【小さな戦士の】繰り出せ!エルボーロケット!【体験談】 作:邪道キ
という訳で最新話、どうぞ。
その名前を聞いた時、僅かに撥ねた心臓を眉で抑えた。
「何故…LEXに会おうとする?」
自分の声が耳に触るくらい響く。ブルーキャッツはいつも客入りが少なく、店員も雇っていない。だから多少騒いでも誰も咎めはしないし、彼────檜山蓮は目の前の人間の一挙手一投足に集中できる。
青みがかった、所々青いメッシュの入ったショートヘア、キレのある目鼻立ち、キッチリ整ったレディーススーツの女。一目見ただけなら社会人、だがそれが彼女の本性とは限らない。この世界は時に、闇が人の形を成すことがあるのだ。
だがこちらの疑念を知らずか、向かい合った女はカップを置くと真っすぐと男を見据えた。
「伝説のLBXプレーヤー
「…何故探している?」
つらつらと述べられたLEXの経歴を遮る。どうやらLEXについてはある程度調べてはいるらしいが、肝心の目的は分からない。正面切ってはぐらかされるなら揺さぶろう、懐で端末を操作して“仲間”を呼ぼうとしていると彼女は足元のバッグを膝上へ引き上げた。
「私には、夢があります。これがそれです」
そう言って差し出してきたのは、一冊のファイル。おずおずと受け取って開けると、中には数枚のイラストと設計図、どれもがっちりとした鉄の体に、すらりと伸びる巨脚、肘から炎を吹き上げる吊り上がった単眼のLBXが記されていた。
「設計図と…コンセプトアートか」
「名前はジプシー・デンジャー。アーマーフレームはプロウラーフレーム、バトルスタイルは…無手による近接格闘戦」
「素手だと?」
檜山はわずかに瞼を開いた。
「はい。現状、LBXがバトルする際、必ずと言っていいほど武器を使用します。
彼女の言うとおりだった。現状素手で戦えるLBXはどの企業も開発していない。
LBXの強さは何で決まるか。コアスケルトンの性能か、アーマーフレームの良さか、はたまたプレーヤーの腕か。答えはどれも是であり、どれも否だ。
勿論機体性能が良ければそれで良し、プレーヤーがLBXの達人ならそれも良し。しかし如何なる高性能機でも扱いが悪ければ市販にも劣るし、どれだけ腕を挙げようと些細なことで敗北に繋がる。だからコアボックスのパーツを替え、アーマーフレームを組み合わせてカスタムして、プレーヤーとLBXが最大のポテンシャルを発揮することが出来るよう日々努めていく。そうして自分だけのLBXを作り上げていくことが、小さな戦士たちと共に歩んでいく体験談の醍醐味なのだ。
武器も要素の一つだ。本体付属の他に、多種多様なデザイン・種類の武器が別途で販売されており、これもまたオンリーワンLBXを作り上げようとするプレーヤーたちをサポートする、各企業のLBX販売戦略の一つだ。
だからこそ、武器を持たないLBXは
「もし何も持たずに拳一つで殴り合おうものなら、マニュピレータはその負荷に耐えきれず…」
「コアスケルトンの寿命を縮めるな。例えアンリミテッドレギュレーションでも自滅するのがオチだ」
「ですが、このジプシー・デンジャーはそんな状況で戦う事を想定しています。あるのはその身一つ、拳一つで迫り来る敵を打ち砕く────私はこの子を製作したい、そのためにLEXに会いに来ました。」
今度こそ檜山は目を大きく目を見開いた。設計図と彼女の表情を交互に見る。
渡された設計図は、嘗て見たかの天才のものと比べるまでもなく稚拙なものだ。色々と書き込みが加えられていることから考察を重ねているようだが、現時点でこれを作るのは難しいというのはこの道に触れている者なら誰でも解ることだ。
「こんな机上の空論じみたものを作るため、そのためだけにLEXに会いに来たと?」
思わず嘆息してしまった。これが本気だとしたら、彼女は相当な熱意を持った原石か単なるアホだ。たった一機のLBXを作るために、得体のしれない男を探し回っているのだから。
「確かに、現時点でこの子を作ることは不可能です。作るためには四肢の耐圧構造と設備の問題を解決しなければなりません。」
「…」
