【推しの子】アイの死なないラブコメ:MEMちょルート 作:×××銀髪美少女エルフちゃん×××
あの後、無事有馬の言っていたドラマ、『今日あま』の撮影を終えた。…のだが、今度は鏑木に恋愛リアリティショーに出ないかと提案された。
さすがにリアリティショーとなると経験も無いため、持ち帰って検討するという事にした。
「——と言う事でルビー、出るべきか出ないべきか、どっちだ?」
「私に聞かれても…ママとかに聞けば良いじゃん」
「アイが自分の子供をエンタメとは言え恋愛するための場所に行かせると思うか?」
「…確かに……あっ、じゃあミヤコさんは?」
「聞いたが仕事中でな。自分で考えろと。」
「え〜じゃあ自分で考えなよ〜」
「それができたら聞いてない。」
「じゃあもう出たら〜?お兄ちゃんにも恋愛する時期が来たって事なんだよ〜?きっと〜」
「勝手な…まあ良いか、今思えば特に断る理由も無いしな。炎上にだけ気を付けていれば、それで良いか。」
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恋愛リアリティショーの出演を決めた数日後、ルビーがアイに報告をしていた。
「——てな感じで、お兄ちゃん、恋愛リアリティショーに出る事になったんだよ?」
「なんて事してんのよルビ〜!どうするの!アクアが誰か好きになって家族との時間を疎かにする子になっちゃったら〜!」
「大丈夫でしょ〜、お兄ちゃんマザコンのシスコンだし」
「わかんないじゃん!思春期の性格なんて山の天候並みに変わりやすいんだよ!?」
「平気だよ〜お兄ちゃん根っからのファンだし」
「うぅぅ…でもぉ」
「平気だって〜ママが身近に居るんだから理想相当上がってるよ?」
「ま、まぁ確かに…それもそうだよね!そう!私が身近に居るのにそこらの女児に発情するわけないもんね!」
「ママ…私も相当だけど言い方気を付けようね…」
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その後は有馬をアイドルにしたり色々な事があったが順調に進んでいった。
そして、今ガチ当日
「星野アクア、役者やってます。めっちゃ緊張するわ〜皆、よろしくね!」
これで良いはずだ。最近の若者ってこんな感じだろ?
遠くの方で『いや誰!!』などと言う叫びが聞こえた気がするが気のせいだろ。
「?」
参加者の一人、金髪の…MEMちょだったか、が驚いた顔をしている。どうしたんだ。
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あの後は説明があり、そのまま撮影をしている。
「ねぇ、あ、アクたん?」
「?…俺か、どうしたの?」
「い、いやあのさ、ちょっと話したいな〜って」
「良いよ?でもここじゃダメなの?」
「できれば二人で話したいんだけど…ダメ?」
「うん、良いよ?全然」
?…謎の寒気が…『は?死ね』とか言われたような気がする…
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「カメラないし、ここまでくる意味あった?」
「うん、ちょっとね、……アクたんはさ、覚えてる?多分アクたんだと思うんだけどさ、7年前に公園で落ち込んでた人に傘あげた記憶は…ある?」
「......あぁ。あるが…」
ん?少し待て、髪色も目の色も違うが、18歳にしてはあどけない童顔、頭頂から覗く地毛の色、ウィスカーパッドの様な口、おそらくアイロンで外巻きにしたのだろうが、元は内巻きの髪。共通点はある。だが、あり得ないだろ。
「嘘だろ?」
「あ、バレた?」
「いや、だってMEMちょ、君……18歳じゃないの?」
「あ」
そう、もし、万が一、いや巨数の彼方が一、MEMが同一人物だとして、もしそうなら…
「18は嘘だろ」
「うあぁぁぁやっちゃったあぁぁぁぁ!!」
当たった様だ。まじか。
「私の、私のトップシークレットがぁぁぁぁ」
「良くそれでバレなかったな、本当にシークレットなのか?」
「シークレットだよぉ昔からの知り合いとかしか知らないよぉ…あ、でも二年間女子高生でYouTuberやってたから勘づいてる人はいるかも」
何がシークレットなんだ。
「って違う!そんな事を言いたかったんじゃ無くて!あの時のやっぱりアクたんなんだよね!?」
「まぁそうだろうな」
「だからありがとって言いたかったの!」
「そうか。と言うか、なんでそんな外見にしたんだ?目の色も、髪色も変えて、」
「これは、まぁ、その...恥ずかしいんだけど、私アクたんに憧れてたんだよね。いろんな事を俯瞰出来るアクたんに。だから、アクたんに近づきたくて、形から入って、目の色も、髪色もアクたん意識したんだけど、何故か今はYouTuberやってる。なんでだろ。」
「知らん。と言うか、そんな理由だったんだな」
「そうだけどぉはっずかし〜もう戻るよアクたん!」
「ああ。分かった。」
今日はこの後何も動きは無く撮影が終わった。
帰ったらルビー、アイ、有馬に絞られた。