装備していなくても即座に銃器を準備できる。必要ならば装備している武器を地面に落としてもいい
・手番中、銃器で攻撃した後に即座に銃器にホルスター等にしまう事ができ、別の武器を構えてもよい。
相手をノックバックさせやすく、相手によっては多段命中が難しい
<クイックロードⅢ>で<氷神の弾丸>に変更され、氷結属性となっている
対象は回避・防御・反撃の判定に+40%の修正を得る
この効果は1シナリオに3回まで使用可能
自分に対する攻撃のダメージと追加効果を完全に打ち消す
ランクⅢなので1シナリオ3回まで使用可能