「だからこそ、LEXの協力が必要なんです。この子のバトルスタイルに最も合ったプレーヤーであり、多くのLBXプレーヤーを惹き付けて止まない彼だからこそ、この子の開発に協力してもらいたいんです」
「目的は、LBXの改造技術か」
檜山は合点がいった。確かにLEXの元には多くのLBXプレーヤーが、地下闘技場の名で集まる。彼らが持つ改造技術は、タイニーオービットの開発陣が保有するそれとは違う、独創性に溢れたものだ。その技術を吸収し応用することが出来れば、可能性は見えて来る。
だからこそ、余計に疑問符がついてしまう。
「何故そこまでする?コレにその価値があるのか」
LEXに出会うことが出来れば彼女の望むものを手に入れることが出来るだろう。しかしそのほとんどが違法改造、通常のカスタムの範疇を超えた埒外な物ばかりだ。それを行う人間がマトモかどうかは火を見るより明らかだ。
改めて考えてみても、リスクに見合うリワードがLBX一機とは度し難い。
真っすぐ正面より彼女の顔を見る。黒い切れ目がこちらを見返してくるが、瞳孔が僅かに震えている。真正面から見られて臆したか、口を真一文字に結んで歪めるが、女はふうと息を吐くと、意を決したように目を閉じて、思い切り開いた。
「────私が私で生きていくために、この子でなきゃいけないんです。ジプシー・デンジャーは小さな箱庭の世界に立つだけの価値は、あります!」
ブルーキャッツに女の声が響き渡る。先ほどから良く通る声だが、それ以上に目が鋭い。先ほど小鹿のように震えていたのが嘘のように真っすぐなことに驚いた。
こういう目には覚えがある。一つの目的のために邁進する、強い意志力を持った目だ。丁度檜山が手を組んでいるあの御曹司のように。
「…この機体を作ることは、LBXの今後の活動範囲拡大を広げるという意味では重要とも思います。これからLBXの普及率はますます高まりますし、ヒトの手の届かない場所での活動も視野に入れるでしょうから。おのずとあらゆる環境に耐えうる機体は必要になります。」
この指摘には内心頷いた。今後LBXは強化ダンボールの中だけではない、地中、海中、宇宙など様々な環境で利用されるようになる、これは山野淳一郎も言及していることだ。時代を先取りするという観点でも自らの研究に価値はあると言いたいようだ。
檜山はサングラスのブリッジを押し上げると、立ち上がった。
「…ついてこい」
その意志、確かめるに値する。どれほどのものが燃えているのか、ココで試させてもらう。
(やっべ~!怖~い!何あの人、アレでまだラスボスじゃないの!?とっくに貫禄あるじゃん!)
302:Den_Cityの風流人 ID:D0nVR41N5
そうか…ヒロ君があのライブに行っていたとはね
303:戦姫絶唱ミュージシャン(仮) ID:GmD#FGmD#F
はい。チケットは当たらなかったんですけど、会場の近くに行けばちょっとは音漏れするんで行ったらしいんですよ。けど…
304:Den_Cityの風流人 ID:D0nVR41N5
ノイズ襲来の爆発時に飛び散った破片が頭にぶつかった…と
305:戦姫絶唱ミュージシャン(仮) ID:GmD#FGmD#F
で、ヒロはそのまま気絶したんですけど…
一緒に来ていたヒロの親代わりの人が…
306:アドステラの黒猫 ID:CFKN4G0
…お悔やみ申し上げる
307:戦姫絶唱ミュージシャン(仮) ID:GmD#FGmD#F
ありがとシャディクニキ…
前々からすごいイイ人だってのは知ってたけど、まさか会場に飛び込んでいくなんて
308:イトガミコマンドー ID:Rem1n670n
しかも中には触れたら即死のノイズがうじゃうじゃ
それで怪我人を遠ざけながら一人でも多く人助けをするために飛び込むって、並の行動力じゃないわ
309:米花町捜査ファイル ID:Df8fCbf8
す、すごい人…ですよね
なんか、ごめんなさい…私なんかの相談挟んじゃって
310:戦姫絶唱ミュージシャン(仮) ID:GmD#FGmD#F
別にイイよファイルネキ
そっちだって大変なんでしょ?
