いや~お待たせしました。今回は短めですがお楽しみください。
拓穂side
俺はまどかと別れてからゴハンを食べるために路地裏を探し回っていたけど…
「ハァ、死にそう」
だって、もう探し回って結構時間経ってるよ?それなのに全く獲物が見つからないし…マスクしてるから段々息苦しくなってきたし!
……とそんなことを考えていると、前の方で何かやっていたので素早く身を隠して様子をうかがうことにした。
「ひぃぃぃ……や、やめてくれ」
「あ?んだよ。俺がお前喰って何がわり―ってんだ」
あぁ、あいつ喰種だったのか…あっちのお兄さんは何かこれから喰われそうだな
俺は少し迷ったけどあのお兄さんを助けることにした。
「おい、そこの喰種…」
男は俺の声に反応してこちらを振り返る。顔面にはゾンビみたいにグロテスクなマスクを付けてて…悪趣味なやつだなぁ
「お前も喰種か…なら手伝えよ。そうしたらお前にもコイツの肉を少し分けてやるからよ」
「いや、そんなのいらないから。俺はそこの人を助けようと思ってるんだ」
敵対宣言した瞬間にその男の表情ががらりと変わった。
「……オイ、てめぇ喰種同士の喧嘩がどうなるか分かってんだろうな?」
「あぁ、分かってるよ。俺も今すごく腹減ってるんだ」
俺も興奮し始めて目の色が段々と変わっていくのが自分でも分かっていた。男もニヤニヤして今にも笑いそうなのを堪えている。
「んじゃあ、死ねやぁぁぁ!!」
男は狂ったように叫びながら赫子を肩甲骨の下あたりから出て来る。あの金属質のような感じと出て来る場所から考えるに甲赫か……最悪だ。俺のと相性が悪すぎんだろ
「そんな簡単にはやられない!!」
俺も肩まわりから赫子を出して、羽のようにした赫子を飛ばして先手を取る…が、頑強な甲赫にすべて防がれてしまった。
「お?てめぇの赫子は羽赫かぁ…ヒャハハハハハ。こりゃあ運がなかったな」
あいつが言ってる事はムカつくけど、確かにその通りだ。このままじゃスタミナの消耗が激しい俺の方がやられるだろう。
「それにお前の右の方の羽赫なんてほとんど千切れちまって使い物になってねーじゃねえか!」
「……確かに千切れてるけど、それがどうかしたの?」
あいつはが油断しているうちに一気に決めるしかないな……
「どうしたの?じゃ、ねーだろガキ。そん…」
男が話し始めたその時を逃さず懐に潜り込み羽赫を使って攻撃する。
「だから、お前じゃ傷なんか付け………え?」
男は俺が右の羽赫で繰り出した攻撃に戸惑っていて、自分の腹を貫いているものに気付いていないようだった。
「ガ八ッ、な…んでだ」
俺はこれから自分のゴハンになる奴に向かって話しかけた。
「…お前、俺の羽赫は使い物にならないって言ったよな?」
なるべく皮肉っぽくニヤニヤとしながら言うと、ゴハンはイラついたようにこちらを睨み付けて来る。
「これさ。前に魔法少女と戦った時に切り落とされちゃったんだ…でもそいつを殺して喰ってやったら、自分でもびっくりしたけど羽赫から魔力を出せるようになったんだ。体力めっちゃ使うけどね」
「なっ!!そんなこと、ありえな…」
「はい。話はおしまい。来世は幸せな人生を送れるといいね」
最後までしゃべる前に頭を切り落としちゃったから聞こえてないか。さっきの人は…まぁ、もう逃げてるよね。
「よし!ようやく飯だ。頂きまーす」
ん?意外にこいつ上手い………今日はホント色々なことがあったな。知人に魔法少女がまた増えたしなぁ。
……明日からも頑張ろう
いかがでしたか?
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