311:アドステラの黒猫 ID:CFKN4G0
主人公いない疑惑だけじゃなく、ヒロインもいない世界かもしれないんだ
前提が大きく覆っている以上、不安を持っても仕方ないさ
312:戦姫絶唱ミュージシャン(仮) ID:GmD#FGmD#F
そうそう、困ったときはお互い様!
これから少し大変かもしれないから、そん時はアタシも頼るね?
313:イトガミコマンドー ID:Rem1n670n
そうよね
確か時系列的には、これからバッシングが酷くなるのよね
314:Den_Cityの風流人 ID:D0nVR41N5
LINK VRAINSでも誹謗中傷はよく見かけるが、今回は死者と言う事実がある
ミュージシャンネキがテレビ越しで見たもの以上に苛烈で凄惨なものが繰り広げられるだろう、心しておくと良い
315:戦姫絶唱ミュージシャン(仮) ID:GmD#FGmD#F
分かってるよニキネキ
幸いヒロが「転んで怪我したで通す」って言ってたから、先ず巻き込まれないとは思うけど…
316:米花町捜査ファイル ID:Df8fCbf8
でも、ヒトの恨みってどこから来るか分かりません、から…
気を付けてくださいね、ミュージシャンネキさん
317:アドステラの黒猫 ID:CFKN4G0
周囲の情報にも気を配るようにね
あと信頼出来るオトナが周りに居たら、出来る限り引き込むように
318:戦姫絶唱ミュージシャン(仮) ID:GmD#FGmD#F
>>316
>>317
お~二人が言うとなんかわかりみが深い
319:イトガミコマンドー ID:Rem1n670n
片や謀略の中心人物(ガワ)、片や年がら年中殺人事件の起きる世界の住人よ
そりゃ重みが違うわ
320:Den_Cityの風流人 ID:D0nVR41N5
>>319
君も似たようなものだろう?
321:TO社開発部社員 ID:99DC1n7BX
今北産業
…ってなんか話してた?
322:戦姫絶唱ミュージシャン(仮) ID:GmD#FGmD#F
イッチ!大丈夫
今終わったところです!
323:TO社開発部社員 ID:99DC1n7BX
そう?ならいいけど…
シャディクニキコテハン変えた?
324:Den_Cityの風流人 ID:D0nVR41N5
そういえば私も気になっていた
どういう面持ちかな?
325:米花町捜査ファイル ID:Df8fCbf8
前は確か…金髪でしたよね?
326:アドステラの黒猫 ID:CFKN4G0
…長くなるよ?イッチ
327:TO社開発部社員 ID:99DC1n7BX
う~ん…おk!
今日は非番だし!
328:イトガミコマンドー ID:Rem1n670n
私も、午後から張り込みだけどそれまでは暇だし、いいわよ?
329:Den_Cityの風流人 ID:D0nVR41N5
右に同じく
330:戦姫絶唱ミュージシャン(仮) ID:GmD#FGmD#F
さんせ~い!
331:米花町捜査ファイル ID:Df8fCbf8
わ、私も…言い出しっぺなので
332:アドステラの黒猫 ID:CFKN4G0
…ありがとう
先ずみんな、これを見てほしい
333:TO社開発部社員 ID:99DC1n7BX
…ナニコレ?
何かのデバイスみたいだけど…
334:米花町捜査ファイル ID:Df8fCbf8
真ん中の窪みに、そっちの小さい丸いのを入れるみたいですけど…
335:イトガミコマンドー ID:Rem1n670n
…………シャディクニキ、これどういうこと!?
336:戦姫絶唱ミュージシャン(仮) ID:GmD#FGmD#F
コマンドーネキ何か知ってるの?
337:Den_Cityの風流人 ID:D0nVR41N5
シャディクニキ…どうして…
どうしてデザイアドライバーとライダーコアIDを持っているんだ!?
338:TO社開発部社員 ID:99DC1n7BX
…ライダーって、仮面ライダー?
339:米花町捜査ファイル ID:Df8fCbf8
仮面ライダー?
…え、シャディクニキさんってガンダムの世界の人ですよね?なのに仮面ライダーって…
340:Den_Cityの風流人 ID:D0nVR41N5
ああ。だが間違いない
これは令和仮面ライダー第四作目「仮面ライダーギーツ」の主人公たちが使用するデザイアドライバーとライダーコアIDだ。間違いない
341:イトガミコマンドー ID:Rem1n670n
しかもIDコアの刻印はナーゴのもの。
シャディクニキ、これどうしたの?転生特典…って訳じゃないわよね?
342:アドステラの黒猫 ID:CFKN4G0
…そんなの俺が知りたいよ
ただ、ツムリみたいな女の人が「今日からあなたはガンダムです!」ってこれを渡してきたんだ
どうなってるんだよ…ここは水星の魔女の世界のハズだろ!?
343:Den_Cityの風流人 ID:D0nVR41N5
もちつけシャディクニキ
…もしかするとクロスオーバー世界なのかもしれない
344:TO社開発部社員 ID:99DC1n7BX
…クロスオーバー世界?
スマホゲームとかで良くあるアレ?
345:イトガミコマンドー ID:Rem1n670n
大雑把に言えばね
異なる作品の要素が混じり合った並行世界、今回の場合は「水星の魔女×仮面ライダーギーツ」でしょうけど
346:Den_Cityの風流人 ID:D0nVR41N5
こういうクロスオーバー世界がどうやって生まれるか解らないが、原作世界かと思っていたら全く別作品の要素が深く絡んだ並行世界だった事例は確かに存在するんだ
347:TO社開発部社員 ID:99DC1n7BX
前に行ってた、「思うだけ世界がある」ってやつ?
そういえば日曜日のたぬきがどうこうってネタにされてたような…
348:Den_Cityの風流人 ID:D0nVR41N5
放送時期も被っていたし、イッチの言う通り「日曜日のたぬき」とネタで結ぶ人もいた
夢想の果てに生まれていてもおかしくない
349:アドステラの黒猫 ID:CFKN4G0
で、俺はそれに当たったと?
勘弁してくれよ…この体のせいで大変なのに
350:戦姫絶唱ミュージシャン(仮) ID:GmD#FGmD#F
…大丈夫、シャディクニキ?
351:イトガミコマンドー ID:Rem1n670n
ズブズブ泥沼戦争経済に加えて本人がトラブルメーカー(ガワ)と厄ネタまみれだったのに、これに暇を持て余した未来人たちのエンタメデスゲームまで絡んでくるんでしょ?冷静に考えてもクソよ
352:TO社開発部社員 ID:99DC1n7BX
…うわぁ…字面だけでわかる地獄
353:Den_Cityの風流人 ID:D0nVR41N5
シャディクニキ、落ち着いて聞いてくれ
まだ不明瞭な部分が多いが、どうしたい?
354:アドステラの黒猫 ID:CFKN4G0
正直もう一杯一杯過ぎて…
ああ逃げたい…でもそれでどうにかなる訳じゃないし
355:イトガミコマンドー ID:Rem1n670n
でも言っちゃ悪いけど、コレ届いた時点で棄権した場合はどうなるかは分からないのよね
ルール上届いた時点で後戻りは出来ないらしいけど
356:Den_Cityの風流人 ID:D0nVR41N5
先ほどの口上も「今日からあなたは仮面ライダー」ではなく「ガンダム」になっているしね
ルールの差異、スポンサーとの関係、他の原作キャラ達に接触しているか否か…
不明瞭な部分が多すぎるから退いたときのデメリットも分からない。これでは…判断に困る。
357:アドステラの黒猫 ID:CFKN4G0
となると、やっぱり参加するしかないですよね…
358:Den_Cityの風流人 ID:D0nVR41N5
いいのか、シャディクニキ?
一応パイロット訓練は受けてはいるのだろうが、得意の集団戦ではなくほぼ個人戦だ
それに退場すれば、現実からも消滅してしまうぞ
359:米花町捜査ファイル ID:Df8fCbf8
消滅って、死んじゃう、ってことですよね?
棄権しましょうよ!死んだらダメですよ!
360:TO社開発部社員 ID:99DC1n7BX
シャディクニキ平穏に生きたいんでしょ?
外野がどうこう言うのアレだけど、避けられるリスクなら避けたほうが良いんじゃない?
361:アドステラの黒猫 ID:CFKN4G0
……そうだよ、逃げたいよ
けど、何処に逃げたらいい?逃げた後どうすればいい?
残ったアカデミーの皆は?支援している地球の人たちは?…ミオリネたちはどうなる?
俺がいても後々に災いを齎す…だが逃げた所でこの体が、シャディク・ゼネリが積み重ねて来たものからは逃げられない…リスクがどうとか言える状況じゃとっくにないんだ
362:戦姫絶唱ミュージシャン(仮) ID:GmD#FGmD#F
いや、そりゃそうだけどさ…それどうにかする為の掲示板でしょ
アタシは地頭良くないけど…
363:アドステラの黒猫 ID:CFKN4G0
……大丈夫だ、伊達にレネたちと鍛えていないわけじゃない
それに…もしデザ神になることが出来るなら、今の状況を全て打開できるかもしれない
そうネガティブに捉えることじゃない
364:米花町捜査ファイル ID:Df8fCbf8
シャディクさん…
365:Den_Cityの風流人 ID:D0nVR41N5
────分かった。
但し定期報告は怠らないようにするんだ
366:戦姫絶唱ミュージシャン(仮) ID:GmD#FGmD#F
え、いいの猿原ニキ!?
367:イトガミコマンドー ID:Rem1n670n
ミュージシャンネキ、貴方もサンジェルマン達を前世で観ていたならわかるはずよ
でも、知らない間に取返しの付かないことになってたら……世界越えてでもぶん殴るから覚悟しなさい
368:アドステラの黒猫 ID:CFKN4G0
……分かってる
イッチ、偶にライブ配信をしても良いだろうか?
369:TO社開発部社員 ID:99DC1n7BX
いいけど…あのさ、後でシャディクニキってどういう一日送ってるか教えてくんない?
そんなにハード?
370:アドステラの黒猫 ID:CFKN4G0
構わないけど…そう面白いものはないよ?
371:TO社開発部社員 ID:99DC1n7BX
いいのいいの、宇宙暮らしとかMSって実際どうなのか気になってたから
372:戦姫絶唱ミュージシャン(仮) ID:GmD#FGmD#F
あ、あたしも気になる!
373:米花町捜査ファイル ID:Df8fCbf8
わ、私も気になります!
374:Den_Cityの風流人 ID:D0nVR41N5
よし。ではシャディクニキの一日をライブ配信してもらおう
それでいいかい?
375:アドステラの黒猫 ID:CFKN4G0
あ、ああ…
376:イトガミコマンドー ID:Rem1n670n
決まりね。
…さてこの話も一段落したけれど…イッチ何か用があるんじゃないの?
377:TO社開発部社員 ID:99DC1n7BX
あ…
大丈夫、この流れで話して?
378:アドステラの黒猫 ID:CFKN4G0
大丈夫だ
寧ろここまでスレを消費して済まない
379:TO社開発部社員 ID:99DC1n7BX
おk!
それじゃ『ジプシー・デンジャーを作ろう』第二回なんだけど…コアスケルトンの強度どう上げようかなって
380:戦姫絶唱ミュージシャン(仮) ID:GmD#FGmD#F
強度?
381:Den_Cityの風流人 ID:D0nVR41N5
なるほど。ジプシー・デンジャーの戦闘スタイルに耐え得る強度を、現行のコアスケルトンは持ちえていないんだね?
382:TO社開発部社員 ID:99DC1n7BX
その通り
今のLBXって基本的に武器持って戦うのが当たり前で、素手なんて非常識なんですよ
LBX痛めちゃうし
383:Den_Cityの風流人 ID:D0nVR41N5
ダンボール戦機WARSでもそういう一幕はあったね
384:イトガミコマンドー ID:Rem1n670n
瀬名アラタがマニュピレータ壊して、メカニックの子に怒られてたやつね?
385:アドステラの黒猫 ID:CFKN4G0
確かにガンダム世界でも、基本的に武器を持って戦うね
あ、でもGガンは違うか。アレはモビルファイターだし
386:戦姫絶唱ミュージシャン(仮) ID:GmD#FGmD#F
アタシの所も、響ちゃんのアームドギアが素手だけど、本来は奏さんみたいに槍だしね
って言っても心持ち次第で形を変えるアームドギアとはちょっと違うよね、どっちかと言うと…OTONA組みたいな?
387:TO社開発部社員 ID:99DC1n7BX
ま、まぁそんな感じw
一番イメージに近い奴でもナックルとか武器腕とかになるしね。でも私は素手であの武骨な戦い方を再現したいから、何とか弄ってみようと思ったんだけど…
388:イトガミコマンドー ID:Rem1n670n
手詰まりになったのね
389:TO社開発部社員 ID:99DC1n7BX
うん…
市販のものとか使ってショックアブゾーバーを弄ったりコアスケルトンの関節を補強したりしてみたんだけど、すぐ壊れちゃって…ちょっと私の知識だと限界かな~って
390:米花町捜査ファイル ID:Df8fCbf8
いきなり…ピンチってことですか?
391:戦姫絶唱ミュージシャン(仮) ID:GmD#FGmD#F
でもイッチLBXメーカーで働いているんでしょ?
そのコネでどうにかならない?
392:TO社開発部社員 ID:99DC1n7BX
ちょっと難しい。まだ私個人で動いているレベルの代物だから、会社の備品とかデータを私用で使うと横領になっちゃうし
弟もいるのに、折角の職を失いたくはない
393:アドステラの黒猫 ID:CFKN4G0
いきなり躓いた形になったね
>>392
弟いたの?
394:TO社開発部社員 ID:99DC1n7BX
丁度生まれた干支が同じ弟が1人ね
まだ義務教育の段階だし、ウチ両親いないからお金要るし。大変よ社会人は
395:戦姫絶唱ミュージシャン(仮) ID:GmD#FGmD#F
ここでイッチの闇ガガガ…
396:TO社開発部社員 ID:99DC1n7BX
いやそこまでじゃないよ
弟と二人暮らしってだけで
397:米花町捜査ファイル ID:Df8fCbf8
そうだったんですかイッチさん…
大変なんですね…
396:TO社開発部社員 ID:99DC1n7BX
大丈夫大丈夫!
弟とは仲いいし、最近は晩御飯作って待ってくれるよ!
397:Den_Cityの風流人 ID:D0nVR41N5
仲睦まじいことで
独り暮らしの私には縁遠い光景だ
398:戦姫絶唱ミュージシャン(仮) ID:GmD#FGmD#F
>>396
あ~わかりみが深いわ~
アタシもヒロにご飯作ってもらうことあるけど、超美味しいもん♪
家事も洗濯も出来るし、気遣い上手だし…あ゛~婿に来て♡
399:イトガミコマンドー ID:Rem1n670n
ミュージシャンネキヒモじゃん
私はシェアハウスみたいなもんだしな~一つ上にゴスロリ教師いるし
料理とか家事とかは相方と私ともう一人とで交代でやってる
400:アドステラの黒猫 ID:CFKN4G0
俺は基本宇宙食だから、手料理作るコトあんまりないんだよな…
原作のミオリネ菜園の様子からしても、みんなの思い描く料理はやらないみたいだし
401:米花町捜査ファイル ID:Df8fCbf8
私も今度自炊やってみようかな…
402:Den_Cityの風流人 ID:D0nVR41N5
良いモノだよファイルネキ
さて…イッチの家庭事情が垣間見えたわけだが話を戻そうじゃないか
403:イトガミコマンドー ID:Rem1n670n
そうね…
私の相方が義手なんだけど、アレは半分生き物みたいなもんだからあまり参考にはならないわね
404:TO社開発部社員 ID:99DC1n7BX
え、義手なの?
405:イトガミコマンドー ID:Rem1n670n
右腕がね
しかもかなりの呪物だから、相方付喪神みたいな存在になってるし
406:アドステラの黒猫 ID:CFKN4G0
俺は…暇があればGガン世界に転生した人を探してみるよ
何か参考になるデータがあるかもしれない
407:TO社開発部社員 ID:99DC1n7BX
>>405
付喪神って、あの世界基準だとどうなの?
>>406
ありがとナスシャディクニキ!余り根詰めないでね!
408:米花町捜査ファイル ID:Df8fCbf8
あの~思ったんですけど
そう言う改造が上手い人に教えてもらうっていうのはどうでしょうか?
409:イトガミコマンドー ID:Rem1n670n
確かに、改造の専門家に頼むのが一番かも
>>407
付喪神の中でも強い方だから、あの世界じゃ中堅位よ
407:TO社開発部社員 ID:99DC1n7BX
改造か…ウチの弟はフレームまで弄らない、っていうか基本プレーヤーはコアボックスを弄るのが基本だし、フレームまで手を加えるガチ勢は中々いないからな…やっぱり先輩たちに聞いてみようかな?
408:Den_Cityの風流人 ID:D0nVR41N5
いやイッチ
もっといい方法があるぞ
改造の専門家に会い、なおかつイッチの要望に応え得る人物が
409:TO社開発部社員 ID:99DC1n7BX
そんなのあるの?
410:Den_Cityの風流人 ID:D0nVR41N5
そう
一人いるんだイッチ
ジプシー・デンジャーと同じバトルスタイルで戦うLBXをコレから作るであろう人物が…
411:TO社開発部社員 ID:99DC1n7BX
誰それ?コレから作るのその人
412:Den_Cityの風流人 ID:D0nVR41N5
名を────檜山蓮
ダンボール戦機のラスボスになる男さ
……と言うやり取りをした次の日、私はトキオシティに存在する喫茶「ブルーキャッツ」を訪れていた。
はっきり言おう、過去一緊張した。プレゼンなんて前世で何度もやったし、今世でも先輩たちが新製品コンペでやって来たのを見て学んでいる最中だが、今回の相手はラスボス(仮)らしいのだ。
檜山蓮、またの名をLEX。普段は喫茶店「ブルーキャッツ」の店長を務めているが、その裏にはいくつもの仮面を持つ男で、伝説のLBXプレーヤーLEXの顔もその一つだ。
言われて調べてみたけど凄い経歴だ。幼いころに父を亡くし、妹と生き別れ、以降父を死に追いやった者への復讐のために生きてきた人物。その過程で得た力なのだろう、LBX大会での功績が尋常じゃない。だというのにそれまでのパーソナルデータが調べられないときた、これは伝説扱いされるはずだ。スレ民たちの情報のお陰であらましが分かった位だ。
そして彼は2050年、18年の長い時を追い続けた仇敵であり、ダンボール戦機最初の敵である海藤義光をとうとうその手で撃ち殺すことに成功する。だが彼は知る、憎き海藤義光でさえ、世界の闇という氷山の一角に過ぎなかったことに。その闇は彼を更なる復讐へ駆り立て、海藤義光の計画を彼が設立した私設テロ組織イノベーターを乗っ取ることで、大量虐殺を計画。世界の闇を世界ごと壊そうと、主人公たちの前へラスボスとして立ちはだかる。
正直壮絶の一言だった。提供された情報だけでも筆舌に尽くし難い半生と、これから彼が起こす事件。その身を焼くことさえ厭わなかったほどの憎悪、それに比べれば私の理由のなんと矮小な事か。ブルーキャッツに入ろうとして、大分右往左往したほどだ。
でもやっぱり、これしかなかった。私はジプシー・デンジャーを作りたい、それ以上でも以下でも無くて。スレの後あれこれ考えて、檜山さんから何故作りたいのかを問われてもこれしか思い浮かばなかった。LBXの今後なんてのも即興で編み出したものだ。
私にはシャディクニキのように運命を変えたいという意志があるわけじゃない、ミュージシャンネキのように夢に向かってひた走る気持ちが強いわけじゃない。コマンドーネキのような力も、ファイルネキのような優しさも、猿原ニキのように博識という訳じゃない。
何の因果か、前世と言う記憶を持つ私。今世とは違う自分として生きて来た時間、どちらも私であって私じゃない。本来交わることのなかった二つの人生が、ジプシーと言うたった一体のロボットで繋がってしまった。もしあのレクリエーションでジプシーを描かなかったら、私は前世を思い出すことなくモブとして世界を生き続けていたのだろう。だがそうなれば前世の私はどうなる?逆に思い出すことなく生きただろう
要は怖いのだ、今生きている自分の、この指標を失うのが。
「ここは…」
「アングラビジダス…その会場として使われているところだ」
そうこう物思いに耽っているうちに階段を降り切っていたようだ。LEX、檜山さんがドアの先で笑みを浮かべる。スレで情報は集めたけど、やはり地下闘技場があった。4つの強化ダンボールに組み込まれたジオラマの中を、LBXが苛烈にぶつかり合っている。周囲にはプレーヤーたちが
目の前で繰り広げられる小さな乱闘、よりも周りの罵詈雑言に後ずさると、檜山さんが横から何かを渡してきた。どうやらCCMらしい、それを受け取ったことを確認した檜山さんは後ろを指さした。
「そこにLBXがある。今からお前には、ここで戦ってもらう」
「え?」
何を言っているんだ、示された先にはコアスケルトン状態のLBXが数台立っている。近くには大きな袋がドカッと乗っかっているが、中にはアーマーフレームらしき部品がちらほらと見受けられる。
…まさか、今から作れと?
「これまでにないLBXを想像しようというその意欲…本物かどうか、バトルで語れ!」
アレ?コレいきなりピンチでは!?
スレ民紹介
・イッチ
ジプシーを作る、という指標を決めた後でも前世との折り合いが付けられなくで内心うだうだ悩み中。そんな中スレ民の推薦でラスボスに会いに行くことになり、いきなりLBXバトルの予感!?
・アドステラの金髪、改め黒猫
まさかのクロスオーバー世界だったシャディクニキ。
ただでさえ難易度ハードだったのにルナティックに変化。しかし色々と抱え込んだ結果、エントリーを決断する。そこで出会う主人公のタヌキと、常勝無敗の男が彼の運命を変える…かもしれない。
| DGPルール1 |
|---|
| ドライバーとIDコアが届いたら、それはガンダムへの片道切符。もう後戻りはできない。 |
・戦姫絶唱ミュージシャン(仮)
幼馴染の頭の怪我に理由を知ったネキ。
ツヴァイウィングのライブ抽選に外れてしまったものの、会場が近くだった為最悪音漏れだけでもと会場に行ったところ、爆発の破片が頭に当たり気絶。彼自身は救急車に運ばれ手当を受けたが、付き添っていた父代わりの人は一人でも多くの人を助ける為会場に突入。遺品さえ残らず帰らぬ人になったらしい。
思わぬ形で原作に関わることになったことに驚きつつも、親代わりの人を無くした幼馴染を想い、しばらく彼の家に泊まることにした。
「も~4分休符みたいな傷つけちゃって…これ痕残るヤツじゃん。ヒロは寝てて、アタシご飯作るから…あ~ママ?アタシ暫くこっちに泊まるから…」
・米花町捜査ファイル
主人公が動く大きな糸口を作った人物その1。
改めて調べたらヒロインも在籍していなかったファイルネキ。時代が違うのか?と調査を進めると卒業生に親世代の人がいたため、とうとう主人公がいないパラレルワールドではないかと疑い始めたが…
「どうしよ…主人公たちは否四肢…スレでも役に立てないし…あれ、って…工藤、有希子さん?にしては…やつれてる?」
・イトガミコマンドー
ロリっ子教師の住むマンションでシェアハウス中のコマンドーネキ。
もうすぐ一学期が終わる頃でスレの後、気になったので相方に義手の仕組みを聞いてみた。
「よくよく考えたら、アンタの義手どうやって動いてるの?え、嘘知らないの?刀鍛冶以外は専門外?ダメでしょそれ」
・Den_Cityの風流人
主人公が動く大きな糸口を作った人物その2。
その人脈はスレのみならず、彼が生きている世界でも着々と構築されている。
「おやおやSOLの重役がいかなるようで…ブルーエンジェルとデュエルしてほしい?素直に様子が知りたいと言えばいいものをこのシスコンめ」